Estrella

碧月 晶

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それから
祭月とその先輩が準備室に消えてから、約2分後の事だった。


「家宝にすっぺぇぇぇえーー!!」


という、謎の雄叫びが準備室から聞こえてきたのは。
いや、謎というかどこからどう聞いても祭月の声なのだけれども。



それから更に、約3分後。
準備室から漸く、先輩と、どこかホクホクとして満足げな表情をした祭月が出てきた。


「ごめんなさい。お待たせしてしまって。」
「いえ、大丈夫です。」
「祭月君も、これからも宜しくね。」
「はい!ありがとうございました!一生大事にしますね!」
「ふふ、ありがとう。松沼は最高よね。」
「ですよね!」



この5分の間に何があったんだ?





先程よりも親しくなっている二人に首を傾げた。
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