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郊外の一軒家
はっぴーはろうぃん、ろく
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俺の性感帯を網羅して玩具が仕込まれた着ぐるみは厚手かつ白い毛がもふもふしていて、とても暑い。快感に悶え発熱しているのもあって、熱い。
「んっ、ふ……んゔっ、んんん……」
「着心地どう?」
「んん……」
「ふふふっ、おっきいワンちゃん可愛い」
覗き穴は狭く、メッシュが貼られていて視界がグレーがかっている。雪兎の無邪気な笑顔をちゃんと見たいという欲望は無意識に彼の顔に顔を近付ける。
「わ、何?」
こつん、と犬の被り物の鼻先が雪兎の顔にぶつかる。
「もぉー……可愛いなぁ。玩具動かしてみよっか。全部個別に操作出来るからさ、見てよこれ、テレビのリモコンみたい」
雪兎は俺の目の前にリモコンを突き出す。テレビのリモコンのようなサイズだが、ボタンの多さはテレビのそれに勝る。
「どれがどれだっけ、説明書説明書……」
雪兎は俺のトランクケースから折り畳まれた紙を取り出して広げ、読みながらリモコンを操作した。
「……っ、んんっ!?」
陰茎を包んだ電動オナホが、後孔に挿入されたバイブが、喉まで挿さったディルドが、乳首を挟んだローターが、会陰にくい込んだローターが、腋や脇腹や臍など性感帯を的確に捉えたローターが、全て震える。
「ゔっ、んっ、ぉごっ、んぐっ、ゔっ……!」
「喉ごりごり苦しい? そんな感じの声だよね」
立っていられずその場に膝から崩れ落ちる。座ればディルドが更にくい込み、伏せれば乳首や臍などのローターがくい込むことは容易に予想が付く。四つん這いが最適解だろう。
「犬ポーズ? 可愛い。顔上げないと犬っぽくないよ」
被り物の犬のマズルを掴まれて顔を上げさせられ、首が曲がったことでディルドが喉をごりゅっと抉る。
「ぐゔぅっ!?」
「なっ、何? 大丈夫?」
苦痛に喘ぐ声は真に迫っていたようで雪兎を焦らせ、雪兎はすぐに玩具のスイッチを切り、着ぐるみのファスナーのロックを解いて被り物を外させた。
「んっ、ぐっ、ゔっ……ぁっ、はぁっ……はぁ……」
「こっちも脱いじゃお。大丈夫だよね?」
背中のファスナーが下ろされ、着ぐるみを脱ぐ。陰茎を電動オナホから抜くのと後孔からバイブを抜くのが同時に行われ、腰が抜けて全裸のまま床に倒れ込む。
「……っ、あぁあああっ!?」
「大丈夫? ポチぃ……大丈夫だよね? ねっ?」
雪兎の不安そうな声を聞いて、思考より先に身体が動いた。腕で上半身を持ち上げるも、下半身には全く力が入らない。
「わ、わわ……零れちゃう、危ない」
精液をたっぷり受け止めて外れかけていたコンドームが雪兎によって外され、口を結ばれる。
「……大丈夫? 大丈夫、だよね、ポチ……起きてる? し」
「は、い……ちょっと、気持ちよすぎただけ、です。腰が、抜けて……」
「いっぱい出してるもんね。たぷたぷ……」
雪兎は水風船のようになったコンドームを指でつついて弄んでいる。
「途中すごい声出してたけど、大丈夫だったの?」
「ディルドでちょっと喉ごりってなっただけですよ。喉にくい込んでたから大袈裟な声が出ちゃっただけで、大したことありません。いい感じに痛苦しくて気持ちよかったです」
「大丈夫ならいいんだけど……」
不安そうな雪兎の顔に頬擦りをする。下半身に力が入らず身体を支えられないため、上半身を支えている手は使えないのだ。
「……ふふっ、もう脱いだのにワンちゃんみたいなことするね」
「俺はどんな格好だって犬ですわん」
「そうだったね、ポチ……僕の可愛いワンちゃん。着ぐるみに不満はなかった?」
「わん」
肯定の返事をしながら頭を撫でる雪兎の手に甘える。
「僕だけの可愛いポチを他の人の目に晒したくなかったんだ。僕の望み通りのセクシーな体つきも、綺麗な褐色の肌も、一番素敵な目も……誰にも見せたくない」
「……わん」
「その優しい声もね。みんなどうせ日本語なんて分からないだろうけどさ、僕以外とお話して欲しくないから話せないようにしちゃった。嫌だった?」
頭を横に振り、雪兎の膝に頭を預ける。
「…………大好きだよ、ポチ」
着ぐるみを着ただけなのに身体が酷く重だるい、何度も絶頂したからだろう。このまま雪兎の膝で眠ってしまおう。
「んっ、ふ……んゔっ、んんん……」
「着心地どう?」
「んん……」
「ふふふっ、おっきいワンちゃん可愛い」
覗き穴は狭く、メッシュが貼られていて視界がグレーがかっている。雪兎の無邪気な笑顔をちゃんと見たいという欲望は無意識に彼の顔に顔を近付ける。
「わ、何?」
こつん、と犬の被り物の鼻先が雪兎の顔にぶつかる。
「もぉー……可愛いなぁ。玩具動かしてみよっか。全部個別に操作出来るからさ、見てよこれ、テレビのリモコンみたい」
雪兎は俺の目の前にリモコンを突き出す。テレビのリモコンのようなサイズだが、ボタンの多さはテレビのそれに勝る。
「どれがどれだっけ、説明書説明書……」
雪兎は俺のトランクケースから折り畳まれた紙を取り出して広げ、読みながらリモコンを操作した。
「……っ、んんっ!?」
陰茎を包んだ電動オナホが、後孔に挿入されたバイブが、喉まで挿さったディルドが、乳首を挟んだローターが、会陰にくい込んだローターが、腋や脇腹や臍など性感帯を的確に捉えたローターが、全て震える。
「ゔっ、んっ、ぉごっ、んぐっ、ゔっ……!」
「喉ごりごり苦しい? そんな感じの声だよね」
立っていられずその場に膝から崩れ落ちる。座ればディルドが更にくい込み、伏せれば乳首や臍などのローターがくい込むことは容易に予想が付く。四つん這いが最適解だろう。
「犬ポーズ? 可愛い。顔上げないと犬っぽくないよ」
被り物の犬のマズルを掴まれて顔を上げさせられ、首が曲がったことでディルドが喉をごりゅっと抉る。
「ぐゔぅっ!?」
「なっ、何? 大丈夫?」
苦痛に喘ぐ声は真に迫っていたようで雪兎を焦らせ、雪兎はすぐに玩具のスイッチを切り、着ぐるみのファスナーのロックを解いて被り物を外させた。
「んっ、ぐっ、ゔっ……ぁっ、はぁっ……はぁ……」
「こっちも脱いじゃお。大丈夫だよね?」
背中のファスナーが下ろされ、着ぐるみを脱ぐ。陰茎を電動オナホから抜くのと後孔からバイブを抜くのが同時に行われ、腰が抜けて全裸のまま床に倒れ込む。
「……っ、あぁあああっ!?」
「大丈夫? ポチぃ……大丈夫だよね? ねっ?」
雪兎の不安そうな声を聞いて、思考より先に身体が動いた。腕で上半身を持ち上げるも、下半身には全く力が入らない。
「わ、わわ……零れちゃう、危ない」
精液をたっぷり受け止めて外れかけていたコンドームが雪兎によって外され、口を結ばれる。
「……大丈夫? 大丈夫、だよね、ポチ……起きてる? し」
「は、い……ちょっと、気持ちよすぎただけ、です。腰が、抜けて……」
「いっぱい出してるもんね。たぷたぷ……」
雪兎は水風船のようになったコンドームを指でつついて弄んでいる。
「途中すごい声出してたけど、大丈夫だったの?」
「ディルドでちょっと喉ごりってなっただけですよ。喉にくい込んでたから大袈裟な声が出ちゃっただけで、大したことありません。いい感じに痛苦しくて気持ちよかったです」
「大丈夫ならいいんだけど……」
不安そうな雪兎の顔に頬擦りをする。下半身に力が入らず身体を支えられないため、上半身を支えている手は使えないのだ。
「……ふふっ、もう脱いだのにワンちゃんみたいなことするね」
「俺はどんな格好だって犬ですわん」
「そうだったね、ポチ……僕の可愛いワンちゃん。着ぐるみに不満はなかった?」
「わん」
肯定の返事をしながら頭を撫でる雪兎の手に甘える。
「僕だけの可愛いポチを他の人の目に晒したくなかったんだ。僕の望み通りのセクシーな体つきも、綺麗な褐色の肌も、一番素敵な目も……誰にも見せたくない」
「……わん」
「その優しい声もね。みんなどうせ日本語なんて分からないだろうけどさ、僕以外とお話して欲しくないから話せないようにしちゃった。嫌だった?」
頭を横に振り、雪兎の膝に頭を預ける。
「…………大好きだよ、ポチ」
着ぐるみを着ただけなのに身体が酷く重だるい、何度も絶頂したからだろう。このまま雪兎の膝で眠ってしまおう。
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