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29.クレアも大変そうです
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それからクレアは幼馴染のマルク様と来年の初夏には結婚することになりそうだと教えてくれたわ。はっきりと日時が決まったら教えてくれるんですって、とても楽しみだわ。
「ロザリーはいつ式を挙げるの?」
「約一年後よ、昨日カール様に言われたばかりだから全てはこれからだけどエマがいるから安心しているわ。」
「そうね、エマは本当に優秀な侍女だもの、安心ね。」
「ええ、エマがいつも見守っていてくれたからお母様が亡くなられたあともなんとかやってこれたのだと思うわ。もちろん、クレアも私の大切なお友達よ。私が胸を張ってお友達と言えるのは昔からクレアだけだもの。最近イザベラともお友達になれたけどクレアと比べたらまだまだだわ。」
「そう言ってもらえると凄く嬉しいわ。だけど、イザベラのことは苦手って言ってなかった?」
「そうなのよ。イザベラとジルド様の間で、誤解があったせいで私もイザベラのことを誤解しちゃってたの。」
「でも誤解が解けて、お話したら素敵なご令嬢だったわ。」
「そうだったのね、私もイザベラはいい子だと思っていたから不思議だったのよ、よく分からないけど誤解が解けて良かったわ。」
「ええ、本当に…イザベラはずっとジルド様のことを本当のお兄様だと思っていたそうなの。それも仕方ないと思えるくらいジルド様のイザベラへの愛が重すぎて、兄妹愛にしか思えなかったのよね。」
「愛が重すぎる?兄妹愛?それは凄そうね。」
「ええ、凄かったわ。いつでもどこでも手を繋ぐし、抱き締めるし、誰がいても可愛い、好きだは口癖のように言って、家ではすぐに食事を食べさせようとして、毎日お姫様抱っこで寝室へ行って寝かせてくれるんですって。」
「なにそれ、凄く恥ずかしいわ。よく耐えているわね。マルクでもそこまではしないわよ。」
「そうでしょ、私だったら耐えられないもの。ところでマルク様のクレアへの溺愛も有名よね。」
「・・・溺愛されてるんでしょうね…。」
「例えば?」
「そうね、毎回二人で馬車に乗った時は、すぐに隣りに座ってくるの、そして必ず頭を撫でて、会えなくて寂しかったって言いながらキスをしてくるわ。だけど三日に一回は会いに来るのよ。邸が隣りだからスグでしょ…。それから全身くまなく触られて少し痩せたんじゃないかと心配されたり、顔が赤くなると熱があるんじゃないかと大騒ぎするし、ちょっとでも寝不足で会うとすぐに見抜かれて悩みがある言ってくれと泣かれたり、まだまだ沢山あるけど切りが無いわ。」
「まぁ、それは大変そうね。全身くまなく…。」
「そうよ、顔から火を吹きそうよ、ああ、綺麗だクレアって言いながら触られてご覧なさい。半年後にはそういう関係になるって分かってはいても恥ずかしいわ。」
「そういう関係…?」
私の顔がボンと、真っ赤になったのが分かったわ。
「本当の意味で夫婦になるってことよ。跡継ぎを産むのは私たちの大切なお仕事でしょ?まさか、ロザリーは閨の教育は受けていないの?」
「まだ受けていないわ。」
「そうなのね…。大丈夫よ、まだ一年もあるのだから、エマがなんとかしてくれるわ。」
「そうよね。」
マルク様はジルド様のように人前ではクレアとそこまでベタベタしていなかったから分からなかったけど、分からないものね。これはかなりの溺愛だわ。それから話はカール様のことになって、
「ロザリーとカール様はどうなの?きっと溺愛されているんでしょう?」
「溺愛かは分からないけど、キスはしたわ…キスは、その、凄かったわ。」
「猛獣ですものね、全てが凄そうね。」
「ええ、口と鼻を同時に塞がれると流石に苦しくて…」
「同時に塞ぐ?ロザリーは小顔だし、あちらは全てがビッグサイズだものね。想像したら食べられてるみたいで恐ろしいわ…。」
「でも苦しいってお伝えしたら手加減してくださったのよ。本当に優しい方なの。手先もとても器用なの。クッキーを焼いてくださったり、花束を作ってくださったり、一緒に花冠も作ってくださったのよ。」
「それは意外過ぎて想像が出来ないわね。でもたしかに素敵な人なのは分かったわ。だってロザリーがとても幸せそうなんですもの。私も親友として嬉しいわ。困ったことがあったらエマか私にすぐに言うのよ。」
「親友…。ありがとうそうさせてもらうわ。私もクレアが幸せそうで親友として嬉しいわ。」
クレアはまた来るわと行ってとても嬉しそうに帰って行ったけど、やっぱり友達って素敵だわ。それにしても本当の意味で夫婦になるって赤ちゃんを作るって事よね。でも前世も含めて経験がゼロで肝心なところの想像が全くつかないわ。これは本当に大丈夫なのかしら?私は不安になってエマに頼んでみたわ。
「エマ、お願いがあるのだけど。」
「なんでしょうか?お嬢様。」
「私に本当の夫婦になるための閨の教育をしてくれないかしら?」
「・・・それはゆっくりとカルロス様に教えてもらえば大丈夫です。」
「そうなの?」
「カルロス様ならきっとゆっくりとお嬢様のペースで教えてくださると思いますよ。ただカルロス様にとってはもの凄い忍耐力がいるでしょうけどね…。それでもお嬢様が頼めば喜ばれると思いますよ。」
喜んでもらえるなら頼んでみようかしら。
「ロザリーはいつ式を挙げるの?」
「約一年後よ、昨日カール様に言われたばかりだから全てはこれからだけどエマがいるから安心しているわ。」
「そうね、エマは本当に優秀な侍女だもの、安心ね。」
「ええ、エマがいつも見守っていてくれたからお母様が亡くなられたあともなんとかやってこれたのだと思うわ。もちろん、クレアも私の大切なお友達よ。私が胸を張ってお友達と言えるのは昔からクレアだけだもの。最近イザベラともお友達になれたけどクレアと比べたらまだまだだわ。」
「そう言ってもらえると凄く嬉しいわ。だけど、イザベラのことは苦手って言ってなかった?」
「そうなのよ。イザベラとジルド様の間で、誤解があったせいで私もイザベラのことを誤解しちゃってたの。」
「でも誤解が解けて、お話したら素敵なご令嬢だったわ。」
「そうだったのね、私もイザベラはいい子だと思っていたから不思議だったのよ、よく分からないけど誤解が解けて良かったわ。」
「ええ、本当に…イザベラはずっとジルド様のことを本当のお兄様だと思っていたそうなの。それも仕方ないと思えるくらいジルド様のイザベラへの愛が重すぎて、兄妹愛にしか思えなかったのよね。」
「愛が重すぎる?兄妹愛?それは凄そうね。」
「ええ、凄かったわ。いつでもどこでも手を繋ぐし、抱き締めるし、誰がいても可愛い、好きだは口癖のように言って、家ではすぐに食事を食べさせようとして、毎日お姫様抱っこで寝室へ行って寝かせてくれるんですって。」
「なにそれ、凄く恥ずかしいわ。よく耐えているわね。マルクでもそこまではしないわよ。」
「そうでしょ、私だったら耐えられないもの。ところでマルク様のクレアへの溺愛も有名よね。」
「・・・溺愛されてるんでしょうね…。」
「例えば?」
「そうね、毎回二人で馬車に乗った時は、すぐに隣りに座ってくるの、そして必ず頭を撫でて、会えなくて寂しかったって言いながらキスをしてくるわ。だけど三日に一回は会いに来るのよ。邸が隣りだからスグでしょ…。それから全身くまなく触られて少し痩せたんじゃないかと心配されたり、顔が赤くなると熱があるんじゃないかと大騒ぎするし、ちょっとでも寝不足で会うとすぐに見抜かれて悩みがある言ってくれと泣かれたり、まだまだ沢山あるけど切りが無いわ。」
「まぁ、それは大変そうね。全身くまなく…。」
「そうよ、顔から火を吹きそうよ、ああ、綺麗だクレアって言いながら触られてご覧なさい。半年後にはそういう関係になるって分かってはいても恥ずかしいわ。」
「そういう関係…?」
私の顔がボンと、真っ赤になったのが分かったわ。
「本当の意味で夫婦になるってことよ。跡継ぎを産むのは私たちの大切なお仕事でしょ?まさか、ロザリーは閨の教育は受けていないの?」
「まだ受けていないわ。」
「そうなのね…。大丈夫よ、まだ一年もあるのだから、エマがなんとかしてくれるわ。」
「そうよね。」
マルク様はジルド様のように人前ではクレアとそこまでベタベタしていなかったから分からなかったけど、分からないものね。これはかなりの溺愛だわ。それから話はカール様のことになって、
「ロザリーとカール様はどうなの?きっと溺愛されているんでしょう?」
「溺愛かは分からないけど、キスはしたわ…キスは、その、凄かったわ。」
「猛獣ですものね、全てが凄そうね。」
「ええ、口と鼻を同時に塞がれると流石に苦しくて…」
「同時に塞ぐ?ロザリーは小顔だし、あちらは全てがビッグサイズだものね。想像したら食べられてるみたいで恐ろしいわ…。」
「でも苦しいってお伝えしたら手加減してくださったのよ。本当に優しい方なの。手先もとても器用なの。クッキーを焼いてくださったり、花束を作ってくださったり、一緒に花冠も作ってくださったのよ。」
「それは意外過ぎて想像が出来ないわね。でもたしかに素敵な人なのは分かったわ。だってロザリーがとても幸せそうなんですもの。私も親友として嬉しいわ。困ったことがあったらエマか私にすぐに言うのよ。」
「親友…。ありがとうそうさせてもらうわ。私もクレアが幸せそうで親友として嬉しいわ。」
クレアはまた来るわと行ってとても嬉しそうに帰って行ったけど、やっぱり友達って素敵だわ。それにしても本当の意味で夫婦になるって赤ちゃんを作るって事よね。でも前世も含めて経験がゼロで肝心なところの想像が全くつかないわ。これは本当に大丈夫なのかしら?私は不安になってエマに頼んでみたわ。
「エマ、お願いがあるのだけど。」
「なんでしょうか?お嬢様。」
「私に本当の夫婦になるための閨の教育をしてくれないかしら?」
「・・・それはゆっくりとカルロス様に教えてもらえば大丈夫です。」
「そうなの?」
「カルロス様ならきっとゆっくりとお嬢様のペースで教えてくださると思いますよ。ただカルロス様にとってはもの凄い忍耐力がいるでしょうけどね…。それでもお嬢様が頼めば喜ばれると思いますよ。」
喜んでもらえるなら頼んでみようかしら。
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