2 / 7
~料理の達人~
しおりを挟む
~次の日~
「向日葵ちゃんおはよう!」
とびきりの笑顔で直人くんが話しかけてきた。
「直人くん....おはよう」
私も声の震えを抑えて、笑顔で答えた。
「向日葵、どうしたの?直人と仲良くなったんだね」
「えっ?いやそんなことないよ!」
「いや、そうだって!だって、男子嫌いな向日葵が普通に挨拶してるんだよ?大進歩だよ!」
「まあね。」
~休み時間~
「向日葵ちゃんって部活何入ってるの?」
「えと...かっ、家庭科部だよ...」
「そうなんだ!女子力高いね!」
「そっ、そんなことないよ!私、砂糖の量間違えたりとかしちゃうし!不器用だし!」
そう、私はめちゃくちゃ不器用なのだ。
不器用を直すために家庭科部に入ったんだけど、中々上手くいかない...
「なら、俺が料理教えようか?」
「えっ?」
「俺、料理好きで得意なんだよね。」
男子に教えてもらうのは恥ずかしいけど
来週調理実習があって、皆に不器用だと
思われたくない。
「じゃあ、特訓お願いします!」
「任せといてよ!いつにする?」
「じゃあ、今週の土曜日で!」
「OK~。」
~土曜日~
あー!緊張する~!何着たら良いんだろう!
こうなったら、なみちゃんにLINEで聞くしかない!
「なみちゃん服どうしたら良いと思う?」
~1時間後~
わーん!返信来ない!既読もつかない!
そうだ!なみちゃんは休日は昼までずっと寝てるんだった....どうしよう。
約束まであと30分しかない....
自分で決めるしかない。
髪の毛も可愛くしなきゃ。
「イデデデデデデデ」
くしが髪の毛に引っ掛かった。
もう本当にこの天パどうにかならないかな。
「ピンポーン」
「はーい」
ガチャ
「直人くん、いらっしゃーい」
直人くん、私服もカッコいいな...
「おじゃましまーす」
向日葵ちゃん、いつもと雰囲気違って可愛い...
「じゃあ、今日はクッキーを作ります!さっそく向日葵ちゃん卵割って!」
クッキーかぁ!卵割れるかな...
「OK!」
コンコンコンコン...
あれ?中々割れないな...
ここは力を入れて、ゴンッ
「あー!!!!!!」
卵は割れたが、中にからが入ってしまった....
「向日葵ちゃん、卵はね、あんまり力を入れないで程よく力をいれて割るのが大切なんだよ」
「ごめんなさい....」
コンコン
「あ!上手く割れた!!」
「やったね!向日葵ちゃん!」
「うん!」
直人くんが一緒になって喜んでくれた。
「よーし!じゃあ次は小麦粉を混ぜようか!俺のお手本をよく見ててね!」
素早くかき混ぜててはっきり言って家庭科部の人たちより上手かった!
「凄いね!直人くん!料理人さんみたい!」
「でしょ!」
直人くんがニッコリと笑顔を向けた。
それから直人くんが教えてくれたおかげで
クッキーを作ることに成功した!
「直人くん、今日はありがとう!」
「いえいえ!俺も今日は楽しかったよ」
直人くんもそう思っててくれたんだ。
何だか嬉しいな。
「あの....」
「ん?」
「また教えてくれる?」
「いいよ!ていうか、今度は遊ぼうよ!俺もっと向日葵ちゃんと仲良くなりたいな」
ドキッ。
直人くんは私と同じ事思ってた。何だか嬉しい。
「私も‼」
直人くんといると楽しい。そう感じるようになったこの休日。また遊べると良いな。
「向日葵ちゃんおはよう!」
とびきりの笑顔で直人くんが話しかけてきた。
「直人くん....おはよう」
私も声の震えを抑えて、笑顔で答えた。
「向日葵、どうしたの?直人と仲良くなったんだね」
「えっ?いやそんなことないよ!」
「いや、そうだって!だって、男子嫌いな向日葵が普通に挨拶してるんだよ?大進歩だよ!」
「まあね。」
~休み時間~
「向日葵ちゃんって部活何入ってるの?」
「えと...かっ、家庭科部だよ...」
「そうなんだ!女子力高いね!」
「そっ、そんなことないよ!私、砂糖の量間違えたりとかしちゃうし!不器用だし!」
そう、私はめちゃくちゃ不器用なのだ。
不器用を直すために家庭科部に入ったんだけど、中々上手くいかない...
「なら、俺が料理教えようか?」
「えっ?」
「俺、料理好きで得意なんだよね。」
男子に教えてもらうのは恥ずかしいけど
来週調理実習があって、皆に不器用だと
思われたくない。
「じゃあ、特訓お願いします!」
「任せといてよ!いつにする?」
「じゃあ、今週の土曜日で!」
「OK~。」
~土曜日~
あー!緊張する~!何着たら良いんだろう!
こうなったら、なみちゃんにLINEで聞くしかない!
「なみちゃん服どうしたら良いと思う?」
~1時間後~
わーん!返信来ない!既読もつかない!
そうだ!なみちゃんは休日は昼までずっと寝てるんだった....どうしよう。
約束まであと30分しかない....
自分で決めるしかない。
髪の毛も可愛くしなきゃ。
「イデデデデデデデ」
くしが髪の毛に引っ掛かった。
もう本当にこの天パどうにかならないかな。
「ピンポーン」
「はーい」
ガチャ
「直人くん、いらっしゃーい」
直人くん、私服もカッコいいな...
「おじゃましまーす」
向日葵ちゃん、いつもと雰囲気違って可愛い...
「じゃあ、今日はクッキーを作ります!さっそく向日葵ちゃん卵割って!」
クッキーかぁ!卵割れるかな...
「OK!」
コンコンコンコン...
あれ?中々割れないな...
ここは力を入れて、ゴンッ
「あー!!!!!!」
卵は割れたが、中にからが入ってしまった....
「向日葵ちゃん、卵はね、あんまり力を入れないで程よく力をいれて割るのが大切なんだよ」
「ごめんなさい....」
コンコン
「あ!上手く割れた!!」
「やったね!向日葵ちゃん!」
「うん!」
直人くんが一緒になって喜んでくれた。
「よーし!じゃあ次は小麦粉を混ぜようか!俺のお手本をよく見ててね!」
素早くかき混ぜててはっきり言って家庭科部の人たちより上手かった!
「凄いね!直人くん!料理人さんみたい!」
「でしょ!」
直人くんがニッコリと笑顔を向けた。
それから直人くんが教えてくれたおかげで
クッキーを作ることに成功した!
「直人くん、今日はありがとう!」
「いえいえ!俺も今日は楽しかったよ」
直人くんもそう思っててくれたんだ。
何だか嬉しいな。
「あの....」
「ん?」
「また教えてくれる?」
「いいよ!ていうか、今度は遊ぼうよ!俺もっと向日葵ちゃんと仲良くなりたいな」
ドキッ。
直人くんは私と同じ事思ってた。何だか嬉しい。
「私も‼」
直人くんといると楽しい。そう感じるようになったこの休日。また遊べると良いな。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる