17 / 18
第一章 封印の書
【1.15】封印の書
しおりを挟む
「さあ着いたわよ」
パセリが指さした先に冒険者組合が見える。それにしてもすごい人だかりだな。赤門にアリが群がるかのようだ。
これが観光スポットってやつか。
門の柱には上り竜が絡みつくように彫刻されている。今にも動き出しそうでリアルだな。
さらによく見ると、うねうねとした文字が刻まれていた。蛇っぽくて気持ち悪いけど、どこか懐かしい感じがする。
懐かしいというのは、サイデルにとってと言った方が正しいのかも。今はれっきとした六歳児だしね。
見たこともない文字なんて読めるわけがない? ところがどっこい読めちゃいそうなんだ。
サイデルの記憶が、見たことのないはず文字の解読を助けてくれる。さすが、サイデル半端ないって。これって自画自賛っていうのかな?
「Cidel delenda estか……」
意味は理解できたけど、複雑な気分だ。
「レイモンド君、テラン語読めるの?」
「さすがはレイモンド様。なんて書いてあるんです?」
パセリとバジルは身を乗り出して聞いてくる。
「それがさ、『サイデルをやっつけろ』と書いてあるんだよ」
やれやれだ。この世界で、サイデルを名乗るのは危険だな。
冒険者組合の入会者カウンターでは、受付のエルフが営業スマイルを振りまいていた。
スラっとした長身で、緑のボブの髪型に、ピンと上に尖った耳が特徴的だ。
「パセリ様、ようこそいらっしゃいました」
「おはよう、ローズ。今日はこの子たちの登録に来たの」
パセリはオレとバジルの肩を叩いた。ローズはオレたちをまじまじと見つめている。
「もしかして、転生者ですか? パセリ様のお連れですから、一般人ではないでしょうし」
「紹介するわ。レイモンド君と、バジルよ。二人とも相当の実力者よ」
ローズは目を輝かせる。
「それは楽しみです。今回はどんな記録が出るのかしら。最近は魔力1000以上が出たことないから、退屈してたんです」
そう言いながら、ローズはカウンターの下からごそごそと何かを取り出した。
「また計測したいの? ローズは本当に数字が好きね」
ローズの手に握られていたのは、A4ノートサイズの黒い石板だった。表面は真っ平で、ガラスのように光をきれいに反射している。淵をなぞるようにテラン文字が書かれていた。
「それは何?」
バジルの質問に、ローズは「よくぞ聞いてくれました」とばかりに嬉しそうに答える。
「魔力測定器です。どんな人の能力もまるっと丸わかり。ちなみに、パセリさんの魔力は530,000で、この国の最高記録なんですよ」
どうしてだろう。この『魔力測定器』って呼ばれている石を見ていると、胸騒ぎがしてしょうがない。全く別の用途で使われていた気がするんだけど。
サイデル時代の記憶のようで、なかなか思い出せない。
「うーん」と唸って考えているうちに、ローズによる説明は進んでいく。
「平均的魔力は100くらいです。でも転生者は10,000以上の人も多いんですよ」
「面白そう。僕やってみたい。早く、早く」
「焦らない、焦らない。これは王国に一個しかない貴重な石板なんです。現代の魔術では解明できない不思議な力を持つ、すごい石なんですよ」
ローズはえっへんと胸を張る。
「じゃあバジルさん。目を閉じて、手を石板の表面に乗せてください」
バジルが言われたとおりにすると、石板上部に数字が浮かび上がった。
「すごい。いや、信じられないです。400,000、450,000、500,000。新人の最高記録ですよ。まだ上がるの!?」
石に表示される数字はさらに上昇していく。さすがは古龍の中でも上位種バジリスクだけのことはある。
まさかこれほどまで強い人間がいるとは思っていなかったのだろう。まぁ、文字通り人間ではないのだが。
「ボクはまだまだ本気じゃないですよ」
バジルはドヤ顔で宣言する。
そうこうしているうちに数字は60万を超えた。石板は全体が赤く仄かに光を帯びている。ローズは度肝を抜かれて石板のように固くなっている。
石板はさらに赤くなり、真ん中にヒビが入りだした。カチカチと石が擦れるような不気味な音を発しながら、亀裂が拡大していく。
その亀裂から眩い光が放たれる。異常なことが起きていることは、誰の目にも明らかだ。
「バジル! 早く手を引っ込めろ!」
「レイモンド様、まだ全力を出していないのにどうして」
「いいから早く!」
オレの声に驚いてバジルは手を引っ込めようとしたが、時すでに遅し。
石板の亀裂は板の端々まで到達して、ガッチャーンという高い音とともに、修復不能なレベルで粉々になった。
入会者カウンター周辺は静寂で包まれる。あーあ、やっちゃったよ。
プルプル震えながら口火を切ったのはローズだった。
「壊したんですか!?」
ローズは大事なおもちゃを壊された子供のように、ヒステリックに叫ぶ。
「いや、だって。手をかざして魔力を注ぎ込むだけの簡単なお仕事ですって言ったのはローズさんじゃないですか」
バジルは「私は悪くありません」と言わんばかりに早口で返す。
「壊していいなんて一言も言っていません。あぁ私の唯一の楽しみが……」
石板一つ一つのかけらを拾い集めながら、ぶつぶつと恨み節を繰り返している。
「ごめんなさい。弁償するわ」
そう言いながら金貨を取り出そうとするパセリをローズが止める。
「いえ。パ、パセリさんには幾度となくお世話になっていますから……」
ローズも測定を勧めたのが自分自身なので、強くは出られないのだろう。
結局、新しい測定器を見つけるというクエストが張り出されることになった。
徳川埋蔵金のように、どこにあるか誰も知らない案件なので、達成されるかは不明だが。
「もし同じような石板を見つけてきたら、テストなしで冒険者認定してくれますか?」
オレの申し出をローズは二つ返事で了承した。
「もちろんです。通常は認定員との一月にわたる厳しいテストで合否判定されますが、身体能力と魔力についてはパセリさんの折り紙つきですし、クエスト遂行能力もあるということになりますから」
成果を出すことが、最も確実な実力の証明とのことだ。
「しかし、なんで壊れたのかな。私の時は問題なく測れたのに」
パセリは首をかしげる。
「分からない。きっとこれまで積み重なったダメージで、限界に達したのかも」
「レイモンド君。さっき考え事をしていたようだけど、石板について何か思い出せる?」
この石板は単なる能力測定器じゃないことは確かだ。
眉間にしわを寄せながら、記憶の彼方の情報を取り出そうと唸る。
「試してみるよ。えーっと……うん、少しずつ分かってきた。
この石板は、隕石や星の地殻から微量にとれるイリジウムとアダマンタイトの合金から出来ている。計測・転移・封印の三つの特長を持つことが知られている。
まず、接触した者の総魔力量を概算することができる。ただし、顕在化した魔力を測るだけで、潜在的な魔力は測れない」
「ふむふむ、なるほど。だから魔力測定器に使われているわけね」
パセリは頷いている。
「二つ目の特長は量子テレポーテーションの原理で、物体を瞬時に移動させることができるらしい」
「そんな便利な機能があったんだ。どうやって操作するのか分からないけど、面白そうね」
光速移動だったら普通のテレポーテーションでも可能だが、何万光年という星と星の間を移動するときは、この石板による量子テレポーテーションを利用した方が便利という訳か。
「三つ目が封印だ。石の大きさに応じて魔力や魔物を封印することができる。そう言えば、神々はこの石板のことを『封印の書』って呼んでいたな」
「そうなのね。この石板にも魔力か魔物が封印されていたってことかしら」
「恐らくね。倒すのが困難な相手を封印するのに多用されたみたいだから。問題は何が封印されていたかだけど……」
飛び散った破片を頭の中で再構築して石板を復元する。
そして石板上に書かれていた文字を解読する。
「何か分かった?」と聞いてくるパセリ。
「あぁ。かなりの大物だよ。龍の祠のかつての主、龍王トゥバンだ」
「トゥバン? そんな龍、聞いたことないわ」
トゥバンに関する記憶を紐解いて、オレは苦笑いした。
「そりゃそうだ。八千年前に封印したのは、このオレなんだから」
パセリが指さした先に冒険者組合が見える。それにしてもすごい人だかりだな。赤門にアリが群がるかのようだ。
これが観光スポットってやつか。
門の柱には上り竜が絡みつくように彫刻されている。今にも動き出しそうでリアルだな。
さらによく見ると、うねうねとした文字が刻まれていた。蛇っぽくて気持ち悪いけど、どこか懐かしい感じがする。
懐かしいというのは、サイデルにとってと言った方が正しいのかも。今はれっきとした六歳児だしね。
見たこともない文字なんて読めるわけがない? ところがどっこい読めちゃいそうなんだ。
サイデルの記憶が、見たことのないはず文字の解読を助けてくれる。さすが、サイデル半端ないって。これって自画自賛っていうのかな?
「Cidel delenda estか……」
意味は理解できたけど、複雑な気分だ。
「レイモンド君、テラン語読めるの?」
「さすがはレイモンド様。なんて書いてあるんです?」
パセリとバジルは身を乗り出して聞いてくる。
「それがさ、『サイデルをやっつけろ』と書いてあるんだよ」
やれやれだ。この世界で、サイデルを名乗るのは危険だな。
冒険者組合の入会者カウンターでは、受付のエルフが営業スマイルを振りまいていた。
スラっとした長身で、緑のボブの髪型に、ピンと上に尖った耳が特徴的だ。
「パセリ様、ようこそいらっしゃいました」
「おはよう、ローズ。今日はこの子たちの登録に来たの」
パセリはオレとバジルの肩を叩いた。ローズはオレたちをまじまじと見つめている。
「もしかして、転生者ですか? パセリ様のお連れですから、一般人ではないでしょうし」
「紹介するわ。レイモンド君と、バジルよ。二人とも相当の実力者よ」
ローズは目を輝かせる。
「それは楽しみです。今回はどんな記録が出るのかしら。最近は魔力1000以上が出たことないから、退屈してたんです」
そう言いながら、ローズはカウンターの下からごそごそと何かを取り出した。
「また計測したいの? ローズは本当に数字が好きね」
ローズの手に握られていたのは、A4ノートサイズの黒い石板だった。表面は真っ平で、ガラスのように光をきれいに反射している。淵をなぞるようにテラン文字が書かれていた。
「それは何?」
バジルの質問に、ローズは「よくぞ聞いてくれました」とばかりに嬉しそうに答える。
「魔力測定器です。どんな人の能力もまるっと丸わかり。ちなみに、パセリさんの魔力は530,000で、この国の最高記録なんですよ」
どうしてだろう。この『魔力測定器』って呼ばれている石を見ていると、胸騒ぎがしてしょうがない。全く別の用途で使われていた気がするんだけど。
サイデル時代の記憶のようで、なかなか思い出せない。
「うーん」と唸って考えているうちに、ローズによる説明は進んでいく。
「平均的魔力は100くらいです。でも転生者は10,000以上の人も多いんですよ」
「面白そう。僕やってみたい。早く、早く」
「焦らない、焦らない。これは王国に一個しかない貴重な石板なんです。現代の魔術では解明できない不思議な力を持つ、すごい石なんですよ」
ローズはえっへんと胸を張る。
「じゃあバジルさん。目を閉じて、手を石板の表面に乗せてください」
バジルが言われたとおりにすると、石板上部に数字が浮かび上がった。
「すごい。いや、信じられないです。400,000、450,000、500,000。新人の最高記録ですよ。まだ上がるの!?」
石に表示される数字はさらに上昇していく。さすがは古龍の中でも上位種バジリスクだけのことはある。
まさかこれほどまで強い人間がいるとは思っていなかったのだろう。まぁ、文字通り人間ではないのだが。
「ボクはまだまだ本気じゃないですよ」
バジルはドヤ顔で宣言する。
そうこうしているうちに数字は60万を超えた。石板は全体が赤く仄かに光を帯びている。ローズは度肝を抜かれて石板のように固くなっている。
石板はさらに赤くなり、真ん中にヒビが入りだした。カチカチと石が擦れるような不気味な音を発しながら、亀裂が拡大していく。
その亀裂から眩い光が放たれる。異常なことが起きていることは、誰の目にも明らかだ。
「バジル! 早く手を引っ込めろ!」
「レイモンド様、まだ全力を出していないのにどうして」
「いいから早く!」
オレの声に驚いてバジルは手を引っ込めようとしたが、時すでに遅し。
石板の亀裂は板の端々まで到達して、ガッチャーンという高い音とともに、修復不能なレベルで粉々になった。
入会者カウンター周辺は静寂で包まれる。あーあ、やっちゃったよ。
プルプル震えながら口火を切ったのはローズだった。
「壊したんですか!?」
ローズは大事なおもちゃを壊された子供のように、ヒステリックに叫ぶ。
「いや、だって。手をかざして魔力を注ぎ込むだけの簡単なお仕事ですって言ったのはローズさんじゃないですか」
バジルは「私は悪くありません」と言わんばかりに早口で返す。
「壊していいなんて一言も言っていません。あぁ私の唯一の楽しみが……」
石板一つ一つのかけらを拾い集めながら、ぶつぶつと恨み節を繰り返している。
「ごめんなさい。弁償するわ」
そう言いながら金貨を取り出そうとするパセリをローズが止める。
「いえ。パ、パセリさんには幾度となくお世話になっていますから……」
ローズも測定を勧めたのが自分自身なので、強くは出られないのだろう。
結局、新しい測定器を見つけるというクエストが張り出されることになった。
徳川埋蔵金のように、どこにあるか誰も知らない案件なので、達成されるかは不明だが。
「もし同じような石板を見つけてきたら、テストなしで冒険者認定してくれますか?」
オレの申し出をローズは二つ返事で了承した。
「もちろんです。通常は認定員との一月にわたる厳しいテストで合否判定されますが、身体能力と魔力についてはパセリさんの折り紙つきですし、クエスト遂行能力もあるということになりますから」
成果を出すことが、最も確実な実力の証明とのことだ。
「しかし、なんで壊れたのかな。私の時は問題なく測れたのに」
パセリは首をかしげる。
「分からない。きっとこれまで積み重なったダメージで、限界に達したのかも」
「レイモンド君。さっき考え事をしていたようだけど、石板について何か思い出せる?」
この石板は単なる能力測定器じゃないことは確かだ。
眉間にしわを寄せながら、記憶の彼方の情報を取り出そうと唸る。
「試してみるよ。えーっと……うん、少しずつ分かってきた。
この石板は、隕石や星の地殻から微量にとれるイリジウムとアダマンタイトの合金から出来ている。計測・転移・封印の三つの特長を持つことが知られている。
まず、接触した者の総魔力量を概算することができる。ただし、顕在化した魔力を測るだけで、潜在的な魔力は測れない」
「ふむふむ、なるほど。だから魔力測定器に使われているわけね」
パセリは頷いている。
「二つ目の特長は量子テレポーテーションの原理で、物体を瞬時に移動させることができるらしい」
「そんな便利な機能があったんだ。どうやって操作するのか分からないけど、面白そうね」
光速移動だったら普通のテレポーテーションでも可能だが、何万光年という星と星の間を移動するときは、この石板による量子テレポーテーションを利用した方が便利という訳か。
「三つ目が封印だ。石の大きさに応じて魔力や魔物を封印することができる。そう言えば、神々はこの石板のことを『封印の書』って呼んでいたな」
「そうなのね。この石板にも魔力か魔物が封印されていたってことかしら」
「恐らくね。倒すのが困難な相手を封印するのに多用されたみたいだから。問題は何が封印されていたかだけど……」
飛び散った破片を頭の中で再構築して石板を復元する。
そして石板上に書かれていた文字を解読する。
「何か分かった?」と聞いてくるパセリ。
「あぁ。かなりの大物だよ。龍の祠のかつての主、龍王トゥバンだ」
「トゥバン? そんな龍、聞いたことないわ」
トゥバンに関する記憶を紐解いて、オレは苦笑いした。
「そりゃそうだ。八千年前に封印したのは、このオレなんだから」
0
あなたにおすすめの小説
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
ブックマーク・評価、宜しくお願いします。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる