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幼少期編
一つの節目
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婚約発表と舞踏会が終わりアイリーンは王立学園の入学の準備をするため辺境の領地へと戻っていた。
アイリーンはアレクと一時の別れに寂寥感を抱いていたが、反面新しい学園での新生活に期待して胸を躍らせている。
今も好きな歌を口遊みながら届いたばかりの学園の制服を合わせているところだ。
自分大好きなアイリーンは鏡に映る制服姿の自分に見惚れている。
「うふふ♡」
くるりと回転しながら自己陶酔するアイリーン。小躍りする様はまるで妖精のようだと祖父ガスタルは感涙にむせんでいた。
今回の試着した学園の制服も実は教科書と一緒に王都にある屋敷へ届けられるはずだったのだが、ガスタルが領地に戻ってきた際に制服姿のアイリーンを見たいと駄々をこねたらしい。やむなく側近が王都に届けられたアイリーンの制服を日帰りで持ってこさせられる羽目になった。
親馬鹿ならぬ祖父馬鹿のガスタルであった。
アイリーンは領地に戻った今でも時折、舞踏会のことを思い出す。落下したシャンデリアの下敷きになりそうなところで危機一髪、アレクの風魔法によって助けられたアイリーンは恋心に目覚めた。
それからというものアイリーンにとってアレクはペット枠からすでに身も心も捧げたくなるほどの理想の殿方にまで昇格していた。
アイリーンはアレクの姿絵をいつも手近なところに置いており、時々熱っぽく見つめていた。
「これも天のさだめ、つまり運命なのですわ」
アイリーンの恋心。
それを愚かな両親と兄には理解してもらえず、彼らはいつも第二王子派のことばかり話をしていた。それをアイリーンが冷ややかな目で見ていたのが王都にいた時のこと。
ここ最近の日常であった。
お祖父様には完全に見限られているというのに・・・、なんてかわいそうな人たちなのかしら。
アイリーンにとってこのかわいそうな家族たちとの付き合いを変えることはなかなか難しいことだ。
そしてそれは学園に行ってからいよいよ本格的な試練となるのだろう。
「私も負けてはいられません」
将来の王妃に相応しい器となるために。
アレク様の隣にいられるために。
「いざとなれば学園の寮に篭っていれば良いのです。母たちが私を呼び出したとしても行かなければ良いだけのこと。さあ、アレク様にお手紙を書きましょう♪」
舞踏会の後日にアイリーンは祖父ガスタルと共に王城に赴きアレクに会いに行った。それ以降、領地に戻ったアイリーンはアレクと会うことはできない。
なのでアイリーンはアレクと別れる際に一つ願い事をした。
「アレク様、どうかわたくしと文通してくださいませんか?」
「え?文通?」
「ええ、わたくしが一旦領地に戻ってしまいますと次に学園に入学するまでアレク様とはお会いすることは叶いませんの。ですので、それまでの間、互いに文を交わせればと思いまして、アレク様、どうかわたくしと文通してくださいませんか?」
「うん!もちろん!ぜひ!文通しよう!」
「まあ!アレク様!ありがとう存じます!」
アイリーンが喜びのあまりアレクの手を取るとアレクはダラしなく鼻の下を伸ばしていた。
ということで最近になってアレクと手紙でのやり取りをするようになったのだ。
もちろん先に手紙を出したのはアイリーンの方からである。(アレクにそんな勇気と根性はない)
アレクも最初は短文の日記だったり、どこかの詩の写しを書くだけだったりとややも面白味に欠ける内容のものばかりだったのだが、頻繁に手紙を出すようになってからはやっと慣れてきたようで、普段の出来事や妹のマリアのことなど結構面白いことを書くようになってきた。
「文章というか書き方も、どこか子供のようで随分と可愛らしいですわ」
アイリーンはたいそう喜び、彼女自身も領地での出来事や面白かった話を手紙に書いていた。
2人の距離は以前と比べて少しずつではあるが確実に縮まってはいた。
「うふふ♡学園生活が楽しみだわ♡」
アイリーンは嬉しそうに手紙を書いていた。
季節は春、もうすぐ学園生活が始まる。
♢
「はあはあ、まだ終わらないのか」
アレクは今、額に汗を滲ませながら模擬刀を構えていた。すでに装備の損傷は激しく、顔や腕にはいたるところに擦り傷がある。
「ガッハッハ!!殿下!もう少しですぞ!!」
「師匠!さっきもそう言ってたぞ!!」
「いや今度こそ本当ですぞい!!」
「それもさっき言った!!」
「では行きますぞ!」
「ひいっ!!」
筋骨隆々オヤジことボルト師匠は僕よりも一回り大きい模擬刀を構えて全身全力で突っ込んできた。
僕は慌てて剣を構えるが、構えた途端に真横から大剣の衝撃が僕の二の腕に伝わってくる。
「いっでえぇ!!」
「殿下!気が抜けてますぞ!」
「抜けてない!」
僕は急ぎポーションを飲んで腕の痛みと全身を回復させる。
「次行きますぞ!」
「来いや!!」
ボルトの全力疾走は恐ろしい。気を張って警戒しても間に合わないのだ。
次の斬撃は上段の構え、からの振り下ろしだった。
「ちぃ!!」
僕は体勢を整えて剣を構える。
かろうじて受け止めることはできた。
だが、幾度となく続くボルトの大剣の衝撃と剣の重みが酷く、その度に僕の剣を握る握力は消耗していった。
「殿下!反撃がないですぞ!」
「無茶言うな!」
こっちは受け止めるだけでも精一杯だっての!
しかも二時間もぶっ通しでようやるわ!!
僕が王立学園に入学するため、ボルトは最後の見極めとして僕に難題を押し付けてきたのだ。
「殿下!今日で最後だ!!最後の課題はな!これから俺の本気を見せる!それを受けてみせろ!」
「はぁぁぁ!?」
婚約発表以降のこと、ボルトは僕のことを「坊ちゃん」から「殿下」と呼称を変えた。それが何を意味するか教えてはくれないけど、一応王子と認めてくれたのだと理解している。
しかし、師匠の本気は恐ろしい。
二時間もぶっ通しで攻撃してくるのだ。
最初は攻撃を喰らってばかりいたけど、そのうち受け止められるようになって、いまは2回に一度は受け止めることができている。
しかも一撃のみの攻撃だ。まだ連撃をしてこないところを見ると、全力と言いながらも全力ではないのだろう。
「よし!殿下!行くぞ!!」
「来いやぁ!!」
こうして半日は経ったろうか、朝に始まった最後の鍛錬だが、もう時刻は正午を過ぎている。
僕はようやく師匠の連撃ならぬ乱撃を止められるようになった。最初は目が慣れていないのと身体が師匠の速さについていけなかったが、そのうち目が慣れて、次に身体もなんとか反応できるようになった。
「よし!ここまで!殿下!よくやった!」
「はあ、はあ、はあ・・・あり、がとう、ござい、ました」
師匠の合図で僕は全身の力が抜けたようで前のめりになって倒れた。
「殿下!ポーションだ!」
ぐびっ、ぐびっ、
ぷはあ、
もう何本ポーションを飲んだことか。
すでにお腹がタプタプだ。
全身が回復したところで師匠から熱いコメントがあった。
「殿下、これで最後の鍛錬は終わったが、剣の修行に終わりはねえ!!学園に行ってからも忘れずに鍛錬を続けることだ!いつしかオレに追いつく日を楽しみにしてるぜ!!」
そう言って師匠は豪快に笑う。
半日全力で攻撃してきて、しかもポーションは一本も飲んでいないボルト師匠の姿に僕は剣の道というものの険しさを感じた。
「まあ、善処します・・・」
僕は力なく笑った。
そういや明日はガルシア師匠の魔法の見極めの日だとか言ってたな。
・・・季節は春、もうすぐ学園生活が始まる。
僕はその言葉に希望を託し、とりあえず無事に明日を乗り切ろうと心の中で決意するのだった。
アイリーンはアレクと一時の別れに寂寥感を抱いていたが、反面新しい学園での新生活に期待して胸を躍らせている。
今も好きな歌を口遊みながら届いたばかりの学園の制服を合わせているところだ。
自分大好きなアイリーンは鏡に映る制服姿の自分に見惚れている。
「うふふ♡」
くるりと回転しながら自己陶酔するアイリーン。小躍りする様はまるで妖精のようだと祖父ガスタルは感涙にむせんでいた。
今回の試着した学園の制服も実は教科書と一緒に王都にある屋敷へ届けられるはずだったのだが、ガスタルが領地に戻ってきた際に制服姿のアイリーンを見たいと駄々をこねたらしい。やむなく側近が王都に届けられたアイリーンの制服を日帰りで持ってこさせられる羽目になった。
親馬鹿ならぬ祖父馬鹿のガスタルであった。
アイリーンは領地に戻った今でも時折、舞踏会のことを思い出す。落下したシャンデリアの下敷きになりそうなところで危機一髪、アレクの風魔法によって助けられたアイリーンは恋心に目覚めた。
それからというものアイリーンにとってアレクはペット枠からすでに身も心も捧げたくなるほどの理想の殿方にまで昇格していた。
アイリーンはアレクの姿絵をいつも手近なところに置いており、時々熱っぽく見つめていた。
「これも天のさだめ、つまり運命なのですわ」
アイリーンの恋心。
それを愚かな両親と兄には理解してもらえず、彼らはいつも第二王子派のことばかり話をしていた。それをアイリーンが冷ややかな目で見ていたのが王都にいた時のこと。
ここ最近の日常であった。
お祖父様には完全に見限られているというのに・・・、なんてかわいそうな人たちなのかしら。
アイリーンにとってこのかわいそうな家族たちとの付き合いを変えることはなかなか難しいことだ。
そしてそれは学園に行ってからいよいよ本格的な試練となるのだろう。
「私も負けてはいられません」
将来の王妃に相応しい器となるために。
アレク様の隣にいられるために。
「いざとなれば学園の寮に篭っていれば良いのです。母たちが私を呼び出したとしても行かなければ良いだけのこと。さあ、アレク様にお手紙を書きましょう♪」
舞踏会の後日にアイリーンは祖父ガスタルと共に王城に赴きアレクに会いに行った。それ以降、領地に戻ったアイリーンはアレクと会うことはできない。
なのでアイリーンはアレクと別れる際に一つ願い事をした。
「アレク様、どうかわたくしと文通してくださいませんか?」
「え?文通?」
「ええ、わたくしが一旦領地に戻ってしまいますと次に学園に入学するまでアレク様とはお会いすることは叶いませんの。ですので、それまでの間、互いに文を交わせればと思いまして、アレク様、どうかわたくしと文通してくださいませんか?」
「うん!もちろん!ぜひ!文通しよう!」
「まあ!アレク様!ありがとう存じます!」
アイリーンが喜びのあまりアレクの手を取るとアレクはダラしなく鼻の下を伸ばしていた。
ということで最近になってアレクと手紙でのやり取りをするようになったのだ。
もちろん先に手紙を出したのはアイリーンの方からである。(アレクにそんな勇気と根性はない)
アレクも最初は短文の日記だったり、どこかの詩の写しを書くだけだったりとややも面白味に欠ける内容のものばかりだったのだが、頻繁に手紙を出すようになってからはやっと慣れてきたようで、普段の出来事や妹のマリアのことなど結構面白いことを書くようになってきた。
「文章というか書き方も、どこか子供のようで随分と可愛らしいですわ」
アイリーンはたいそう喜び、彼女自身も領地での出来事や面白かった話を手紙に書いていた。
2人の距離は以前と比べて少しずつではあるが確実に縮まってはいた。
「うふふ♡学園生活が楽しみだわ♡」
アイリーンは嬉しそうに手紙を書いていた。
季節は春、もうすぐ学園生活が始まる。
♢
「はあはあ、まだ終わらないのか」
アレクは今、額に汗を滲ませながら模擬刀を構えていた。すでに装備の損傷は激しく、顔や腕にはいたるところに擦り傷がある。
「ガッハッハ!!殿下!もう少しですぞ!!」
「師匠!さっきもそう言ってたぞ!!」
「いや今度こそ本当ですぞい!!」
「それもさっき言った!!」
「では行きますぞ!」
「ひいっ!!」
筋骨隆々オヤジことボルト師匠は僕よりも一回り大きい模擬刀を構えて全身全力で突っ込んできた。
僕は慌てて剣を構えるが、構えた途端に真横から大剣の衝撃が僕の二の腕に伝わってくる。
「いっでえぇ!!」
「殿下!気が抜けてますぞ!」
「抜けてない!」
僕は急ぎポーションを飲んで腕の痛みと全身を回復させる。
「次行きますぞ!」
「来いや!!」
ボルトの全力疾走は恐ろしい。気を張って警戒しても間に合わないのだ。
次の斬撃は上段の構え、からの振り下ろしだった。
「ちぃ!!」
僕は体勢を整えて剣を構える。
かろうじて受け止めることはできた。
だが、幾度となく続くボルトの大剣の衝撃と剣の重みが酷く、その度に僕の剣を握る握力は消耗していった。
「殿下!反撃がないですぞ!」
「無茶言うな!」
こっちは受け止めるだけでも精一杯だっての!
しかも二時間もぶっ通しでようやるわ!!
僕が王立学園に入学するため、ボルトは最後の見極めとして僕に難題を押し付けてきたのだ。
「殿下!今日で最後だ!!最後の課題はな!これから俺の本気を見せる!それを受けてみせろ!」
「はぁぁぁ!?」
婚約発表以降のこと、ボルトは僕のことを「坊ちゃん」から「殿下」と呼称を変えた。それが何を意味するか教えてはくれないけど、一応王子と認めてくれたのだと理解している。
しかし、師匠の本気は恐ろしい。
二時間もぶっ通しで攻撃してくるのだ。
最初は攻撃を喰らってばかりいたけど、そのうち受け止められるようになって、いまは2回に一度は受け止めることができている。
しかも一撃のみの攻撃だ。まだ連撃をしてこないところを見ると、全力と言いながらも全力ではないのだろう。
「よし!殿下!行くぞ!!」
「来いやぁ!!」
こうして半日は経ったろうか、朝に始まった最後の鍛錬だが、もう時刻は正午を過ぎている。
僕はようやく師匠の連撃ならぬ乱撃を止められるようになった。最初は目が慣れていないのと身体が師匠の速さについていけなかったが、そのうち目が慣れて、次に身体もなんとか反応できるようになった。
「よし!ここまで!殿下!よくやった!」
「はあ、はあ、はあ・・・あり、がとう、ござい、ました」
師匠の合図で僕は全身の力が抜けたようで前のめりになって倒れた。
「殿下!ポーションだ!」
ぐびっ、ぐびっ、
ぷはあ、
もう何本ポーションを飲んだことか。
すでにお腹がタプタプだ。
全身が回復したところで師匠から熱いコメントがあった。
「殿下、これで最後の鍛錬は終わったが、剣の修行に終わりはねえ!!学園に行ってからも忘れずに鍛錬を続けることだ!いつしかオレに追いつく日を楽しみにしてるぜ!!」
そう言って師匠は豪快に笑う。
半日全力で攻撃してきて、しかもポーションは一本も飲んでいないボルト師匠の姿に僕は剣の道というものの険しさを感じた。
「まあ、善処します・・・」
僕は力なく笑った。
そういや明日はガルシア師匠の魔法の見極めの日だとか言ってたな。
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