325 / 392
[リア]
断罪
しおりを挟む
王都特務師団は優秀な調査機関だ。
子どもたちの曖昧な証言だけを頼りに、あっという間に場所を特定してくれた。
当初、テオたち六人がいたのは北二区にある孤児院で、同じ敷地に建つ原理派の教会には、カメリアの花がたくさん咲いていた。
調べが進むにつれ、疑いの目は徐々に中央大聖堂へと移っていった。
「むしろ大聖堂のほうが首謀者の可能性がある」と、特務師団長は厳しい目で言った。
彼らが調べたかぎり、聖職者が組織ぐるみで人身売買をしている疑いがあると言うのだ。
中央大聖堂は王都のランドマーク的存在だ。
人々の安らぎの場であると同時に、歴史を感じさせる建物は大事な観光資源でもある。普段から第三騎士団が警備を担当していた。
外から見張っているだけでは、なかなか尻尾をつかめなかったため、特務師団は潜入捜査へと舵を切った。
第三騎士団に協力を要請すると、事情をよく知るくまんつ様は、快く受け入れた。
大聖堂に潜入捜査のプロが次々と入った。
ある者は信者を装い、ある者は清掃員、またある者はごみ収集業者として、建物の中のあらゆる場所を調べていく。
聞き込みで情報を集め、破いて捨ててある紙ごみは、ジグソーパズルのようにつなげて復元する徹底ぶりだった。
大司教があまりよろしくない人物だということはすぐにわかった。
隠れて第三騎士団を「ただの警備員」呼ばわりし、さらには特務師団を「貧乏人の集まり」と呼んでいた。
そのせいで、特務師団と第三騎士団による特別合同捜査隊が結成され、威信と名誉をかけたブチギレ大捜査になった。
つくづく口は災いの元だと思う。
アレンさんが言うには、今、大司教はおうちのトイレに「紙の在庫がいくつあるか」まで押さえられているらしい。そこまで監視されていると、もはやこの世に安らげる場所なんて存在しないのではないかと思えてくる。
「どうも、大司教殿。お久しぶりですね」
くまんつ様は出口の前に立ちふさがっていた。
「や、ややっ、これは、クランツ殿っ! いつも警備をご苦労様です」
「ご苦労様とは上からだな。誰に向かって口を聞いている」
彼はお怒りだ。
「ただの警備員」という発言を聞いたとき、ヴィルさんですら話しかけられないほどに怒っていたらしい。
辺境伯家は他国の侵略からオルランディア王国を護っているという矜持がある。それに、第三騎士団は王都の重要施設を守るエリート集団だ。彼らが「守護神」と呼ばれることはあっても「警備員」は有り得ない。
大司教は最も言ってはいけないことを、最も言ってはいけない相手に対して言ってしまったのだ(そのせいでおトイレまで監視されている……)
「『警備員』などと小ばかにしてくれたようだが、我々が守っているのは観光資源であって、貴様のようなアホウで不敬な人売りジジイではないぞ。勘違いするな」
彼はギロリと大司教をにらんでいる。
「あ……は、あの……」
「ナメられているおかげで仕事がしやすかった。なにせ警備員ごときは、どこに突っ立っていても警戒されないからな」
「ななな何を仰いますか! へっ陛下に御用ですかなっ? もう我々は済みましたので、どうぞどうぞ! では、これにて……っ」
脇をすり抜けて出ていこうとする大司教へ、彼の大きな手がぬぅっと伸びた。
首根っこをむんずとつかんで引き戻すと、わざと人のいるほうへドーンと放り投げる。
大司教は部下に激突しながら「キャーー!」と絶叫した。おじさんの悲鳴である(汗)
五人いた部下のうち三人が、大司教アタックを食らって尻もちをついていた。五人とも泡を食って上司を起こそうとバタバタやっている。
しかし、当の本人は腰を抜かしていて起き上がれず、小刻みに震えていた。
「今、聖堂と教会は大事な捜査中だ。邪魔をしてもらっては困る」
くまんつ様は大司教の襟元をつかむと、陛下の前へ引きずった。
「代わりと言ってはなんだが、特別室へご案内しよう」
彼のにこやかなお顔がかえって怖い。これぞホンモノの貴族の皮肉だ。
「貴様は良い宿で接待を受けるのが好きらしいからな。高い酒、高級な宝飾品、女性を集めて遊ぶのも好きだと聞いた。イイトシこいてお元気なことだ」
「とんでもないっ! そんなことは決して!」
大司教はとっさに否定したものの、動揺しているせいで声がひっくり返っている。
今さらごまかしても陛下はすべてご存知だ。
大聖堂のお偉いさんたちを接待していた奴隷商人は、一足先に逮捕されていた。
代わりに、特務師団の皆様が極悪人を装い、孤児院から連れ去られた子どもを次々と保護している。
「この機会に地下の独房でゆっくりとお過ごしいただこう」
「どっ、どっ、独房! そんな!」
「高級宿での接待に匹敵するような、貴重な体験ができること間違いなしだぞ? 鞭打ちとかな?」
「わ、私は何も!」
コツコツコツと、ヴィルさんの足音が響いた。
「何もご存知ないと仰るか。では、致し方ない。こちらをご覧いただこう」
彼はポケットから小さな卵型の石を取り出して大司教に見せた。
「真面目に生きていればめったなことではお目にかからない『真実の宝珠』だ。どうだ、なかなかに美しい石だろう?」
彼が合図をすると近衛騎士が一斉に動き、すべての聖職者が陛下の御前に戻された。
「お、お待ちくださいっ。私は何もしておりません! 身に覚えがございません!」
大司教は床に這いつくばって慌てふためいている。
そんなに動揺してしまったら相手の思うつぼなのに、もっとスンとしていなければダメなのに……と、わたしは悪者目線でダメ出しをしていた。もしかしたら、わたしのほうがワルの才能があるかも知れない。
「大司教、陛下と聖女の御前だ。貴様は尋問を拒否できない! 質問にはすべて『いいえ』で答えろ!」
くまんつ様の声が響く。
お怒りモードのくまんつ様が格好良すぎてドキドキしてしまう。
「貴様は部下を使い、孤児を奴隷商人に売っていたな!」
「そそそそんなことはしておりません!!」
大司教は激しく首を振った。
しかし、ヴィルさんの手の平では『真実の宝珠』が赤く光っている。
「偽りです」と、彼は言った。
陛下はうなずいた。
「クランツ、尋問を続けよ!」
「貴様は教会と孤児院に入った寄付金を自分の懐に入れていたな!」
「いいえっ! いいえっ!!」
宝珠は再び赤く光った。
「叔父上、これも偽りです」
「愚か者め、人々の善意を踏みにじりおって!」
陛下は大司教をにらみつけた。
「クランツ、続けよ!」
「東四区の教会を取り壊したと虚偽の報告をし、取り壊しにかかる費用を着服したな!」
「いいい……っ、い、いいえっっ。そのようなことはしておりません!!」
大司教は体を震わせながら否定したものの、赤く光った宝珠が偽りだと告げていた。
彼らは本当におばかさんなのだ。
お金に目がくらみ、普通では考えられないことをやっている。
教会なんて大きなものが取り壊されずに残っていたら、いつか必ずバレてしまう。それがわかっていながら解体費を懐に入れてしまうのだ。
そのせいで別のおばかさんが住み着き、聖職者を装って民から寄付金をくすねていた。
「すべて真っ赤なウソです」
ヴィルさんはポケットに宝珠をしまいながら言った。
「クランツ、よくやった。その者らを捕らえ、地下の特務師団に引き渡せ。詳細な取り調べを受けさせよ」
「はっ!」
くまんつ様は第三騎士員を十名ほど呼び寄せた。
ニッコリさんが会釈をして目配せしてくれたので、わたしも同じように返した。
「親切な特務師たちが地下でお待ちかねだ。彼らは貴様に侮辱されて立腹している。拷問が得意な連中が集まっているゆえ、なるべく正直に答えることをお勧めする」
くまんつ様は再び大司教を引きずって移動させると、部下に身柄を渡した。
「地下牢へ連れていけ!!」
「了解ぃ!」
団員の皆さんはヒョイとつまむようにして、あっという間に連れて出ていった。
子どもたちの曖昧な証言だけを頼りに、あっという間に場所を特定してくれた。
当初、テオたち六人がいたのは北二区にある孤児院で、同じ敷地に建つ原理派の教会には、カメリアの花がたくさん咲いていた。
調べが進むにつれ、疑いの目は徐々に中央大聖堂へと移っていった。
「むしろ大聖堂のほうが首謀者の可能性がある」と、特務師団長は厳しい目で言った。
彼らが調べたかぎり、聖職者が組織ぐるみで人身売買をしている疑いがあると言うのだ。
中央大聖堂は王都のランドマーク的存在だ。
人々の安らぎの場であると同時に、歴史を感じさせる建物は大事な観光資源でもある。普段から第三騎士団が警備を担当していた。
外から見張っているだけでは、なかなか尻尾をつかめなかったため、特務師団は潜入捜査へと舵を切った。
第三騎士団に協力を要請すると、事情をよく知るくまんつ様は、快く受け入れた。
大聖堂に潜入捜査のプロが次々と入った。
ある者は信者を装い、ある者は清掃員、またある者はごみ収集業者として、建物の中のあらゆる場所を調べていく。
聞き込みで情報を集め、破いて捨ててある紙ごみは、ジグソーパズルのようにつなげて復元する徹底ぶりだった。
大司教があまりよろしくない人物だということはすぐにわかった。
隠れて第三騎士団を「ただの警備員」呼ばわりし、さらには特務師団を「貧乏人の集まり」と呼んでいた。
そのせいで、特務師団と第三騎士団による特別合同捜査隊が結成され、威信と名誉をかけたブチギレ大捜査になった。
つくづく口は災いの元だと思う。
アレンさんが言うには、今、大司教はおうちのトイレに「紙の在庫がいくつあるか」まで押さえられているらしい。そこまで監視されていると、もはやこの世に安らげる場所なんて存在しないのではないかと思えてくる。
「どうも、大司教殿。お久しぶりですね」
くまんつ様は出口の前に立ちふさがっていた。
「や、ややっ、これは、クランツ殿っ! いつも警備をご苦労様です」
「ご苦労様とは上からだな。誰に向かって口を聞いている」
彼はお怒りだ。
「ただの警備員」という発言を聞いたとき、ヴィルさんですら話しかけられないほどに怒っていたらしい。
辺境伯家は他国の侵略からオルランディア王国を護っているという矜持がある。それに、第三騎士団は王都の重要施設を守るエリート集団だ。彼らが「守護神」と呼ばれることはあっても「警備員」は有り得ない。
大司教は最も言ってはいけないことを、最も言ってはいけない相手に対して言ってしまったのだ(そのせいでおトイレまで監視されている……)
「『警備員』などと小ばかにしてくれたようだが、我々が守っているのは観光資源であって、貴様のようなアホウで不敬な人売りジジイではないぞ。勘違いするな」
彼はギロリと大司教をにらんでいる。
「あ……は、あの……」
「ナメられているおかげで仕事がしやすかった。なにせ警備員ごときは、どこに突っ立っていても警戒されないからな」
「ななな何を仰いますか! へっ陛下に御用ですかなっ? もう我々は済みましたので、どうぞどうぞ! では、これにて……っ」
脇をすり抜けて出ていこうとする大司教へ、彼の大きな手がぬぅっと伸びた。
首根っこをむんずとつかんで引き戻すと、わざと人のいるほうへドーンと放り投げる。
大司教は部下に激突しながら「キャーー!」と絶叫した。おじさんの悲鳴である(汗)
五人いた部下のうち三人が、大司教アタックを食らって尻もちをついていた。五人とも泡を食って上司を起こそうとバタバタやっている。
しかし、当の本人は腰を抜かしていて起き上がれず、小刻みに震えていた。
「今、聖堂と教会は大事な捜査中だ。邪魔をしてもらっては困る」
くまんつ様は大司教の襟元をつかむと、陛下の前へ引きずった。
「代わりと言ってはなんだが、特別室へご案内しよう」
彼のにこやかなお顔がかえって怖い。これぞホンモノの貴族の皮肉だ。
「貴様は良い宿で接待を受けるのが好きらしいからな。高い酒、高級な宝飾品、女性を集めて遊ぶのも好きだと聞いた。イイトシこいてお元気なことだ」
「とんでもないっ! そんなことは決して!」
大司教はとっさに否定したものの、動揺しているせいで声がひっくり返っている。
今さらごまかしても陛下はすべてご存知だ。
大聖堂のお偉いさんたちを接待していた奴隷商人は、一足先に逮捕されていた。
代わりに、特務師団の皆様が極悪人を装い、孤児院から連れ去られた子どもを次々と保護している。
「この機会に地下の独房でゆっくりとお過ごしいただこう」
「どっ、どっ、独房! そんな!」
「高級宿での接待に匹敵するような、貴重な体験ができること間違いなしだぞ? 鞭打ちとかな?」
「わ、私は何も!」
コツコツコツと、ヴィルさんの足音が響いた。
「何もご存知ないと仰るか。では、致し方ない。こちらをご覧いただこう」
彼はポケットから小さな卵型の石を取り出して大司教に見せた。
「真面目に生きていればめったなことではお目にかからない『真実の宝珠』だ。どうだ、なかなかに美しい石だろう?」
彼が合図をすると近衛騎士が一斉に動き、すべての聖職者が陛下の御前に戻された。
「お、お待ちくださいっ。私は何もしておりません! 身に覚えがございません!」
大司教は床に這いつくばって慌てふためいている。
そんなに動揺してしまったら相手の思うつぼなのに、もっとスンとしていなければダメなのに……と、わたしは悪者目線でダメ出しをしていた。もしかしたら、わたしのほうがワルの才能があるかも知れない。
「大司教、陛下と聖女の御前だ。貴様は尋問を拒否できない! 質問にはすべて『いいえ』で答えろ!」
くまんつ様の声が響く。
お怒りモードのくまんつ様が格好良すぎてドキドキしてしまう。
「貴様は部下を使い、孤児を奴隷商人に売っていたな!」
「そそそそんなことはしておりません!!」
大司教は激しく首を振った。
しかし、ヴィルさんの手の平では『真実の宝珠』が赤く光っている。
「偽りです」と、彼は言った。
陛下はうなずいた。
「クランツ、尋問を続けよ!」
「貴様は教会と孤児院に入った寄付金を自分の懐に入れていたな!」
「いいえっ! いいえっ!!」
宝珠は再び赤く光った。
「叔父上、これも偽りです」
「愚か者め、人々の善意を踏みにじりおって!」
陛下は大司教をにらみつけた。
「クランツ、続けよ!」
「東四区の教会を取り壊したと虚偽の報告をし、取り壊しにかかる費用を着服したな!」
「いいい……っ、い、いいえっっ。そのようなことはしておりません!!」
大司教は体を震わせながら否定したものの、赤く光った宝珠が偽りだと告げていた。
彼らは本当におばかさんなのだ。
お金に目がくらみ、普通では考えられないことをやっている。
教会なんて大きなものが取り壊されずに残っていたら、いつか必ずバレてしまう。それがわかっていながら解体費を懐に入れてしまうのだ。
そのせいで別のおばかさんが住み着き、聖職者を装って民から寄付金をくすねていた。
「すべて真っ赤なウソです」
ヴィルさんはポケットに宝珠をしまいながら言った。
「クランツ、よくやった。その者らを捕らえ、地下の特務師団に引き渡せ。詳細な取り調べを受けさせよ」
「はっ!」
くまんつ様は第三騎士員を十名ほど呼び寄せた。
ニッコリさんが会釈をして目配せしてくれたので、わたしも同じように返した。
「親切な特務師たちが地下でお待ちかねだ。彼らは貴様に侮辱されて立腹している。拷問が得意な連中が集まっているゆえ、なるべく正直に答えることをお勧めする」
くまんつ様は再び大司教を引きずって移動させると、部下に身柄を渡した。
「地下牢へ連れていけ!!」
「了解ぃ!」
団員の皆さんはヒョイとつまむようにして、あっという間に連れて出ていった。
28
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
異世界に行った、そのあとで。
神宮寺あおい@1/23先視の王女の謀発売
恋愛
新海なつめ三十五歳。
ある日見ず知らずの女子高校生の異世界転移に巻き込まれ、気づけばトルス国へ。
当然彼らが求めているのは聖女である女子高校生だけ。
おまけのような状態で現れたなつめに対しての扱いは散々な中、宰相の協力によって職と居場所を手に入れる。
いたって普通に過ごしていたら、いつのまにか聖女である女子高校生だけでなく王太子や高位貴族の子息たちがこぞって悩み相談をしにくるように。
『私はカウンセラーでも保健室の先生でもありません!』
そう思いつつも生来のお人好しの性格からみんなの悩みごとの相談にのっているうちに、いつの間にか年下の美丈夫に好かれるようになる。
そして、気づけば異世界で求婚されるという本人大混乱の事態に!
花嫁召喚 〜異世界で始まる一妻多夫の婚活記〜
文月・F・アキオ
恋愛
婚活に行き詰まっていた桜井美琴(23)は、ある日突然異世界へ召喚される。そこは女性が複数の夫を迎える“一妻多夫制”の国。
花嫁として召喚された美琴は、生きるために結婚しなければならなかった。
堅実な兵士、まとめ上手な書記官、温和な医師、おしゃべりな商人、寡黙な狩人、心優しい吟遊詩人、几帳面な官僚――多彩な男性たちとの出会いが、美琴の未来を大きく動かしていく。
帰れない現実と新たな絆の狭間で、彼女が選ぶ道とは?
異世界婚活ファンタジー、開幕。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる