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プロローグ
一通の招待状。2
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執務室の外で待機をしていたアルマと共に自室へ戻ろうと思ったが、ノアお兄様とお兄様の休憩がてらお茶をする事となった。
アルマには婚姻式参加に向けてのドレスの確認と、必要なものを準備してもらう必要があるので先に王女宮に戻ってもらい、リストを作るように指示を出した。
現在二つに別れている西宮の内王子宮には誰も住んでいない。王女宮には私が一人で住んでいる。
今から向かう王太子宮には、ノアお兄様と王太子妃殿下が2人で過ごされていて、もうすぐ次代の王子または王女が産まれる予定だ。
案内されたのは、東の庭園が綺麗に見渡せるテラスで侍女にお茶の用意をさせるよう指示をだすと、お気に入りの席に座らせてくれた。
「先ほど父上が、言っていた縁談のことなんだけれどね。」
そう切り出したノアお兄様はどこか困ったような表情をしていた。
はい。と返事をしながらも、どこか聴きたくと言う自分自身の言葉が浮上したが、それを無視する事にした。
「弟と妹達がメリーの婚姻も意中の相手とさせてください!と父上に進言したそうだよ?」
「え?」
「ほら、私も含めだけれど皆好きになった相手の元に嫁いだり、娶ったりしているだろう?国が絡む様な婚姻でもまぁ、よっぽどのことが無い限りは問題がないわけで。私達はね、メリーには好きな人が居るんじゃないかって考えている。しかも、フレイアス王国の人で。思いを伝えたいけれど、伝えられない婚約者がいらした方か、もしくは伝えるタイミングを見失ってしまったか。どちらにせよ、私は妃の代わりにメリーを連れていければと思っていたから、エレノアール侯爵令嬢からの招待状は正直ありがたいと思ったよ。」
偶に会う兄弟たちの言葉に驚きつつも、ノアお兄様達の憶測もハズレでは無いのでなぜそういう結論に至ったのかが気になったけれども、昔からノアお兄様含め同腹の兄や姉達にはすぐ顔に出るから分かると言われていたので、今回も顔もしくは態度に出ていたのだろうと思った。
「ノアお兄様たちは私に甘いと思います。」
「そりゃあ、私とメリーは同腹の兄妹だし、第1王妃陛下の方の兄弟も年の離れた妹というのは可愛いんじゃないかな?実際私とは10歳年が離れていれば可愛くて仕方がないんだよ。私としては望まぬ婚姻ではなく、メリーが望む婚姻をして欲しいと思っているし、父上だってメリーが夜会で良く話したりする人や、趣味などが合いそうな相手を選んでいるみたいだからね。」
「そうだったのですね、ありがとうございます。」
準備されたお茶は、私が好きな苺の香りのする紅茶だった。
「それよりも、エレノアール侯爵令嬢ってどんな方?宰相閣下のご息女で、魔力をもたない。兄弟は兄が二人の三人としか知らないのだけれど。」
「レティーシア様は、一番上のお兄様が王太子殿下の側近で、下のお兄様は近衛騎士団に所属されているとのことです。レティーシア様自身魔力の適正は無い。と仰られておりましたが、武芸、知識、礼儀作法、どれもとても優秀で常に学年主席をキープされており、学院中の憧れの存在でしたわ。」
「六候爵家と王族の仲が兄妹みたいだというのは?」
「私が通っていた時期、高等部には、第二王子殿下のライラック様、エレノアール候爵家のレティーシア様。お二人とは留学期間中ずっとクラスメイトでした。一つ下の学年にヴァリエール侯爵家のフィデリオ様とマルグリット侯爵家のアイク様が在学されており、皆様同じ寮に住まわれておりましたわ。」
「メリーが居た寮は?」
「両自体は、六侯爵家と王族の方が住まわれる寮と、高等部の女子寮と男子寮があり私が居た寮は、女子寮の最上階の留学生用の部屋でとても広く、快適でした。」
「それは、大丈夫なの?」
「私もその辺気になり、レティーシア様にお聞きしたのですが生まれた頃から常に一緒だから、深く考えたことはなかったそうです。それに、侯爵家に令嬢は生まれにくく生まれて、王家に王子が居れば嫁ぐのは決まっている事らしいです。」
驚いた表情をしたノアお兄様を見ながら、残りの紅茶を飲み干した。
その話を聞いたとき、レティーシア様とライラック様は常にご一緒でしたから、妙に納得してしまったのを覚えている。
同じ年の侯爵令嬢と王子。
普通に考えてレティーシア様とライラック様がご婚約する事は安易に想像が出来てしまいましたし、
普段一緒に居るところをお見かけしても、ライラック様のレティーシア様を見られる眼差しはとてもお優しいものでした。
「国が違うと結婚や男女間の関係に関しても違うものだね。」
「そうですわね。」
と、更に眉を下げ笑った。
アルマには婚姻式参加に向けてのドレスの確認と、必要なものを準備してもらう必要があるので先に王女宮に戻ってもらい、リストを作るように指示を出した。
現在二つに別れている西宮の内王子宮には誰も住んでいない。王女宮には私が一人で住んでいる。
今から向かう王太子宮には、ノアお兄様と王太子妃殿下が2人で過ごされていて、もうすぐ次代の王子または王女が産まれる予定だ。
案内されたのは、東の庭園が綺麗に見渡せるテラスで侍女にお茶の用意をさせるよう指示をだすと、お気に入りの席に座らせてくれた。
「先ほど父上が、言っていた縁談のことなんだけれどね。」
そう切り出したノアお兄様はどこか困ったような表情をしていた。
はい。と返事をしながらも、どこか聴きたくと言う自分自身の言葉が浮上したが、それを無視する事にした。
「弟と妹達がメリーの婚姻も意中の相手とさせてください!と父上に進言したそうだよ?」
「え?」
「ほら、私も含めだけれど皆好きになった相手の元に嫁いだり、娶ったりしているだろう?国が絡む様な婚姻でもまぁ、よっぽどのことが無い限りは問題がないわけで。私達はね、メリーには好きな人が居るんじゃないかって考えている。しかも、フレイアス王国の人で。思いを伝えたいけれど、伝えられない婚約者がいらした方か、もしくは伝えるタイミングを見失ってしまったか。どちらにせよ、私は妃の代わりにメリーを連れていければと思っていたから、エレノアール侯爵令嬢からの招待状は正直ありがたいと思ったよ。」
偶に会う兄弟たちの言葉に驚きつつも、ノアお兄様達の憶測もハズレでは無いのでなぜそういう結論に至ったのかが気になったけれども、昔からノアお兄様含め同腹の兄や姉達にはすぐ顔に出るから分かると言われていたので、今回も顔もしくは態度に出ていたのだろうと思った。
「ノアお兄様たちは私に甘いと思います。」
「そりゃあ、私とメリーは同腹の兄妹だし、第1王妃陛下の方の兄弟も年の離れた妹というのは可愛いんじゃないかな?実際私とは10歳年が離れていれば可愛くて仕方がないんだよ。私としては望まぬ婚姻ではなく、メリーが望む婚姻をして欲しいと思っているし、父上だってメリーが夜会で良く話したりする人や、趣味などが合いそうな相手を選んでいるみたいだからね。」
「そうだったのですね、ありがとうございます。」
準備されたお茶は、私が好きな苺の香りのする紅茶だった。
「それよりも、エレノアール侯爵令嬢ってどんな方?宰相閣下のご息女で、魔力をもたない。兄弟は兄が二人の三人としか知らないのだけれど。」
「レティーシア様は、一番上のお兄様が王太子殿下の側近で、下のお兄様は近衛騎士団に所属されているとのことです。レティーシア様自身魔力の適正は無い。と仰られておりましたが、武芸、知識、礼儀作法、どれもとても優秀で常に学年主席をキープされており、学院中の憧れの存在でしたわ。」
「六候爵家と王族の仲が兄妹みたいだというのは?」
「私が通っていた時期、高等部には、第二王子殿下のライラック様、エレノアール候爵家のレティーシア様。お二人とは留学期間中ずっとクラスメイトでした。一つ下の学年にヴァリエール侯爵家のフィデリオ様とマルグリット侯爵家のアイク様が在学されており、皆様同じ寮に住まわれておりましたわ。」
「メリーが居た寮は?」
「両自体は、六侯爵家と王族の方が住まわれる寮と、高等部の女子寮と男子寮があり私が居た寮は、女子寮の最上階の留学生用の部屋でとても広く、快適でした。」
「それは、大丈夫なの?」
「私もその辺気になり、レティーシア様にお聞きしたのですが生まれた頃から常に一緒だから、深く考えたことはなかったそうです。それに、侯爵家に令嬢は生まれにくく生まれて、王家に王子が居れば嫁ぐのは決まっている事らしいです。」
驚いた表情をしたノアお兄様を見ながら、残りの紅茶を飲み干した。
その話を聞いたとき、レティーシア様とライラック様は常にご一緒でしたから、妙に納得してしまったのを覚えている。
同じ年の侯爵令嬢と王子。
普通に考えてレティーシア様とライラック様がご婚約する事は安易に想像が出来てしまいましたし、
普段一緒に居るところをお見かけしても、ライラック様のレティーシア様を見られる眼差しはとてもお優しいものでした。
「国が違うと結婚や男女間の関係に関しても違うものだね。」
「そうですわね。」
と、更に眉を下げ笑った。
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