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お盆
おせわ、きゅう
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頭の後ろで手を組んでいたのに、仰け反って倒れていく際に手を前に突き出してバランスを取ろうとしてしまい、無防備な後頭部を床に打ち付けてしまった。無駄な無条件反射がなければ無事だったのに……無、多いな。
「ポ、ポチっ! ポチ!? 大丈夫!? なんで手動かしちゃったのバカぁ! 大丈夫!? あぁぐったりしちゃって可哀想に……!」
起き上がれないのも上手く話せないのも、絶頂の余韻に浸っているからだ。
「ユキ様……」
「待ってね、今お医者さん呼んであげるから!」
「だい、じょーぶ……れすっ、ユキ様ぁ……それより、もっとしてください……」
「何言ってんの、頭打ったのに……本当に平気なの?」
乳首にはまだ痺れるような余韻が残っているが、身体を起こすことは出来た。座り直して微笑むと内線を手に取っていた雪兎はそろそろと俺の方へ戻り、頭を撫でた。
「……大丈夫なんだね?」
「ええ」
「………………よかった」
頭をぎゅうっと抱き締められたが、ときめきと興奮があるばかりで後頭部の痛みなんて少しも感じなかった。
「続きしてくれますか?」
「仕方ないなぁ……頭打っちゃ嫌だし、ベッドの上でしよ。シーツは替えるから気にしないでいいよ」
「ありがとうございます」
躊躇いつつも雪兎に手を引かれては逆らえず、ベッドに仰向けに横たわった。全裸にされ、足を抱えるように言われ、膝の裏に腕を通した。
「どうせシーツ替えるんだし、今日はローションたっぷり使おうね。ポチも好きなだけ出していいよ~。色々と出すでしょ? ポチ」
「はい……これから何が起こるか想像するだけで、もう……出てしまいそうです」
膝を曲げた開脚は陰茎も陰嚢も後孔も全て見られる恥ずかしい体勢だ。雪兎は道具を漁っていて俺を見ていない、雪兎に見られていないのに恥ずかしい体勢でいるなんて情けない、惨めだ、興奮する。
「そうなの? ふふ、かーわいい。何想像してるのか詳しく聞きたいけど……今はそれよりも早く君の気持ちよさそうな顔が見たいよ」
「ひぅっ……!」
雪兎はローションのボトルをひっくり返し、俺の尻や股間をぐっしょりと濡らした。雑にかけただけだから肝心の後孔の中には入っていないように感じる。
「ユキ様……? 穴にはちゃんと塗り込んだ方がいいのでは……」
「後でね」
ヴヴヴ……と機械音が鳴り始める。雪兎の手に歪なバイブが見える。
「僕が今したいのはここだから」
震えているバイブが陰嚢と後孔の間、会陰部に押し当てられる。
「……っ、ぁああっ!」
足を抱える腕に力を込める。会陰に与えられる振動は前立腺に伝わり、強い快感を覚える。足をピンと伸ばして仰け反ってしまいそうになる身体を腕力と根性で必死に抑える。
「ここは外から前立腺を刺激出来るいい場所だもんね。気持ちいいでしょ?」
「は、いっ……ひぁあっ! ぁ、あぁっ、あぁああっ! ユキっ、ユキ様っ、しんどぉっ、さいしょっから、強しゅぎっ……ひ、ぃいっ!」
「焦らすのも普段はいいんだけどね、二十連勝カッコよかったからさぁ……ふふ、はやくポチが乱れるところ見たくって。カッコいいポチの情けないところ、見たいなぁ」
「あっ、ぁ、あぁあっ! は、ぁっ……! 俺もっ、見て欲しいれすぅっ!」
自分の強さを証明した後、その強さは雪兎に対しては何の役にも立たないのだと快楽と痛みで教えられたい。そう思うのは当然のことだろう。
「同じ気持ちで嬉しいよ。じゃあ、こんな何でもないところにバイブ当てられただけで出しちゃうようなとびきり情けないところ、見せてくれるかな?」
「ひゃいっ! みせましゅっ、しゅぐ見せますぅっ! イくっ、イく、イっ……くぅうぅんっ!」
会陰を歳下の少年にバイブで責められて射精する。それだけでも情けないのに、顔と胸を自身の白濁液で汚すという情けなさも晒してしまった。当然雪兎は喜び、撮影し、この情けなさは後に残ることになった。
「ポ、ポチっ! ポチ!? 大丈夫!? なんで手動かしちゃったのバカぁ! 大丈夫!? あぁぐったりしちゃって可哀想に……!」
起き上がれないのも上手く話せないのも、絶頂の余韻に浸っているからだ。
「ユキ様……」
「待ってね、今お医者さん呼んであげるから!」
「だい、じょーぶ……れすっ、ユキ様ぁ……それより、もっとしてください……」
「何言ってんの、頭打ったのに……本当に平気なの?」
乳首にはまだ痺れるような余韻が残っているが、身体を起こすことは出来た。座り直して微笑むと内線を手に取っていた雪兎はそろそろと俺の方へ戻り、頭を撫でた。
「……大丈夫なんだね?」
「ええ」
「………………よかった」
頭をぎゅうっと抱き締められたが、ときめきと興奮があるばかりで後頭部の痛みなんて少しも感じなかった。
「続きしてくれますか?」
「仕方ないなぁ……頭打っちゃ嫌だし、ベッドの上でしよ。シーツは替えるから気にしないでいいよ」
「ありがとうございます」
躊躇いつつも雪兎に手を引かれては逆らえず、ベッドに仰向けに横たわった。全裸にされ、足を抱えるように言われ、膝の裏に腕を通した。
「どうせシーツ替えるんだし、今日はローションたっぷり使おうね。ポチも好きなだけ出していいよ~。色々と出すでしょ? ポチ」
「はい……これから何が起こるか想像するだけで、もう……出てしまいそうです」
膝を曲げた開脚は陰茎も陰嚢も後孔も全て見られる恥ずかしい体勢だ。雪兎は道具を漁っていて俺を見ていない、雪兎に見られていないのに恥ずかしい体勢でいるなんて情けない、惨めだ、興奮する。
「そうなの? ふふ、かーわいい。何想像してるのか詳しく聞きたいけど……今はそれよりも早く君の気持ちよさそうな顔が見たいよ」
「ひぅっ……!」
雪兎はローションのボトルをひっくり返し、俺の尻や股間をぐっしょりと濡らした。雑にかけただけだから肝心の後孔の中には入っていないように感じる。
「ユキ様……? 穴にはちゃんと塗り込んだ方がいいのでは……」
「後でね」
ヴヴヴ……と機械音が鳴り始める。雪兎の手に歪なバイブが見える。
「僕が今したいのはここだから」
震えているバイブが陰嚢と後孔の間、会陰部に押し当てられる。
「……っ、ぁああっ!」
足を抱える腕に力を込める。会陰に与えられる振動は前立腺に伝わり、強い快感を覚える。足をピンと伸ばして仰け反ってしまいそうになる身体を腕力と根性で必死に抑える。
「ここは外から前立腺を刺激出来るいい場所だもんね。気持ちいいでしょ?」
「は、いっ……ひぁあっ! ぁ、あぁっ、あぁああっ! ユキっ、ユキ様っ、しんどぉっ、さいしょっから、強しゅぎっ……ひ、ぃいっ!」
「焦らすのも普段はいいんだけどね、二十連勝カッコよかったからさぁ……ふふ、はやくポチが乱れるところ見たくって。カッコいいポチの情けないところ、見たいなぁ」
「あっ、ぁ、あぁあっ! は、ぁっ……! 俺もっ、見て欲しいれすぅっ!」
自分の強さを証明した後、その強さは雪兎に対しては何の役にも立たないのだと快楽と痛みで教えられたい。そう思うのは当然のことだろう。
「同じ気持ちで嬉しいよ。じゃあ、こんな何でもないところにバイブ当てられただけで出しちゃうようなとびきり情けないところ、見せてくれるかな?」
「ひゃいっ! みせましゅっ、しゅぐ見せますぅっ! イくっ、イく、イっ……くぅうぅんっ!」
会陰を歳下の少年にバイブで責められて射精する。それだけでも情けないのに、顔と胸を自身の白濁液で汚すという情けなさも晒してしまった。当然雪兎は喜び、撮影し、この情けなさは後に残ることになった。
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