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83 悩める母親
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文官が俺のスケジュールを書き込んだ書類を見ながら問いかけてきた。
「子爵様、持参金の土地の視察はいつ頃なさるのですか?」
「あー、砦に騎士や兵士が更に増えてからの予定だ」
正確にはユージーン待ちだ。
一緒に行きたいから。
「かしこまりました」
そして俺は騎士と兵士用宿舎二棟をミゲールに見せる為、砦の見取り図を片手に外に出て、ミゲールを呼び出した。
「ミゲール、ここの宿舎の内部拡張をお願いできるかな?」
『いいよー』
ミゲールが一つ返事をした後に、宿舎の上にふわふわと浮かび上がると、体全体を光らせ、そして建物全体にキラキラした光を放ち、そして二棟ともが光に包まれた。
「おお……何か光ってる……!」
『できたー』
「え!? もう!?」
俺は急いで扉を開けて中に入ると、確かに内部が広くなっていた。これで後はベッドや棚や家具を増やせば契約した騎士や傭兵達もしばらくしたらこちらに移って来れる。
「おお、すごい、ありがとうミゲール!」
『うん、でも疲れたから精霊界で寝てくる、またね~』
どうやらこの能力使用は疲れるらしく、ミゲールはすぐさま姿を消した。
そうか、普段は精霊界ってとこにいるのか。
そのまま俺が秋のぽかぽか日差しの下、お昼の時間が近いなと思いつつも砦の中を見て回っていると、
「こえ、キライ! まずい!」
そんな子供の声が聞こえた。声の主は女児だ。
母親が作った野菜炒めが気に入らないらしい。
おそらく兵士の妻らしき女性は困ったような、悲しげな顔をしてる。
あれ? 前にもほうれん草のせいでこんな光景を見た気がするな……。
でも料理を出してくれるお母さんがいるだけでも幸せなんだぞと内心密かに思いつつ、思わず口を挟んだ。
「お母さんはあるもので頑張って料理を作ってるんだから、まずいとかいう言い方をしたら悲しくなるよ。せめて言い方を変えて、これはどういうところが口に合わないとか、わかるように言ってあげような?」
「これ……くちにあわない」
子供はなすをフォークで避けている。
「そうそう、それでなんで口に合わない?」
「グチュってしててなんか、へん」
「なすが苦手な子供多いよなぁ」
食感の問題か?
「あと、これにがい」
子供は今度は緑のピーマンを皿の端に追いやっている。
「ピーマンは確かにねー、でも栄養があるんだよ」
「にがい……」
「じゃあ、その料理全部頑張って食べたらデザートにプリンあげるよ」
「プリン?」
「甘くて美味しいやつ」
「うう~」
「諦める? うちのプリン最高なのに?」
「あう……たべゆ」
意を決して野菜を食べる子供。でもやはりまずいのか、泣いてる。
「えらい! よく頑張った!」
「プリン……」
「はい、あげるよ、夕方に食堂まで取りに来てな。作って置くよう言っておくから」
「いまじゃないのー?」
子供はがっかりして泣いてる。しまったな。
「ごめんごめん、今はクッキーならあるから、じゃあこれ、プリンまでのつなぎ」
魔法の布から市場で買ってきたクッキーをあげた。
「クッキー!!」
「子爵領様、申し訳ありません……」
母親がすまなそうにしてる。
「いいんだよ、クッキーはまだあるし、ところでなんで外で食べてるんだ?」
「申し訳ありません、家の中より外の方が明るいので」
「あー、確かに薄暗い部屋で食べるよりは外の方が、気持ちいいのか」
ロウソクの明かりはロマンチックだが、LEDライトのようには明るくないからな。
天井に明かり取りの窓でも作ればよかったけど、強いガラスか何かがないと厳しいからなぁ。
などと考えていたら、錬金術師のところから注文していた米の為の精米機を使いの者が届けてくれた。
ついに来た!!
俺は忘れないうちに近くにいるメイドに夕食用にプリンをと、厨房への伝言を頼んだ。
そして真新しい精米機を前にワクワクしながらあらかじめ用意していた精米用の個室で精米を終わらせてから、執務室へ一旦戻り、今何が食べたいか文官達に訊くことにした。
「冬が来ると新鮮な野菜がほぼ無くなるので、野菜でしょうか?」
そういや冬が来るとビニールハウスのなどない世界だと、魔法の収納を持たない平民は新鮮な野菜が食べられなくなるから、あの母親も今のうちに野菜炒めなどで食べさせたかったのかな?
じゃあ俺は新鮮野菜をできるだけ魔法の布に収納しといて、野菜を使って甘酢あんかけでも作るか。
白身魚の上にでもかけたら子供でも美味しく野菜が食べられるのでは? と、思う。
秋の夕暮れ時。
俺は厨房に立ち入って、料理人には米炊きを頼み、白身魚のフライに野菜入りの甘酢あんかけを作ることにした。
厨房にあるテーブルの上には今だ色褪せぬ野菜たちが鮮やかな彩りを添えて籠の中にて鎮座している。
俺は新鮮な野菜を手に取り、水で洗って次に包丁を手に取り、細切りにする。
使う野菜はにんじん、パプリカ、そして玉ねぎであり、それらは甘酢あんかけのベースを作るためのものだ。
フライ用の白身魚は料理人に下処理を済ませてもらい、俺は魚の身を揚げるための衣を作る。
小麦粉に卵を加え、塩と胡椒で味を調えながら、サクサクとした衣を作り上げる。
そこに白身魚の切身を浸してから、熱い油に入れ、きれいなきつね色になるまで揚げる。
揚げ油の香ばしい匂いが立ち上り、周囲に広がって、厨房にいる者達の鼻腔をくすぐった。
そして忘れてはいけない、甘酢あんかけのためのソースを作る。
鍋に醤油、酢、砂糖を加え、火にかけて煮立たせ、砂糖が完全に溶け、水溶き片栗粉を追加し、甘酸っぱい香りが立ち込めるまで待つ。
そして予め切っておいた野菜たちを加え、あんが絡み合うように混ぜる。
フライも揚がり、ソースがとろりとした状態になってきた。
器にフライを盛り付け、その上に野菜入りの甘酢あんかけソースをたっぷりかけると、なんとも
美味しそうにできた!
そして炊けた白米も添える。完璧!
「あ、デザートのプリンは?」
「できています」
「よし!」
「子爵様、持参金の土地の視察はいつ頃なさるのですか?」
「あー、砦に騎士や兵士が更に増えてからの予定だ」
正確にはユージーン待ちだ。
一緒に行きたいから。
「かしこまりました」
そして俺は騎士と兵士用宿舎二棟をミゲールに見せる為、砦の見取り図を片手に外に出て、ミゲールを呼び出した。
「ミゲール、ここの宿舎の内部拡張をお願いできるかな?」
『いいよー』
ミゲールが一つ返事をした後に、宿舎の上にふわふわと浮かび上がると、体全体を光らせ、そして建物全体にキラキラした光を放ち、そして二棟ともが光に包まれた。
「おお……何か光ってる……!」
『できたー』
「え!? もう!?」
俺は急いで扉を開けて中に入ると、確かに内部が広くなっていた。これで後はベッドや棚や家具を増やせば契約した騎士や傭兵達もしばらくしたらこちらに移って来れる。
「おお、すごい、ありがとうミゲール!」
『うん、でも疲れたから精霊界で寝てくる、またね~』
どうやらこの能力使用は疲れるらしく、ミゲールはすぐさま姿を消した。
そうか、普段は精霊界ってとこにいるのか。
そのまま俺が秋のぽかぽか日差しの下、お昼の時間が近いなと思いつつも砦の中を見て回っていると、
「こえ、キライ! まずい!」
そんな子供の声が聞こえた。声の主は女児だ。
母親が作った野菜炒めが気に入らないらしい。
おそらく兵士の妻らしき女性は困ったような、悲しげな顔をしてる。
あれ? 前にもほうれん草のせいでこんな光景を見た気がするな……。
でも料理を出してくれるお母さんがいるだけでも幸せなんだぞと内心密かに思いつつ、思わず口を挟んだ。
「お母さんはあるもので頑張って料理を作ってるんだから、まずいとかいう言い方をしたら悲しくなるよ。せめて言い方を変えて、これはどういうところが口に合わないとか、わかるように言ってあげような?」
「これ……くちにあわない」
子供はなすをフォークで避けている。
「そうそう、それでなんで口に合わない?」
「グチュってしててなんか、へん」
「なすが苦手な子供多いよなぁ」
食感の問題か?
「あと、これにがい」
子供は今度は緑のピーマンを皿の端に追いやっている。
「ピーマンは確かにねー、でも栄養があるんだよ」
「にがい……」
「じゃあ、その料理全部頑張って食べたらデザートにプリンあげるよ」
「プリン?」
「甘くて美味しいやつ」
「うう~」
「諦める? うちのプリン最高なのに?」
「あう……たべゆ」
意を決して野菜を食べる子供。でもやはりまずいのか、泣いてる。
「えらい! よく頑張った!」
「プリン……」
「はい、あげるよ、夕方に食堂まで取りに来てな。作って置くよう言っておくから」
「いまじゃないのー?」
子供はがっかりして泣いてる。しまったな。
「ごめんごめん、今はクッキーならあるから、じゃあこれ、プリンまでのつなぎ」
魔法の布から市場で買ってきたクッキーをあげた。
「クッキー!!」
「子爵領様、申し訳ありません……」
母親がすまなそうにしてる。
「いいんだよ、クッキーはまだあるし、ところでなんで外で食べてるんだ?」
「申し訳ありません、家の中より外の方が明るいので」
「あー、確かに薄暗い部屋で食べるよりは外の方が、気持ちいいのか」
ロウソクの明かりはロマンチックだが、LEDライトのようには明るくないからな。
天井に明かり取りの窓でも作ればよかったけど、強いガラスか何かがないと厳しいからなぁ。
などと考えていたら、錬金術師のところから注文していた米の為の精米機を使いの者が届けてくれた。
ついに来た!!
俺は忘れないうちに近くにいるメイドに夕食用にプリンをと、厨房への伝言を頼んだ。
そして真新しい精米機を前にワクワクしながらあらかじめ用意していた精米用の個室で精米を終わらせてから、執務室へ一旦戻り、今何が食べたいか文官達に訊くことにした。
「冬が来ると新鮮な野菜がほぼ無くなるので、野菜でしょうか?」
そういや冬が来るとビニールハウスのなどない世界だと、魔法の収納を持たない平民は新鮮な野菜が食べられなくなるから、あの母親も今のうちに野菜炒めなどで食べさせたかったのかな?
じゃあ俺は新鮮野菜をできるだけ魔法の布に収納しといて、野菜を使って甘酢あんかけでも作るか。
白身魚の上にでもかけたら子供でも美味しく野菜が食べられるのでは? と、思う。
秋の夕暮れ時。
俺は厨房に立ち入って、料理人には米炊きを頼み、白身魚のフライに野菜入りの甘酢あんかけを作ることにした。
厨房にあるテーブルの上には今だ色褪せぬ野菜たちが鮮やかな彩りを添えて籠の中にて鎮座している。
俺は新鮮な野菜を手に取り、水で洗って次に包丁を手に取り、細切りにする。
使う野菜はにんじん、パプリカ、そして玉ねぎであり、それらは甘酢あんかけのベースを作るためのものだ。
フライ用の白身魚は料理人に下処理を済ませてもらい、俺は魚の身を揚げるための衣を作る。
小麦粉に卵を加え、塩と胡椒で味を調えながら、サクサクとした衣を作り上げる。
そこに白身魚の切身を浸してから、熱い油に入れ、きれいなきつね色になるまで揚げる。
揚げ油の香ばしい匂いが立ち上り、周囲に広がって、厨房にいる者達の鼻腔をくすぐった。
そして忘れてはいけない、甘酢あんかけのためのソースを作る。
鍋に醤油、酢、砂糖を加え、火にかけて煮立たせ、砂糖が完全に溶け、水溶き片栗粉を追加し、甘酸っぱい香りが立ち込めるまで待つ。
そして予め切っておいた野菜たちを加え、あんが絡み合うように混ぜる。
フライも揚がり、ソースがとろりとした状態になってきた。
器にフライを盛り付け、その上に野菜入りの甘酢あんかけソースをたっぷりかけると、なんとも
美味しそうにできた!
そして炊けた白米も添える。完璧!
「あ、デザートのプリンは?」
「できています」
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