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~傷と傷~
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直人くんとラウンドワンに行った楽しい週末が明けて月曜日がやってきた。
そして直人くんと付き合うことになりました!
とっても嬉しい!
「直人くんおはよう‼」
「あ、向日葵ちゃん!おはよう!」
二人とも少し照れながら言った。
「おい!二人とも一昨日、ラウンドワンにいただろ?俺二人見た!二人、付き合ってんのかよ?」
「え?あの、えっと....」
私達が焦っていると、クラスの人達が煽ってきて....
「うわーっ、マジで二人付き合ってんのかよ?」
「この天パと付き合うとか趣味悪っ。」
「あんなやつが直人くんの彼女?笑える」
そういう声がたくさん聞こえる。
自然に涙が溢れてきた。何で私だってストレートのさらさらの髪になりたいよ。直人くんと釣り合わないのも分かってる。でもそこまでいう必要ないじゃない...どんどん涙が溢れてくる。止まらない。それを見た直人くんは、
「おい!お前らいい加減にしろよ。俺は向日葵ちゃんが好きだから付き合った。ただそれだけだ!向日葵ちゃんのこと悪く言うのは許さない。」
直人くんが怒った表情でそう言うと、皆は反省してる顔をしているが、一人、気に入らないといっている顔をしている人がいた。
真下拓哉。いつもヤンキーっぽい人だ。
「うわーっ、いつも怒らない直人が怒った。
学級委員だからって偉そうにすんなよ。
お前みたいな良い子ちゃんムカつくんだよ。」
「俺だって好きで学級委員なんかしてねぇーよ!向日葵ちゃん、行こう!」
そう言って私の手を引っ張って直人くんが
教室から抜け出した。
「あいつらマジムカつくんだけど」
真下拓哉が睨み付けてきた。
「はぁはぁ....ここまで来れば大丈夫....」
前に来た、公園まで走ってきた。
「向日葵ちゃん大丈夫?」
直人くんはいつも自分のことは後回しで
私の事を気にしてくれる。嬉しいけど、直人くんは少し自分の事も考えてほしい。
「私は大丈夫!直人くんは?」
「俺は....大丈夫。」
直人くんが自分に言い聞かせるように言った。
「無理しないで良いんだよ。」
私が笑顔でそう言うと、いつもしっかり者の直人くんの目から涙が溢れた。
「俺....俺ずっと良い子でいなきゃって思ってたんだ。だから、人一倍努力した。なのに誰一人認めてくれない.....」
直人くんが顔を伏せながらそう言った。
「私は直人くん凄いと思うよ!勉強も水泳も努力してて、学級委員で皆をまとめて....
私ならそんなことできないと思う。皆、直人くんが羨ましいだけなんだよ!だから、気にしないで。私は直人くんの味方だよ。」
「うん....」
私は直人くんを抱き寄せた。
直人くんはずっと泣いていた。きっとずっと
誰にも言えずに悩んでいたんだろう。
「ゴメンね。こんなカッコ悪い姿見せて....」
「カッコ悪くなんかない!どんな直人くんも私は好きだよ。自信持って。」
「ありがとう。ありがとう向日葵ちゃん。」
直人くんが泣きながら笑った。
「向日葵ちゃんがいてくれるだけで俺は幸せ。」
「私もだよ。」
二人で泣きながら笑い合った。
そして直人くんと付き合うことになりました!
とっても嬉しい!
「直人くんおはよう‼」
「あ、向日葵ちゃん!おはよう!」
二人とも少し照れながら言った。
「おい!二人とも一昨日、ラウンドワンにいただろ?俺二人見た!二人、付き合ってんのかよ?」
「え?あの、えっと....」
私達が焦っていると、クラスの人達が煽ってきて....
「うわーっ、マジで二人付き合ってんのかよ?」
「この天パと付き合うとか趣味悪っ。」
「あんなやつが直人くんの彼女?笑える」
そういう声がたくさん聞こえる。
自然に涙が溢れてきた。何で私だってストレートのさらさらの髪になりたいよ。直人くんと釣り合わないのも分かってる。でもそこまでいう必要ないじゃない...どんどん涙が溢れてくる。止まらない。それを見た直人くんは、
「おい!お前らいい加減にしろよ。俺は向日葵ちゃんが好きだから付き合った。ただそれだけだ!向日葵ちゃんのこと悪く言うのは許さない。」
直人くんが怒った表情でそう言うと、皆は反省してる顔をしているが、一人、気に入らないといっている顔をしている人がいた。
真下拓哉。いつもヤンキーっぽい人だ。
「うわーっ、いつも怒らない直人が怒った。
学級委員だからって偉そうにすんなよ。
お前みたいな良い子ちゃんムカつくんだよ。」
「俺だって好きで学級委員なんかしてねぇーよ!向日葵ちゃん、行こう!」
そう言って私の手を引っ張って直人くんが
教室から抜け出した。
「あいつらマジムカつくんだけど」
真下拓哉が睨み付けてきた。
「はぁはぁ....ここまで来れば大丈夫....」
前に来た、公園まで走ってきた。
「向日葵ちゃん大丈夫?」
直人くんはいつも自分のことは後回しで
私の事を気にしてくれる。嬉しいけど、直人くんは少し自分の事も考えてほしい。
「私は大丈夫!直人くんは?」
「俺は....大丈夫。」
直人くんが自分に言い聞かせるように言った。
「無理しないで良いんだよ。」
私が笑顔でそう言うと、いつもしっかり者の直人くんの目から涙が溢れた。
「俺....俺ずっと良い子でいなきゃって思ってたんだ。だから、人一倍努力した。なのに誰一人認めてくれない.....」
直人くんが顔を伏せながらそう言った。
「私は直人くん凄いと思うよ!勉強も水泳も努力してて、学級委員で皆をまとめて....
私ならそんなことできないと思う。皆、直人くんが羨ましいだけなんだよ!だから、気にしないで。私は直人くんの味方だよ。」
「うん....」
私は直人くんを抱き寄せた。
直人くんはずっと泣いていた。きっとずっと
誰にも言えずに悩んでいたんだろう。
「ゴメンね。こんなカッコ悪い姿見せて....」
「カッコ悪くなんかない!どんな直人くんも私は好きだよ。自信持って。」
「ありがとう。ありがとう向日葵ちゃん。」
直人くんが泣きながら笑った。
「向日葵ちゃんがいてくれるだけで俺は幸せ。」
「私もだよ。」
二人で泣きながら笑い合った。
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