高校生、戦国を生き抜く ⚠️〜無自覚⁇勘違い⁇居候のドタバタ大騒動〜👀

神谷アキ

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3、織田信長

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また宿の夫婦とお兄さんに弥吉と吉助を預け、俺と鉄は屋敷までの道を歩いていた。
空気は澄んでいるのに、足取りがどうにも重い。何度この道を通っても慣れない。あの信長の屋敷は、空気そのものが鋭利だ。

「いいかげん何かお礼しないとな……」

 宿の女将さんの顔を思い浮かべながら呟く。弥吉たちをあんなに世話してくれて、恩ばかり重ねている。
 鉄は返事をしなかった。だがその沈黙は、否定でも肯定でもなく――“考えている”沈黙だった。

 道の途中で俺は、ずっと気になっていた話題を口にした。

「……彦助さん、来なくなっちゃったなぁ。常連さんだったのに」

「まあ普通の奴なら関わりたくないだろ。信長と一触即発の場面に居合わせちまったんだからな」

「ほんと、悪いことしたよな。ただチャーハン作りに行っただけだったのに、まさかあんな騒ぎになるなんて」

「びびりすぎなんだよ。忍びってだけで顔真っ青にしてたじゃねぇか。あいつが信長に話を通したせいでこうなったんだ。文句言えねぇさ」

「まあまあ、知らなかったんだから仕方ないって。忍びに偏見ある人が多いのは確かだけど……鉄、なんか気にしてんの?」

「いや」
 鉄は短く否定したあと、少しだけ声を落とした。
「ただな……忍びってのは敵を殺すのが仕事じゃねぇ。情報を取って、渡して、時には何もせず待つ。それが本質だ。鎌倉の昔、荘園の支配に逆らった“悪党”って呼ばれた奴らが始まりだって言われてる」

「あー、なんか歴史で聞いたかも」

「“悪党”ってのは、元々“悪人”って意味じゃない。支配に抵抗した奴らを、権力者がそう呼んだだけだ。けど時代が下るうちに、その言葉だけが残って“悪い奴”になっちまった」

「なるほど……。だから忍びも、なんか悪いイメージがついちゃったのか」

「そういうことだ。むやみに人を殺す奴らじゃねぇのに、信長の家臣どもは刃物を見る目で見てきた」

 鉄の声は淡々としていたが、その奥に小さな怒りが潜んでいた。
 俺は言葉を探して、結局笑ってしまう。

「でもさ、俺は忍者好きだよ? かっこいいじゃん。手裏剣とか、煙玉とかさ」

「……何言ってんだお前」

 現代じゃ忍者って、ゆかりのあるところが観光地になってたり外国人向けのツアーまである。
 そのうえ、からくり屋敷にはまって旅行に行った時に一日目と三日目で二回も体験したこともある。

「いや、だって本当の話。現代じゃ忍者の里とか観光地になってるし、外国人にも人気あるんだぜ? 俺なんか、旅行で二回もからくり屋敷行ったもん」

 くだらない昔話をしているうちに、少しずつ空気が緩んでいく。
 俺は笑いながら手振りを交えて話した。

「俺さ、手裏剣がほんと下手でさ。右に曲がるから左狙ったら今度は左に行くんだよ。何回やっても当たんない」


 実用的じゃないと自虐混じりに言うと、鉄がピタリと足を止めた。

「真人、お前手裏剣を投げたことあるのか」
「え? ああ、遊びで、だよ。そんな本格的なのじゃない。観光の体験用」
「観光?」

 本物を使える訳ないだろ、と鉄の背中をバシバシと叩く。
なのに文句も言わず黙ってしまったので、しかたなくそのまま無言で屋敷まで歩き続けた。

一人で喋ってるなんて虚しいじゃんか。
全く、気まぐれ過ぎて猫みたいだよな、鉄って。
自由人だし。

今回は彦助さんの姿もなく、俺たちはすんなり屋敷に通された。
廊下を進み、小姓に案内されて入った広間には、信長が一人。

「ふん、来たか二人共。逃げ出すと思ってたぞ」

「監視をつけといてよく言うな」

鉄の嫌みも、信長は笑って受け流した。

「聞いておるぞ。直に報告があった。童が直接言いに来たそうじゃないか。久しぶりにあれ程笑わせてもらった」

笑いながらも、その目だけは笑っていない。ぞっとする冷たさを宿している。

「して――本題だ。先に伝えた反抗者ども、まだ懲りずに暴れておる。少数だが兵を貸す。貴様らで鎮圧してこい」

「兵は何人だ?」

「五十。武将はいない。どの家臣も行きたがらなかった。相手は百姓だ。考えて指揮せよ」


 百姓――。
 その言葉に少し安心した俺は、軽い調子で言ってしまった。

「意外と簡単そうで良かったな、鉄。兵まで貸してくれるなんてさ。あ、指揮は任せた」

 信長が口の端を上げたのを見て、鉄がすぐに察した。

「了承したな。なら明朝、門で兵を待て」

 そう言い残して去っていく。
 残された空気が、やけに重かった。


「なあ、とりあえず宿に戻って準備しよう」

腰を上げ、障子に手をかけたところで、背後から動かない気配を感じた。

「……鉄? どうしたんだよ。行かないのか?」

部屋から出ようとして、鉄が座ったままなのに気がついた。
早く帰って準備もしたいのに動こうとしない。

「真人、もしかしたら俺達は思い違いをしていたのかもしれない」

 低く、呟くような声。
 俺は振り返る。

「なに。どういうこと?」

「信長に働けって言われた時、俺はあり得ないが昔のことは根に持たれてないと思っていた。正直、牢ならまだしも首を切られるって覚悟していたからな」

鉄はゆっくり顔を上げる。

「百姓が反抗することはたまにある。中には規模の小さいやつもあるし、すぐに武力とかで制圧できるのも本当だ。でもな……例えたったの五十人しかいなくても織田の兵だぞ? それを敵かもわからないような俺達に普通預けるか? しかもだ、武将が来たがらないのもおかしい。簡単なら手柄を立てたがる奴は大勢いる」

「つまり……?」

「俺達は捨て駒だ。上手くいけば儲けもん、死んでも損はない」

「いや、さすがにそんな――」

「兵を貸すってことは、“どうでもいい兵”を寄せ集めたってことだ。俺達に任せても損失扱いにならねぇような連中だ」

ダンッと鉄が怒りをぶつけるかのように畳を殴りつけた。
畳が悲鳴を上げ、真人は息を飲む。

そのとき、背後から影が差して足元が暗くなった。

「お主ら、明日の準備は済ませたか?」

 どっしりとした声。
 見上げれば、髭をたくわえた巨漢――柴田勝家だ。

「兵を率いるなんぞ初めての事だろうが心配はない! あれでも織田の兵だからな!」

 がっはっはっと一人愉快そうに笑っている。
豪快な声を上げている顔を見て、ふと既視感が湧いてきた。
あれ、この髭面見たことがある気がする。

確か広間に連れて来られた時に俺の事を尋問(拷問)するって名乗りをあげてた人じゃあ……。
ここまで思い出して、一気に体感温度下がった気がする。
俺は笑えない。

「あのぅ、どうしてここに?」

「なに、通りがかっただけだ。外れくじを引かされてどんな顔をしてるかと思えば、全然大した事ないじゃないか。つまらん!」

 知らないだろうけど、さっきまで鉄は畳を殴ってましたよ。
というか、聞いた感じでは完全にからかいにきただけのようだ。

そしてあの有名武将をギロっと睨んで声を上げたのが、怖いもの知らずの鉄。

「おい、外れくじってどういう事だ。説明しろ」

「て、鉄、言葉! 無礼だって」

「よい。端から期待などしておらぬ。内心と言動が合っていない奴よりよっぽど小気味良いわ。しかし、あの荒くれ百姓どもを相手にするのは、外れくじ以外の何でもない」

「荒くれ百姓……」

真人の場合、百姓というとお爺ちゃんやお婆ちゃんのような気の良い人達しか思い浮かばない。
真人がおじゃましてた村はのどかで、贅沢は出来ないけど皆が穏やかに暮らしていた。
 
若い働き手も田舎の農家という雰囲気が強くて、荒くれという言葉が似ても似つかないような人達だった。
一揆を起こす力があるなら仕事を手伝えって言われそうな所。

「そうだ。田畑を捨て、武器を手にした連中だ。下手すりゃお前らなんぞ一息でひねられるぞ!」

 バンバンと肩に衝撃が走る。
そんな笑いながら肩を叩かれても頷けるような内容じゃない。

しかし俺は笑うしかなかった。怖すぎて。

「まあ今更後悔しても遅い。兵は選んで置くからな!」

 がっはっはっと再度豪快に笑いながら去っていく。
つい返事もせず、うろんげな視線で見送ってしまった。

一体どんな兵が集められるのか。

「鉄。俺達さ、なんで織田領まで来たんだっけ」

「八津左の奴らから逃げるためだろ」

「重孝もおじさんの所に預けたし、ここまでくる必要あったか?」

「…………さあ?」

「なんかもうさ……。何処にいても変わらなくね?」

「そうだな」

 いつの間にか立ち上がっていた鉄が部屋から出た。
歩くのも面倒くさい気がして二人して呆けたように空を見つめる。

「敏之は怪我大丈夫なのかな。斎賀に戻りたい」

「奇遇だな。俺もだ」

何処に行っても問題が起きるなら斎賀に居たいよな。
皆が居れば何とかなる気がする。

体感的にもう何ヶ月も会っていない感覚だ。
まだ二月も経っていないのに。くそっ、これも八津左の奴らめ!

無気力状態から一転して怒りが湧く。
その勢いに乗ってずんずんと宿へ帰っていった。




「いやぁ、いつ来てもここの茶器はいいなあ」
「褒めたって安くはしないぞ?」
「それはそれは!」

職人と商人が笑い合っていた。
しかし商人の笑みはどこか硬い。

それを見て、職人が「どうした?」と心配そうに尋ねた。

「いや今日こっちに着いたばかりでして。ついこの前まで織田領に居たんですよ」

「ほう、織田に」

「そこでうまい飯を作る若いのがいて。信長様に話したら、気に入られて屋敷に呼ばれたが――その二人、とんでもない男だったようで」

「ほう、どんな風にだ?」

「一人は愛想が無い奴だったんですが、これが曲者で。前に信長に仕えてた忍びだったらしく、しかも二重の間者で、両方裏切ってたって話です」

「ひえっ。忍びか。それでもう一人は?」

「ああ、そいつは気のいい奴だった……。ちいずって知っていますか?」

「ちいず? なんだそれ?」

「知る人はほぼ居ないはずのようで。そいつはただの飯売りのはずなのに"ちいず"を知っていて、信長様も知らなかった調理法で料理をお出ししたんだ! どう考えても普通じゃない!」

「忍びと誰も知らないことを知っている男……。そいつら、どこかの間者だったんじゃないのかい?」

「違いない。毒気の抜かれる顔に危うく騙されかけた」

商人は苦笑し、茶を一口。
職人は、少しだけ声を落とした。

「居合わせるなんて災難だったな。でも大丈夫だ。斎賀はそんなことないからよ」

「ふう。話したら少し落ち着きました。あの後すぐにここに向かったから誰にも話せなくて」

「そうかい。お得意様だし俺でいいならいつでも相談に乗るからな」

「ありがたい」

 一息ついたところで、入り口に三つの人影が現れた。そのうちの二つは子供のようだ。

「すみません、おじさん居ますか?」

「おうよ! ちょっと待ってくれ」

「はーい」

返事をしたのはいいが、入ってこない。
客じゃないのか? 不思議に思った商人が職人に尋ねる。

「入ってこないようですが」

「ああ、あの子らは客じゃない。便りを確かめに来てるだけだ。友達の、な」

「直接届ければいいのに?」

「色々あってあの子等のいる場所には届けられないらしい。最後に来たのが俺の所だから、何か来ていないかたまに来るんだ。まあ便りなんぞないから、今どうしているのかわからないけどな」

「なるほど……。まめな子達だ」

商人は少し間を置き、ぽつりと漏らした。

「そういえば、鉄は家来って言ってたな。……今思い出したんだが、あの忍び、友達ではなく、飯売りの家来だと豪語していた。一体、本当は何処の誰なのかだけは知りたかったのですが。教えてくれた名前も本当かどうか」

「家来? どこかのお武家様の子か? なんて名前だったんだい?」

話の流れで職人が名前を聞く。
その質問に、商人はあの能天気な顔を思い浮かべて名前を口にした。

「名前は、たしか――真人、って名乗ってた」

その名を口にした瞬間、職人の眉がわずかに動いた。
 しかし何も言わず、ただ茶碗を置いた音だけが静かに響いた。
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