42 / 67
第3章 勇気を持って一歩踏み出せば
星みたいに世界は輝いて2。
しおりを挟む
三日ぶりにお風呂に入りさっぱりした私は、制服に着替えそのまま皆が待つ食堂へ向かった。
朝食のメニューは消化のいいものをということで、スープが出てきた。
他のメンバーはそれにパンとサラダなどある。
私は、ゆっくりそれを口にしながら今日この後どのような予定なのか気になる所ではある。
私としては、このまま登校して生徒会の仕事をしたいのだが、果たしてこのメンバーがそれを許可してくれるかが問題んだ。
せめて生徒会の仕事はしたい。
「叔父上を呼んだから、レティは叔父上に魔力の馴染み具合、体調を確認してもらってから、許可が出れば登校してもいいよ。」
「え?学校に行ってもよろしいの?」
「ダメだと行っても絶対行こうとするでしょう?」
「当然ですわ。」
「仕事に責任を持つのはいいことだけどな、レティ。周りに頼るのも仕事だからな?」
「レティねえさんは色々抱えすぎなんだよ。」
「責任感強いから、あまり頼ってくれないよね、レティ姉さま。」
「うっ。それは・・・。」
「とりあえず、俺もレティも卒業に必要な単位は取得済みだし今日は生徒会室に引きこもるか。気になってるのは卒業式の件だろう?」
「さすがライですわ!」
にこやかに返事をすれば、ラズ様が苦笑している。
「ほんと二人は意志の疎通が上手いというか、私もライと同じように意志の疎通が簡単にできればいいのだけれど。」
「私も、ラズ様とちゃんともコミュニケーションを取りますわ。」
食事が終わりアークとリオは先に登校し、ラズ様、ライと共に待っていればルイ兄様がやってきました。
「体調はよさそうだね。レティーシア」
「えぇ、すっかり。」
「魔力もしっかりと馴染んでいるし、大丈夫でしょう。髪色が完全に変わったのもその証拠でしょうし。」
そう言って私の魔力の循環を確認したルイ兄様の傍に小さな妖精が何人か飛んでいた。
それをじっと見つめていたら、その視線にルイ兄様が気づかれた。
「レティーシアはこの子達がみえるの?」
「え?他の方には見えませんの?」
「妖精、精霊が見えるのは適正がないと見えないよ?レティーシアが見えているというのであればやはり適正があるのでしょうね。」
と、優しい笑顔で言われて、その笑顔がラズ様に似ていて思わず頬を赤くする。
きっとリリー姉さまが言っていた、笑顔が素敵というのはこのことですわね。
「ルイ兄様は、笑うとラズ様に似てらっしゃいますね。」
「ん?あぁそうだろうね。私は兄上と同腹の弟だから似ていて当然ですよ。」
「確かに叔父上が父上に一番似ているな。」
とどこか納得したように、頷くのはライでラズ様はどこか照れているようにも見えた。
とにかく無事ルイ兄様からも登校の許可は出ましたので、生徒会の仕事を終わらせたいと思います。
朝食のメニューは消化のいいものをということで、スープが出てきた。
他のメンバーはそれにパンとサラダなどある。
私は、ゆっくりそれを口にしながら今日この後どのような予定なのか気になる所ではある。
私としては、このまま登校して生徒会の仕事をしたいのだが、果たしてこのメンバーがそれを許可してくれるかが問題んだ。
せめて生徒会の仕事はしたい。
「叔父上を呼んだから、レティは叔父上に魔力の馴染み具合、体調を確認してもらってから、許可が出れば登校してもいいよ。」
「え?学校に行ってもよろしいの?」
「ダメだと行っても絶対行こうとするでしょう?」
「当然ですわ。」
「仕事に責任を持つのはいいことだけどな、レティ。周りに頼るのも仕事だからな?」
「レティねえさんは色々抱えすぎなんだよ。」
「責任感強いから、あまり頼ってくれないよね、レティ姉さま。」
「うっ。それは・・・。」
「とりあえず、俺もレティも卒業に必要な単位は取得済みだし今日は生徒会室に引きこもるか。気になってるのは卒業式の件だろう?」
「さすがライですわ!」
にこやかに返事をすれば、ラズ様が苦笑している。
「ほんと二人は意志の疎通が上手いというか、私もライと同じように意志の疎通が簡単にできればいいのだけれど。」
「私も、ラズ様とちゃんともコミュニケーションを取りますわ。」
食事が終わりアークとリオは先に登校し、ラズ様、ライと共に待っていればルイ兄様がやってきました。
「体調はよさそうだね。レティーシア」
「えぇ、すっかり。」
「魔力もしっかりと馴染んでいるし、大丈夫でしょう。髪色が完全に変わったのもその証拠でしょうし。」
そう言って私の魔力の循環を確認したルイ兄様の傍に小さな妖精が何人か飛んでいた。
それをじっと見つめていたら、その視線にルイ兄様が気づかれた。
「レティーシアはこの子達がみえるの?」
「え?他の方には見えませんの?」
「妖精、精霊が見えるのは適正がないと見えないよ?レティーシアが見えているというのであればやはり適正があるのでしょうね。」
と、優しい笑顔で言われて、その笑顔がラズ様に似ていて思わず頬を赤くする。
きっとリリー姉さまが言っていた、笑顔が素敵というのはこのことですわね。
「ルイ兄様は、笑うとラズ様に似てらっしゃいますね。」
「ん?あぁそうだろうね。私は兄上と同腹の弟だから似ていて当然ですよ。」
「確かに叔父上が父上に一番似ているな。」
とどこか納得したように、頷くのはライでラズ様はどこか照れているようにも見えた。
とにかく無事ルイ兄様からも登校の許可は出ましたので、生徒会の仕事を終わらせたいと思います。
0
あなたにおすすめの小説
冷徹団長の「ここにいろ」は、騎士団公認の“抱きしめ命令”です
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全16話+後日談5話⭐︎
王都最硬派、規律と責任の塊――騎士団長ヴァルド・アークライトは、夜の見回り中に路地で“落とし物”を拾った。
……いや、拾ったのは魔物の卵ではなく、道端で寝ていた少女だった。しかも目覚めた彼女は満面の笑みで「落とし物です!拾ってくださってありがとうございます!」と言い張り、団長の屋敷を“保護施設”だと勘違いして、掃除・料理・当番表作りに騎士の悩み相談まで勝手に開始。
追い出せば泣く、士気は落ちる、そして何より――ヴァルド自身の休息が、彼女の存在に依存し始めていく。
無表情のまま「危ないから、ここにいろ」と命令し続ける団長に、周囲はざわつく。「それ、溺愛ですよ」
騎士団内ではついに“団長語翻訳係”まで誕生し、命令が全部“愛の保護”に変換されていく甘々溺愛コメディ!
どんなあなたでも愛してる。
piyo
恋愛
遠征から戻った夫の姿が変わっていたーー
騎士である夫ディーノが、半年以上の遠征を終えて帰宅した。心躍らせて迎えたシエラだったが、そのあまりの外見の変わりように失神してしまう。
どうやら魔女の呪いでこうなったらしく、努力しなければ元には戻らないらしい。果たして、シエラはそんな夫を再び愛することができるのか?
※全四話+後日談一話。
※毎日夜9時頃更新(予約投稿済)&日曜日完結です。
※なろうにも投稿しています。
皇帝陛下の寵愛は、身に余りすぎて重すぎる
若松だんご
恋愛
――喜べ、エナ! お前にも縁談が来たぞ!
数年前の戦で父を、病で母を亡くしたエナ。
跡継ぎである幼い弟と二人、後見人(と言う名の乗っ取り)の叔父によりずっと塔に幽閉されていたエナ。
両親の不在、後見人の暴虐。弟を守らねばと、一生懸命だったあまりに、婚期を逃していたエナに、叔父が(お金目当ての)縁談を持ちかけてくるけれど。
――すまないが、その縁談は無効にさせてもらう!
エナを救ってくれたのは、幼馴染のリアハルト皇子……ではなく、今は皇帝となったリアハルト陛下。
彼は先帝の第一皇子だったけれど、父帝とその愛妾により、都から放逐され、エナの父のもとに身を寄せ、エナとともに育った人物。
――結婚の約束、しただろう?
昔と違って、堂々と王者らしい風格を備えたリアハルト。驚くエナに妻になってくれと結婚を申し込むけれど。
(わたし、いつの間に、結婚の約束なんてしてたのっ!?)
記憶がない。記憶にない。
姉弟のように育ったけど。彼との別れに彼の無事を願ってハンカチを渡したけれど! それだけしかしてない!
都会の洗練された娘でもない。ずっと幽閉されてきた身。
若くもない、リアハルトより三つも年上。婚期を逃した身。
後ろ盾となる両親もいない。幼い弟を守らなきゃいけない身。
(そんなわたしが? リアハルト陛下の妻? 皇后?)
ずっとエナを慕っていたというリアハルト。弟の後見人にもなってくれるというリアハルト。
エナの父は、彼が即位するため起こした戦争で亡くなっている。
だから。
この求婚は、その罪滅ぼし? 昔世話になった者への恩返し?
弟の後見になってくれるのはうれしいけれど。なんの取り柄もないわたしに求婚する理由はなに?
ずっと好きだった彼女を手に入れたかったリアハルトと、彼の熱愛に、ありがたいけれど戸惑いしかないエナの物語。
幼馴染以上、婚約者未満の王子と侯爵令嬢の関係
紫月 由良
恋愛
第二王子エインの婚約者は、貴族には珍しい赤茶色の髪を持つ侯爵令嬢のディアドラ。だが彼女の冷たい瞳と無口な性格が気に入らず、エインは婚約者の義兄フィオンとともに彼女を疎んじていた。そんな中、ディアドラが学院内で留学してきた男子学生たちと親しくしているという噂が広まる。注意しに行ったエインは彼女の見知らぬ一面に心を乱された。しかし婚約者の異母兄妹たちの思惑が問題を引き起こして……。
顔と頭が良く性格が悪い男の失恋ストーリー。
※流血シーンがあります。(各話の前書きに注意書き+次話前書きにあらすじがあるので、飛ばし読み可能です)
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
【コミカライズ決定】魔力ゼロの子爵令嬢は王太子殿下のキス係
ayame@コミカライズ決定
恋愛
【ネトコン12受賞&コミカライズ決定です!】私、ユーファミア・リブレは、魔力が溢れるこの世界で、子爵家という貴族の一員でありながら魔力を持たずに生まれた。平民でも貴族でも、程度の差はあれど、誰もが有しているはずの魔力がゼロ。けれど優しい両親と歳の離れた後継ぎの弟に囲まれ、贅沢ではないものの、それなりに幸せな暮らしを送っていた。そんなささやかな生活も、12歳のとき父が災害に巻き込まれて亡くなったことで一変する。領地を復興させるにも先立つものがなく、没落を覚悟したそのとき、王家から思わぬ打診を受けた。高すぎる魔力のせいで身体に異常をきたしているカーティス王太子殿下の治療に協力してほしいというものだ。魔力ゼロの自分は役立たずでこのまま穀潰し生活を送るか修道院にでも入るしかない立場。家族と領民を守れるならと申し出を受け、王宮に伺候した私。そして告げられた仕事内容は、カーティス王太子殿下の体内で暴走する魔力をキスを通して吸収する役目だったーーー。_______________
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる