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第二章『告白H。職場のかわいい新社会人に膣内射精したい』
第十九話「シトラスって実は○○?」
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ごそごそと、黒いローブを羽織るシトラス。
白いツインテールと灰色の翼が引っ掛からないよう、器用に羽織っている。
「いつから見てたの?」
もういつもの大悪魔キャラなんてすっかり忘れて、借りてきた猫のように大人しい。
「えっと……」
「えっ! 『それはもう、最初(乳首を弄りはじめたところ)からだけど』ってぇ!?」
「心を読むのは卑怯です!」
「でも、どうして僕の部屋でオナニーしてたの?」
「……【契約】中、我は宋真と同調しているの。だ、だから……」
「ああなるほど。つまり、僕が感じた快感は全部シトラスにフィードバックされるってことか……」
「そうよ! あんなにおちんちんバキバキにして、涎垂らしながら猿のようにセックスしてるところ見せつけられたら、私だってその、オナニーぐらいしちゃうっての!」
「そうだったのか……。なんだろう、正直うらやましい、かも。僕も女の子のオナニーの気持ちよさを体感とかしてみたいし」
「宋真がもっと強くなれば、いずれ覚えられるかもね」
「えっ、本当に?」
魅了魔法、最強すぎないか? ワクワクしてきた。
とはいえ今更だけど、僕が先輩と犯している様子は全てシトラスに筒抜けだったのだ。
冷静に考えてみると、結構恥ずかしい。
恥ずかしいといえば、シトラスの様子も変だ。
「シトラスは僕のオナニーとか手伝ってくれてるし、今更そんなに恥ずかしがることなんて──」
「だ、だってあれは手だけだし! 咥えたり挿れたりするのはやったことないから恥かしくて……」
「え、やったことない?」
「あっ……」
お互い石像のように固まること三秒。
「あああああああああああああああっ!」
「えええええええええええええええっ!」
「またドジって喋っちゃったあああ!」
「シトラスって処女だったの!?」
悪魔や【魅了魔法】の存在より、衝撃的な事実。
この手の悪魔って皆経験豊富なものかと思ってた。
シトラスは、やっぱり見た目相応に幼かったのだ。
「そうよ、悪い? 私だって、ハジメテは好きな人に捧げたいんだもん! それなのに魔界は下衆な悪魔や大淫蟲ばかりで……うわああん!」
やばい。このままだと勝手に墓穴を掘り続けてマントルまで行ってしまう。
「な、泣かないでシトラス。僕はなんだか嬉しいよ」
「嬉しい? 宋真には好きなコがいるんでしょ? なんで私が処女だと嬉しいワケ?」
「だって、それってつまり、『お互い好きな人とセックスしたい』って共通の目標を持ってるってことでしょ?」
「共通の、目標?」
「そう。僕とシトラスは【契約】って形で繋がってるよね。でも僕は、シトラスに助けてもらって、その後も自分の欲望ばかりだったから、とても対等になんて思えなかったんだ」
「別に、私は……」
「僕はシトラスと従属的な関係じゃなくて、お互いの目標を支えあえるような仲になりたい。つまり、仲間、親友……うーん、しっくりこない。あ、これだ。『相方』! そんな関係でいたいと思ってるんだ」
「相方……」
「シトラスはどう?」
「どうって……私は、誰かに仕える。そう、従属や奴隷って関係しかしらない」
「だったら、これから知っていこうよ」
シトラスはふと目線を下にそらすと、少し悲しげな表情を見せた。
もしかしたら、まだ僕の知らない何かを隠しているのかもしれない。
でも、二秒後にはあの、いつものシトラスが戻っていた。
「ふ、ふはは! 相方、だと? 大きく出たな宋真! 良いだろう。そうも大口叩くのなら、まずは態度と結果で示してもらおうか!」
「ははっ、元気出てきてよかった。うん、シトラスに【生命魔力】を返すためにも、頑張らないと」
「ほほう。憎き女上司で自信をつけた、宋真の次なる敵はどいつだ?」
「敵じゃないよ。むしろ……ずっと密かに好きだった子」
「ほう。初めて知った時から気になっていたが、どんな奴だ?」
「うん。『倉林聡美』っていう名前でね、今年二十歳になったばかりの、新人だよ」
白いツインテールと灰色の翼が引っ掛からないよう、器用に羽織っている。
「いつから見てたの?」
もういつもの大悪魔キャラなんてすっかり忘れて、借りてきた猫のように大人しい。
「えっと……」
「えっ! 『それはもう、最初(乳首を弄りはじめたところ)からだけど』ってぇ!?」
「心を読むのは卑怯です!」
「でも、どうして僕の部屋でオナニーしてたの?」
「……【契約】中、我は宋真と同調しているの。だ、だから……」
「ああなるほど。つまり、僕が感じた快感は全部シトラスにフィードバックされるってことか……」
「そうよ! あんなにおちんちんバキバキにして、涎垂らしながら猿のようにセックスしてるところ見せつけられたら、私だってその、オナニーぐらいしちゃうっての!」
「そうだったのか……。なんだろう、正直うらやましい、かも。僕も女の子のオナニーの気持ちよさを体感とかしてみたいし」
「宋真がもっと強くなれば、いずれ覚えられるかもね」
「えっ、本当に?」
魅了魔法、最強すぎないか? ワクワクしてきた。
とはいえ今更だけど、僕が先輩と犯している様子は全てシトラスに筒抜けだったのだ。
冷静に考えてみると、結構恥ずかしい。
恥ずかしいといえば、シトラスの様子も変だ。
「シトラスは僕のオナニーとか手伝ってくれてるし、今更そんなに恥ずかしがることなんて──」
「だ、だってあれは手だけだし! 咥えたり挿れたりするのはやったことないから恥かしくて……」
「え、やったことない?」
「あっ……」
お互い石像のように固まること三秒。
「あああああああああああああああっ!」
「えええええええええええええええっ!」
「またドジって喋っちゃったあああ!」
「シトラスって処女だったの!?」
悪魔や【魅了魔法】の存在より、衝撃的な事実。
この手の悪魔って皆経験豊富なものかと思ってた。
シトラスは、やっぱり見た目相応に幼かったのだ。
「そうよ、悪い? 私だって、ハジメテは好きな人に捧げたいんだもん! それなのに魔界は下衆な悪魔や大淫蟲ばかりで……うわああん!」
やばい。このままだと勝手に墓穴を掘り続けてマントルまで行ってしまう。
「な、泣かないでシトラス。僕はなんだか嬉しいよ」
「嬉しい? 宋真には好きなコがいるんでしょ? なんで私が処女だと嬉しいワケ?」
「だって、それってつまり、『お互い好きな人とセックスしたい』って共通の目標を持ってるってことでしょ?」
「共通の、目標?」
「そう。僕とシトラスは【契約】って形で繋がってるよね。でも僕は、シトラスに助けてもらって、その後も自分の欲望ばかりだったから、とても対等になんて思えなかったんだ」
「別に、私は……」
「僕はシトラスと従属的な関係じゃなくて、お互いの目標を支えあえるような仲になりたい。つまり、仲間、親友……うーん、しっくりこない。あ、これだ。『相方』! そんな関係でいたいと思ってるんだ」
「相方……」
「シトラスはどう?」
「どうって……私は、誰かに仕える。そう、従属や奴隷って関係しかしらない」
「だったら、これから知っていこうよ」
シトラスはふと目線を下にそらすと、少し悲しげな表情を見せた。
もしかしたら、まだ僕の知らない何かを隠しているのかもしれない。
でも、二秒後にはあの、いつものシトラスが戻っていた。
「ふ、ふはは! 相方、だと? 大きく出たな宋真! 良いだろう。そうも大口叩くのなら、まずは態度と結果で示してもらおうか!」
「ははっ、元気出てきてよかった。うん、シトラスに【生命魔力】を返すためにも、頑張らないと」
「ほほう。憎き女上司で自信をつけた、宋真の次なる敵はどいつだ?」
「敵じゃないよ。むしろ……ずっと密かに好きだった子」
「ほう。初めて知った時から気になっていたが、どんな奴だ?」
「うん。『倉林聡美』っていう名前でね、今年二十歳になったばかりの、新人だよ」
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