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第2章 憧れた夢の途中
胸を張って輝け2。
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アーテと叫んだ瞬間さらに、黒い矢はさらに膨れ上がった。
どうやら、当たりのようだ。
過去の文献でアーテを封印したという話は、建国の時代まで遡り、女神フレイア自身が封印したとあった。
あのアーテは本体ではなく思念体のような気がする。
となれば、光魔法でなんとかなるはずだ。
光魔法を得意とするのは、リリー姉様の一族。それとラズ様。
ラズ様が光魔法を纏わせた矢を作り出すと塊に向けて放つ。すると塊だったものが辺りに散る。それで確認した周りは、光魔法で次々に攻撃をしていく。
ある程度塊が消えたところで、そちらの黒い塊に気をとられていた私は、それを生み出した張本人、オリビア様の存在を思い出し会場を探すも見当たらない。
「レティーシア!!」
「あなたさえいなければ!!」
しまった!全然気付かなかったっ!!
とっさに体をずらし、伸ばされた手をかわす。
避けきれなかった指先が首元に少し触れた瞬間バチンっ!と大きな静電気が起きたような光が弾けた。
その衝動で体がバランスを崩し後方へ倒れる。息苦しさと意識が一瞬途切れはしたものの、触れられた場所はジンジンとし、倒れた衝撃は思ったよりも痛くはなかった。
「・・・っ、!!」
「レティーシア!」
「…っ、げほっ!・・・だ、大丈夫です、ラズ様。」
体をラズ様に支えて貰いながらなんとか、姿勢を正す。
頭がクラクラする。触れられた場所よりも、胸元がジンジンとする。
反対側に倒れ気を失っているオリビア様は、そのまま近衛隊に別室へと連れて行かれた。
あの状況を見て、彼女自身の意思ではないということは伝わるだろう。
明らかに異質なモノを発していたのだから。
「レティ!大丈夫?!」
ヴィー姉さまたちが私の周りに集まってくる。
ふと感じた違和感に視線を落とせば、見慣れないものが左胸の上に現れていた。
「あれ?なにこれ。」
胸元にあるのは、フレイアの紋章と言われているもの。その傍らには、オリーブとブルーベリーの元々あった家紋のアザがある。フレイアの紋章はチェリーピンク色でハートを模したモノで字に寄り添うように色鮮やかに現れていた。
今の一瞬で出来たアザなのだろうか?
そもそも私にこの様なアザのようなものは存在しなかった。
「レティ痛むか?」
「いえ、大丈夫です。それよりあの、ラズ様このアザ・・・。」
「アザ?」
私が触れる場所へ視線を落としたラズ様は、少し驚いた顔をした。
「痛むか?」
「いえ。どちらかというと腕の方が痛みます。」
「レティ、触れてもいいかしら?」
「えぇ。」
紋章をのアザを見たリリー姉さまがアザに触れる。
すると淡く光を発し始めた。
『私の愛子。』
先ほど頭に響いた声が頭上に聞こえた。
声がする方を見上げれば、プラチナブロンドとチェリーピンクの瞳をした女神フレイア。
その姿に呆然としていると、陛下がすぐそばまでやってきていた。
「レティーシアの魔力が無いのはこのアザのせいなんだ。」
「どういうことです?」
『私の可愛い愛子。ごめんなさい。そなたが生まれる時余りにも大きな魔力に、そなたの体が耐え切れそうになかった。だから私は王とそしてそなたのご両親に断り、貴方の魔力を封印した。そなたが成人する時魔力を、そして本来の容姿に戻るようにしたの。』
そっと、私の胸元に振れ、その紋章を綺麗に取り去るとニッコリと微笑んだ。
『もう、大丈夫。いずれ容姿も元に戻るわ。そなたの周りには沢山の愛が溢れているもの。だから大丈夫ね。そなたに女神の祝福を。』
そう言うと会場は光であふれた。
この光は強い浄化作用もあるのだろう。まだ、辺りを漂っていた闇のエネルギーが完全に消え去った。
どうやら、当たりのようだ。
過去の文献でアーテを封印したという話は、建国の時代まで遡り、女神フレイア自身が封印したとあった。
あのアーテは本体ではなく思念体のような気がする。
となれば、光魔法でなんとかなるはずだ。
光魔法を得意とするのは、リリー姉様の一族。それとラズ様。
ラズ様が光魔法を纏わせた矢を作り出すと塊に向けて放つ。すると塊だったものが辺りに散る。それで確認した周りは、光魔法で次々に攻撃をしていく。
ある程度塊が消えたところで、そちらの黒い塊に気をとられていた私は、それを生み出した張本人、オリビア様の存在を思い出し会場を探すも見当たらない。
「レティーシア!!」
「あなたさえいなければ!!」
しまった!全然気付かなかったっ!!
とっさに体をずらし、伸ばされた手をかわす。
避けきれなかった指先が首元に少し触れた瞬間バチンっ!と大きな静電気が起きたような光が弾けた。
その衝動で体がバランスを崩し後方へ倒れる。息苦しさと意識が一瞬途切れはしたものの、触れられた場所はジンジンとし、倒れた衝撃は思ったよりも痛くはなかった。
「・・・っ、!!」
「レティーシア!」
「…っ、げほっ!・・・だ、大丈夫です、ラズ様。」
体をラズ様に支えて貰いながらなんとか、姿勢を正す。
頭がクラクラする。触れられた場所よりも、胸元がジンジンとする。
反対側に倒れ気を失っているオリビア様は、そのまま近衛隊に別室へと連れて行かれた。
あの状況を見て、彼女自身の意思ではないということは伝わるだろう。
明らかに異質なモノを発していたのだから。
「レティ!大丈夫?!」
ヴィー姉さまたちが私の周りに集まってくる。
ふと感じた違和感に視線を落とせば、見慣れないものが左胸の上に現れていた。
「あれ?なにこれ。」
胸元にあるのは、フレイアの紋章と言われているもの。その傍らには、オリーブとブルーベリーの元々あった家紋のアザがある。フレイアの紋章はチェリーピンク色でハートを模したモノで字に寄り添うように色鮮やかに現れていた。
今の一瞬で出来たアザなのだろうか?
そもそも私にこの様なアザのようなものは存在しなかった。
「レティ痛むか?」
「いえ、大丈夫です。それよりあの、ラズ様このアザ・・・。」
「アザ?」
私が触れる場所へ視線を落としたラズ様は、少し驚いた顔をした。
「痛むか?」
「いえ。どちらかというと腕の方が痛みます。」
「レティ、触れてもいいかしら?」
「えぇ。」
紋章をのアザを見たリリー姉さまがアザに触れる。
すると淡く光を発し始めた。
『私の愛子。』
先ほど頭に響いた声が頭上に聞こえた。
声がする方を見上げれば、プラチナブロンドとチェリーピンクの瞳をした女神フレイア。
その姿に呆然としていると、陛下がすぐそばまでやってきていた。
「レティーシアの魔力が無いのはこのアザのせいなんだ。」
「どういうことです?」
『私の可愛い愛子。ごめんなさい。そなたが生まれる時余りにも大きな魔力に、そなたの体が耐え切れそうになかった。だから私は王とそしてそなたのご両親に断り、貴方の魔力を封印した。そなたが成人する時魔力を、そして本来の容姿に戻るようにしたの。』
そっと、私の胸元に振れ、その紋章を綺麗に取り去るとニッコリと微笑んだ。
『もう、大丈夫。いずれ容姿も元に戻るわ。そなたの周りには沢山の愛が溢れているもの。だから大丈夫ね。そなたに女神の祝福を。』
そう言うと会場は光であふれた。
この光は強い浄化作用もあるのだろう。まだ、辺りを漂っていた闇のエネルギーが完全に消え去った。
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