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うつむくの禁止
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まったくもって理解できぬ。
暴力で解決できることなんかありはせぬのに、なぜ殴り合ったりするのか。
そう思っていた時が、妾にもありましたーーー。
「本当かよ」
シェン君がふてくされた顔で妾を見た。
「本当じゃ。赤子の頃だろうのぅ」
「いや、それずっと暴力で解決してきたやつのセリフだろ」
「鼻血を出しながら言われても」
鼻に栓をして額に擦り傷を作ったシェン君がハハッと乾いた笑いをもらす。
ケンカはいつでも両成敗なのじゃ。
妾はケンカをやめて美声の歌に聴き惚れていた二人の男にゲンコツを喰らわせた。
セイレーンのごとき男を骨抜きにする歌声。
そして事を収めるリーダーシップ。
まさしく皇帝になるにふさわしい振る舞いよ。
ふふふふふ。
呆けた二人の男は、妾の鉄槌によって我に返り、事は大きくならずに済んだのじゃ。
渋々退散したフェニックスに安堵した妾たちは教室に戻り、殴られて鼻血が出たシェン君は鼻にティッシュを詰めている。
教室はなぜか昼休みなのに静かで、ちらちらこちらを窺う生徒たち。
なんだかなぁ。
居心地悪いような気がするんじゃ。
同じことをシェン君も思っていたらしい。
「おれたち腫れ物扱いだな」
「ハレモノ・・・・・・」
この帝国の皇女である妾が、人気者でなく腫れ物になるとはーーー。
納得いかないんじゃが。
だってケンカを始めたのは兄じゃで妾ではないし、殴り合ったのはシェン君たちで、妾は華麗に止めた功労者のはずじゃ。
「ま、いいけど。最初からツノとか髪のせいでおれは悪目立ちしてるからな」
シェン君が皮肉笑いをもらす。
見た目が帝国の竜族と違うのは確かじゃが、妾からしたら大したことではない。
竜族はみな髪の色が魔力の種類によって異なっている。
妾の髪が真紅なのは竜化したとき炎の属性値が高いことを示している。
母上の髪が白いのは氷属性が高い証。
他にもそれぞれ風や土、光の属性で髪の色は変わる。
黒は竜族には存在しない。
なぜなのかは宮で昔、教育係に習ったが忘れてしもうた。
だから帝国で黒い髪はとても目立つ。
「お、次は体術の授業だ」
気にしない素ぶりでシェン君が立ち上がった。
二人で体育館に行き、それぞれ着替えのため男女分かれた更衣室へ向かう。
更衣室にはもちろんクラスの女子が揃っていた。
それぞれすでにグループができていて、妾の入る隙はなさそうじゃ。
これまた居心地悪くなって端っこの棚を使って、モソモソと着替えた。
誰も話しかけてくれないどころか、目が合いそうになると顔を背けて他の子と話し始める。
ううう、こっちから話しかけてもいいものか?
さっぱりわからぬ。
話しかけようにも話す内容も思いつかない。
そうこうしているうちに、着替えは終わってしまった。
このままずっと女の子の友だちができなかったらどうしよう。
さしもの妾も意気消沈じゃ。
白のシャツと紺の短パンで、トボトボと更衣室を出る。
体育館に行くと、シェン君が他の男子数人と楽しげに話していた。
あやつ、妾の他にも友だちがいたのじゃ。
なぜか裏切られたような気分になった。
そういえばシェン君は妾よりずっと前から学園に在籍しておる。
友だちがいてもおかしくなかった。
さらにしょんぼりして、端っこに行く。
なぜかわからぬが一人ぼっちだとすみっこに行きがちじゃ。
壁にもたれて、ぼうっとクラスメイトを見ていると、妾は気づいた。
女子のグループが大きく分けて三つあることに。
まじまじと観察する。
一つは、おきゃんなタイプの集まりじゃ。
おきゃんって何? だと!
ギャルのことじゃ。今風の陽キャっぽい、パーティ好きのアレじゃ。
二番目の姉、コーラルと同じタイプじゃの。
髪をきれいに巻き巻きして、よく見ると全員リップを塗っておる。
聞こえてくる話はどこぞのクラスの男子がイケメンだとかなんとか。
みんな甲高い大きな声で話しておる。
二つ目のグループは、これまたまったく毛色が違う集まりじゃ。
ちょっと賢そうな子が多くてメガネ率が高い。
ぺちゃくちゃ早口で話しているが、話の内容はまったくわからぬ。
異世界がどうとか、スライムがどうとか。
マンガか小説の話のようじゃ。
そして三つ目は、おとなしそうな三人の女子が固まっていた。
たんぽぽ色の髪の子と、丸メガネの子は、初日に少し話した気がする。
あとは変わった薄紫の髪色の子がいたが、前髪が長すぎて両目が見えない。
三人は妾にもわかる大食堂のメニューでどれが一番美味しいかを議論していた。
妾はいまのところカレーライスが好きなのじゃ。
ここのはちょっと甘めで、大きなじゃがいもが入っていて良い。
でも妾、どのグループにも馴染めそうにないのじゃ。
どうしたものかと思っていると、体術の授業を教えてくれる教師がやって来た。
上腕二頭筋が鍛えられすぎてシャツがみちみちになっている男性教師だ。
今日は簡単なストレッチをして、体を動かす準備のために体操をすることになった。
「では、二人一組になってください」
教師が言うなり、クラスメイトたちは示し合わせたように素早く二人組になった。
「は?」
妾だけ、ポツンと立っておる。
「バーミリオン様、どうかなさいましたか?」
男性教師はニカっと白い歯を見せて笑いかけてきたが、妾は仏頂面じゃ。
余っている女子はいない。
つまり、最初から女子は奇数のようじゃった。
思わずため息がもれる。
自分の宮では侍女たちが妾を立ててくれたが、学園ではそうもいかぬ。
いまさらながらに気づいたのじゃ。
どうしようかと首を傾げると、一人近づいてくる者がいた。
「おい、ミリィ」
シェン君じゃ。
手招きしているので近づいていく。
「おれとでいいか?」
「う、うむ」
実は二人組を作るように言われたとき、女子より先に、妾は男子の方のシェン君を見たのじゃ。
でも、そのときシェン君は他の男子と肩を組んで笑っていたので、妾は女子の方を探したのじゃ。
「べ、別の子と組んでいたのではないか?」
妾がちらちらとシェン君と肩を組んでいた男子の方を見る。
「ああ、あいつは別のやつと組むから」
「そ、そうか」
ホッとして肩を下ろす。
それを見たシェン君が、なぜか妾の額を指で小突いた。
「うつむくの禁止」
「え?」
「皇女殿下は堂々としてればいいんだよ」
「そ、それはそうじゃな」
確かに妾、ちょっと落ち込んでおったかもしれぬ。
女の子の友だちが作れそうにないと思って、なんだか悲しくなってしもうた。
それどころかシェン君にも見捨てられたような気がして・・・・・・。
「おまえって変なやつだな。おれとあの兄貴にゲンコツ喰らわせたときは自信満々だったくせに、授業で一人になったくらいで、しょげてさ」
「う、うるさいのじゃ」
多感な乙女の気持ちがわからぬガキンチョめ。
でもまぁ、少し助かったから、心の中でお礼を言ってもいいぞ。
おかげで妾は無事に体術の授業を終えることができたのじゃ。
シェン君には体が硬すぎる。
鉄板のように曲がらないなどと、背中をグイグイ押されたがーーー。
暴力で解決できることなんかありはせぬのに、なぜ殴り合ったりするのか。
そう思っていた時が、妾にもありましたーーー。
「本当かよ」
シェン君がふてくされた顔で妾を見た。
「本当じゃ。赤子の頃だろうのぅ」
「いや、それずっと暴力で解決してきたやつのセリフだろ」
「鼻血を出しながら言われても」
鼻に栓をして額に擦り傷を作ったシェン君がハハッと乾いた笑いをもらす。
ケンカはいつでも両成敗なのじゃ。
妾はケンカをやめて美声の歌に聴き惚れていた二人の男にゲンコツを喰らわせた。
セイレーンのごとき男を骨抜きにする歌声。
そして事を収めるリーダーシップ。
まさしく皇帝になるにふさわしい振る舞いよ。
ふふふふふ。
呆けた二人の男は、妾の鉄槌によって我に返り、事は大きくならずに済んだのじゃ。
渋々退散したフェニックスに安堵した妾たちは教室に戻り、殴られて鼻血が出たシェン君は鼻にティッシュを詰めている。
教室はなぜか昼休みなのに静かで、ちらちらこちらを窺う生徒たち。
なんだかなぁ。
居心地悪いような気がするんじゃ。
同じことをシェン君も思っていたらしい。
「おれたち腫れ物扱いだな」
「ハレモノ・・・・・・」
この帝国の皇女である妾が、人気者でなく腫れ物になるとはーーー。
納得いかないんじゃが。
だってケンカを始めたのは兄じゃで妾ではないし、殴り合ったのはシェン君たちで、妾は華麗に止めた功労者のはずじゃ。
「ま、いいけど。最初からツノとか髪のせいでおれは悪目立ちしてるからな」
シェン君が皮肉笑いをもらす。
見た目が帝国の竜族と違うのは確かじゃが、妾からしたら大したことではない。
竜族はみな髪の色が魔力の種類によって異なっている。
妾の髪が真紅なのは竜化したとき炎の属性値が高いことを示している。
母上の髪が白いのは氷属性が高い証。
他にもそれぞれ風や土、光の属性で髪の色は変わる。
黒は竜族には存在しない。
なぜなのかは宮で昔、教育係に習ったが忘れてしもうた。
だから帝国で黒い髪はとても目立つ。
「お、次は体術の授業だ」
気にしない素ぶりでシェン君が立ち上がった。
二人で体育館に行き、それぞれ着替えのため男女分かれた更衣室へ向かう。
更衣室にはもちろんクラスの女子が揃っていた。
それぞれすでにグループができていて、妾の入る隙はなさそうじゃ。
これまた居心地悪くなって端っこの棚を使って、モソモソと着替えた。
誰も話しかけてくれないどころか、目が合いそうになると顔を背けて他の子と話し始める。
ううう、こっちから話しかけてもいいものか?
さっぱりわからぬ。
話しかけようにも話す内容も思いつかない。
そうこうしているうちに、着替えは終わってしまった。
このままずっと女の子の友だちができなかったらどうしよう。
さしもの妾も意気消沈じゃ。
白のシャツと紺の短パンで、トボトボと更衣室を出る。
体育館に行くと、シェン君が他の男子数人と楽しげに話していた。
あやつ、妾の他にも友だちがいたのじゃ。
なぜか裏切られたような気分になった。
そういえばシェン君は妾よりずっと前から学園に在籍しておる。
友だちがいてもおかしくなかった。
さらにしょんぼりして、端っこに行く。
なぜかわからぬが一人ぼっちだとすみっこに行きがちじゃ。
壁にもたれて、ぼうっとクラスメイトを見ていると、妾は気づいた。
女子のグループが大きく分けて三つあることに。
まじまじと観察する。
一つは、おきゃんなタイプの集まりじゃ。
おきゃんって何? だと!
ギャルのことじゃ。今風の陽キャっぽい、パーティ好きのアレじゃ。
二番目の姉、コーラルと同じタイプじゃの。
髪をきれいに巻き巻きして、よく見ると全員リップを塗っておる。
聞こえてくる話はどこぞのクラスの男子がイケメンだとかなんとか。
みんな甲高い大きな声で話しておる。
二つ目のグループは、これまたまったく毛色が違う集まりじゃ。
ちょっと賢そうな子が多くてメガネ率が高い。
ぺちゃくちゃ早口で話しているが、話の内容はまったくわからぬ。
異世界がどうとか、スライムがどうとか。
マンガか小説の話のようじゃ。
そして三つ目は、おとなしそうな三人の女子が固まっていた。
たんぽぽ色の髪の子と、丸メガネの子は、初日に少し話した気がする。
あとは変わった薄紫の髪色の子がいたが、前髪が長すぎて両目が見えない。
三人は妾にもわかる大食堂のメニューでどれが一番美味しいかを議論していた。
妾はいまのところカレーライスが好きなのじゃ。
ここのはちょっと甘めで、大きなじゃがいもが入っていて良い。
でも妾、どのグループにも馴染めそうにないのじゃ。
どうしたものかと思っていると、体術の授業を教えてくれる教師がやって来た。
上腕二頭筋が鍛えられすぎてシャツがみちみちになっている男性教師だ。
今日は簡単なストレッチをして、体を動かす準備のために体操をすることになった。
「では、二人一組になってください」
教師が言うなり、クラスメイトたちは示し合わせたように素早く二人組になった。
「は?」
妾だけ、ポツンと立っておる。
「バーミリオン様、どうかなさいましたか?」
男性教師はニカっと白い歯を見せて笑いかけてきたが、妾は仏頂面じゃ。
余っている女子はいない。
つまり、最初から女子は奇数のようじゃった。
思わずため息がもれる。
自分の宮では侍女たちが妾を立ててくれたが、学園ではそうもいかぬ。
いまさらながらに気づいたのじゃ。
どうしようかと首を傾げると、一人近づいてくる者がいた。
「おい、ミリィ」
シェン君じゃ。
手招きしているので近づいていく。
「おれとでいいか?」
「う、うむ」
実は二人組を作るように言われたとき、女子より先に、妾は男子の方のシェン君を見たのじゃ。
でも、そのときシェン君は他の男子と肩を組んで笑っていたので、妾は女子の方を探したのじゃ。
「べ、別の子と組んでいたのではないか?」
妾がちらちらとシェン君と肩を組んでいた男子の方を見る。
「ああ、あいつは別のやつと組むから」
「そ、そうか」
ホッとして肩を下ろす。
それを見たシェン君が、なぜか妾の額を指で小突いた。
「うつむくの禁止」
「え?」
「皇女殿下は堂々としてればいいんだよ」
「そ、それはそうじゃな」
確かに妾、ちょっと落ち込んでおったかもしれぬ。
女の子の友だちが作れそうにないと思って、なんだか悲しくなってしもうた。
それどころかシェン君にも見捨てられたような気がして・・・・・・。
「おまえって変なやつだな。おれとあの兄貴にゲンコツ喰らわせたときは自信満々だったくせに、授業で一人になったくらいで、しょげてさ」
「う、うるさいのじゃ」
多感な乙女の気持ちがわからぬガキンチョめ。
でもまぁ、少し助かったから、心の中でお礼を言ってもいいぞ。
おかげで妾は無事に体術の授業を終えることができたのじゃ。
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