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4[リア]
信頼の証
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病み上がりに山ごもりなんて、やっぱり正気の沙汰とは思えない。
アレンさんに何かあったら責任問題になる。それに、西の聖女様におわびのしようもない。聖女様とわたしのような者では、天と地ほど格が違うのだ。
わたしの脳内劇場では「もしアレンさんがケガをして帰ってきたら」を想定した妄想劇が始まっていた。
息子を傷つけられて激怒した西の聖女様に叱られ、格下の神薙リア様は床にオデコをつけて平謝りしている。
「俺には関係ない」
ポテチを抱えて逃げ出すマイペースなヴィル太郎。
大号泣したせいで大雨が降って川が氾濫。生活をめちゃくちゃにされた市民がエムブラ宮殿に押し寄せて大暴動へと発展する。
「神薙を捕らえろ! あいつが国をダメにしたんだ!」
「神薙を殺せ!」
民を苦しめる神薙は捕らえられて断罪される運命だ。
「火あぶりの刑に処す!」
優しかった陛下にも見捨てられ、ぎゃん泣きで謝り続けるへっぽこ神薙リア。磔にされて足元に火が放たれると舞台は暗転。
「こ、ころされるぅぅぅッ!」
「いや、なぜそうなる」
ヴィルさんが豪快に噴き出した。
「どうして笑うのですか? わたしが燃やされているのに……」
「リアは考えすぎると途端に面白くなる。ほら、そんな泣きそうな顔をしてないで、こちらへおいで」
「わたしは無実です。ヴィルさんがウソをついて訓練に行かせたのがいけないのですよぅ……」
「ウソをついたのはアレンだろう? 俺はただ申し込み用紙に署名をしただけだぞ」
彼はわたしをなだめるようにスッポリ胸に収めると、優しく頭をなでてくれた。しかし、こちらから顔が見えないのをいいことに、クッククックと肩を揺らして笑っている。
「で? あのオーディンス家からの贈り物は受け取るのか? どうする?」
どうしよう。
わたしが『パパ様のためにやったわけではない』と主張したから、パパ様も『リアちゃんに贈るわけではない』ということにしてくれたのだろうか。
「いや、俺の考えは少し違うよ」と、ヴィルさんは言った。
わたしが現金を返したあとに作り始めたにしては、届くのが早すぎるらしい。
おそらくエムブラ宮殿でアレンさんの看病をしていると知った時点から作り始めていたのだろう、と彼は言う。
「仮にアレンが助らなくても、この宮殿に謝意を示すつもりだったのだと思う」
「つまり、最初の現金は引っ込めてくださったということですよね?」
「そういうことだな」
ああ、よかった。とりあえず十三億円は受け取らずに済みそうだ。
ヘルグリン菌が完全に消えたことが確認できるまでの一週間、従業員のお給料に危険手当を上乗せしていた。
緊急事態だったし、仕事も激増していたのでモチベーション維持にお金は有効だった。
陽気な庭師軍団は、庭とまったく関係のない物資調達も率先して対応してくれたし、洗濯仕事が激増したメイドさんたちの手伝いまでしてくれた。
メイドさんたちはアルコールであちこちを拭いて回り、感染防止に多大なる貢献をしてくれた。洗濯物も増えて大変だっただろうに、いつも笑顔を絶やさずにいてくれた。
すべてが終わって思い返してみると、エムブラ宮殿全体がものすごく濃い一週間を過ごしていた。
何か「お疲れさま」のプレゼントをしようと考えていたところだった。
「オーディンス領の金細工って、有名なのですよね」と聞くと、彼は「すごくね」と答えた。
「すごく……」
「技術が違う。だから品質がまるで違う」
もらったら皆が喜ぶのは間違いない。
「ここで送り返したとしても、また別のものが送られてくるだけだぞ?」
「うっ」
「君は大臣でもある侯爵に貸しを作った。自分の身に置きかえて考えてごらん。変なタイミングで『貸しを返せ』なんて言われたら困るだろう? この場で返してすっきりさせておきたいとは思わないか?」
わたしはしばらく考えてから、ありがたく頂戴することにした。そして、お礼状と一緒に、宮殿で焼いたお菓子を届けてもらった。
☟
後日、アレンパパから職人さんを紹介してもらい、身近なメンバーには瞳と同色の小さな石を埋め込む加工をしてから贈ることにした。
予想どおり、すごく喜ばれた。
エムブラ宮殿のメンバーにとっては「絶対に助からない」と言われていた憎き病に、人類が初めて打ち勝った記念すべき出来事でもあった。
彼らは神薙とともに戦った一員であることを誇りに感じてくれている。ラペルピンとネックレスが丸いコイン型だったこともあり、まるで勲章をもらったかのようだった。受け取って涙を流す人もいた。
彼らの反応を見ていると、アレンパパのことが気にかかった。
王宮で顔を合わせて話をしたとき「息子は新しい命をもらったと思っている」と話していた。
お礼状の返信として届いた手紙を読み返してみても、文面から息子を思う父の喜びがあふれている。
彼が死の病に感染したと知らされて、そばに行くこともままならなかった父親の心境は計り知れない。十三億もの現金を送りたくなるほどに動揺し、心配もした。そして回復したことを誰よりも喜んでいる。
わたしは看病でずっとそばにいたから、それほど深刻な感じにはならなかったけれども、それでも頂いたネックレスを「アレンさん復活記念」として特別視している。
支度部屋にたくさんのお飾りがあっても、もう大丈夫だと安堵したときの気持ちを思い出させてくれるものは永遠にひとつだけだ。
わたしたちに贈るだけでなく、アレンパパにも何か記念の品があるといいかも知れない。アレンさんとおそろいにしたらどうだろう。父子ふたりで「そんなこともあったね」と思い出話をするのも良いのではないかしら。
そんな思いから、カフスボタンを作って贈ることにした。
宝飾店の人を呼んでデザインの相談をすると、男性に贈るなら『大地の龍』にすれば間違いないと言われた。アドバイザーとして同席してくれたヴィルさんも大賛成だと言う。
元ネタが何なのかはわからないけれども、この国の男性は皆『大地の龍』が好きらしい。
言われてみれば、陛下がいつも下げている大きなメダリオンも龍がモチーフだったし、ヴィルさんがプライベートで着けているジャラジャラも、よく見ると龍が多い。
オルランディアの国旗も、大地の龍が翼を広げている図柄だ。
龍と百合を組み合わせたデザイン案を作ってもらっていると、隣でアドバイザーが目を輝かせていた。ソファーを壊しそうな勢いでシッポを振り回すワンコの幻影が見える。
あなたにはエメラルドを埋め込んだラペルピンを用意したのだから、それで満足してくださいと言いたい。しかし、これでカフスが手に入らなかったら、永遠にヘコむか、永遠に何か言われそうで怖い。
仕方がないので「日頃の感謝」という口実で陛下の分を追加し、さらに「ドレスを作ってもらったお礼」として、ヴィルさんの分も色違いで頼んだ。
宝飾店の人が帰ったあと、デザイン画の控えを何度も眺めては「納品が楽しみ」「リアのデザイン」「心臓がヤバい」「舞踏会に着けていきたい」「見せびらかしたい」「まずはクリスに自慢して……」等々、子犬のように尻尾を振り回している。
なんだかんだ手はかかるけれども、ヴィル太郎さんはかわいいワンコだ。
☟
アレンさんの闘病中、団長とアレンさんが抜けた穴を埋めることで大忙しだったフィデルさんとマークさんには、陛下からもご褒美が出た。金一封と特別休暇だそうだ。
脳内常夏男のフィデルさんは、暖かい南の島へマリンスポーツに。寡黙で硬派なマークさんは、会話が一切必要ないソロキャンプに行く予定を立てている。
ヴィルさんは「また頭にヤシの木が増える」とか「どんだけしゃべりたくないんだよ」などと言ってあきれていたけれども、二人らしい行き先だった。
アレンさんに何かあったら責任問題になる。それに、西の聖女様におわびのしようもない。聖女様とわたしのような者では、天と地ほど格が違うのだ。
わたしの脳内劇場では「もしアレンさんがケガをして帰ってきたら」を想定した妄想劇が始まっていた。
息子を傷つけられて激怒した西の聖女様に叱られ、格下の神薙リア様は床にオデコをつけて平謝りしている。
「俺には関係ない」
ポテチを抱えて逃げ出すマイペースなヴィル太郎。
大号泣したせいで大雨が降って川が氾濫。生活をめちゃくちゃにされた市民がエムブラ宮殿に押し寄せて大暴動へと発展する。
「神薙を捕らえろ! あいつが国をダメにしたんだ!」
「神薙を殺せ!」
民を苦しめる神薙は捕らえられて断罪される運命だ。
「火あぶりの刑に処す!」
優しかった陛下にも見捨てられ、ぎゃん泣きで謝り続けるへっぽこ神薙リア。磔にされて足元に火が放たれると舞台は暗転。
「こ、ころされるぅぅぅッ!」
「いや、なぜそうなる」
ヴィルさんが豪快に噴き出した。
「どうして笑うのですか? わたしが燃やされているのに……」
「リアは考えすぎると途端に面白くなる。ほら、そんな泣きそうな顔をしてないで、こちらへおいで」
「わたしは無実です。ヴィルさんがウソをついて訓練に行かせたのがいけないのですよぅ……」
「ウソをついたのはアレンだろう? 俺はただ申し込み用紙に署名をしただけだぞ」
彼はわたしをなだめるようにスッポリ胸に収めると、優しく頭をなでてくれた。しかし、こちらから顔が見えないのをいいことに、クッククックと肩を揺らして笑っている。
「で? あのオーディンス家からの贈り物は受け取るのか? どうする?」
どうしよう。
わたしが『パパ様のためにやったわけではない』と主張したから、パパ様も『リアちゃんに贈るわけではない』ということにしてくれたのだろうか。
「いや、俺の考えは少し違うよ」と、ヴィルさんは言った。
わたしが現金を返したあとに作り始めたにしては、届くのが早すぎるらしい。
おそらくエムブラ宮殿でアレンさんの看病をしていると知った時点から作り始めていたのだろう、と彼は言う。
「仮にアレンが助らなくても、この宮殿に謝意を示すつもりだったのだと思う」
「つまり、最初の現金は引っ込めてくださったということですよね?」
「そういうことだな」
ああ、よかった。とりあえず十三億円は受け取らずに済みそうだ。
ヘルグリン菌が完全に消えたことが確認できるまでの一週間、従業員のお給料に危険手当を上乗せしていた。
緊急事態だったし、仕事も激増していたのでモチベーション維持にお金は有効だった。
陽気な庭師軍団は、庭とまったく関係のない物資調達も率先して対応してくれたし、洗濯仕事が激増したメイドさんたちの手伝いまでしてくれた。
メイドさんたちはアルコールであちこちを拭いて回り、感染防止に多大なる貢献をしてくれた。洗濯物も増えて大変だっただろうに、いつも笑顔を絶やさずにいてくれた。
すべてが終わって思い返してみると、エムブラ宮殿全体がものすごく濃い一週間を過ごしていた。
何か「お疲れさま」のプレゼントをしようと考えていたところだった。
「オーディンス領の金細工って、有名なのですよね」と聞くと、彼は「すごくね」と答えた。
「すごく……」
「技術が違う。だから品質がまるで違う」
もらったら皆が喜ぶのは間違いない。
「ここで送り返したとしても、また別のものが送られてくるだけだぞ?」
「うっ」
「君は大臣でもある侯爵に貸しを作った。自分の身に置きかえて考えてごらん。変なタイミングで『貸しを返せ』なんて言われたら困るだろう? この場で返してすっきりさせておきたいとは思わないか?」
わたしはしばらく考えてから、ありがたく頂戴することにした。そして、お礼状と一緒に、宮殿で焼いたお菓子を届けてもらった。
☟
後日、アレンパパから職人さんを紹介してもらい、身近なメンバーには瞳と同色の小さな石を埋め込む加工をしてから贈ることにした。
予想どおり、すごく喜ばれた。
エムブラ宮殿のメンバーにとっては「絶対に助からない」と言われていた憎き病に、人類が初めて打ち勝った記念すべき出来事でもあった。
彼らは神薙とともに戦った一員であることを誇りに感じてくれている。ラペルピンとネックレスが丸いコイン型だったこともあり、まるで勲章をもらったかのようだった。受け取って涙を流す人もいた。
彼らの反応を見ていると、アレンパパのことが気にかかった。
王宮で顔を合わせて話をしたとき「息子は新しい命をもらったと思っている」と話していた。
お礼状の返信として届いた手紙を読み返してみても、文面から息子を思う父の喜びがあふれている。
彼が死の病に感染したと知らされて、そばに行くこともままならなかった父親の心境は計り知れない。十三億もの現金を送りたくなるほどに動揺し、心配もした。そして回復したことを誰よりも喜んでいる。
わたしは看病でずっとそばにいたから、それほど深刻な感じにはならなかったけれども、それでも頂いたネックレスを「アレンさん復活記念」として特別視している。
支度部屋にたくさんのお飾りがあっても、もう大丈夫だと安堵したときの気持ちを思い出させてくれるものは永遠にひとつだけだ。
わたしたちに贈るだけでなく、アレンパパにも何か記念の品があるといいかも知れない。アレンさんとおそろいにしたらどうだろう。父子ふたりで「そんなこともあったね」と思い出話をするのも良いのではないかしら。
そんな思いから、カフスボタンを作って贈ることにした。
宝飾店の人を呼んでデザインの相談をすると、男性に贈るなら『大地の龍』にすれば間違いないと言われた。アドバイザーとして同席してくれたヴィルさんも大賛成だと言う。
元ネタが何なのかはわからないけれども、この国の男性は皆『大地の龍』が好きらしい。
言われてみれば、陛下がいつも下げている大きなメダリオンも龍がモチーフだったし、ヴィルさんがプライベートで着けているジャラジャラも、よく見ると龍が多い。
オルランディアの国旗も、大地の龍が翼を広げている図柄だ。
龍と百合を組み合わせたデザイン案を作ってもらっていると、隣でアドバイザーが目を輝かせていた。ソファーを壊しそうな勢いでシッポを振り回すワンコの幻影が見える。
あなたにはエメラルドを埋め込んだラペルピンを用意したのだから、それで満足してくださいと言いたい。しかし、これでカフスが手に入らなかったら、永遠にヘコむか、永遠に何か言われそうで怖い。
仕方がないので「日頃の感謝」という口実で陛下の分を追加し、さらに「ドレスを作ってもらったお礼」として、ヴィルさんの分も色違いで頼んだ。
宝飾店の人が帰ったあと、デザイン画の控えを何度も眺めては「納品が楽しみ」「リアのデザイン」「心臓がヤバい」「舞踏会に着けていきたい」「見せびらかしたい」「まずはクリスに自慢して……」等々、子犬のように尻尾を振り回している。
なんだかんだ手はかかるけれども、ヴィル太郎さんはかわいいワンコだ。
☟
アレンさんの闘病中、団長とアレンさんが抜けた穴を埋めることで大忙しだったフィデルさんとマークさんには、陛下からもご褒美が出た。金一封と特別休暇だそうだ。
脳内常夏男のフィデルさんは、暖かい南の島へマリンスポーツに。寡黙で硬派なマークさんは、会話が一切必要ないソロキャンプに行く予定を立てている。
ヴィルさんは「また頭にヤシの木が増える」とか「どんだけしゃべりたくないんだよ」などと言ってあきれていたけれども、二人らしい行き先だった。
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