高校生、戦国を生き抜く ⚠️〜無自覚⁇勘違い⁇居候のドタバタ大騒動〜👀

神谷アキ

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1、戦国時代へ

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青空が広がり、横には雄大な山々が見える。
腕を広げ、目一杯酸素を吸いこんだ。

「ここ、空気が澄んでいるよな」

「景色だけはのどかだね」

敏之が笑う。だが真人の心は笑えなかった。

そう、景色だけはのどかだ。
実際の真人は地面に座り込み、一日中馬に揺られた体がバキバキ言っている。

――数日前のことだ。
「従者が馬に乗れぬなどあり得ん!」と、若様付きの真人は問答無用でスパルタ特訓を受けた。
おかげでどうにか乗れるようにはなったが、お尻の痛みはどうにもならない。

太腿の筋肉痛も続行中。

「もうすぐ昼休憩終わるよ。立って」

「お尻痛すぎて立ちたくない」

「そんなこと言ってると置いていかれるよ」

ため息を吐き、ゆっくり立ち上がる。
居ても居なくても変わらないから、本気で置いて行かれるかもしれない……。

さっきまで見上げていた空から視線を落とすと、鎧をつけた兵たちが動き回っていた。

「帰りたい……」

なぜ真人がこんな所にいるのか。
理由は単純。

八津左の羽川軍の進軍が予想以上に早く、領内に入られる前にと急ぎ出陣したのだ。

斥候によると、今日の夜には敵と鉢合わせするという。
つまり、羽川軍はもうすぐそこに迫っている。

(日本史の教科書に載ってなかったなぁ……)

「羽川軍だ!」

一瞬にして空気が張り詰めた。

「陣を張れー!」

兵たちが走り回り、土埃が舞い上がる。敏之に従い、真人も武将たちの集まる本陣へ向かった。
地図が広げられ、声が飛ぶ。

「ここは左に林、他は平地だ。弓矢の攻撃を防ぎにくい。弓矢の届かぬ位置で待機し、止んだら即座に反撃せよ」

「敏之は初陣だ。状況が落ち着くまで後方にいろ」

「はっ」

「急ぎの出陣ゆえ、敵五千に対し我が軍は三千五百。援軍が来るまで持ちこたえよ」

(数で負けてんじゃん!)

血の気が引いた。目の前の話が頭に入らない。
真人はただの高校生だったはずなのに。

でも今は違う。
仕事は二時間、ほぼタダ飯食らいの居候だとしても、この時代に生きて数ヶ月。

呆けていたらダメだと、自分の顔を叩く。

「殿、陣の準備が整いました」

「ご苦労。皆よく聞け! あちらが矢を射ってくるのを待ち、その後反撃せよ。1人で突っ込むな!」

「「「おおーっ!」」」

野太い声が山々にこだまする。
敏之と後方へ移動した時、ブォーという螺貝が鳴り響く音が聞こえた。

遠くの空に鳥のようなものが飛んでいる。

「矢がくるぞ!」

次の瞬間、空に黒い影が舞い、地面に矢が突き刺さった。
あの鳥のようなものは矢だったのか。

時々こちらまで飛んでくるため、目が離せない。

「螺貝を鳴らせ!」

「弓矢部隊、放てー!」

「突撃の用意をしろ! 矢を射ったら出撃だ!」

ブォォーブォーと螺貝が鳴り、続いて歩兵が突撃。
矢が放たれ、戦場の空気が震える。

真人は武器を持ち直し、ただ戦況を見守るしかなかった。

開始からどれくらい経っただろう。体感では永遠に近かった。

「真人、私たちも出るから準備をして」

「え、従者も出るの?」

「私付きだからね」

聞いてねぇ!
ついて来るだけでも怖かったのに!従者って戦場で戦うのか!?

「真人、行くよ!」

「いやだぁ!」

ペシンッ!!

抵抗する間もなく、敏之が俺の馬の尻を叩いた。

「ヒヒィン!」
「ぎゃあああ! 敏之ぃ! 恨んでやるぅー!」

「手綱を握って! 前を見て!」

真人の絶叫が戦場に響いた。


あちこちで敵味方が入り乱れる。
怒鳴り声や鎧の音、武器同士の衝突音が混じり合い、すさまじい騒音だ。

恐ろしくなり反射的に馬を止めると、横から敵兵が迫り、武器を構えて走ってくる。

「うわぁぁ!」

真人は反射的に目をつむってしまうが、衝撃は来なかった。
恐る恐る目を開けると、敵の歩兵は倒れている。

「戦場で目をつむるのは命取りだよ、真人」

「敏之! 助かった……」

背後で剣を振るった敏之の姿に、安堵と同時に震えが走った。
その後も何度も敵が迫ったが、敏之の剣がすべてを払いのけた。

だけど、確かに「狙われている」という感覚があった。

「正直言ってこちらは劣勢だ。相手の兵が多すぎる。援軍が早く来てくれれば巻き返せるはずだが……。日暮れまで気を抜くなよ」

「わかった」

本来なら、初陣の際は経験豊かな武将が近くにいてくれる。

しかし今回は敵が多く、余裕がないらしい。
敏之も「軍を優先するように」と言ったため、誰もついてきてくれない。

敏之の隣に馬を並べ、声を掛け合い敵を倒したり、時に距離を取ったりする。
真人は恐怖で一人も倒していないけれど……。

日暮れまで必死に耐え、どうにか引き上げ命令が出る。
全身が鉛のように重かった。


焚き火を囲んで食事。敏之が笑顔で差し出してきた。

「はい。真人の分」

「ありがとう」

あまりお腹は空いていないが、今食べなければ次はいつになるかわからない。
乾燥米をお茶で戻しただけの即席茶漬け。

「はあーおいしい。これ真人が考えたんだよね? 戦場でこんなに美味しい食事を食べられるなんて想像してなかった」

「そう?まあ、兵糧丸はマズすぎてトラウマだからな」

この食事は俺が考案したものだ。
日本史の授業で兵糧丸の話を思い出し、戦の前に試食して驚いた。

生き残るため、味は二の次だが、せめて自分たちだけでも美味しく食べたいと思ったのだ。
時間だけは有り余っていたため、試行錯誤の末に初めから調味料を入れ込んで乾燥させてみた。

二人で笑ったが、その後敏之が真顔になる。

「ねえ、ずっと思ってたんだけど……」

「何?」

「戦場で戦っているとき、何度も敵が襲ってきたよね?」

「うん。でも戦場では普通のことだろ?」

「いや、そうなんだけど……。誰か人を選ぶなら次期当主の私を狙うはずだよね? でも最初に狙われたのは真人だった」

「やっぱり?弱そうだからじゃない?」
「……本当にそう思う?」

ゾクリと背筋が冷えた。
だが真人は強がって笑った。

真人はただの従者もどきだ。

襲われても逃げるだけで攻撃しない。
こんなにいい的は他にいない。

「でも……」

「大丈夫だよ。敵が俺のこと知ってるはずない」

話を遮り、話を終わらせる。
敏之はそれ以上何も言わなかった。

こうして、軍議後に近くの小川で体を拭き、明日に備えて就寝した。

けれど真人は、その時最後まで話を聞くべきだったのだ。


戦場二日目。
朝から再び軍議だ。

憂鬱な気持ちで鎧を調整し、幕の張られた場所へ向かう。
後ろから声がかかる。

「昨日はどうだった?」

振り返ると、城で軍議に参加した男性、十兵衛さんだ。

「覚えていてくれてよかった。軍議に行くなら一緒に行こう」

「わかりました。俺は田辺真人です。真人って呼んでください」

斥候によると、援軍は夕方に到着予定。それまで戦況を維持しなければならない。
人数で押されているため、十兵衛さんも策を考えていたが、平地では奇襲も難しい。

「敵の鎧を拝借して本陣に近づく、という案はどうか?」

十兵衛さんの提案に軍議の場がざわつく。
敏之が静かに言った。

「危険は伴うが、この状況をひっくり返すにはしかたがない、か」

お殿様も了承し、軍議で決まったのは「敵陣潜入」。
選ばれたのは平尾殿、井馬殿、十兵衛、そして俺。

(え、なんで俺!?)

こころなしか、真人が選ばれたとき敏之の顔が青ざめていた。

反論できる間もなく、敵兵の鎧を奪い、陣笠を深く被り、顔を隠す。
周囲に溶け込む。

「この後、井馬殿が矢を射る。その隙に伝令役を装って護衛する。平尾殿と真人は総大将が討たれたと吹聴し、時間を稼ぐ」

「承知した」

矢が放たれ、敵陣が一瞬混乱。真人たちは騒ぎに便乗して駆け回る。
雑兵たちも混乱し、退路が開けていく。

「今だ、退け!」

だがその瞬間――肩に鋭い痛みが走った。

「ぐっ……!」

矢が突き刺さり、視界がぐらつく。
地面が近づき、そこで意識が途切れた。


その後、十兵衛や井馬はなんとか自軍へ帰還した。
首こそ取れなかったが、本陣を大いに撹乱することには成功していた。

「十兵衛、よくやった。……真人は?」

戻ってきた平尾たちの顔色を見て、敏之の胸に不安がよぎる。
案の定、平尾は唇を震わせながら答えた。

「……本陣が騒がしくなり、撤退しようとしたところで――真人殿は肩に矢を受け、倒れました」

敏之の視界から一瞬、色が消えた。
血の気が引き、手が冷たくなる。

「……なに……?」

次の瞬間、感情が爆ぜる。

「くそっ!」

敏之は平尾の胸ぐらを掴み、激しく揺さぶった。
初めて心を許した友が、この乱世で失われる――そんな未来を決して認められない。

(真人を……必ず取り戻す!)

怒りと焦りが渦を巻き、敏之の頭は既に救出の策を探していた。


少しだけ――ここまでの俺の戦国ライフを振り返ってみようと思う。

まず、農民生活から始まった。

朝は日の出と同時に叩き起こされ、夜は日が沈めば即就寝。……なんて健康的な早寝早起きだ。
畑仕事は地獄。鼻をつまみながら肥料を撒き、毎日「俺の肺は絶対強くなってる」と無理やり前向きに考えていた。

そのうち「堆肥」という文明的なものに変わったけど……それでも臭いもんは臭い。

食事は意外と悪くなかった。
畑から抜いたばかりの野菜はシャキッとして、コンビニサラダなんて足元にも及ばない。

ただし俺が料理を担当すると悲劇が待っている。細かく刻みすぎて「原型がわからん!」とお婆ちゃんに突っ込まれるのは日常茶飯事。
なんちゃってチャーハンの具材にされる人参の気持ちとは。

次は――敏之との出会いだ。
あの日もらった饅頭の甘さ、あれはもう伝説級。
コンビニスイーツより心に刺さった。気づけば「会うのが待ち遠しい」なんて青春じみたことまで思っていた。

さらに驚いたのは、いつの間にかお屋敷で暮らすことになったことだ。

最初は二郎丸に侵入者扱いされ、気がつけば居候に昇格。
待遇の急上昇っぷりは、まるでソシャゲのガチャ当たり。

ご飯は(勝手に)食べ放題、敏之とおしゃべり、二郎丸に算数を教える。

縁側で昼寝していれば、仲良くなった瀬奈がちょっかいを出してきて。
ただ一つの心配は、「このまま仕事をしない俺が、いつ追い出されるか」だけだった。

そして最近のハイライト――初めての戦。
一日目は雄叫びを上げて突っ込んでくる敵から全力で逃げ回り、敏之に助けられる始末。
二日目にはまさかの敵陣潜入ミッション。心臓は壊れるほどバクバクし、気づけば命がけだ。

……こうして振り返ると、お城でまどろんでいた日々が、すでに遠い昔の夢のようだ。


そして現在。
俺は布団に寝かせられ、小姓さんに水を運んでもらい、汗を拭かれている。
ちょっと偉くなった気分だ……いや、実際は監禁されてるんだけど。

ここまで言えば察してくれるだろう。そう、俺はどうやら拐われてしまったらしい。

しかも誘拐犯の親玉、羽川家の当主がわざわざ直々に見舞いに来て、ペラペラと“誘拐理由”までご丁寧に語ってくれたのだ。

「ほっほ。攪乱者がそなただったとはの。なんと運のいいことか。自分から来てくれるとは。そなた、戦場で自分がやけに狙われていると思わなんだか?あれはすべて、そなたを手に入れるためよ」

「……は?」

「とぼけるでない。少し前から斎賀は収穫量が増え、人が集まり、商人も行き来し、工芸品の値打ちも高まった。すべて、そなたの知恵によるものと忍びから報せを受けておる」

「いやいやいや、俺じゃないし!」

「もとは城が手薄になったところを攫う予定であったが……戦のさなか自ら飛び込んでくるとは、運命というものよ」

(……は? 戦って、俺をさらうために仕掛けられたってこと!?)

お父さん、お母さん。息子は今、誘拐犯に“なぜ誘拐したか”を自慢げに聞かされております。
110番してください。

「人が増えたのはお殿様が関所を廃止したからだし、工芸品なんて……俺は城下町で職人のおじさんと世間話したたことしかないって!」

――そう、俺は城下町を散策中、この時代で最初に会ったあのおじさんと再会した。
職人のおじさんも俺を見てびっくりしていたが、そこから話は弾んだ。

お城に住んでいると告げると、工芸品を献上されそうになったけど……。

羽川家の勘違いも甚だしいが、熱で体が動かず、俺はそのまま四日間ぶっ倒れていた。


そして5日目。
デジャヴのような視線を感じて目をやると、障子の隙間からひょっこり子どもの顔が覗いている。
俺と目が合うと、慌てて引っ込んだ。

身なりが良いので、羽川家の子どもだろう。

「そこで何してんの?入ってきたら?」

一瞬ビクッとしたが、すぐに堂々と部屋に入ってきた。

「さっきから俺のこと見てるよね?名前、教えてくれる?」

返ってきた答えは、予想通り。

「羽川家、次期当主の羽川左衛門重孝(はねかわ さえもん しげたか)だ!頭が高いぞ!」

……はい出ました。二郎丸以上に厄介そうなやつ、降臨。

俺は布団の上で深くため息をついた。
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