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33 ご褒美は焼き肉
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「じゃあそれぞれ自分の寝泊まりする部屋を掃除してくれ」
空き部屋を二人に割り振って、俺は二人に箒とちりとりと雑巾などの掃除道具を手渡した。
「はーい」
「分かった」
俺は自分の部屋と居間と台所とトイレをメインで片付ける事にした。
ミレナは自分の使う部屋の掃除が終わったら使いたいからと、風呂掃除を自ら受け取った。
ジェラルドは伝書鳩で明日には来てくるように掃除の助っ人を呼ぶと言ってくれた。
ありがとう、助かる!
しばらく夕飯までがんばって掃除をした!
ドールのミラも掃除を手伝ってくれた。
今度メイド服を買ってあげよう。
* *
夕刻だ。空が暗くなってきた。
「暗くなって来たし、ひとまず今日はこの辺にしようか、疲れたろう、残りは明日以降で」
「人材派遣のところと連絡を取ったので明日には誰か二人は来るぞ」
「ありがとう、ジェラルド」
「あー疲れた。ねえ、ご飯なに?」
「掃除を頑張ったから、焼き肉でもするか」
「え、お肉をただ焼くだけ?」
ごく単純な料理かとミレナが少しガッカリしたが、
「肉とタレが美味しいやつだから! いつもより豪華なんだよ!」
スーパーで買っておいた和牛だぞ!!
「そうなんだ」
ミレナのこれはよく分かってない顔だな。
「自信がありそうだから期待しようか」
「お、おう! 俺的にはご馳走だぞ!」
そして庭にバーベキューセットを用意し、プレートの上で肉を焼いていく。
バーベキューはじゅうじゅうと肉の焼ける音さえご馳走感があって盛り上がる。
そしていざ実食後の二人の反応は、
「えー、このお肉柔らかいし、この汁も飲めそうなくらい美味しい!」
「これは、貴族が食べそうなお高い肉じゃないのか」
ふふふ、我が祖国の和牛は勝ってしまったな!
某社の焼き肉のタレも!!
「貴族すらこのレベルの肉は食べられているか分からんぞ、何しろ特別美味しく改良されてる肉だ」
「凄いわね、ショータの国の人」
「はは、食には凄くこだわる人が多いから」
「うーん、ソースも美味すぎるだろう……」
「企業努力の結晶」
「ねー、私この汁、いえ、ソースが欲しいわ、ちょうだい」
突然のおねだり攻撃。
「二人共当分この家にいるんだから、また焼き肉もするし」
「そっか、そうだったわ」
ミレナは笑った。
「この狐、にやけてるぞ」
「愛らしく微笑んだって言いなさいよ! この毒舌エルフ!」
相変わらず微妙に仲が悪い。
小説とかで見るエルフとドワーフ並みに。
夕食後の夜には風呂掃除を頑張ったミレナから風呂に入ってもらうことにした。
タオルと石鹸とシャンプーとコンディショナーの使い方を説明して渡してやった。
ちなみに浴槽はファンタジーでわりとある火の魔石って奴を入れたら温かくなるシステム。
浴槽は白い陶器の猫脚のバスタブに似たやつだった。
この世界にもあるんだな。
木製の桶より見栄えが良くて嬉しい。
そういやここってブルジョワ区画だった。
床も綺麗なモザイクタイルだ。
* *
「ねえ、石鹸も髪につける液体もすっごくいい香りがしたわ!」
風呂上がりで髪が濡れたままのミレナが現れた。 タオルは肩にかかって、ストンとしたシンプルなワンピースの寝間着を着てる。
ドライヤーで髪を乾かしてあげたいがコンセントが、電気がまだない。
「ちゃんとタオルで髪を乾かせよ」
「わかってるわよ」
ミレナは肩にあるタオルで髪を包むようにしてとんとんとした。
前回俺が雨の日に教えたやり方だ。
「明日には髪がサラサラだぞ」
「もともとサラサラだけど!?」
「更にだ」
「ほんとー?」
ミレナの後にジェラルドに入ってもらって、最後に俺が風呂に入り、それから手入れしたベッドで寝た。
* *
翌日の朝。
窓の外は初夏の日差しが爽やかだった。
日本の夏と違い、湿度が低いからマジで爽やか。
店の一階のテーブルや椅子を庭に出して掃除をしやすくしようと、俺が早朝からやってたら、ジェラルドはこの力仕事も手伝ってくれた。
「ありがとうジェラルド」
「太陽の下でしばらく干したほうがいいしな」
しばらく天日干ししておく。
ミレナは起きてくるなり、「髪がサラサラのキラキラなのーっ!」って大喜びで見せびらかしに来た。
「ほらな」
朝食後、二時間くらいしてから平民街の最寄りの人材派遣所から来ましたと、掃除の手伝い人が二人来てくれた。
15歳くらいの新人の元気な男の子と初老の女性がやってきた。
「こんにちは! お掃除の仕事に来ました!」
「同じく。私、お掃除は得意なの、よろしくお願いしますねぇ」
「ありがとうございます! よろしくお願いします」
「テーブルを室内に戻す力仕事などは俺がやるから、声をかけてくれ」
「まあ、奇麗なエルフのお兄さんだこと」
「僕は何をすればいいですか?」
「君は、天井と窓の掃除とかを頼むよ、脚立はあそこ」
「はい!」
今日は年配の人もいるし、さっぱり系の料理を出す方がいいかな?
それとも魚料理とか、あ、ツナを入れた胡麻ダレの冷やし中華とかどうかな。
日本で買ってきたやつがある。
フォークで麺が食べにくい場合用に柔らかいパンも用意しておく。
「まあ、白いパンがあるわー、凄いわねぇ」
「ほんとだ!」
初老の女性と少年はパンが白いだけで驚いている。
反応が可愛いな。
「この麺料理はフォークか箸でどうぞ、使いやすい方でいいですよ」
空き部屋を二人に割り振って、俺は二人に箒とちりとりと雑巾などの掃除道具を手渡した。
「はーい」
「分かった」
俺は自分の部屋と居間と台所とトイレをメインで片付ける事にした。
ミレナは自分の使う部屋の掃除が終わったら使いたいからと、風呂掃除を自ら受け取った。
ジェラルドは伝書鳩で明日には来てくるように掃除の助っ人を呼ぶと言ってくれた。
ありがとう、助かる!
しばらく夕飯までがんばって掃除をした!
ドールのミラも掃除を手伝ってくれた。
今度メイド服を買ってあげよう。
* *
夕刻だ。空が暗くなってきた。
「暗くなって来たし、ひとまず今日はこの辺にしようか、疲れたろう、残りは明日以降で」
「人材派遣のところと連絡を取ったので明日には誰か二人は来るぞ」
「ありがとう、ジェラルド」
「あー疲れた。ねえ、ご飯なに?」
「掃除を頑張ったから、焼き肉でもするか」
「え、お肉をただ焼くだけ?」
ごく単純な料理かとミレナが少しガッカリしたが、
「肉とタレが美味しいやつだから! いつもより豪華なんだよ!」
スーパーで買っておいた和牛だぞ!!
「そうなんだ」
ミレナのこれはよく分かってない顔だな。
「自信がありそうだから期待しようか」
「お、おう! 俺的にはご馳走だぞ!」
そして庭にバーベキューセットを用意し、プレートの上で肉を焼いていく。
バーベキューはじゅうじゅうと肉の焼ける音さえご馳走感があって盛り上がる。
そしていざ実食後の二人の反応は、
「えー、このお肉柔らかいし、この汁も飲めそうなくらい美味しい!」
「これは、貴族が食べそうなお高い肉じゃないのか」
ふふふ、我が祖国の和牛は勝ってしまったな!
某社の焼き肉のタレも!!
「貴族すらこのレベルの肉は食べられているか分からんぞ、何しろ特別美味しく改良されてる肉だ」
「凄いわね、ショータの国の人」
「はは、食には凄くこだわる人が多いから」
「うーん、ソースも美味すぎるだろう……」
「企業努力の結晶」
「ねー、私この汁、いえ、ソースが欲しいわ、ちょうだい」
突然のおねだり攻撃。
「二人共当分この家にいるんだから、また焼き肉もするし」
「そっか、そうだったわ」
ミレナは笑った。
「この狐、にやけてるぞ」
「愛らしく微笑んだって言いなさいよ! この毒舌エルフ!」
相変わらず微妙に仲が悪い。
小説とかで見るエルフとドワーフ並みに。
夕食後の夜には風呂掃除を頑張ったミレナから風呂に入ってもらうことにした。
タオルと石鹸とシャンプーとコンディショナーの使い方を説明して渡してやった。
ちなみに浴槽はファンタジーでわりとある火の魔石って奴を入れたら温かくなるシステム。
浴槽は白い陶器の猫脚のバスタブに似たやつだった。
この世界にもあるんだな。
木製の桶より見栄えが良くて嬉しい。
そういやここってブルジョワ区画だった。
床も綺麗なモザイクタイルだ。
* *
「ねえ、石鹸も髪につける液体もすっごくいい香りがしたわ!」
風呂上がりで髪が濡れたままのミレナが現れた。 タオルは肩にかかって、ストンとしたシンプルなワンピースの寝間着を着てる。
ドライヤーで髪を乾かしてあげたいがコンセントが、電気がまだない。
「ちゃんとタオルで髪を乾かせよ」
「わかってるわよ」
ミレナは肩にあるタオルで髪を包むようにしてとんとんとした。
前回俺が雨の日に教えたやり方だ。
「明日には髪がサラサラだぞ」
「もともとサラサラだけど!?」
「更にだ」
「ほんとー?」
ミレナの後にジェラルドに入ってもらって、最後に俺が風呂に入り、それから手入れしたベッドで寝た。
* *
翌日の朝。
窓の外は初夏の日差しが爽やかだった。
日本の夏と違い、湿度が低いからマジで爽やか。
店の一階のテーブルや椅子を庭に出して掃除をしやすくしようと、俺が早朝からやってたら、ジェラルドはこの力仕事も手伝ってくれた。
「ありがとうジェラルド」
「太陽の下でしばらく干したほうがいいしな」
しばらく天日干ししておく。
ミレナは起きてくるなり、「髪がサラサラのキラキラなのーっ!」って大喜びで見せびらかしに来た。
「ほらな」
朝食後、二時間くらいしてから平民街の最寄りの人材派遣所から来ましたと、掃除の手伝い人が二人来てくれた。
15歳くらいの新人の元気な男の子と初老の女性がやってきた。
「こんにちは! お掃除の仕事に来ました!」
「同じく。私、お掃除は得意なの、よろしくお願いしますねぇ」
「ありがとうございます! よろしくお願いします」
「テーブルを室内に戻す力仕事などは俺がやるから、声をかけてくれ」
「まあ、奇麗なエルフのお兄さんだこと」
「僕は何をすればいいですか?」
「君は、天井と窓の掃除とかを頼むよ、脚立はあそこ」
「はい!」
今日は年配の人もいるし、さっぱり系の料理を出す方がいいかな?
それとも魚料理とか、あ、ツナを入れた胡麻ダレの冷やし中華とかどうかな。
日本で買ってきたやつがある。
フォークで麺が食べにくい場合用に柔らかいパンも用意しておく。
「まあ、白いパンがあるわー、凄いわねぇ」
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初老の女性と少年はパンが白いだけで驚いている。
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