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【第八話】霊子との別れ
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皆との話し合いの後、一平との帰り道はどんよりとした空気に包まれていた。
ミイコ
「皆、霊子の事言いたい放題だったね」
一平
「うん、でも僕は霊子は悪い子じゃないって信じてるよ」
ミイコ
「うん、そうだね」
一平
「霊子がいなかったら僕はまだ隼人達にイジメられ続けていたかもしれない」
ミイコ
「私はこうして一平とも仲良くなる事はなかっただろうし、このクラスで気の合う友達なんて出来なかっただろうな」
一平
「霊子の事、どうなるんだろう」
ミイコ
「うん・・・」
そして翌朝の放課後、霊子について先生も交えて話し合いが行われる事になった。
教室には霊子がいるので、別室で皆を集めて先生が話し始めた。
林先生
「えー、霊子さんの事だけど・・・先生は霊子さんは大切なクラスの一員だと思ってる。だからこれからも皆で仲良くやっていってほしいな」
エリカ
「先生、霊子の事全然分かってないよ!私は霊子にカバンを荒らされて嫌がらせされたんだよ」
林先生
「霊子さんがそんな事を!?」
悪ガキ連中
「先生、隼人の事故も霊子の仕業かもしれない」
林先生
「霊子さんが何故そんな事をするんだ?」
悪ガキ連中
「霊子は一平をイジメてた隼人を嫌ってたんだ」
エリカ
「私は霊子と仲良くしてたのに、私が勉強もスポーツも何でも出来るから、嫉妬してそれで嫌がらせされたのかも」
(仲良くなんてしてなかったのにエリカは嘘ばっかり)
林先生
「先生は霊子さんがそんな事をするなんてとても思えないけど、仲の良かったミイコさんと一平君はどう思う?」
ミイコ
「霊子は絶対にそんな事はしてない!私は霊子の事を信じてる」
一平
「僕も同じ気持ちです」
エリカ
「先生、ずっとビクビクして学校生活を送るのは私は嫌!それにもうすぐ文化祭があるのに、こんな気分のままでは安心してダンス出来ないよ」
林先生
「う~ん・・・」
女子生徒達
「嫌がらせする幽霊なんて怖い」「楽しい文化祭にしたい」「先生どうにかして」
男子生徒達
「嫌われたら嫌がらせされるよ」「幽霊なんていないほうがいい」
健太
「俺は霊子がいる学校生活面白かったけどな」
ミイコ
「私も楽しかったよ」
一平
「僕もだよ」
生徒達
「先生、どうするか決めて下さい!!!」
そして林先生は悩みに悩んだ結果、生徒達の安全を考え、後日お祓いをする事になった。
皆が帰った後、ミイコと一平は落胆してその場から動く事が出来なかった。
ミイコはこの事を霊子に話すべきなのか、黙っておくべきなのか考えていた。
一方、一平は霊子の事を守れなかった事を悔やんでいた。
そんな時、林先生に呼び止められた。
林先生
「ミイコさん、一平君ごめんな。先生は、もしもの事を考えてそうするしかなかったんだ。生徒達を守るのが先生の役目だからな。でも霊子さんの事は守れなかった、本当に残念だよ」
ミイコ・一平
「・・・うん」
そしてミイコと一平は霊子の元へ向かった。
霊子の席に行くと一平は泣き出した。
一平
「霊子、ごめん守れなかった・・・」
ミイコ
「私もごめん・・・」
私と一平は、ごめんと言うのが精一杯でお祓いの事は霊子に言えなかった。
霊子はコクリとうなずき、ただ微笑むだけだった。
そして翌朝、教室に行くと霊子の姿がなかった。
(あれ?お祓いはまだ先のはずだけど霊子は?)
一平は席に着くと隣の霊子の席を見て、霊子がいない事に気付いた。
霊子は一平が来ると、鉛筆やハンカチなどをゆらゆらさせて、おはようの挨拶をするのが日課になっていた。
しかし、今日は机に置いてある鉛筆はピクリとも動かないまま。
一平が私の方を向き不安そうな顔をしている。
私は霊子がいない事を頭を振って知らせた。
林先生が一人一人出席を取り始めた。
そして霊子の番になり、鉛筆が動かない事に気付いた。
林先生
「霊子さん、返事して?」
ミイコ
「霊子はいないよ」
生徒達がザワザワしている。
林先生
「霊子さんは欠席?ミイコさん一平君、何か聞いてる?」
ミイコ・一平
「何も聞いてません」
他の生徒達も皆、霊子が何故いないのか分からないみたいだった。
そして次の日もまた次の日も霊子が教室に来る事はなくなった。
もしかして霊子はこの前の私と一平の「ごめん」と言う言葉で、ただならぬ雰囲気を感じ取り、自ら姿を消したのかもしれない。
さようならもしないまま霊子はいなくなった。
ミイコ
「皆、霊子の事言いたい放題だったね」
一平
「うん、でも僕は霊子は悪い子じゃないって信じてるよ」
ミイコ
「うん、そうだね」
一平
「霊子がいなかったら僕はまだ隼人達にイジメられ続けていたかもしれない」
ミイコ
「私はこうして一平とも仲良くなる事はなかっただろうし、このクラスで気の合う友達なんて出来なかっただろうな」
一平
「霊子の事、どうなるんだろう」
ミイコ
「うん・・・」
そして翌朝の放課後、霊子について先生も交えて話し合いが行われる事になった。
教室には霊子がいるので、別室で皆を集めて先生が話し始めた。
林先生
「えー、霊子さんの事だけど・・・先生は霊子さんは大切なクラスの一員だと思ってる。だからこれからも皆で仲良くやっていってほしいな」
エリカ
「先生、霊子の事全然分かってないよ!私は霊子にカバンを荒らされて嫌がらせされたんだよ」
林先生
「霊子さんがそんな事を!?」
悪ガキ連中
「先生、隼人の事故も霊子の仕業かもしれない」
林先生
「霊子さんが何故そんな事をするんだ?」
悪ガキ連中
「霊子は一平をイジメてた隼人を嫌ってたんだ」
エリカ
「私は霊子と仲良くしてたのに、私が勉強もスポーツも何でも出来るから、嫉妬してそれで嫌がらせされたのかも」
(仲良くなんてしてなかったのにエリカは嘘ばっかり)
林先生
「先生は霊子さんがそんな事をするなんてとても思えないけど、仲の良かったミイコさんと一平君はどう思う?」
ミイコ
「霊子は絶対にそんな事はしてない!私は霊子の事を信じてる」
一平
「僕も同じ気持ちです」
エリカ
「先生、ずっとビクビクして学校生活を送るのは私は嫌!それにもうすぐ文化祭があるのに、こんな気分のままでは安心してダンス出来ないよ」
林先生
「う~ん・・・」
女子生徒達
「嫌がらせする幽霊なんて怖い」「楽しい文化祭にしたい」「先生どうにかして」
男子生徒達
「嫌われたら嫌がらせされるよ」「幽霊なんていないほうがいい」
健太
「俺は霊子がいる学校生活面白かったけどな」
ミイコ
「私も楽しかったよ」
一平
「僕もだよ」
生徒達
「先生、どうするか決めて下さい!!!」
そして林先生は悩みに悩んだ結果、生徒達の安全を考え、後日お祓いをする事になった。
皆が帰った後、ミイコと一平は落胆してその場から動く事が出来なかった。
ミイコはこの事を霊子に話すべきなのか、黙っておくべきなのか考えていた。
一方、一平は霊子の事を守れなかった事を悔やんでいた。
そんな時、林先生に呼び止められた。
林先生
「ミイコさん、一平君ごめんな。先生は、もしもの事を考えてそうするしかなかったんだ。生徒達を守るのが先生の役目だからな。でも霊子さんの事は守れなかった、本当に残念だよ」
ミイコ・一平
「・・・うん」
そしてミイコと一平は霊子の元へ向かった。
霊子の席に行くと一平は泣き出した。
一平
「霊子、ごめん守れなかった・・・」
ミイコ
「私もごめん・・・」
私と一平は、ごめんと言うのが精一杯でお祓いの事は霊子に言えなかった。
霊子はコクリとうなずき、ただ微笑むだけだった。
そして翌朝、教室に行くと霊子の姿がなかった。
(あれ?お祓いはまだ先のはずだけど霊子は?)
一平は席に着くと隣の霊子の席を見て、霊子がいない事に気付いた。
霊子は一平が来ると、鉛筆やハンカチなどをゆらゆらさせて、おはようの挨拶をするのが日課になっていた。
しかし、今日は机に置いてある鉛筆はピクリとも動かないまま。
一平が私の方を向き不安そうな顔をしている。
私は霊子がいない事を頭を振って知らせた。
林先生が一人一人出席を取り始めた。
そして霊子の番になり、鉛筆が動かない事に気付いた。
林先生
「霊子さん、返事して?」
ミイコ
「霊子はいないよ」
生徒達がザワザワしている。
林先生
「霊子さんは欠席?ミイコさん一平君、何か聞いてる?」
ミイコ・一平
「何も聞いてません」
他の生徒達も皆、霊子が何故いないのか分からないみたいだった。
そして次の日もまた次の日も霊子が教室に来る事はなくなった。
もしかして霊子はこの前の私と一平の「ごめん」と言う言葉で、ただならぬ雰囲気を感じ取り、自ら姿を消したのかもしれない。
さようならもしないまま霊子はいなくなった。
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