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2、居候が3人
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数日後、すぐに話がついたようで真人達は彦助さんに案内され、大きな屋敷の前にやって来た。弥吉と吉助は宿のお兄さん達に預けている。
「おお、おっきな屋敷だ。斎賀よりも大きいかも?」
「斎賀のお屋敷を知っているのかい?俺も斎賀にはよく行くんだよ。いい職人がいてな」
「あ、知ってます。それに職人さんの腕の良さも。俺も知り合いに職人がいますが、作ったものは出来が良くて好評らしいです。そこに知り合いを預けているんですよ」
「見習いかい?俺はここにいる方にも商売をしていてな。各地を回って集めた工芸品を売っているんだ。ここ最近は工芸の価値が上がってきて、かなりのお得意様だ」
共通の話題ができて、仲良くおしゃべりをして歩く。
そのまま門の前に来て用件を言おうとしたら、なんと顔パスだった。彦助さんが挨拶をしたら門番さんが入れてくれたのだ。
「鉄、3人で斎賀のお城に来た時とは違いすぎないか? もっと揉めると思ってた」
「単純に信用の差だろ」
「なんだと!」
暗に俺は、門番さんに信用されてなかったってことか?
確かに毎日ぐうたらしてたけどさ。横目でジトッと鉄を睨むが、さっきから鉄の態度がそっけない。
どこかピリピリしてて本音が溢れてるから、もっとオブラートに包んで欲しい。
それにあれは二人が騒いでたから門番さんも怪しがって……とぶつぶつ呟いていると、小姓さんに厨房に案内された。
少しショックを受けている間にいつのまにか着いたようだ。
ちらほら人もいて、仕込みをしていたり水を溜めた桶で食器を洗っている。
広いし食材がたくさん置いてあるから、これなら肉入りチャーハンも作れそう。
「なんの肉だろ、これ」
「これはこれは……。初めて立ち寄ったが、ここまで充実してるとは」
「彦助さんも初めてなんですか? ちなみに、これは何の肉かわかります?」
「これは……鹿じゃないかい? 色と弾力が以前見た鹿肉と同じだ。最近鷹狩りでもされたんだろう」
「え? 身体が弱いんじゃないんですか?」
「では、お部屋のご用意ができましたので、お二人はお呼びがかかるまで別室でお待ち下さい。こちらへ」
俺が彦助さんに聞き返したとき、さっき案内してくれた小姓さんが戻ってきた。鉄と彦助さんを呼びに来たみたいだ。
「え、行っちゃうの? 俺一人?」
「おっと、悪いね真人。あとでもう一度聞くよ。鉄、俺たちは別室で待つとしよう」
「お料理が出来ましたら、近くの者にお伝えください」
「あの、ちょ……」
戸惑う俺を一人残して、三人はどこかへ行ってしまった。
鉄くらいは残っても良いじゃないか。
結局、門をくぐってからは少ししか喋らずに静かだった。変な鉄。
それにしても、ここにいる人達はせわしない。
ぐるりと見渡すが、知らない奴がいるのに気にも留めない。
皆忙しそうに手を動かしている。これだけ大きいお屋敷だと、人数分作るのも大変だろうしなぁ。
「…………」
もう一度周りを見渡したあと、試しに声を出してみた。
「あの、使ってもいい食材どれですかー……」
すると一番近くで何か焼いている人が振り向いた。目を見開いて充血させている。
バッといきなり目力のある顔で見られ、びくっと驚いてしまった。
「坊主、そこにあるのは勝手に使っていいから今話しかけないでくれ!」
「おい、焦がすなよ!」
「わかってらあ!」
「あ、ありがとうございます……」
迫力に圧されるようにすごすごと引き下がる。
びっくりしたー、何だってんだ一体。あんなに目を充血させて何を作ってるんだろう。
他の人も神経質すぎだよ。そんな焦がしたら一環の終わりみたいに。
とりあえず作ってるものは興味があるけど、神経質すぎる人達は一端置いておいて。チャーハン作るか。かなり久しぶりに肉入りチャーハンが作れる。
鹿肉なんて食べたことないけど、小さなサイコロ状に切ったらあまり違和感もなく食べれるはず。
えー、ねぎと鹿肉とニラも切って……。
そう、俺が考案した動けない人のためのチャーハンはニラ入りだ。ニラは血液促進効果があって、冷え性や動脈硬化、血栓の予防が期待できるありがたい食材なのだ。
なのに今時の女子は餃子をニラなしで!って注文する。
あまりにも言われるから効能を覚えて若いお客さんに説明したりしたよ。
でも「うるさいなぁ、彼氏に息がくさいなんて言われたらお兄さん責任取れるの?」ってガンをつけられた時はもう餃子を頼むなって言いたくなったね。
今時ならぬ未来の女子高生に、ニラ入り餃子を食べさせようと密かに対抗心を燃やしてたあの頃が懐かしい。バイト時代を思い出しているうちに材料を切り終わった。
さて、油はどこだ。
聞きたいけど話しかけられない。さっきの人も結構怖かったし。横に置いてある甕の蓋を取って一つずつ確認していく。あ、溜り醤油も発見。
四つ目の甕を覗き込むと油が入っていた。よし、これであとは炒めるだけだ。
火種を持ってきて火をつけたら、油を引く。
初めは火力が調節出来なくて手間取ってたけど、何度も作るうちに慣れてきた。
ガスコンロの偉大さを痛感してるよ。あんなボタンやスイッチ一つで調整できるなんてさ。
しばらく炒めていると、だんだん周りの視線が気になりだす。
さっきは話しかけるなって言ったのにチラチラこっちを伺ってくる。いい匂いもしてきたからね。もうそろそろ完成だ。
鹿肉も試しに味見したけど、油味があまりない感じで美味しかった。
臭みが心配だったけど、予想よりも柔らかくてしっかり血抜きされている。
どの部位とかはわからないけど、これはまた食べてみたいな。
味見用に大きく切り分けたのは料理した人の特権ってことで。
久しぶりのお肉美味しかったです、ごちそうさま。
出来上がったチャーハンを盛り、余った分も大きめのお皿に盛り付ける。
思ったより多かったかも。あと匙も用意しようとキョロキョロ見渡す。
あ、あそこに箸とか色々置いてある。
取りに行こうと歩き出したが、ふと横に置かれている四角い物が目に留まった。
微かに乳製品のような匂いがするが、表面がパサパサしているのが目に見えてわかる。
この前もらった物とは似ても似つかない。
でも、これを見逃してしまったら絶対に後悔すると自分の第六感が伝えてくる。
すごく乾燥しているし、もしかしたら違うかもしれない。
けれど、ここは斎賀よりもたくさんの商品が流れてくる織田領だ。可能性はある。
これは…………蘇じゃないか?
日本最古のチーズとも言われている蘇。
なんで今まで思い出さなかったんだ。戦国時代でも作られているなんて思いもしなかった。
だんだん廃れていったらしいけど、実は細々と作られていたのか。これなら牛の乳さえ手に入れば俺でも作れる。
端っこをちぎって食べると、なるほど、牛乳だ。
少しチーズのような風味もあって美味しいが正直期待していたほどチーズでもない。でも、これはかなりの大発見だ。
自分でもチーズもどきを作るための。
まずはこれを売っている人を見つけて。
それから牛を飼っている人のところへ行って。それから、と俺のチーズ計画を想像し始めたところで声がかかった。
小姓さんが様子を見にきたみたいだ。
「お料理の方はできましたか」
「あ、できました。今なら出来立てです」
急いで匙を準備して、一人前用と余ったお皿両方を持っていく。
すると、余った方は横に待機してたもう一人の小姓さんに預けて一人前用を台に乗せて持ち上げる。
そして俺の方を見ると、付いてくるように声をかけた。
「では、作った人も是非にと呼ばれているので付いてきてください」
「わかりました」
二人の後について厨房を後にする。
片付けできなかったけど、しょうがないよね?
途中で鉄や彦助さんと合流するかと思っていたら、どうやら俺だけらしい。
少し歩いたところで、障子の前に待機している小姓さんを見つけた。
真人たちの姿を見ると一声かけて障子が静かに滑るように開いた。
次の瞬間、俺の視界に飛び込んできたのは、整然と並んだ武人たちの背筋だった。ずらりと並んだ鎧の肩、差し込む光を反射する刀の鞘、低い咳払いの音さえ鋭く響いて聞こえる。
この既視感。絶対にいい思い出がない。
まさか織田領に来てまでお目にかかれるとは光栄だ。…………泣けてくる。
心臓が早鐘を打ち、さっき台所で見つけた「蘇」の興奮なんて、一瞬で霧散してしまった。
部屋の奥、床几に腰かけている一人の武人がゆっくりと顔を上げる。
鷲のような鋭い目がこちらに突き刺さった。
わずかに鼻を鳴らしただけなのに、全身が強張る。蛇に睨まれた蛙ってこういう気分か――いや、蛙の方がまだマシかもしれない。
「会議の最中だがな……。小姓どもが“食べたことのない味”だとあまりに騒ぐのでな。待ちきれず、つい急かしてしまったわ」
低い声が畳を震わせるように響く。
その瞬間、部屋中の視線が一斉に真人へと集まった。鋭い眼差しが数十本の槍のように突き刺さる。
やばい。鉄も彦助さんもいない。完全に真人ひとり。
喉がひくつき、手の中の皿がかすかに震えた。
(おいおい、なんでこうなるんだよ……! ただチャーハン作りに来ただけなのに!)
「おお、おっきな屋敷だ。斎賀よりも大きいかも?」
「斎賀のお屋敷を知っているのかい?俺も斎賀にはよく行くんだよ。いい職人がいてな」
「あ、知ってます。それに職人さんの腕の良さも。俺も知り合いに職人がいますが、作ったものは出来が良くて好評らしいです。そこに知り合いを預けているんですよ」
「見習いかい?俺はここにいる方にも商売をしていてな。各地を回って集めた工芸品を売っているんだ。ここ最近は工芸の価値が上がってきて、かなりのお得意様だ」
共通の話題ができて、仲良くおしゃべりをして歩く。
そのまま門の前に来て用件を言おうとしたら、なんと顔パスだった。彦助さんが挨拶をしたら門番さんが入れてくれたのだ。
「鉄、3人で斎賀のお城に来た時とは違いすぎないか? もっと揉めると思ってた」
「単純に信用の差だろ」
「なんだと!」
暗に俺は、門番さんに信用されてなかったってことか?
確かに毎日ぐうたらしてたけどさ。横目でジトッと鉄を睨むが、さっきから鉄の態度がそっけない。
どこかピリピリしてて本音が溢れてるから、もっとオブラートに包んで欲しい。
それにあれは二人が騒いでたから門番さんも怪しがって……とぶつぶつ呟いていると、小姓さんに厨房に案内された。
少しショックを受けている間にいつのまにか着いたようだ。
ちらほら人もいて、仕込みをしていたり水を溜めた桶で食器を洗っている。
広いし食材がたくさん置いてあるから、これなら肉入りチャーハンも作れそう。
「なんの肉だろ、これ」
「これはこれは……。初めて立ち寄ったが、ここまで充実してるとは」
「彦助さんも初めてなんですか? ちなみに、これは何の肉かわかります?」
「これは……鹿じゃないかい? 色と弾力が以前見た鹿肉と同じだ。最近鷹狩りでもされたんだろう」
「え? 身体が弱いんじゃないんですか?」
「では、お部屋のご用意ができましたので、お二人はお呼びがかかるまで別室でお待ち下さい。こちらへ」
俺が彦助さんに聞き返したとき、さっき案内してくれた小姓さんが戻ってきた。鉄と彦助さんを呼びに来たみたいだ。
「え、行っちゃうの? 俺一人?」
「おっと、悪いね真人。あとでもう一度聞くよ。鉄、俺たちは別室で待つとしよう」
「お料理が出来ましたら、近くの者にお伝えください」
「あの、ちょ……」
戸惑う俺を一人残して、三人はどこかへ行ってしまった。
鉄くらいは残っても良いじゃないか。
結局、門をくぐってからは少ししか喋らずに静かだった。変な鉄。
それにしても、ここにいる人達はせわしない。
ぐるりと見渡すが、知らない奴がいるのに気にも留めない。
皆忙しそうに手を動かしている。これだけ大きいお屋敷だと、人数分作るのも大変だろうしなぁ。
「…………」
もう一度周りを見渡したあと、試しに声を出してみた。
「あの、使ってもいい食材どれですかー……」
すると一番近くで何か焼いている人が振り向いた。目を見開いて充血させている。
バッといきなり目力のある顔で見られ、びくっと驚いてしまった。
「坊主、そこにあるのは勝手に使っていいから今話しかけないでくれ!」
「おい、焦がすなよ!」
「わかってらあ!」
「あ、ありがとうございます……」
迫力に圧されるようにすごすごと引き下がる。
びっくりしたー、何だってんだ一体。あんなに目を充血させて何を作ってるんだろう。
他の人も神経質すぎだよ。そんな焦がしたら一環の終わりみたいに。
とりあえず作ってるものは興味があるけど、神経質すぎる人達は一端置いておいて。チャーハン作るか。かなり久しぶりに肉入りチャーハンが作れる。
鹿肉なんて食べたことないけど、小さなサイコロ状に切ったらあまり違和感もなく食べれるはず。
えー、ねぎと鹿肉とニラも切って……。
そう、俺が考案した動けない人のためのチャーハンはニラ入りだ。ニラは血液促進効果があって、冷え性や動脈硬化、血栓の予防が期待できるありがたい食材なのだ。
なのに今時の女子は餃子をニラなしで!って注文する。
あまりにも言われるから効能を覚えて若いお客さんに説明したりしたよ。
でも「うるさいなぁ、彼氏に息がくさいなんて言われたらお兄さん責任取れるの?」ってガンをつけられた時はもう餃子を頼むなって言いたくなったね。
今時ならぬ未来の女子高生に、ニラ入り餃子を食べさせようと密かに対抗心を燃やしてたあの頃が懐かしい。バイト時代を思い出しているうちに材料を切り終わった。
さて、油はどこだ。
聞きたいけど話しかけられない。さっきの人も結構怖かったし。横に置いてある甕の蓋を取って一つずつ確認していく。あ、溜り醤油も発見。
四つ目の甕を覗き込むと油が入っていた。よし、これであとは炒めるだけだ。
火種を持ってきて火をつけたら、油を引く。
初めは火力が調節出来なくて手間取ってたけど、何度も作るうちに慣れてきた。
ガスコンロの偉大さを痛感してるよ。あんなボタンやスイッチ一つで調整できるなんてさ。
しばらく炒めていると、だんだん周りの視線が気になりだす。
さっきは話しかけるなって言ったのにチラチラこっちを伺ってくる。いい匂いもしてきたからね。もうそろそろ完成だ。
鹿肉も試しに味見したけど、油味があまりない感じで美味しかった。
臭みが心配だったけど、予想よりも柔らかくてしっかり血抜きされている。
どの部位とかはわからないけど、これはまた食べてみたいな。
味見用に大きく切り分けたのは料理した人の特権ってことで。
久しぶりのお肉美味しかったです、ごちそうさま。
出来上がったチャーハンを盛り、余った分も大きめのお皿に盛り付ける。
思ったより多かったかも。あと匙も用意しようとキョロキョロ見渡す。
あ、あそこに箸とか色々置いてある。
取りに行こうと歩き出したが、ふと横に置かれている四角い物が目に留まった。
微かに乳製品のような匂いがするが、表面がパサパサしているのが目に見えてわかる。
この前もらった物とは似ても似つかない。
でも、これを見逃してしまったら絶対に後悔すると自分の第六感が伝えてくる。
すごく乾燥しているし、もしかしたら違うかもしれない。
けれど、ここは斎賀よりもたくさんの商品が流れてくる織田領だ。可能性はある。
これは…………蘇じゃないか?
日本最古のチーズとも言われている蘇。
なんで今まで思い出さなかったんだ。戦国時代でも作られているなんて思いもしなかった。
だんだん廃れていったらしいけど、実は細々と作られていたのか。これなら牛の乳さえ手に入れば俺でも作れる。
端っこをちぎって食べると、なるほど、牛乳だ。
少しチーズのような風味もあって美味しいが正直期待していたほどチーズでもない。でも、これはかなりの大発見だ。
自分でもチーズもどきを作るための。
まずはこれを売っている人を見つけて。
それから牛を飼っている人のところへ行って。それから、と俺のチーズ計画を想像し始めたところで声がかかった。
小姓さんが様子を見にきたみたいだ。
「お料理の方はできましたか」
「あ、できました。今なら出来立てです」
急いで匙を準備して、一人前用と余ったお皿両方を持っていく。
すると、余った方は横に待機してたもう一人の小姓さんに預けて一人前用を台に乗せて持ち上げる。
そして俺の方を見ると、付いてくるように声をかけた。
「では、作った人も是非にと呼ばれているので付いてきてください」
「わかりました」
二人の後について厨房を後にする。
片付けできなかったけど、しょうがないよね?
途中で鉄や彦助さんと合流するかと思っていたら、どうやら俺だけらしい。
少し歩いたところで、障子の前に待機している小姓さんを見つけた。
真人たちの姿を見ると一声かけて障子が静かに滑るように開いた。
次の瞬間、俺の視界に飛び込んできたのは、整然と並んだ武人たちの背筋だった。ずらりと並んだ鎧の肩、差し込む光を反射する刀の鞘、低い咳払いの音さえ鋭く響いて聞こえる。
この既視感。絶対にいい思い出がない。
まさか織田領に来てまでお目にかかれるとは光栄だ。…………泣けてくる。
心臓が早鐘を打ち、さっき台所で見つけた「蘇」の興奮なんて、一瞬で霧散してしまった。
部屋の奥、床几に腰かけている一人の武人がゆっくりと顔を上げる。
鷲のような鋭い目がこちらに突き刺さった。
わずかに鼻を鳴らしただけなのに、全身が強張る。蛇に睨まれた蛙ってこういう気分か――いや、蛙の方がまだマシかもしれない。
「会議の最中だがな……。小姓どもが“食べたことのない味”だとあまりに騒ぐのでな。待ちきれず、つい急かしてしまったわ」
低い声が畳を震わせるように響く。
その瞬間、部屋中の視線が一斉に真人へと集まった。鋭い眼差しが数十本の槍のように突き刺さる。
やばい。鉄も彦助さんもいない。完全に真人ひとり。
喉がひくつき、手の中の皿がかすかに震えた。
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