世界緑化大戦

百舌鳥

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邂逅

十話

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ガヤ・・ガヤガヤ・・・

フェイ「みなさん外泊の許可は取ってきまして?」

シマトネ「まぁうちはそんな厳しくないから大丈夫だわ」

椿「うちも大丈夫だよ~」

次郎「保護者同伴だけど大丈夫だって」

フェイ「そうなんですの?優待券4枚しかありませんけど・・・」

次郎「いや仕事の経費で落とせるから大丈夫だってさ」

椿「へぇ~次郎くんの親?じゃないよね?」

次郎「いや、施設の人だよ。そもそも研究の一環でこの学園に転入してきたから、遠いとこ行くなら付いてくってさ」

フェイ「まぁこちらは構いませんが・・」

次郎「まぁそんな感じだ」

椿「ところでけっこう遠いとこだけど、何で行くの?」

シマトネ「たしかに!また電動キックボードで行くか?」

椿「到着に何日かける気よ!」

フェイ「もちろん私に考えがありましてよ!」

シマトネ「へぇ~そんじゃ聞かせてもらおうぜ」

フェイ「棘のある言い方ですわね。
まぁいいですわ!うちの会社にあるヘリ!それも輸送ヘリですわ!」

シマトネ「ん⁇」

椿「えっ!すっごぉ~い‼︎」

次郎「ヘリ⁇」

シマトネ「待て待て、いくらお前んちが金持ちっていっても俺らの旅行程度に
輸送ヘリなんか出してもらえんのか?
ていうか、とんでもない額がかかるだろ!」

フェイ「心配ご無用ですわ!ちょうどそっち方面にうちの輸送機がフライトする予定でしたので荷物ついでにピックアップですわ!
離島には燃料補給で着陸する予定ですのでその際下ろしてもらいましょう」

シマトネ「まじかよ。何でもアリだな・・」

椿「すっごいよ!私ヘリなんて乗るの初めてだよ!」

次郎「待ってくれ・・・実は俺ヘリっていうのがなんなのかあまりよく知らないんだけど」

フェイ「そうねぇ・・簡単に言うなら空を飛ぶ乗り物ですわ。
その中でも回転翼機と呼ばれていて、プロペラによる揚力で空に浮いてプロペラの角度で水平移動をするのよ!」

次郎「空を飛ぶ・・のか?」

シマトネ「何言ってんだよ、ヘリだって昔人間が作った物だぜ!」

フェイ「まぁ厳密にいうと昔人間が作っていたオリジナルの構造や知識に基づいた模造品ですけれどね。オリジナルの方は現存する物が少ないのでプレミアになっていますわ」

次郎「なんだか凄いな、空を飛ぶのってどのくらい高い所まで行くんだ?」

フェイ「ん~2000フィートくらいだと思いますわ!」

シマトネ「どこに集合すればいいんだ?」

フェイ「私の実家から3キロ程離れた所にヘリポートがありますのでそこに集合してください。」

椿「了解~!そういえば海でも遊べるんだよね?」

フェイ「もちろんですわ!」

シマトネ「楽しみになってきたな次郎!」

次郎「あぁ!空を飛ぶのは少し心配だけどな」


帰宅・・・・


次郎「ただいま~」

樫「おかえりなさい。」

次郎「今日連休の話友達としてきたんだけど、移動手段ヘリだってさ」

ブッッッッッ‼︎

話を聞いていたカッさんは飲んでいた天然水を全て床にぶち撒けていた

次郎「きったねぇ!どうしたんだよ?」

樫「ヘリ・・・?学生のどこにそんな金があるんですか?
・・・まさか税金を当てにしてませんよね?」

次郎「いや、クラスメイトに大金持ちがいるんだ。俺はヘリの事初めて知ったけど、凄い乗り物らしいね。」

樫「どんなクラスメイトですか・・・
ヘリ持ってるなんて只事じゃありませんよ。」

次郎「すごいよな。フェイってやつなんだけど、色々とぶっ飛んでる奴なんだよ。」

樫「フェイ?・・・もしかして、
ジョアールグループの一人娘ですか?
同じ学園内に居ること自体は把握してましたが、まさか友達とは・・・」

次郎「カッさん知ってるのか?」

樫「知ってるも何も民間企業としては国内随一の大企業ですよ。
うちの施設が国営の施設である事は知ってますね?
ですがジョアールグループはうちの施設にも様々な分野において技術や機械等の提供、取引を行っています。
本来民間企業との取引には公平性や、透明性を保つ為多数の企業から入札という形を取り、より良い条件の提示を行える企業に依頼するのですが実質ジョアールグループの独占状態になっています。」

次郎「すごいな・・・」

これまであまり家の事を聞いてこなかったが、うちの施設にここまで深い関与があるとは思わなかった

樫「所でヘリといっても何人乗れるのでしょうか?私は頭数に入っていますか?」

心なしかカッさんがウキウキしている様に見える

次郎「ちゃんとカッさんが来る事伝えておいたから頭数に入っているよ。
だから今回の旅行は合計5人かな?」

樫「そうですか。私もヘリに乗るのは初めてなので楽しみですね。ところで離島まで行って何をするんですか?観光する所はあるんでしょうか?」

次郎「ん~そこまではわからないけど、単純に海行きたいとかそんなとこじゃないかな?観光スポットがあるかは俺もわかんないよ。」

樫「貴方達が遊んでいる間私はどこか観光名所があればそっちを周りましょうかね。」

次郎「カッさんも海とかで遊べばいいじゃん。」

樫「それも楽しいでしょうけど、昔ほど若くありませんからね。学生時代は泳いだり、運動も好んでしましたが。」

次郎「へぇ、なんか意外だな。
イメージと違うかも。ていうかカッさんにも若い時があったんだね。」

樫「失礼な。私にだって学生時代はありましたよ。共に過ごした仲間とは会う機会が少なくなりましたが、それでも学生時代の友人というものは貴重です。
次郎くんもいつまでこっちに居られるかはわかりませんが、居られる間は友人達と限られた時間を存分に楽しむべきです。」

それが、研究の為の一時的な友情であったとしても・・・

貴方達人間の人生の行く末に同情なんて
憐れみの感情を持つつもりはありませんが、それでもそれらがいつか人生のバックボーンになる瞬間もあるかもしれませんしね

次郎「そんなもんかね?・・・
でも確かにいつまで居られるかわからないのは確かだし楽しむよ。」

樫「施設内での優秀さを買われたんですからこれはその褒美の休暇とでも思っておけばいいんです。」

次郎「うん。・・・そういえば話変わるんだけど郵便物ってどのくらいで相手の所に届くのかな?」

樫「場所にもよりますが、施設のF2に手紙を送ったんであれば2.3日もあれば届くと思いますよ。」

次郎「そうかぁ。返事が来るといいな。」

樫「そうですね。」


・・・・・・・・連休前日



先生「はい!じゃあこれで授業終わりね!明日から連休だからってあんまりハメを外しちゃダメよ!」

「先生こそ飲みすぎないでくださいね~」

ゲラゲラゲラゲラ


先生「先生は大人だから自分のことぐらいちゃんと出来るのよ?貴方達こそ
変な犯罪に巻き込まれたり、事故にあったりしない様にしなさい~」

「は~い‼︎」

さよなら~!   じゃーねー!


シマトネ「帰ろうぜ次郎!明日の準備はもうしたか?」

椿「次郎くん帰ろう!」

フェイ「ではみなさん明日は遅刻しない様にお願いしますわ!椿さん後でね!
アデュー‼︎」

次郎「まだ準備してねーよ。シマトネと椿はもう準備終わったのか?」

シマトネ「俺もまだだなぁ」

椿「私はあと、水着買うだけかなぁ?
後でフェイちゃんと新しい水着買いに行く約束してるんだ~」

シマトネ「へぇ~そりゃ楽しみだな!」

椿「アンタに見せる為に買うんじゃないわよ!変態!」

シマトネ「次郎俺等もなんか買い物行くか?」

次郎「ん~でも買うものなんかあるか?着替えくらいじゃないのか?」

シマトネ「わかってねぇ~なぁ~
行楽用品は必須だろうがよ!」

次郎「まぁいいけどさ」

シマトネ「じゃあ帰って着替えたら2丁目にあるモールに集合な!」

次郎「了解。」


下校・・・・


次郎「ただいまぁ。これからシマトネとモールに行ってくるわ。」

樫「わかりました。私は明日の準備出来てますから次郎くんも準備はしっかりして下さいね。」

次郎「わかってるよ!・・・じゃあ行ってくるわ!」

樫「はいはい。」


モール・・・・


シマトネ「おーい!次郎おせーぞ!」

次郎「お前が早すぎんだよ!・・・てか本当に何買うつもりなんだよ?」

シマトネ「とりあえず色々見て周ろうぜ!」


その頃・・・


椿「お待たせ~フェイちゃん!」

フェイ「さぁ行きますわよ!」

椿「初夏とはいえ、やっぱり暑いねぇ!」

フェイ「そうですわね!昔は四季?と言うものがあって昔の暦上だとまだ雨が続く時期だったらしいですけど、時間の経過と共に少しずつズレてきているらしいですわ!」

椿「フェイちゃんは何でも知っているね~!」

フェイ「ところで椿さんはもうどんな水着を買うか決めましたの?」

椿「ん~まだ見てみないとなんとも言えないかなぁ?」

ガチャー

椿「ひゃー!店内は涼しいね!」

フェイ「本当ですわね!・・・・あらこれなんか椿さんに似合うんじゃなくって?」

椿「やだぁ、そんなに胸大きくないよ!」

フェイ「そんなことありませんわ!
日に日に大きくなっているじゃありませんの?」

椿「そんなこと言ったらフェイちゃんだって!私より大きいでしょ?」

フェイ「私は普通ですわ!」

椿「背も高いし、腹筋バキバキだしなんでも似合って羨ましいよ!
私なんてウエストのライン見られるの恥ずかしいし・・・」

フェイ「何言ってるのよ!充分華奢で女の子らしくて逆に羨ましいですわ!」

椿「あっ!これなんかフェイちゃんに似合いそう‼︎」

フェイ「あら、いいですわね!」


・・・・・・・・


シマトネ「ほらこんなのもあるぜ!」

次郎「珍しいもんばっかだな。これは何に使うんだ?」

シマトネ「これは着火すると綺麗な火花が出るんだ!・・・てか改めて次郎って生活に必須の知識はあるのにその他には疎いよな。」

次郎「しょうがないだろ。基本的には俺ら人間には必要のない知識だからな。
てか火なんか使って大丈夫なのか?」

シマトネ「当たり前だろ!生きてる人型植物は生木みたいなもんなんだから!
枯れてしまって乾いている人型植物は簡単に燃えるらしいけどな・・・」

次郎「そうか・・・人型植物って寿命が人より長いから葬式とかは出たことないのか?」

シマトネ「まぁな。それでも大体人間の2倍程度だよ。少なくとも俺の年齢ではまだ葬式とかはないかなぁ?」

次郎「あっ!ヤバい!もうこんな時間じゃん。帰って準備しないと」

シマトネ「本当だ!じゃあ帰るか!」

次郎「あぁ、また明日だな。遅れんなよ?」

シマトネ「誰に言ってんだよ。次郎こそな!」



当日朝・・・・
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