幼なじみ

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遭遇

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「う~ん」
「何悩んでんだよ」
「うわぁ!!!!!」
私(結城 小春)はクラスの友達(海崎凌)に声をかけられた。
「なんだよその声」
「い、いやぁ~なにもないよ」
「目泳いでるぞ」
「ひぃ!」
なんで…なんでこんな時に会っちゃうのよぉ!
「なんのラッピング選んでんの?」
「ラ、ラッピングじゃないし!!!」
「なんだよ。そんな顔赤くすることないだろ」
「~~!」
「楽しみにしてるよ」
「凌くんにあげんるじゃないからぁ!」
私の叫びもむなしく凌くんは行ってしまった。
まぁ、実際凌くんとはただのクラスメイトであって恋人とかじゃない。
お互い恋愛感情はない。
私がどんくさいからクラスではお兄ちゃんみたいな感じで世話を焼いてくれている。
「赤と青どっちにしよ…」

本命はまた、別にいるのです。

「結局青にしちゃった…」
だってだって!!!赤だと本気みたいじゃん!!こんなの恥ずかしくて渡せないし!!!
「春ちゃん!」
「あ、秋くん!!」
「手に何持ってるの~?」
「ひ、ヒミツだよ!!」
さっとラッピングの入った袋を体の後に隠す。
「春ちゃんけちだなぁ」
「け、けちじゃないし!!」
「あ、春ちゃん」
「ん?」
「そのワンピースすごい可愛いね
春ちゃんに似合ってる」
「可愛いでしょ??
昨日お母さんと買いに行ったんだ~」
「春ちゃんがかわいいから、ワンピースも余計に可愛く見えるんだよきっと」

ほら、何も無いみたいな顔して普通にそんな事言うでしょ。

「じゃあ、帰るね
帰るって言っても家横だけどね」
「秋くん受験生なんだからちゃんと勉強しないと!」
「春ちゃんに心配されるほどじゃないよ?」
「うっ…!」
「嘘だよ。心配ありがとうね春ちゃんも勉強しなよ!」
「はぁーい」

私の家の横に住む一つだけ歳が上の
幼なじみの春木 秋人こと秋くん
彼が私の本命の人。
恋だと気づいたのは中学二年生の時。
秋くんに憧れて高校もかなりレベルが高かったけど頑張って入学した。
一つ学年が違うというのは、小さいことのようですごく大きい。
この一年が終わればもう、秋くんは大学生。ほとんど会えなくなる。
だから、私にとって今年が最後のチャンスなんです。
この4年間はただ、眺めているだけで十分だった。
だけど、やっと勇気を出すことにしたんだ。
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