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第2章
19話~迷宮~
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成田空港で龍仁朗が瑛里華を探し始めて5分。今だに瑛里華を見つけられずにいた。
龍仁朗は瑛里華に電話をし、ヒントを貰おうと説得をしていた。
「お願いです瑛里華様!ヒントでいいです!ヒントでいいので教えてください!」
『え~さっき私を口車に乗せてちゃっかり居場所聞き出そうとしたから教えられないわ~。』
「その件については何度も謝る覚悟は出来ております!時間がないので...一つだけでも...!」
龍仁朗が必死に要求をしていると、悪戯っぽく瑛里華は電話越しに笑った。
『そんなに必死になっちゃって可愛いわね~。
龍仁朗チャン、私はあなたの後ろまで歩いて来てるわよ~。振り向いてみて!』
「え?後ろから...?」
龍仁朗がゆっくりと振り返ると、茶色の長い髪をカールさせ、黒い大きめのサングラスをかけ、白のトレンチコートを羽織った、上品な女性が龍仁朗に手を振りながら歩いて来ていた。
「え、瑛里華様...!(流石カリスマファッションデザイナー...。来ている服も雰囲気も堂々としている...!)」
瑛里華は龍仁朗の眼の前に立つと、サングラスを外し、丁寧にお辞儀をした。
「改めましてこんにちは。私は亜麻音グループの社長夫人、亜麻音瑛里華です。宜しくね!」
龍仁朗はそれに応じてお辞儀をする。
「お嬢様の側近をしております、龍仁朗と申します。こちらこそ宜しくお願いします。」
龍仁朗が顔を上げると、瑛里華は顔を近づけ、まじまじと龍仁朗を見始めた。
「あ、あの...私の顔に何かついていますか?」
遠慮しながら尋ねると、瑛里華は目を輝かせながら龍仁朗の肩を掴んできた。
「あなた...光る原石ね!!!今もかなり磨かれているけど、もっと磨けばダイヤモンドよりも価値があるわ!!」
「光る原石!?」
龍仁朗は訳が分からずオウム返しをするだけだった。
「そう!貴方、私が想像していたよりも美人ね!スタイルもいいし!よし、今日は龍仁朗チャンをお姫様にしちゃうわよ~!さ、ブティックに行くわよ!」
「え!?ブティック!?あの、ちょっと~~~!?」
瑛里華は龍仁朗の手を取って駆け足で車に向かった。
「亜麻音...流石に食い過ぎだろ。」
「そんなことないよ!誠さんだってサーモン16貫とえんがわ10貫と大トロ9貫食べてるじゃん!」
「男はこれが普通なんだよ。すいません、寿司盛り合わせ特盛を一つ。」
「いやいやかなり食べる方だって!今特盛頼んだよね!?」
二人は歌羽のお気に入りの寿司屋で談笑をしながら寿司を楽しんでいた。
歌羽は大トロを頬張り、話を続けた。
「はぁ~おいしいね!1件目からお寿司屋さんなんて、なんか食べ歩きじゃないね。」
「普通は昼に食べる物だと思うけどな、寿司って。11時になったばかりなのに。」
「いいじゃん早めのお昼ってことで!後で甘いものとか、色々ちょくちょく食べればいいし!」
「まあな。」
誠が大トロを食べ終わると、先ほど頼んだ寿司の盛り合わせが誠の前に出された。
歌羽は感心したように盛り合わせを見つめる。
「わぁ~...美味しそうだね。私も頼もうっと。」
歌羽が頼もうとしたら、店主が歌羽の顔を見て話しかけてきた。
「貴方はもしや...亜麻音グループの令嬢さん?」
店主の想像しなかった質問に歌羽は驚きを隠せなかった。
「え?何故知っているのですか?」
「やっぱりそうか!いつも店に来てくれているからね。いつも隣にいる黒髪のベッピンさんはいないのですか?」
誠は店主の言葉に反応する。
(ベッピン...龍仁朗のことか。)
「あ、ベッピンって...。」
歌羽が答ろうとしたら、誠が遮るようにポツリと呟いた。
「側近の龍仁朗...。」
誠の一言に歌羽は少し驚いた。
「ん...?そ、そう!龍仁朗のことですね!誠さん凄いね、ベッピンって聞いただけで龍仁朗って分かるなんて。」
(ああクソッ...また口に出しちまった。怪しまれる...!)
誠は平静を装いながら口実を述べる。
「ベッピンだけじゃなくていつも隣にいるとも言ってただろ。亜麻音の隣いる奴って言ったら龍仁朗だけだろ。」
「まあ確かにそうだね!あの、それがどうかしましたか?」
店主は優しい笑顔を壊さずに話を続けた。
「いやあ、あの女性は寿司ってモンをよくわかっていましたからね。貴方様が来たからあの女性にはもっといいものを食べていただきたいなあと思ったのですよ。」
店主はそういって渋い声を響かせて笑った。
歌羽は相変わらず龍仁朗が褒められて嬉しそうにしている。一方誠も寿司を黙々と食べながら歌羽と同様に嬉しそうにしていた。
(そうだよねそうだよね~!龍仁朗は教養があって美人だもんね~!)
(アイツは男口調で亜麻音に執着しすぎな所があるけど教養があって気品があるからな。)
二人はそう考えた後、店主に無意識に口を揃えてこう言った。
「店主さん分かってますね~!」
「アンタ分かってるな。」
そう言うと、二人は目を丸くしてお互いを見た。
歌羽は少しだけ切なそうに微笑み、誠は直ぐに目を逸らした。
(やっぱり...誠さんはまだ葛藤しているんだね。無理もないよ...。)
(亜麻音、辛そうな顔してる...。何か言わないと...。)
誠かが試行錯誤していると、歌羽は誠の手を取って来た。
誠は歌羽を驚きの目で見つめた。
「誠さんはまだ龍仁朗のことが忘れられなくて私に集中出来ていないね?」
「...悪い。こんなハズじゃ...。」
歌羽は優しい声で宥めた。
「いいの。気にしないで。当たり前だよ、そんな簡単に気持ちが変われるわけないもの。龍仁朗は綺麗だしスタイル抜群で、真っ直ぐで優しくて、思いやりがあるものね。心の中に残るのも当然だよ!」
歌羽はニカッと笑うが、誠は顔を暗くするだけだった。
「...でも、これはあってはならないことだ。今直ぐにでも気持ちを改めてスタートしなければならないってのに...俺は...!」
「もーそうやってずっとグチグチ言ってたら何も始まらないよ!私は早く気持ち入れ替えろなんて言わないから!しかも...。」
歌羽は自分から逸らしている誠の目を向けるため、誠の頬を軽く叩いた。
誠が歌羽に目を向けると、歌羽は誠を真っ直ぐ見つめて誠だけに聞こえるくらいの小さな声でこう言った。
「私が誠さんを振り向かせる。これは龍仁朗を安心させるためでもあるし、お互いに本気で愛せるように...ね?」
歌羽は誠から目を逸らさずニコリと笑い、寿司を再び食べ始めた。誠は歌羽から強気な発言をされたことがなく、たじろいで固まってしまった。
「んん~美味しい!...あれ?誠さん?食べないの?私が食べちゃうよ?それじゃ、いただきま~...。」
「待て食うな。食べてもいいって言ってないぞ。」
「えぇ~!?何で!?」
「当たり前だろ、俺が自分の金で払ったものだからな。」
誠のキレのあるツッコミに歌羽はクスクス笑い、ハイハイと言いながら自分のお茶を飲んだ。
楽しそうにしながら次に向かう場所を考えている歌羽を見ながら、誠は今まで知らなかった歌羽の面に驚愕していた。
(コイツもあんなこと言えるんだな...。赤面して恥ずかしがると思ってたけど。
それよれも、俺が見るべき相手は龍仁朗じゃなくて亜麻音なのに...俺は何を考えているんだ。もっと努力しないと、龍仁朗のことしか考えられなくなる。それは絶対に...絶対に避けないと...。)
歌羽は次の目的地を考えていたが、内心は不安で一杯だった。
(龍仁朗のこと、考えちゃうか...。それは分かる、分かるけど...でもっ...!
少しは私のことを見て欲しいな...。笑って欲しいな...。我儘だけど、簡単に気持ちを変えることは出来ないけど...少しでもいいから振り向いて欲しい...!
私...誠さんに愛してもらえるのかな...?
...誠さんの気持ちをもっと知りたい。)
2人はお互いの本当の思いを抱きながら店を後にした。
その後は歌羽のお気に入りの場所を余すことなく巡り、2人は本当の思いを隅に置いて思い切り楽しむことが出来た。
ただ、2人はお互いにの思いに気づかぬままー。
2人が1日を満喫していた頃、龍仁朗ら瑛里華に連れられ誠と歌羽とは一味二味違う1日を過ごしていた。
龍仁朗は瑛里華に電話をし、ヒントを貰おうと説得をしていた。
「お願いです瑛里華様!ヒントでいいです!ヒントでいいので教えてください!」
『え~さっき私を口車に乗せてちゃっかり居場所聞き出そうとしたから教えられないわ~。』
「その件については何度も謝る覚悟は出来ております!時間がないので...一つだけでも...!」
龍仁朗が必死に要求をしていると、悪戯っぽく瑛里華は電話越しに笑った。
『そんなに必死になっちゃって可愛いわね~。
龍仁朗チャン、私はあなたの後ろまで歩いて来てるわよ~。振り向いてみて!』
「え?後ろから...?」
龍仁朗がゆっくりと振り返ると、茶色の長い髪をカールさせ、黒い大きめのサングラスをかけ、白のトレンチコートを羽織った、上品な女性が龍仁朗に手を振りながら歩いて来ていた。
「え、瑛里華様...!(流石カリスマファッションデザイナー...。来ている服も雰囲気も堂々としている...!)」
瑛里華は龍仁朗の眼の前に立つと、サングラスを外し、丁寧にお辞儀をした。
「改めましてこんにちは。私は亜麻音グループの社長夫人、亜麻音瑛里華です。宜しくね!」
龍仁朗はそれに応じてお辞儀をする。
「お嬢様の側近をしております、龍仁朗と申します。こちらこそ宜しくお願いします。」
龍仁朗が顔を上げると、瑛里華は顔を近づけ、まじまじと龍仁朗を見始めた。
「あ、あの...私の顔に何かついていますか?」
遠慮しながら尋ねると、瑛里華は目を輝かせながら龍仁朗の肩を掴んできた。
「あなた...光る原石ね!!!今もかなり磨かれているけど、もっと磨けばダイヤモンドよりも価値があるわ!!」
「光る原石!?」
龍仁朗は訳が分からずオウム返しをするだけだった。
「そう!貴方、私が想像していたよりも美人ね!スタイルもいいし!よし、今日は龍仁朗チャンをお姫様にしちゃうわよ~!さ、ブティックに行くわよ!」
「え!?ブティック!?あの、ちょっと~~~!?」
瑛里華は龍仁朗の手を取って駆け足で車に向かった。
「亜麻音...流石に食い過ぎだろ。」
「そんなことないよ!誠さんだってサーモン16貫とえんがわ10貫と大トロ9貫食べてるじゃん!」
「男はこれが普通なんだよ。すいません、寿司盛り合わせ特盛を一つ。」
「いやいやかなり食べる方だって!今特盛頼んだよね!?」
二人は歌羽のお気に入りの寿司屋で談笑をしながら寿司を楽しんでいた。
歌羽は大トロを頬張り、話を続けた。
「はぁ~おいしいね!1件目からお寿司屋さんなんて、なんか食べ歩きじゃないね。」
「普通は昼に食べる物だと思うけどな、寿司って。11時になったばかりなのに。」
「いいじゃん早めのお昼ってことで!後で甘いものとか、色々ちょくちょく食べればいいし!」
「まあな。」
誠が大トロを食べ終わると、先ほど頼んだ寿司の盛り合わせが誠の前に出された。
歌羽は感心したように盛り合わせを見つめる。
「わぁ~...美味しそうだね。私も頼もうっと。」
歌羽が頼もうとしたら、店主が歌羽の顔を見て話しかけてきた。
「貴方はもしや...亜麻音グループの令嬢さん?」
店主の想像しなかった質問に歌羽は驚きを隠せなかった。
「え?何故知っているのですか?」
「やっぱりそうか!いつも店に来てくれているからね。いつも隣にいる黒髪のベッピンさんはいないのですか?」
誠は店主の言葉に反応する。
(ベッピン...龍仁朗のことか。)
「あ、ベッピンって...。」
歌羽が答ろうとしたら、誠が遮るようにポツリと呟いた。
「側近の龍仁朗...。」
誠の一言に歌羽は少し驚いた。
「ん...?そ、そう!龍仁朗のことですね!誠さん凄いね、ベッピンって聞いただけで龍仁朗って分かるなんて。」
(ああクソッ...また口に出しちまった。怪しまれる...!)
誠は平静を装いながら口実を述べる。
「ベッピンだけじゃなくていつも隣にいるとも言ってただろ。亜麻音の隣いる奴って言ったら龍仁朗だけだろ。」
「まあ確かにそうだね!あの、それがどうかしましたか?」
店主は優しい笑顔を壊さずに話を続けた。
「いやあ、あの女性は寿司ってモンをよくわかっていましたからね。貴方様が来たからあの女性にはもっといいものを食べていただきたいなあと思ったのですよ。」
店主はそういって渋い声を響かせて笑った。
歌羽は相変わらず龍仁朗が褒められて嬉しそうにしている。一方誠も寿司を黙々と食べながら歌羽と同様に嬉しそうにしていた。
(そうだよねそうだよね~!龍仁朗は教養があって美人だもんね~!)
(アイツは男口調で亜麻音に執着しすぎな所があるけど教養があって気品があるからな。)
二人はそう考えた後、店主に無意識に口を揃えてこう言った。
「店主さん分かってますね~!」
「アンタ分かってるな。」
そう言うと、二人は目を丸くしてお互いを見た。
歌羽は少しだけ切なそうに微笑み、誠は直ぐに目を逸らした。
(やっぱり...誠さんはまだ葛藤しているんだね。無理もないよ...。)
(亜麻音、辛そうな顔してる...。何か言わないと...。)
誠かが試行錯誤していると、歌羽は誠の手を取って来た。
誠は歌羽を驚きの目で見つめた。
「誠さんはまだ龍仁朗のことが忘れられなくて私に集中出来ていないね?」
「...悪い。こんなハズじゃ...。」
歌羽は優しい声で宥めた。
「いいの。気にしないで。当たり前だよ、そんな簡単に気持ちが変われるわけないもの。龍仁朗は綺麗だしスタイル抜群で、真っ直ぐで優しくて、思いやりがあるものね。心の中に残るのも当然だよ!」
歌羽はニカッと笑うが、誠は顔を暗くするだけだった。
「...でも、これはあってはならないことだ。今直ぐにでも気持ちを改めてスタートしなければならないってのに...俺は...!」
「もーそうやってずっとグチグチ言ってたら何も始まらないよ!私は早く気持ち入れ替えろなんて言わないから!しかも...。」
歌羽は自分から逸らしている誠の目を向けるため、誠の頬を軽く叩いた。
誠が歌羽に目を向けると、歌羽は誠を真っ直ぐ見つめて誠だけに聞こえるくらいの小さな声でこう言った。
「私が誠さんを振り向かせる。これは龍仁朗を安心させるためでもあるし、お互いに本気で愛せるように...ね?」
歌羽は誠から目を逸らさずニコリと笑い、寿司を再び食べ始めた。誠は歌羽から強気な発言をされたことがなく、たじろいで固まってしまった。
「んん~美味しい!...あれ?誠さん?食べないの?私が食べちゃうよ?それじゃ、いただきま~...。」
「待て食うな。食べてもいいって言ってないぞ。」
「えぇ~!?何で!?」
「当たり前だろ、俺が自分の金で払ったものだからな。」
誠のキレのあるツッコミに歌羽はクスクス笑い、ハイハイと言いながら自分のお茶を飲んだ。
楽しそうにしながら次に向かう場所を考えている歌羽を見ながら、誠は今まで知らなかった歌羽の面に驚愕していた。
(コイツもあんなこと言えるんだな...。赤面して恥ずかしがると思ってたけど。
それよれも、俺が見るべき相手は龍仁朗じゃなくて亜麻音なのに...俺は何を考えているんだ。もっと努力しないと、龍仁朗のことしか考えられなくなる。それは絶対に...絶対に避けないと...。)
歌羽は次の目的地を考えていたが、内心は不安で一杯だった。
(龍仁朗のこと、考えちゃうか...。それは分かる、分かるけど...でもっ...!
少しは私のことを見て欲しいな...。笑って欲しいな...。我儘だけど、簡単に気持ちを変えることは出来ないけど...少しでもいいから振り向いて欲しい...!
私...誠さんに愛してもらえるのかな...?
...誠さんの気持ちをもっと知りたい。)
2人はお互いの本当の思いを抱きながら店を後にした。
その後は歌羽のお気に入りの場所を余すことなく巡り、2人は本当の思いを隅に置いて思い切り楽しむことが出来た。
ただ、2人はお互いにの思いに気づかぬままー。
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