22 / 70
妾のためにケンカはやめてぇ
しおりを挟む
妾は目がいいのじゃ。
両方とも裸眼で5.0はあるはずじゃ。
近くも遠くもよく見える、のでーーー。
「アレはなんじゃ?」
教室の後ろの席に座った妾は、隣のシェン君に訊ねた。
グレーの髪の女生徒が戸口に現れたと思ったら、あっという間に黒い布で覆われて簀巻きにされて運ばれて行ったような?
「えっ? なんだよ?」
シェン君がこちらを見た時には、もう簀巻きは廊下に消えていた。
「遅いんじゃ」
「だから何がだよ?」
立ち上がって廊下に様子を見に行こうと思うたが、今度は甲高い悲鳴が聞こえてきた。
「さっきの簀巻きかの?」
「簀巻き?」
わかっていないシェン君と廊下に向かう。
ちょうど四限が終わって昼休憩に入ったところなので、教室も廊下もざわめいていた。
廊下に出た妾に声がかかる。
「バーミリオン、おれが来てやったぞ」
居丈高な態度の兄じゃに、妾の顔は歪む。
「頼んでないのじゃ」
五番目の兄フェニックスが、見知らぬ二人の同級生を後ろに連れて立っていた。
なぜか周囲で女子がキャーキャー騒いでおる。
もしや、ファンか? こやつ、羨ま・・・・・・いやいや、一応皇子だからの。
ちょっとぐらいモテて当然じゃ。
ファンの一人や二人や三人や四人・・・・・・。
十人はいるだとっ!?
さらに苦虫を噛んだような顔で妾はフェニックスを睨んだ。
「なんだよ、おれがわざわざ教室まで来てやったのにその顔は」
「頼んでないと言っておるのじゃ」
フェニックスはなぜかにこにこ微笑みながら妾の真紅の髪をポフポフと撫でる。
「何か問題を起こしてないだろうな」
「当たり前じゃ」
「友だちはできたか?」
「うむ」
フェニックスは中等科三年で妾より二つ年上じゃが、初等科から学園にいるため妾よりこの生活に慣れておる。
何かあれば相談に来いと何度も侍女伝いに連絡があったが、妾すっかり忘れておった。
もしや、心配で見に来たのか?
いや、そんなわけは・・・・・・。
妾とフェニックスはそんなに仲の良い兄妹ではなかったはずじゃ。
フェニックスは七歳から学園の寮にいて、妾は宮にこもりきり、ほとんど一緒に過ごした記憶がない。
最近は芋掘りやら犬ぞりレースやらで会うこともあったが。
考えておると、フェニックスの視線が妾の頭の上を素通りしてシェン君に移った。
「もしかしてこれか?」
なぜか態度が豹変して、フェニックスの冷たく低い声が響いた。
「おい、ふざけるなよ」
そんなフェニックスの声は聞いたことがなかった。
妾は驚いて兄じゃを見上げた。
「男じゃないか」
「そ、そうじゃ。シェン君は男なのじゃ。でも、まだ女の子の友だちはいないのじゃ。こ、これから作ーーー」
「こいつはダメだ」
完全否定された当のシェン君も、さすがに黙っていられなくなったらしい。
「あァ? 何がダメだって?」
睨み合いが始まってしもうたのじゃ。
「フェ、フェニックス兄じゃ、シェン君は初めてできた友だちなのじゃ。そ、それにツノもカッコいいし、黒いのも綺麗だと思わぬか? なっ? なっ?」
なんとか宥めようとしたが、なぜか火に油だったらしく、フェニックスは妾を押しのけて、シェン君の全身を上から下まで眺めた後、「ふん」と鼻で嘲った。
「みっともない黒い害獣が」
なっ!?
「アラガンの龍人族か。留学生なら留学生らしく他国では下民のように振る舞うべきだろう。おれたちが誰かわかっていて頭も下げないなど無礼千万。礼儀を弁えろ」
「あ、兄じゃ・・・・・・」
「バーミリオン、おまえもだ。友というのは気の合う仲間を選ぶことじゃない。おれたちは帝国の礎となる者。それにふさわしい相手を見繕うべきなんだ。有象無象の輩でいいわけがない」
あまりの事に妾が呆然としておると、先に立ち直ったシェン君が反論した。
「そうですか。これは不遜な態度を取ってしまい申し訳ありませんでした殿下」
片膝を折り床に跪く。
「この学園では身分制度は適用されないと聞いていたのですが」
「建前上はな」
「では、改めて紹介させてもらえませんか? わたしはシェン・ウーイェと申します。アラガンのーーー」
「必要ない。おれはおまえにまったく興味がない」
「あ、兄じゃ・・・・・・」
とりつく島もないフェニックスに、妾はオロオロするばかりで、シェン君はまだ跪いたままうつむいている。
せっかく友だちになったのに、兄じゃのせいでたった一人の友だちを失ってしまうかもしれぬ。
シェン君に立ち上がるよう言わなければ。
兄じゃにひどいことを言うのはやめろと言わねば。
でも、妾はなぜか胸がぎゅうっとして声が出なかった。
怒っているし悲しいのに、どっちにも言葉をかけることができない。
ダメじゃ・・・・・・。
妾、ずっと宮にいたからか?
こんな時どう言えば正解なのかがわからぬ。
その時、うつむいていた顔をパッと上げてシェン君がフェニックスをまっすぐに見つめて言った。
「殿下、どうか、わたしとミリィが友だちになることを認めていただきたい」
ん? 妾、なんかちょっとキュンとしたような?
妙な動悸を覚えた妾だったが、すぐさま廊下に響き渡ったフェニックスの怒声がすべてを吹き飛ばした。
「ミ、ミ、ミリィだとォォォ!!」
急にフェニックスの髪が逆立って一部が燃え上がった。
こ、これは・・・・・・ヤバいかもしれぬ。
目元も真っ赤になっておる。
竜化する兆候じゃ。
「あわわわわ」
妾が助けを求めて慌てて周囲に目をやると、なぜか廊下にはひとっ子一人いなくなっていた。
「え? み、みなの者たちは?」
さっきまでキャーキャー言っていた女子たちも、フェニックスの友人らしき二人も、廊下にいた生徒たちも消え、教室のドアはぴったり閉まっている。
蜘蛛の子を散らすように逃げたらしい。
早すぎんか?
そして、妾の目の前では凄まじい剣幕で怒り狂う兄フェニックスーーー。
「おまえ、おれの妹を勝手に略称で呼ぶだと!? 今すぐ死んで詫びろ!」
「い、嫌だ!」
さすがにシェン君も立ち上がったが、フェニックスの激昂に押されて後ずさっている。
「だったら●ね!」
フェニックスが手を伸ばし、シェン君のツノをわしづかんだ。
「離せよ! ミリィをミリィって呼んで何が悪いんだよ」
「まだ言うか!!」
シェン君のツノを引っ張って、フェニックスが床に押し倒す。
シェン君もフェニックスの袖をつかんで体勢を変えようとする。
二人が床の上で罵り合いながら、どったんばったん激しく殴る蹴るを始めた。
「ちょ、ちょっと二人とも・・・・・・やめるのじゃ」
フェニックスがシェン君の頭を床に叩きつけ、シェン君が左肘でフェニックスの胸を突く。
フェニックスの髪はますます燃え、シェン君の髪に燃え移りそうじゃ。
な、なんと乱暴なやつらじゃ~~!
ふと、妾の脳裏に懐かしのメロディが流れた。
そいでもって、妾は叫んだのじゃ。
「妾のために~ケンカはやめてぇぇ~」
ついでに続きも歌い出す。
段々興にのってきたし、この歌はカラオケでよく歌っていたから十八番というやつじゃ。
とにかく二人の男が妾のためにケンカをするというこのシチュエーション。
ピッタリの歌なんじゃ。
庭師のじいさんの小屋にあった懐メロレコードを何度も聴いたからの。
妾はノリノリで歌った。
で、気がついたら二人はケンカをやめて妾を見ていた。
まぬけ面で口を開け、ぽか~んとしておる。
髪がしゅんとして鎮火したフェニックスが呟いた。
「おまえ、音痴だな」
「ああ、めちゃくちゃ音痴だ」
シェン君まで!
「よ、余計なお世話じゃーーー!」
両方とも裸眼で5.0はあるはずじゃ。
近くも遠くもよく見える、のでーーー。
「アレはなんじゃ?」
教室の後ろの席に座った妾は、隣のシェン君に訊ねた。
グレーの髪の女生徒が戸口に現れたと思ったら、あっという間に黒い布で覆われて簀巻きにされて運ばれて行ったような?
「えっ? なんだよ?」
シェン君がこちらを見た時には、もう簀巻きは廊下に消えていた。
「遅いんじゃ」
「だから何がだよ?」
立ち上がって廊下に様子を見に行こうと思うたが、今度は甲高い悲鳴が聞こえてきた。
「さっきの簀巻きかの?」
「簀巻き?」
わかっていないシェン君と廊下に向かう。
ちょうど四限が終わって昼休憩に入ったところなので、教室も廊下もざわめいていた。
廊下に出た妾に声がかかる。
「バーミリオン、おれが来てやったぞ」
居丈高な態度の兄じゃに、妾の顔は歪む。
「頼んでないのじゃ」
五番目の兄フェニックスが、見知らぬ二人の同級生を後ろに連れて立っていた。
なぜか周囲で女子がキャーキャー騒いでおる。
もしや、ファンか? こやつ、羨ま・・・・・・いやいや、一応皇子だからの。
ちょっとぐらいモテて当然じゃ。
ファンの一人や二人や三人や四人・・・・・・。
十人はいるだとっ!?
さらに苦虫を噛んだような顔で妾はフェニックスを睨んだ。
「なんだよ、おれがわざわざ教室まで来てやったのにその顔は」
「頼んでないと言っておるのじゃ」
フェニックスはなぜかにこにこ微笑みながら妾の真紅の髪をポフポフと撫でる。
「何か問題を起こしてないだろうな」
「当たり前じゃ」
「友だちはできたか?」
「うむ」
フェニックスは中等科三年で妾より二つ年上じゃが、初等科から学園にいるため妾よりこの生活に慣れておる。
何かあれば相談に来いと何度も侍女伝いに連絡があったが、妾すっかり忘れておった。
もしや、心配で見に来たのか?
いや、そんなわけは・・・・・・。
妾とフェニックスはそんなに仲の良い兄妹ではなかったはずじゃ。
フェニックスは七歳から学園の寮にいて、妾は宮にこもりきり、ほとんど一緒に過ごした記憶がない。
最近は芋掘りやら犬ぞりレースやらで会うこともあったが。
考えておると、フェニックスの視線が妾の頭の上を素通りしてシェン君に移った。
「もしかしてこれか?」
なぜか態度が豹変して、フェニックスの冷たく低い声が響いた。
「おい、ふざけるなよ」
そんなフェニックスの声は聞いたことがなかった。
妾は驚いて兄じゃを見上げた。
「男じゃないか」
「そ、そうじゃ。シェン君は男なのじゃ。でも、まだ女の子の友だちはいないのじゃ。こ、これから作ーーー」
「こいつはダメだ」
完全否定された当のシェン君も、さすがに黙っていられなくなったらしい。
「あァ? 何がダメだって?」
睨み合いが始まってしもうたのじゃ。
「フェ、フェニックス兄じゃ、シェン君は初めてできた友だちなのじゃ。そ、それにツノもカッコいいし、黒いのも綺麗だと思わぬか? なっ? なっ?」
なんとか宥めようとしたが、なぜか火に油だったらしく、フェニックスは妾を押しのけて、シェン君の全身を上から下まで眺めた後、「ふん」と鼻で嘲った。
「みっともない黒い害獣が」
なっ!?
「アラガンの龍人族か。留学生なら留学生らしく他国では下民のように振る舞うべきだろう。おれたちが誰かわかっていて頭も下げないなど無礼千万。礼儀を弁えろ」
「あ、兄じゃ・・・・・・」
「バーミリオン、おまえもだ。友というのは気の合う仲間を選ぶことじゃない。おれたちは帝国の礎となる者。それにふさわしい相手を見繕うべきなんだ。有象無象の輩でいいわけがない」
あまりの事に妾が呆然としておると、先に立ち直ったシェン君が反論した。
「そうですか。これは不遜な態度を取ってしまい申し訳ありませんでした殿下」
片膝を折り床に跪く。
「この学園では身分制度は適用されないと聞いていたのですが」
「建前上はな」
「では、改めて紹介させてもらえませんか? わたしはシェン・ウーイェと申します。アラガンのーーー」
「必要ない。おれはおまえにまったく興味がない」
「あ、兄じゃ・・・・・・」
とりつく島もないフェニックスに、妾はオロオロするばかりで、シェン君はまだ跪いたままうつむいている。
せっかく友だちになったのに、兄じゃのせいでたった一人の友だちを失ってしまうかもしれぬ。
シェン君に立ち上がるよう言わなければ。
兄じゃにひどいことを言うのはやめろと言わねば。
でも、妾はなぜか胸がぎゅうっとして声が出なかった。
怒っているし悲しいのに、どっちにも言葉をかけることができない。
ダメじゃ・・・・・・。
妾、ずっと宮にいたからか?
こんな時どう言えば正解なのかがわからぬ。
その時、うつむいていた顔をパッと上げてシェン君がフェニックスをまっすぐに見つめて言った。
「殿下、どうか、わたしとミリィが友だちになることを認めていただきたい」
ん? 妾、なんかちょっとキュンとしたような?
妙な動悸を覚えた妾だったが、すぐさま廊下に響き渡ったフェニックスの怒声がすべてを吹き飛ばした。
「ミ、ミ、ミリィだとォォォ!!」
急にフェニックスの髪が逆立って一部が燃え上がった。
こ、これは・・・・・・ヤバいかもしれぬ。
目元も真っ赤になっておる。
竜化する兆候じゃ。
「あわわわわ」
妾が助けを求めて慌てて周囲に目をやると、なぜか廊下にはひとっ子一人いなくなっていた。
「え? み、みなの者たちは?」
さっきまでキャーキャー言っていた女子たちも、フェニックスの友人らしき二人も、廊下にいた生徒たちも消え、教室のドアはぴったり閉まっている。
蜘蛛の子を散らすように逃げたらしい。
早すぎんか?
そして、妾の目の前では凄まじい剣幕で怒り狂う兄フェニックスーーー。
「おまえ、おれの妹を勝手に略称で呼ぶだと!? 今すぐ死んで詫びろ!」
「い、嫌だ!」
さすがにシェン君も立ち上がったが、フェニックスの激昂に押されて後ずさっている。
「だったら●ね!」
フェニックスが手を伸ばし、シェン君のツノをわしづかんだ。
「離せよ! ミリィをミリィって呼んで何が悪いんだよ」
「まだ言うか!!」
シェン君のツノを引っ張って、フェニックスが床に押し倒す。
シェン君もフェニックスの袖をつかんで体勢を変えようとする。
二人が床の上で罵り合いながら、どったんばったん激しく殴る蹴るを始めた。
「ちょ、ちょっと二人とも・・・・・・やめるのじゃ」
フェニックスがシェン君の頭を床に叩きつけ、シェン君が左肘でフェニックスの胸を突く。
フェニックスの髪はますます燃え、シェン君の髪に燃え移りそうじゃ。
な、なんと乱暴なやつらじゃ~~!
ふと、妾の脳裏に懐かしのメロディが流れた。
そいでもって、妾は叫んだのじゃ。
「妾のために~ケンカはやめてぇぇ~」
ついでに続きも歌い出す。
段々興にのってきたし、この歌はカラオケでよく歌っていたから十八番というやつじゃ。
とにかく二人の男が妾のためにケンカをするというこのシチュエーション。
ピッタリの歌なんじゃ。
庭師のじいさんの小屋にあった懐メロレコードを何度も聴いたからの。
妾はノリノリで歌った。
で、気がついたら二人はケンカをやめて妾を見ていた。
まぬけ面で口を開け、ぽか~んとしておる。
髪がしゅんとして鎮火したフェニックスが呟いた。
「おまえ、音痴だな」
「ああ、めちゃくちゃ音痴だ」
シェン君まで!
「よ、余計なお世話じゃーーー!」
0
あなたにおすすめの小説
星降る夜に落ちた子
千東風子
児童書・童話
あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。
ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。
いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!
世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。
世羅は滑るように落ち、気を失いました。
そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。
気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。
全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。
苦手な方は回れ右をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。
石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!
こちらは他サイトにも掲載しています。
9日間
柏木みのり
児童書・童話
サマーキャンプから友達の健太と一緒に隣の世界に迷い込んだ竜(リョウ)は文武両道の11歳。魔法との出会い。人々との出会い。初めて経験する様々な気持ち。そして究極の選択——夢か友情か。
(also @ なろう)
アリアさんの幽閉教室
柚月しずく
児童書・童話
この学校には、ある噂が広まっていた。
「黒い手紙が届いたら、それはアリアさんからの招待状」
招かれた人は、夜の学校に閉じ込められて「恐怖の時間」を過ごすことになる……と。
招待状を受け取った人は、アリアさんから絶対に逃れられないらしい。
『恋の以心伝心ゲーム』
私たちならこんなの楽勝!
夜の学校に閉じ込められた杏樹と星七くん。
アリアさんによって開催されたのは以心伝心ゲーム。
心が通じ合っていれば簡単なはずなのに、なぜかうまくいかなくて……??
『呪いの人形』
この人形、何度捨てても戻ってくる
体調が悪くなった陽菜は、原因が突然現れた人形のせいではないかと疑いはじめる。
人形の存在が恐ろしくなって捨てることにするが、ソレはまた家に現れた。
陽菜にずっと付き纏う理由とは――。
『恐怖の鬼ごっこ』
アリアさんに招待されたのは、美亜、梨々花、優斗。小さい頃から一緒にいる幼馴染の3人。
突如アリアさんに捕まってはいけない鬼ごっこがはじまるが、美亜が置いて行かれてしまう。
仲良し3人組の幼馴染に一体何があったのか。生き残るのは一体誰――?
『招かれざる人』
新聞部の七緒は、アリアさんの記事を書こうと自ら夜の学校に忍び込む。
アリアさんが見つからず意気消沈する中、代わりに現れたのは同じ新聞部の萌香だった。
強がっていたが、夜の学校に一人でいるのが怖かった七緒はホッと安心する。
しかしそこで待ち受けていたのは、予想しない出来事だった――。
ゾクッと怖くて、ハラハラドキドキ。
最後には、ゾッとするどんでん返しがあなたを待っている。
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。
【もふもふ手芸部】あみぐるみ作ってみる、だけのはずが勇者ってなんなの!?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
網浜ナオは勉強もスポーツも中の下で無難にこなす平凡な少年だ。今年はいよいよ最高学年になったのだが過去5年間で100点を取ったことも運動会で1等を取ったこともない。もちろん習字や美術で賞をもらったこともなかった。
しかしそんなナオでも一つだけ特技を持っていた。それは編み物、それもあみぐるみを作らせたらおそらく学校で一番、もちろん家庭科の先生よりもうまく作れることだった。友達がいないわけではないが、人に合わせるのが苦手なナオにとっては一人でできる趣味としてもいい気晴らしになっていた。
そんなナオがあみぐるみのメイキング動画を動画サイトへ投稿したり動画配信を始めたりしているうちに奇妙な場所へ迷い込んだ夢を見る。それは現実とは思えないが夢と言うには不思議な感覚で、沢山のぬいぐるみが暮らす『もふもふの国』という場所だった。
そのもふもふの国で、元同級生の丸川亜矢と出会いもふもふの国が滅亡の危機にあると聞かされる。実はその国の王女だと言う亜美の願いにより、もふもふの国を救うべく、ナオは立ち上がった。
中学生ユーチューバーの心霊スポットMAP
じゅん
児童書・童話
【第1回「きずな児童書大賞」大賞 受賞👑】
悪霊のいる場所では、居合わせた人に「霊障」を可視化させる体質を持つ「霊感少女」のアカリ(中学1年生)。
「ユーチューバーになりたい」幼なじみと、「心霊スポットMAPを作りたい」友達に巻き込まれて、心霊現象を検証することになる。
いくつか心霊スポットを回るうちに、最近増えている心霊現象の原因は、霊を悪霊化させている「ボス」のせいだとわかり――
クスっと笑えながらも、ゾッとする連作短編。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる