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美味しい誘惑。
さて、私の方にもレベルアップによる特別な、何かが入荷しているかな?
「紙と鉛筆と消しゴム! お絵描き好きは紙の高さが辛かったから、オタク的にこれは嬉しい!」
「いいじゃん! おめでとうカナデっち!」
「手紙にも使えるから良かったな!」
「うん!」
「あ! 俺の方はトイレットペーパーとティッシュだ!」
何ですって!?
おお神よ!! 感謝します!
「買える限界まで買って!」
「おう!」
「やったね! 文明人として葉っぱで拭くのは辛いもんね!」
「あ!」
「何だ、どうしたカナデ?」
「何と肉まんが安い!」
「食べたい!」
「食いたい! 俺のショップの方に……蒸し器……あ!
フライパンでできるフタみたいな形のやつが1700円くらいである!
これ買うから、肉まん買ってくれ!」
「分かった、買うわ! あ! サツマイモも安い!」
「それも食べたい」
「サヤも。落ち葉集めて焼き芋しようよ」
「うん、じゃあこっちも買うね」
*
早速届いた商品をチェック。
どうやらステンレス製だ。
「フライパン用蒸し調理プレートかあ、これお手軽で嵩張らなくていいね」
「へー、サヤは日本じゃマグカップの上に乗せて、マグの中には1センチくらいの水入れてレンチンで肉まん食べてたよ」
「マグカップとレンチンで……紗耶香ちゃん、賢いね。
うちには普通にセイロがあったけど、出すのに決心がいる大きさだった」
「サヤのアイデアじゃなくて、友達の家で教えてもらったやり方だよ。ちな、下の紙剥がさずレンチンだよ」
「まあこっちレンジ無いから試せないけど……」
オーブンはあるんだけどね。
「ああ、ちょっと残念だが、プレート買えたし、まあいいか」
早速ゲットしたばかりの蒸し調理プレートとフライパンを使って、コウタが肉まんを四人分作った。
被せていた蓋を取るとめっちゃ美味しそうに湯気が立つ。
「ふっくらほかほか! やっぱ肉まん美味しーよね~~」
「コータと紗耶香ちゃんはピザマンとあんまんと肉まん、どれが一番好き?
私は肉まん」
「俺も肉まん」
「うーん、どれも好きで選ぶの難しいけどぉ、やっぱ肉まんかな」
「皆肉まんか。ライ君、どう? それ美味しい?」
「ハイ、外側は柔らかくて中のお肉も美味しいデス」
「焼き芋は明日のお楽しみみしよ」
「なんなら森で落ち葉集めて焼く? あ、でも敵に見つかるか」
「逆に考えるんだ、誘きだす」
「ええ、マジデ?」
「凄い緊張感で焼き芋を食べる事になるよ」
「探す手間が省ける」
ずいぶん強気だ。
せめてラルフさんかリックさんがいる時ならいいけど。
まあライ君がいるから前よりはマシかもだけど。
大丈夫かな?
ちょっと心配になりつつも、女子組は翌日市場に仕事に行った。
レースをいい値段で売りたいから、リックさんを待つけど、来るかな?
来ない場合は直接ソフィアナお嬢様の所に行く。
しばらくしたらリックさんが来てくれた。
串焼きとハンバーガーを売って、レースの事を相談した。
「たまたまとっても綺麗なレースを入手したので、貴族のお嬢様に買っていただきたくて、継続入荷は無理ですけど、本当に素敵なんで」
「へえ、レースか、男の俺にはよく分からないし、直接ソフィアナ様のとこに行ったらどうだ?
鳩を使って手紙だけ出しておく。貴族ってのは会うのに通常は予約がいるからな」
鳩だって! レトロ可愛い通信手段!
「分かりました。じゃあお願いします」
「ねー、リックさん、鳩を持ってるんですかぁ?」
紗耶香ちゃんが興味深々だ。
「ギルド所属の魔法師が使ってる優秀な鳩なんだ。これからギルドに寄るし、ちょうどいい」
「へー、ギルドってお抱え伝書鳩がいるんだ。面白~~」
「じゃあ。またソフィアナ様から連絡きたら折り返す、鳩がそっちに行くかもしれん」
「わー、うちに鳩が来るんだ!? 楽しみ!」
紗耶香ちゃんが喜んでる。私も伝書鳩なんて初なので何気に楽しみ!
「鳩が手紙届けに来るなんて可愛いし、なんか嬉しいね」
私もつい、ウキウキしながらそう言ったんだけど、
「鳩に期待してるなら、俺が直接知らせに来たらガッカリしそうだな?」
あらら。
「え~~そんな事ないですよ!
今度の森行き修行もラルフさんかリックさんが予定がつくなら、一緒に来て欲しいですし、その時は焼き芋食いつつ敵を誘き寄せようかとか思っていたんで~」
私はフォローを入れておいた。
「焼き芋?」
「ええ、甘くて美味しい芋です」
「それは……気になるな。甘くて美味しい芋か……」
「紙と鉛筆と消しゴム! お絵描き好きは紙の高さが辛かったから、オタク的にこれは嬉しい!」
「いいじゃん! おめでとうカナデっち!」
「手紙にも使えるから良かったな!」
「うん!」
「あ! 俺の方はトイレットペーパーとティッシュだ!」
何ですって!?
おお神よ!! 感謝します!
「買える限界まで買って!」
「おう!」
「やったね! 文明人として葉っぱで拭くのは辛いもんね!」
「あ!」
「何だ、どうしたカナデ?」
「何と肉まんが安い!」
「食べたい!」
「食いたい! 俺のショップの方に……蒸し器……あ!
フライパンでできるフタみたいな形のやつが1700円くらいである!
これ買うから、肉まん買ってくれ!」
「分かった、買うわ! あ! サツマイモも安い!」
「それも食べたい」
「サヤも。落ち葉集めて焼き芋しようよ」
「うん、じゃあこっちも買うね」
*
早速届いた商品をチェック。
どうやらステンレス製だ。
「フライパン用蒸し調理プレートかあ、これお手軽で嵩張らなくていいね」
「へー、サヤは日本じゃマグカップの上に乗せて、マグの中には1センチくらいの水入れてレンチンで肉まん食べてたよ」
「マグカップとレンチンで……紗耶香ちゃん、賢いね。
うちには普通にセイロがあったけど、出すのに決心がいる大きさだった」
「サヤのアイデアじゃなくて、友達の家で教えてもらったやり方だよ。ちな、下の紙剥がさずレンチンだよ」
「まあこっちレンジ無いから試せないけど……」
オーブンはあるんだけどね。
「ああ、ちょっと残念だが、プレート買えたし、まあいいか」
早速ゲットしたばかりの蒸し調理プレートとフライパンを使って、コウタが肉まんを四人分作った。
被せていた蓋を取るとめっちゃ美味しそうに湯気が立つ。
「ふっくらほかほか! やっぱ肉まん美味しーよね~~」
「コータと紗耶香ちゃんはピザマンとあんまんと肉まん、どれが一番好き?
私は肉まん」
「俺も肉まん」
「うーん、どれも好きで選ぶの難しいけどぉ、やっぱ肉まんかな」
「皆肉まんか。ライ君、どう? それ美味しい?」
「ハイ、外側は柔らかくて中のお肉も美味しいデス」
「焼き芋は明日のお楽しみみしよ」
「なんなら森で落ち葉集めて焼く? あ、でも敵に見つかるか」
「逆に考えるんだ、誘きだす」
「ええ、マジデ?」
「凄い緊張感で焼き芋を食べる事になるよ」
「探す手間が省ける」
ずいぶん強気だ。
せめてラルフさんかリックさんがいる時ならいいけど。
まあライ君がいるから前よりはマシかもだけど。
大丈夫かな?
ちょっと心配になりつつも、女子組は翌日市場に仕事に行った。
レースをいい値段で売りたいから、リックさんを待つけど、来るかな?
来ない場合は直接ソフィアナお嬢様の所に行く。
しばらくしたらリックさんが来てくれた。
串焼きとハンバーガーを売って、レースの事を相談した。
「たまたまとっても綺麗なレースを入手したので、貴族のお嬢様に買っていただきたくて、継続入荷は無理ですけど、本当に素敵なんで」
「へえ、レースか、男の俺にはよく分からないし、直接ソフィアナ様のとこに行ったらどうだ?
鳩を使って手紙だけ出しておく。貴族ってのは会うのに通常は予約がいるからな」
鳩だって! レトロ可愛い通信手段!
「分かりました。じゃあお願いします」
「ねー、リックさん、鳩を持ってるんですかぁ?」
紗耶香ちゃんが興味深々だ。
「ギルド所属の魔法師が使ってる優秀な鳩なんだ。これからギルドに寄るし、ちょうどいい」
「へー、ギルドってお抱え伝書鳩がいるんだ。面白~~」
「じゃあ。またソフィアナ様から連絡きたら折り返す、鳩がそっちに行くかもしれん」
「わー、うちに鳩が来るんだ!? 楽しみ!」
紗耶香ちゃんが喜んでる。私も伝書鳩なんて初なので何気に楽しみ!
「鳩が手紙届けに来るなんて可愛いし、なんか嬉しいね」
私もつい、ウキウキしながらそう言ったんだけど、
「鳩に期待してるなら、俺が直接知らせに来たらガッカリしそうだな?」
あらら。
「え~~そんな事ないですよ!
今度の森行き修行もラルフさんかリックさんが予定がつくなら、一緒に来て欲しいですし、その時は焼き芋食いつつ敵を誘き寄せようかとか思っていたんで~」
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「焼き芋?」
「ええ、甘くて美味しい芋です」
「それは……気になるな。甘くて美味しい芋か……」
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