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[クリス]
玉座の間 §2
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「どうしてほしい?」と、陛下は尋ねた。「ダドリーもだが、その主であるトーマス・クランツのこともだ」
彼女は少し考えてから「次の悪い人に備えていただければよいかと」と言った。
「どう備えるべきだと思う?」
「そうですねぇ。わたしの世界ではフールプルーフとフェイルセーフと言うのですが、オルランディア語にするとぉ……」
彼女はピコピコと首をかしげている。
「直訳だと『愚者耐性』と『失敗しても平気』なのですけれど……」
俺と陛下はずっこけた。
――直訳で「失敗しても平気」って、もとの言葉はどうなってんだ!(笑)
彼女はくるりとこちらを向き、俺の腕に触れて立たせてくれた。
「愚者は必ずいますし、人は失敗をする生き物だから、それに備えましょうという危機管理の発想なのです」
ユルい話し方だが、これは異世界の智慧だと直感した。俺は急いで胸ポケットから手帳とペンを取り出した。
「愚者を賢くするには『まず教育だ』と思いがちです。でも、機会があっても学ばないのが愚者なので~」
陛下はヒゲをなでながらうなずいた。
「だから賢い者が愚かな行いに備えましょう、という考え方ですわ。わたしの世界ではそういう観点を大切にしているのです」
彼女の不満の矛先は、愚者ダドリーでもなく、別の愚者トーマスでもなかった。
愚者への備えもなく、ただ放置していた役場。その役場を放置している領主の怠慢を指摘しているのだ。
「トーマス様の扱いが話の焦点になっているようですが、彼を罰する価値はあるのでしょうか。皆が逃げるために生贄にされる羊さんのように思えてしまって……」
耳が痛い。
陛下は片方の眉を上げ、ニヤリと口角を上げた。
「聞いたか? お前の弟は、罰する価値のない羊だそうだ」
俺は言い訳すらできなかった。彼女の言うとおり、俺たちは家の存続のために、弟に責任をすべて被せたうえで命乞いをしようとしていたのだ。
「まあ、座って茶でも飲もうか」
陛下は俺たちを隣の応接へ連れて行った。
「去年だったか……。シルヴィオが、次男ひとりでは荷が重いかも知れないとボヤいていたことがあった」
陛下は応接室のソファーで伸びをしながら言った。
肩の辺りから「ゴキッ!」と痛々しい音がすると、俺の隣にいたうさぎさんはピコンと耳を立て、心配そうな顔をしている。
「また隣から人を借りてはどうだ?」と陛下は言う。
隣と言うのは、ラヴェルタ=ヴェルテ辺境伯領のことだ。今は同じ辺境伯として横並びになっているが、もとはクランツ王家に仕えていたラヴェルタ家とヴェルテ家だ。
長年の習慣で連絡は密に取っているのだが、隣は隣で事情があってバタついている。俺はざっと隣の事情を説明し、効率的に役所機能を改善させる方法を考えると伝えた。
父がかかりきりになると、ほかにほころびが出る。一時的に俺が帰るか、そういう仕事が得意な人材を借りることになるだろう。
「お仕事の品質改善をするなら、PDCAも一緒にやってみるといいかもですねぇ」
隣にいる小さなうさぎさんが、お茶の香りを嗅ぎながら言った。
すんすん、はぁー、すんすん、はぁー……と、クソかわいい息づかいが聞こえてくる。しかし、彼女の視線はテーブルに置かれた手の平サイズのクッキーにくぎづけだ。
――この目には見覚えがある。話したあと、爆速で内容を忘れるときの目だ。
俺は再び胸のポケットから手帳を取り出した。
旅の道中、アレンからの助言をきっかけに、俺はリア様への接し方を少し変えていた。
「彼女の前で優等生すぎる。かしこまって話さないほうがいい」と指摘を受けたのだ。
「いつも気を使われて、壁を作られているように感じる」
彼女がそう話していたと彼は言った。
「ちょっと口が悪いときのくまんつ様が自然な感じで好き」だと……。
俺が気兼ねなく接するほうが、彼女は気楽なようだ。当然、俺もそのほうが楽だった。
「――リア様」
「スンスン……はぁ~……いい香りですねぇ」
彼女はお茶に夢中だ。ベルガモットの香りを付けた茶は、確かに良い香りがする。
「リア様、聞いてるか?」
「んっ? はいっ」と、うさぎさんが耳を立てた。
「なあ、ぴーでーしーえーって何だ?」
「ええとぉ、計画、実行、評価、改善の頭文字をとった言葉で、それを循環させるお仕事のやり方なのです」
「詳しく教えてもらえるか?」
「もちろんですわ」と、彼女は膝の上にハンカチを広げながら言った。
「大前提として、組織全体の増収とか、一つの大きな目標を達成するためにやるものですわ。計画を立てて、実行してみて評価をする。この評価のときに計画の達成率を出します。良くない点があれば改善して二周目に入る」
「ってことは、数字で表せる計画が必要なのか……」
「漠然とした目標を追っても結果は出にくいですからね。基本は一年に一周させますが、評価だけは少しこまめにやって――」
さながら経営塾のような話が続いた。
彼女は商人でもあり、母国では商会勤めだと聞いていたが、これはマジだ……。俺はわずかな時間で、手帳にびっしりとメモを取った。
聞いてみた感じ、役場の改善が一人歩きしないよう領地経営の一角に組み込んだほうが良さそうな感じがする。
「つまり、問題はどうやって数字で計画を立てるかだな」
「売上高などはわかりやすいですけれど、役所窓口の品質向上なら、例えば『利用者の満足度』などが使えますわ」
「なるほど。利用者アンケートか!」
「市民からの苦情を匿名で投書してもらうのも効果的です」
「おおぉ、目指せ、苦情ゼロ」
「ない数字は作ればよいのです。やり方はいくらでもありますわ」
「領地全体で増収する目標を立てて、人口を増やす、暮らしやすい町にするために役場の質を上げる。人口が増えるなら当然、仕事も必要だ。特定の産業に投資して成長させる、雇用促進……全部関連があって当たり前だよな。皆で成果を出せば、領地が豊かになる」
「お給料も上げられるし、個人の努力が生活の向上に直結するので、やりがいがありますわ」
「わかった。これはじっくり腰を据えてやる価値がある」
サク……と、彼女がクッキーを食べる音がした。
「ん~、美味しいです」
宝物を見つけた子どものように目をキラキラと輝かせ、彼女は小声でクッキーを絶賛している。俺はその愛らしい姿に頬が緩みっぱなしだ。
俺は根掘り葉掘り彼女に聞いてメモを取った。
彼女はさくり、さくりとクッキーを食べつつ、評価と改善を繰り返しながら、人が意欲的に働き、生活水準を上げていける仕組みを教えてくれた。
ベルソール商会でも最近やり始め、業績が伸びているらしい。王宮でもアレンの父上が管掌している組織で試験的にやってみているとか。
彼女が書類のひな型を入手してくれることになり、見本として父に送ることにした。
「お前も帰って手伝ってやるといい」と、陛下が言った。
「三カ月とか半年とか、期限を決めて領地管理を手伝ってこい。ついでに、お前が人質だとかいう妙なうわさも否定してこい」と笑っている。
クランツ領への長期出張は願ってもないことだ。ただ、その間は愛しのうさぎさんに会えなくなる。大急ぎで行って、とっとと終わらせて帰ってこよう。
結局、彼女の朗らかな雰囲気に飲まれ、すっかりトーマスの話は棚上げになってしまった。
どうしたものかと考えていると、彼女が席を外した隙に、陛下がコソッと言った。
「弟を不問にすればいいのだよな? 褒賞として」
「申し訳ありません。本当に、本当に、すみません!」
俺は改めてわびた。
「みっともないことをやっているのは百も承知です。しかし、弟をたたき直す機会をください。それでも使いものにならなければ、いかようにも処分してください。父は聖女が飛んで来ていたことに驚いていましたが、俺は知らないうちに領地がこんなことになっていたことのほうが驚きでした。これで弟を失ったら、あまりにも悔いが残ります」
陛下はクッキーの欠片を口に放り込むと「リアがああ言っているのだから問題ない」と言った。
「しかし、クリスよ、諦めるなよ?」
「はい?」と、俺は首をかしげた。
「リアとの婚姻のことだ。結構いい感じだぞ」
陛下は俺の欲しいものをお見通しだ……。
「ずいぶん前からお前をよく見ている」
「でも、さっきは茶と菓子に夢中でしたよ」と、俺は笑いながら反論した。
こういう話をしているときは、国王というより、子どもの頃から知っているオッサンだ。
「陛下がこんなに美味いものを出すから、俺になんか見向きもしない。もう全身に砂糖でもまぶして歩こうかと思っていたくらいです」
俺がぶすっとして言うと、陛下は膝をたたいて大笑いした。
「お前も大変だな。砂糖まぶしは傑作だ」
トーマスの首はつながった。
ダドリー・ドルマンは、クランツ領内で裁くことに決まった。当然だが、最も重い罪に処されることになるだろう。
☟
執務棟へ戻り、仕事部屋に入ると、あの日のままの状態だった。
アレンが広域地図に引いた赤い線を思い出すと、我ながらよく見つけたよな……と思えてくる。
ヴィルと情報交換をしてから、聖女のショコラへ行き、オランジェットと期間限定のトリュフを買った。
部屋でひとり、チョコをかじりながら酒を飲み、感慨に浸る。
ここで俺の旅は終わるのかと思っていた。
ところが、数日経った頃、封筒に「通知」と書かれた手紙が届いた。
彼女は少し考えてから「次の悪い人に備えていただければよいかと」と言った。
「どう備えるべきだと思う?」
「そうですねぇ。わたしの世界ではフールプルーフとフェイルセーフと言うのですが、オルランディア語にするとぉ……」
彼女はピコピコと首をかしげている。
「直訳だと『愚者耐性』と『失敗しても平気』なのですけれど……」
俺と陛下はずっこけた。
――直訳で「失敗しても平気」って、もとの言葉はどうなってんだ!(笑)
彼女はくるりとこちらを向き、俺の腕に触れて立たせてくれた。
「愚者は必ずいますし、人は失敗をする生き物だから、それに備えましょうという危機管理の発想なのです」
ユルい話し方だが、これは異世界の智慧だと直感した。俺は急いで胸ポケットから手帳とペンを取り出した。
「愚者を賢くするには『まず教育だ』と思いがちです。でも、機会があっても学ばないのが愚者なので~」
陛下はヒゲをなでながらうなずいた。
「だから賢い者が愚かな行いに備えましょう、という考え方ですわ。わたしの世界ではそういう観点を大切にしているのです」
彼女の不満の矛先は、愚者ダドリーでもなく、別の愚者トーマスでもなかった。
愚者への備えもなく、ただ放置していた役場。その役場を放置している領主の怠慢を指摘しているのだ。
「トーマス様の扱いが話の焦点になっているようですが、彼を罰する価値はあるのでしょうか。皆が逃げるために生贄にされる羊さんのように思えてしまって……」
耳が痛い。
陛下は片方の眉を上げ、ニヤリと口角を上げた。
「聞いたか? お前の弟は、罰する価値のない羊だそうだ」
俺は言い訳すらできなかった。彼女の言うとおり、俺たちは家の存続のために、弟に責任をすべて被せたうえで命乞いをしようとしていたのだ。
「まあ、座って茶でも飲もうか」
陛下は俺たちを隣の応接へ連れて行った。
「去年だったか……。シルヴィオが、次男ひとりでは荷が重いかも知れないとボヤいていたことがあった」
陛下は応接室のソファーで伸びをしながら言った。
肩の辺りから「ゴキッ!」と痛々しい音がすると、俺の隣にいたうさぎさんはピコンと耳を立て、心配そうな顔をしている。
「また隣から人を借りてはどうだ?」と陛下は言う。
隣と言うのは、ラヴェルタ=ヴェルテ辺境伯領のことだ。今は同じ辺境伯として横並びになっているが、もとはクランツ王家に仕えていたラヴェルタ家とヴェルテ家だ。
長年の習慣で連絡は密に取っているのだが、隣は隣で事情があってバタついている。俺はざっと隣の事情を説明し、効率的に役所機能を改善させる方法を考えると伝えた。
父がかかりきりになると、ほかにほころびが出る。一時的に俺が帰るか、そういう仕事が得意な人材を借りることになるだろう。
「お仕事の品質改善をするなら、PDCAも一緒にやってみるといいかもですねぇ」
隣にいる小さなうさぎさんが、お茶の香りを嗅ぎながら言った。
すんすん、はぁー、すんすん、はぁー……と、クソかわいい息づかいが聞こえてくる。しかし、彼女の視線はテーブルに置かれた手の平サイズのクッキーにくぎづけだ。
――この目には見覚えがある。話したあと、爆速で内容を忘れるときの目だ。
俺は再び胸のポケットから手帳を取り出した。
旅の道中、アレンからの助言をきっかけに、俺はリア様への接し方を少し変えていた。
「彼女の前で優等生すぎる。かしこまって話さないほうがいい」と指摘を受けたのだ。
「いつも気を使われて、壁を作られているように感じる」
彼女がそう話していたと彼は言った。
「ちょっと口が悪いときのくまんつ様が自然な感じで好き」だと……。
俺が気兼ねなく接するほうが、彼女は気楽なようだ。当然、俺もそのほうが楽だった。
「――リア様」
「スンスン……はぁ~……いい香りですねぇ」
彼女はお茶に夢中だ。ベルガモットの香りを付けた茶は、確かに良い香りがする。
「リア様、聞いてるか?」
「んっ? はいっ」と、うさぎさんが耳を立てた。
「なあ、ぴーでーしーえーって何だ?」
「ええとぉ、計画、実行、評価、改善の頭文字をとった言葉で、それを循環させるお仕事のやり方なのです」
「詳しく教えてもらえるか?」
「もちろんですわ」と、彼女は膝の上にハンカチを広げながら言った。
「大前提として、組織全体の増収とか、一つの大きな目標を達成するためにやるものですわ。計画を立てて、実行してみて評価をする。この評価のときに計画の達成率を出します。良くない点があれば改善して二周目に入る」
「ってことは、数字で表せる計画が必要なのか……」
「漠然とした目標を追っても結果は出にくいですからね。基本は一年に一周させますが、評価だけは少しこまめにやって――」
さながら経営塾のような話が続いた。
彼女は商人でもあり、母国では商会勤めだと聞いていたが、これはマジだ……。俺はわずかな時間で、手帳にびっしりとメモを取った。
聞いてみた感じ、役場の改善が一人歩きしないよう領地経営の一角に組み込んだほうが良さそうな感じがする。
「つまり、問題はどうやって数字で計画を立てるかだな」
「売上高などはわかりやすいですけれど、役所窓口の品質向上なら、例えば『利用者の満足度』などが使えますわ」
「なるほど。利用者アンケートか!」
「市民からの苦情を匿名で投書してもらうのも効果的です」
「おおぉ、目指せ、苦情ゼロ」
「ない数字は作ればよいのです。やり方はいくらでもありますわ」
「領地全体で増収する目標を立てて、人口を増やす、暮らしやすい町にするために役場の質を上げる。人口が増えるなら当然、仕事も必要だ。特定の産業に投資して成長させる、雇用促進……全部関連があって当たり前だよな。皆で成果を出せば、領地が豊かになる」
「お給料も上げられるし、個人の努力が生活の向上に直結するので、やりがいがありますわ」
「わかった。これはじっくり腰を据えてやる価値がある」
サク……と、彼女がクッキーを食べる音がした。
「ん~、美味しいです」
宝物を見つけた子どものように目をキラキラと輝かせ、彼女は小声でクッキーを絶賛している。俺はその愛らしい姿に頬が緩みっぱなしだ。
俺は根掘り葉掘り彼女に聞いてメモを取った。
彼女はさくり、さくりとクッキーを食べつつ、評価と改善を繰り返しながら、人が意欲的に働き、生活水準を上げていける仕組みを教えてくれた。
ベルソール商会でも最近やり始め、業績が伸びているらしい。王宮でもアレンの父上が管掌している組織で試験的にやってみているとか。
彼女が書類のひな型を入手してくれることになり、見本として父に送ることにした。
「お前も帰って手伝ってやるといい」と、陛下が言った。
「三カ月とか半年とか、期限を決めて領地管理を手伝ってこい。ついでに、お前が人質だとかいう妙なうわさも否定してこい」と笑っている。
クランツ領への長期出張は願ってもないことだ。ただ、その間は愛しのうさぎさんに会えなくなる。大急ぎで行って、とっとと終わらせて帰ってこよう。
結局、彼女の朗らかな雰囲気に飲まれ、すっかりトーマスの話は棚上げになってしまった。
どうしたものかと考えていると、彼女が席を外した隙に、陛下がコソッと言った。
「弟を不問にすればいいのだよな? 褒賞として」
「申し訳ありません。本当に、本当に、すみません!」
俺は改めてわびた。
「みっともないことをやっているのは百も承知です。しかし、弟をたたき直す機会をください。それでも使いものにならなければ、いかようにも処分してください。父は聖女が飛んで来ていたことに驚いていましたが、俺は知らないうちに領地がこんなことになっていたことのほうが驚きでした。これで弟を失ったら、あまりにも悔いが残ります」
陛下はクッキーの欠片を口に放り込むと「リアがああ言っているのだから問題ない」と言った。
「しかし、クリスよ、諦めるなよ?」
「はい?」と、俺は首をかしげた。
「リアとの婚姻のことだ。結構いい感じだぞ」
陛下は俺の欲しいものをお見通しだ……。
「ずいぶん前からお前をよく見ている」
「でも、さっきは茶と菓子に夢中でしたよ」と、俺は笑いながら反論した。
こういう話をしているときは、国王というより、子どもの頃から知っているオッサンだ。
「陛下がこんなに美味いものを出すから、俺になんか見向きもしない。もう全身に砂糖でもまぶして歩こうかと思っていたくらいです」
俺がぶすっとして言うと、陛下は膝をたたいて大笑いした。
「お前も大変だな。砂糖まぶしは傑作だ」
トーマスの首はつながった。
ダドリー・ドルマンは、クランツ領内で裁くことに決まった。当然だが、最も重い罪に処されることになるだろう。
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執務棟へ戻り、仕事部屋に入ると、あの日のままの状態だった。
アレンが広域地図に引いた赤い線を思い出すと、我ながらよく見つけたよな……と思えてくる。
ヴィルと情報交換をしてから、聖女のショコラへ行き、オランジェットと期間限定のトリュフを買った。
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