幼馴染と話し合って恋人になってみた→夫婦になってみた

久野真一

文字の大きさ
43 / 50
第11章 夏のはじまり

第43話 私はちょっと欲求不満気味

しおりを挟む
「ふわー」

 すっきりした気分で伸びをすると隣にはすやすやと眠るしゅうちゃん。
 そして、いつの間にか布団に入って来てた与助よすけ

 修ちゃん……旦那様の寝顔を見ていると妙にあどけない感じがして、可愛いと思ってしまう。そして、ついでに……

(ちょっと襲っちゃいたい)

 そんな事を思ってしまった自分に愕然とする。
 朝からこんなことを考えているなんてはしたないにも程がある。
 奔放なところがあると言われる私でも節度はある。
 
(それもこれも修ちゃんが悪い)

 責任転嫁だって言われそうだけど、嬉しい事をいっぱい言ってくれる。
 新婚旅行では私のために色々考えてくれるのがわかるし、お金や手間をかけさせたくないから国内にしようかと思っていた事まで見抜かれて、色々準備されていた。
 私の旦那様はこんなにいい人だぞ、って自慢したいくらい。
 ゆうちゃんに言ったら、「はいはい、ノロケノロケ」と流されたけど。
 優ちゃんも最近宗吾そうご君がいかにカッコよくて紳士的であるかを力説するからお互い様だと思う。
 
 高校の頃からの友達に話すと「うらやましいなー」とか「良い旦那さんだね」なんてよく言われるけど、私たちの事を小学校の頃から見知っている優ちゃんとそうじゃない友達の差かもしれない。

 とにかく、嬉しいことを最近特にいっぱいしてくれるし言ってくれるから、その……性欲だって湧き上がってしまう。

(はあ……気分変えよう)

 朝からこんな爛れた思考をしているなんてみっともない。
 珍しく修ちゃんより早起きしたし、顔を洗って身だしなみを整えたら食事の準備でもしよう。

◇◇◇◇

 食事の準備をしている内にようやく頭がしゃっきりとしてほっと一息。
 ただ、この悩みは誰かに聞いてもらいたい。
 修ちゃんが悪いわけじゃないのもわかってるから、私自身が解決しなきゃだし。
 でも、優ちゃんだとこの悩みはピンと来ないだろう。
 嗅覚でわかる。優ちゃんはまだ未経験だと。
 他の友達は私と修ちゃんの特殊な関係性を理解してくれないから、悩みがうまく伝わるか自信がない。とすると……お母さん?
 相談相手としては多少微妙だけど、性の悩みだったら一番わかってくれそう。

「おはよう、百合。なんか珍しいな」

 私がやけに早起きして既に配膳まで済ませているからだろう。
 両親はさらに早くて既にお父さんはお仕事で、お母さんは何やら家事を適当に片づけたりママ友さんとお話していたりすることが多い。

「ちょっとたまには、ね」

 気分転換が半分。もう半分はいつも私のために色々してくれる旦那様へのささやかなねぎらい。

「百合。ありがとうな」

 ぎゅっと優しく抱きしめられて、少し色々まずい。
 ときめいてしまう。

「ううん……私も修ちゃんのために何かしたいだけだし」
「そっか」
「うん」

 しばらく何も言わずに二人で抱き合っていた。
 その後、静々と食事を終えた後、洗い物や部屋の掃除を終えて。
 私はお母さんの部屋の前に立っていた。
 やっぱり暑さに弱い修ちゃんは既に自室だ。

「お母さん、ちょっと相談があるんだけどいい?」
「いいわよ」

 ちょっと久しぶりにお母さんの自室にお邪魔だ。
 主婦向け雑誌や健康関係の雑誌、ラインの使い方の雑誌。
 10代の女性向け雑誌まである。
 お母さんなりに、私との接し方を考えた時期もあったのかな。
 投資の本やライフプランに関する本もあるのは今後を見据えて?
 
(ちょっと見直したかも)

 なんて思ったけど、

『孫ができたらまず読む本』
『孫育ての新常識』

 なんてのもあって愕然とする。
 お母さんは本気で私たちの子どもをお世話する気だ。
 子育てに協力的なのは嬉しいけど先走り過ぎ。

「お母さん、冗談じゃなく孫が出来た時のこと考えてるね」

 何この母親、という目線を向けてみる。

「半分は冗談だけどね。子どもが近いうちに出来る可能性も低くはないでしょ」
「だから避妊はちゃんとしてる」
「でも、出来ちゃう可能性はあるでしょ?それに、百合自身の気持ちはどうなの?」
「私の……気持ち?それはいずれは欲しいけど、まだ大学生だし」

 子どもは欲しいけど大学生活だって謳歌したい。
 就職を考えると大学生の内に出来ちゃうと色々諦めないといけないかもだし。
 もちろん、出来たらきっと嬉しいんだろうなあっていう気持ちはある。

「いずれとかじゃなくて、今どう思ってるかの話よ」
「今……」

 言われてハッとする。
 確かに、学歴がどうとか修ちゃんにも負担をかけちゃうかなとか。
 そういう事を考えて、欲しいかというのは誤魔化していた。

「私はどっちでもいいけどね」

 真剣に考えようと思っていた矢先に流されてしまった。
 調子が少し狂ってしまう。

「ちなみに百合が今作ってくれるなら私が全面的にバックアップするわよ?」
「考えておく」

 なんかお母さんは私が子どもが欲しい気持ちを刺激するために誘導尋問している気すらする。気が付いたら乗せられて本当に妊娠してるなんてこともありえそうでちょっと怖い。

「ところで相談なんだけど」
「百合が本気で相談なんて珍しいわね。大体自己解決しちゃうのに」
「そんなに相談しなかった?」

 とこれまでの生活を振り返って、確かに両親に深い悩みを話したことはあんまりなかったことに気づく。初潮が来た頃とかはさすがに色々話したけど、それ以外はどっちかというと修ちゃんに色々聞いてもらっていたのだ。

「驚くくらいね。一人で抱え込んでるのかと思ったこともあるけど……」

 ああ、それでなのかと少し納得した。
 お母さんにしてみれば悩みがあるのが普通な年頃なのに全然相談してこないと不安にもなるだろう。

「ごめん。実は大体修ちゃんに聞いてもらってた」

 こういうところも私たちの関係が少し特殊なところなのかもしれない。修ちゃんとの間柄は昔からある意味家族よりも家族らしい。

「そんな事だろうと思ったけどね。とにかく、それでどうしたの?修二君関係?」
「やっぱりわかっちゃう?」
「だって、百合がそれ以外の事で相談してくるなんてなさそうだもの」

 お母さんやお父さんは私のことをどういう目で見ていたのだろう。
 しかも当たっているのがなんとも悔しい。

「エッチなことの悩みなんだけど。お母さん、若い頃欲求不満になったことある?」

 言っててこういうことを親に相談するのもどうなのだろうという気がしてきた。

「若い頃っていうか今の方が深刻ね」
「そ、そうなんだ……」

 考えてみればお父さんとお母さんだって昔は恋人同士で、それから結婚して。
 愛し合って私が産まれたわけだ。当然、同じように男女の悩みだってあるだろう。
 そんな当然のことを今更気づいた。

「あの人も最近、欲求が出てこないって言って相手してくれないこと多いし」
「その……お父さんとはどこでしてるの?」

 つい興味が湧いてしまった。
 生活していてお父さんとお母さんの声が聞こえて来たなんてことはなかった。

「それは色々ね。百合が居ない時とか、ラブホテルに行ったり」
「お母さんも普通の女性なんだね」
「それはそうよ。今更何言ってるのよ」

 なら、正直に話してしまってもいいのかもしれない。

「修ちゃんがね。たぶん夏バテだと思うんだけど、先に寝ちゃうことが多いの」
「それで百合は欲求不満なのね?」
「認めるのは嫌だけど……たぶん」

 求められるのに対して応えてあげている。
 そんな形じゃないとはしたない感じがしてしまう。

「修ちゃんが悪くないのはわかってるの。新婚旅行の件でもそれ以外でも色々してくれてるのはわかるし。だからその……どうしたらもっとムラムラしてくれるかなって」
 
 こういう悩みって普通のことなんだろうか。
 聞き耳を立てても彼氏の方が性欲が旺盛で逆に困るというのをよく耳にする。
 たまに逆の話もあるにはあるけど。

「そういうのはさすがに親の手には余るけどね。すぐ寝ちゃうっていうのは、疲れてるってことじゃないかしら」
「たぶん。修ちゃん、昔から自分で気づかない内に無理しちゃうことあるから」

 修ちゃん的には別に無理しているつもりもないんだろう。
 ただ、時々無理をしてるなって感じることがある。

「そうね……修二君、家のこととかかなり色々やってくれてるわよ」
「それはわかってるつもり。気が付いたら食器が下げられてたり」
「主夫っていうのかしらね。なんだかんだで疲れる事もそれはあるわよね」
「修ちゃんに負担押し付け過ぎてたんだね」

 甘え過ぎないようにはしていたけど、私の方がもうちょっと負担を減らした方がよさそう。

「そこまで気負わなくてもいいけど、疲れが原因なら、少し修二君が負担しているのを代わりにしてあげたら?」
「うん。そうする。なんだかんだでお母さんはお母さんだね」
「それはあなたたちの倍以上は生きてるもの」

 なんかやけに嬉しそうなお母さんの笑顔が印象的だった。
 
 というわけで有言実行。
 部屋に戻ってまずはマッサージだ。

「気持ちいい?」

 うつ伏せになった修ちゃんを後ろからマッサージ。
 マッサージは素人だけど最近はコツを掴みつつある。
 どこが特に凝っているかとか。

「ああ。すごく気持ちい。でも、なんで急にマッサージ?」
「ちょっとしてあげたくなったの」

 今、お疲れ様の意味を込めてとかいうのは少し恥ずかしいし。

「お義母さんと何か話してただろ。なんかあったか?」

 鋭い。もう、修ちゃんには全て見透かされてる気がする。

「ちょっと修ちゃんの負担を減らしてあげようって。ただそれだけ」
「別に気負わなくてもいいんだけど。なら、お言葉に甘えて」

 だんだんと身体が柔らかくなっていくのを感じる。
 考えてみると家でゲームをするとき、姿勢が悪いかもしれない。
 今度、その辺りも勉強しておかなくちゃ。
 ああ。こういう、色々してあげたいっていう気持ち。
 時々凄い湧き出て来る。こうなると色々困る。

「修ちゃんの事大好きかも」

 つい、あふれ出た気持ちを口にしてしまっていた。

「照れくさいんだけど。俺も百合のこと大好きだぞ」

 そういうのやめて欲しい。私が抑えられなくなりそうだし。
 と思っていたら、急に姿勢を変えて座り込む修ちゃん。

「あのさ……唐突で悪いんだけど」

 微妙に落ち着かない様子でこちらを見据えてくる。
 表情は……何故か恥ずかしそうで、息も心なしか荒いような。

「ムードなさすぎだと思うんだけど」

 あ。次に来る言葉が何かわかってしまった。

「ひょっとして……したくなった?」

 さっきの「大好き」だろう。シンクロしちゃったのがわかる。

「まあ……そういうこと」

 夫婦の営みっていうのは案外こういうのが普通なんだろうか。
 なんてことを思いつつ、いつもより色々してしまったのだった。
 こういう時はいつもより凄く気持ちいいのが少し気恥ずかしい。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

幼馴染に告白したら、交際契約書にサインを求められた件。クーリングオフは可能らしいけど、そんなつもりはない。

久野真一
青春
 羽多野幸久(はたのゆきひさ)は成績そこそこだけど、運動などそれ以外全般が優秀な高校二年生。  そんな彼が最近考えるのは想い人の、湯川雅(ゆかわみやび)。異常な頭の良さで「博士」のあだ名で呼ばれる才媛。  彼はある日、勇気を出して雅に告白したのだが―  「交際してくれるなら、この契約書にサインして欲しいの」とずれた返事がかえってきたのだった。  幸久は呆れつつも契約書を読むのだが、そこに書かれていたのは予想と少し違った、想いの籠もった、  ある意味ラブレターのような代物で―  彼女を想い続けた男の子と頭がいいけどどこかずれた思考を持つ彼女の、ちょっと変な、でもほっとする恋模様をお届けします。  全三話構成です。

かつて僕を振った幼馴染に、お月見をしながら「月が綺麗ですね」と言われた件。それって告白?

久野真一
青春
 2021年5月26日。「スーパームーン」と呼ばれる、満月としては1年で最も地球に近づく日。  同時に皆既月食が重なった稀有な日でもある。  社会人一年目の僕、荒木遊真(あらきゆうま)は、  実家のマンションの屋上で物思いにふけっていた。  それもそのはず。かつて、僕を振った、一生の親友を、お月見に誘ってみたのだ。  「せっかくの夜だし、マンションの屋上で、思い出話でもしない?」って。  僕を振った一生の親友の名前は、矢崎久遠(やざきくおん)。  亡くなった彼女のお母さんが、つけた大切な名前。  あの時の告白は応えてもらえなかったけど、今なら、あるいは。  そんな思いを抱えつつ、久遠と共に、かつての僕らについて語りあうことに。  そして、皆既月食の中で、僕は彼女から言われた。「月が綺麗だね」と。  夏目漱石が、I love youの和訳として「月が綺麗ですね」と言ったという逸話は有名だ。  とにかく、月が見えないその中で彼女は僕にそう言ったのだった。  これは、家族愛が強すぎて、恋愛を諦めざるを得なかった、「一生の親友」な久遠。  そして、彼女と一緒に生きてきた僕の一夜の物語。

付き合う前から好感度が限界突破な幼馴染が、疎遠になっていた中学時代を取り戻す為に高校ではイチャイチャするだけの話

頼瑠 ユウ
青春
高校一年生の上条悠斗は、同級生にして幼馴染の一ノ瀬綾乃が別のクラスのイケメンに告白された事を知り、自身も彼女に想いを伝える為に告白をする。 綾乃とは家が隣同士で、彼女の家庭の事情もあり家族ぐるみで幼い頃から仲が良かった。 だが、悠斗は小学校卒業を前に友人達に綾乃との仲を揶揄われ、「もっと女の子らしい子が好きだ」と言ってしまい、それが切っ掛けで彼女とは疎遠になってしまっていた。 中学の三年間は拒絶されるのが怖くて、悠斗は綾乃から逃げ続けた。 とうとう高校生となり、綾乃は誰にでも分け隔てなく優しく、身体つきも女性らしくなり『学年一の美少女』と謳われる程となっている。 高嶺の花。 そんな彼女に悠斗は不釣り合いだと振られる事を覚悟していた。 だがその結果は思わぬ方向へ。実は彼女もずっと悠斗が好きで、両想いだった。 しかも、綾乃は悠斗の気を惹く為に、品行方正で才色兼備である事に努め、胸の大きさも複数のパッドで盛りに盛っていた事が発覚する。 それでも構わず、恋人となった二人は今まで出来なかった事を少しずつ取り戻していく。 他愛の無い会話や一緒にお弁当を食べたり、宿題をしたり、ゲームで遊び、デートをして互いが好きだという事を改めて自覚していく。 存分にイチャイチャし、時には異性と意識して葛藤する事もあった。 両家の家族にも交際を認められ、幸せな日々を過ごしていた。 拙いながらも愛を育んでいく中で、いつしか学校では綾乃の良からぬ噂が広まっていく。 そして綾乃に振られたイケメンは彼女の弱みを握り、自分と付き合う様に脅してきた。 それでも悠斗と綾乃は屈せずに、将来を誓う。 イケメンの企てに、友人達や家族の助けを得て立ち向かう。 付き合う前から好感度が限界突破な二人には、いかなる障害も些細な事だった。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

失恋中なのに隣の幼馴染が僕をかまってきてウザいんですけど?

さいとう みさき
青春
雄太(ゆうた)は勇気を振り絞ってその思いを彼女に告げる。 しかしあっさりと玉砕。 クールビューティーで知られる彼女は皆が憧れる存在だった。 しかしそんな雄太が落ち込んでいる所を、幼馴染たちが寄ってたかってからかってくる。 そんな幼馴染の三大女神と呼ばれる彼女たちに今日も翻弄される雄太だったのだが…… 病み上がりなんで、こんなのです。 プロット無し、山なし、谷なし、落ちもなしです。

処理中です...