ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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お盆

おせわ、じゅう

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膝を抱えての開脚で身体を折り曲げていた俺は、会陰をバイブで刺激されて射精し、自分の顔と胸を汚した。雪兎は嬉々として撮影し、バイブを止めて目の周りだけを拭ってくれた。

「あははっ、顔どろっどろ。目入ってないよね?」

「はい……」

雪兎は俺の胸を鷲掴みにして左右に開いたり、下から持ち上げるようにして谷間を深くしたりと、胸筋の谷間に流れた精液で遊んだ。

「ふふ……ポチ、足開かなくてもいいからさ、これ持ってお膝抱えて」

「は、はい……」

何故かバイブを渡された。ただでさえ手袋のせいで物を掴みにくいのに、バイブと膝裏を同時に掴むことは難しく、俺は腕に足を引っ掛けてバイブを持つことにした。足は閉じてしまったが、雪兎はそれでいいと頷いている。

「うんうん、ポチの太腿は閉じてもいい……閉じた方がいいかもね」

雪兎の小さな手が太腿と太腿の隙間にねじ込まれる。敏感な内腿はもぞもぞと動く手をくすぐったく感じ、身体をくねらせた。

「んっ……」

「すっごいむっちむちだよねー、この太腿。お尻もだけどさ。僕がやらせてるんだけどさ、筋肉の付け方ってどう調整してるの?」

「筋トレ、でっ……部位を、調整して……」

「腹筋すれば腹筋が鍛えられるってことか。そっかぁ、じゃあポチは太腿とお尻ちょっと手抜いてくれてるんだ」

筋トレの手を抜いただけでは雪兎の望む「筋肉質ながら脂肪が乗った揉みごたえのある太腿と尻」という都合のいい身体は作れない。筋肉は維持しつつ、そこだけ脂肪を落とさない運動をするのだ。そこ以外の脂肪を落とす運動と言った方が正しいか。

「そんな、感じっ……です」

でもそんなこと雪兎に説明したって彼は理解する気すら起こさないだろう。

「なるほどぉ……逆に胸は力入れてるんだ」

「は、いっ」

胸筋を鍛える運動のほとんどは二の腕と同時だ。二の腕はあまり太くしたくない、似合う服が少なくなる。なので胸筋を鍛えた後に二の腕の筋肉が少し落ちるように──とは雪兎に言わない。

「ふふ……僕の知らないところで、僕の分からない努力してくれてるんだよね、君は。訓練だってそうだよ……君は僕のために強くなろうとしてくれてるんだ、僕を守るために……」

太腿の隙間から手を抜いた雪兎は、とうとう俺の尻肉に手を移した。会陰への刺激で腸壁は疼いている、腸液が染み出てきているはずだ。

「僕の命令を無視して雪風の言うことを聞いた訳じゃない、僕の命令を無視して僕のために雪風のアドバイスを利用したんだ。訓練は僕を守るためだし、料理修行は僕に料理を食べさせるため、雪風やおじいちゃんの手伝いしに行くのは僕が将来社長になった時に僕を手伝うため……」

真面目に話しているが、手では俺の尻肉を鷲掴みにして左右に引っ張り、後孔を拡げている。

「……君のやることなすこと全て、僕のため」

後孔にふぅっと息を吹きかけられ、膝を抱えたまま身体を跳ねさせる。

「…………ポチ、バイブ、さっき僕が当ててあげたところに自分で当てて、スイッチ入れて。早く僕に抱かれたいよね? すぐにお尻ほぐしてあげるから、その間そこで我慢してね」

左手で右腕を掴んで膝を抱えた体勢を維持し、右手で持ったバイブを会陰に押し当てる。大きな手袋のせいでスイッチを押せずにいると、雪兎がスイッチを入れてくれた。

「んぁあっ! ぁ、あっ、んんっ、ゃ、あぁあっ……!」

「誤魔化しはダメだよ。しっかりイきまくってね」

つぷ、と雪兎の指が後孔に挿入されていく。俺はこれから自分で会陰を責めさせられ、雪兎に後孔をほじくられ前立腺を弄ばれ、連続絶頂を強要されるのだ。想像するだけで下腹が熱く疼いた。
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