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天守会(生け贄)
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車座の輪のなかで、丁度入って来た三人に背を向ける格好で踊っている女がいた。
鉢巻きをして、頭の後ろに雉の尾羽ねを指し、白鳥の羽根で拵えた扇子をヒラヒラさせ、皷の音に合わせ吟いながら舞っている。
「人間ごじゅ~ねん~わたしゃぁ~あ、ばばあ~にぃ、なってますぅ~う」 「いょ~お」 ポンと皷がなり、どっと歓声が上がった。
信長のお気に入り、幸若舞・敦盛の舞を完全におちょくっていた、あれは誰かと問う必要もなかった。
「ぐぐぐ、や、やはりお市が絡んでおったか」
それよりも何よりも、信長にとって大衝撃だったのは、皷を鳴らし爆笑しているのが帰蝶だったことだ。
信長は、膝から崩れ落ち床に両手を着いて暫し遠い眼をして、初めて落馬した時を思い浮かべた。
あの時も、馬は落馬した主人をほったらかして、勝手に何処かへ行ったっけ。
そんな信長にはお構い無しに、話し懸けてくる怖いもの知らずがいた
「・・にぃ、のぶにぃってばぁ」
「お、お~~い~~ち~、此はどういうことか、女ばかりで何をしておるか、戯けたことをしおってからに、幼子まで連れて来おってからに」
「まあまあまあ、天守会へようこそいらっしゃいましたな、ノブにい様、駆け付け三杯と申すではござらぬか
そう遠慮なさらずに、この市の顔に免じて」
「コラッ、お市お前達は女だてらになんたる醜態、いくら妹でも、此の信長容赦せぬぞ」
「あっそ、そうですか、じゃ言わせ貰うけど、男達は、戦の度にやれ戦勝祝いだ、弔いの酒だと好き勝手にやってんじゃん
うちら女達はさ、戦の度に旦那や好きな人、子供を見送るけど、帰ってきたら胴体だけ、身体の部分だけ、何もないまんま、全部受け止めてんだよ
ついでだから、もっと言ってやんよ、大体さあ城から出る時、戦の飯はだれがこしらえてんの、綻びた着物、汚れた武具は誰がつくろって元に戻すってのさ
年寄りや子供達の世話しながら皆で手分けしなから戦に出た人を心配しながらこっちはこっちで必死さ
第一、うちらが居なけりゃ褌一帖手に入らないくせに、ぜんっぜんわかってねーじゃん
たまの宴くらい、いんじゃねっての、ハイハイ飲んで飲んで」
流石の信長も、一言も返せなかった、そして、注がれるままに盃の酒を煽りだす。
ふと気付いて二人(権六と光秀)を探し見た
権六は隅の方で胡座をかいて座って酒を飲んでいた、なんと右手には、乳飲み子を抱えその子をあやしながら左盃で赤くなっている。
酌をしているのは、未だ五つかそこらの幼子が親たちを真似て楽しそうに、権六が盃を開けたら、そこに注ごうと待っていた。
さらに四~五人の幼子達が権六の身体に登ったり、髭をひっぱったりしていた。
「お、そなたが酌とな、こりゃかたじけない、う~ん甘露じゃ、こらこら髭をひっぱるでない、くすぐったいでわないか、登るのは良いが落ちるでないぞ、おーおーよしよし、泣くな泣くな、ありゃ、おむつが濡れておるではないか、この子の製作担当者はたれじゃ」
権六は、酔いが回った赤ら顔を満面の笑顔にして、子守りに夢中になっていた。
「けっ、なぁにが、よしよしじゃ、権六の奴、隠居爺になりおって
まあしかし、鬼の権六がこれ程子煩悩とは、人は見掛けによらぬもの
よのう
さて、光秀はどうしたかの 」
いた、しかも踊りの真ん中に、鼻の穴と口の回りを黒く塗られ、上は裸だった。
踊りには相方がいた、木下藤吉郎の妻女「ねね」がこれまた上半身裸で、ざるを持ちながら光秀と二人息を合わせて、滑稽に踊っていた。
宴もたけなわを迎えた時、信長は強かに酔っていた。
権六と光秀がお市のもとへやってきて囁いた。
「お市様この権六と光秀、明日の朝早うから戦の調停がありますゆえ、先に戻りたく存じます」
「わ~たよ~、ヒック、うちらがのぶにぃ、下までもってっから、ヒック、泥舟に乗ったつもりで安心しなっての」
気だるい朝だった、どうにもこうにも頭が痛い
「誰ぞ水をくれい」
小姓の差し出した水をぐびぐびと一息に飲み干すと、蒲団から出て廊下に向かう
「と殿どちらへ行かれるのですか」
「知れたことよ、厠じゃ」
「そ、その格好でゆかれるので」
「ええぃ、だからなんじゃ、ごちゃごちゃ言うておるとお前を天守会の生け贄にしてしまうぞ」
話しの後半は解らなかったが、不機嫌なのは理解出来た小姓は引き下がってついてきた。
廊下ですれ違う者達皆が、信長の顔を見るなり、平伏し恐れているかのように肩を震わせた。
部屋に戻ると権六がいた、平伏し頭を上げた途端
「ややや、と殿いいかがなさいました」
「いきなり何の事か権六」
「誰か、誰か殿に鏡を」
小姓が持ってきた鏡を覗き込むと、信長の額に『のっぶ』『おこりんぼ』上下二段に分け丸い癖のある平仮名が書いてあった。
どうりで、 誰もが平伏して肩を震わせる筈だ、権六も例外ではなかった。
下手人は解っている、信長だけではなく、しかも、城の殆ど皆が其奴の共犯者といえる。
「ええぃ、わしが生け贄か」
早々に権六を追い払い、また蒲団に潜りこんだ。
額の『のっぶ おこりんぼ』は書いたままだった。
鉢巻きをして、頭の後ろに雉の尾羽ねを指し、白鳥の羽根で拵えた扇子をヒラヒラさせ、皷の音に合わせ吟いながら舞っている。
「人間ごじゅ~ねん~わたしゃぁ~あ、ばばあ~にぃ、なってますぅ~う」 「いょ~お」 ポンと皷がなり、どっと歓声が上がった。
信長のお気に入り、幸若舞・敦盛の舞を完全におちょくっていた、あれは誰かと問う必要もなかった。
「ぐぐぐ、や、やはりお市が絡んでおったか」
それよりも何よりも、信長にとって大衝撃だったのは、皷を鳴らし爆笑しているのが帰蝶だったことだ。
信長は、膝から崩れ落ち床に両手を着いて暫し遠い眼をして、初めて落馬した時を思い浮かべた。
あの時も、馬は落馬した主人をほったらかして、勝手に何処かへ行ったっけ。
そんな信長にはお構い無しに、話し懸けてくる怖いもの知らずがいた
「・・にぃ、のぶにぃってばぁ」
「お、お~~い~~ち~、此はどういうことか、女ばかりで何をしておるか、戯けたことをしおってからに、幼子まで連れて来おってからに」
「まあまあまあ、天守会へようこそいらっしゃいましたな、ノブにい様、駆け付け三杯と申すではござらぬか
そう遠慮なさらずに、この市の顔に免じて」
「コラッ、お市お前達は女だてらになんたる醜態、いくら妹でも、此の信長容赦せぬぞ」
「あっそ、そうですか、じゃ言わせ貰うけど、男達は、戦の度にやれ戦勝祝いだ、弔いの酒だと好き勝手にやってんじゃん
うちら女達はさ、戦の度に旦那や好きな人、子供を見送るけど、帰ってきたら胴体だけ、身体の部分だけ、何もないまんま、全部受け止めてんだよ
ついでだから、もっと言ってやんよ、大体さあ城から出る時、戦の飯はだれがこしらえてんの、綻びた着物、汚れた武具は誰がつくろって元に戻すってのさ
年寄りや子供達の世話しながら皆で手分けしなから戦に出た人を心配しながらこっちはこっちで必死さ
第一、うちらが居なけりゃ褌一帖手に入らないくせに、ぜんっぜんわかってねーじゃん
たまの宴くらい、いんじゃねっての、ハイハイ飲んで飲んで」
流石の信長も、一言も返せなかった、そして、注がれるままに盃の酒を煽りだす。
ふと気付いて二人(権六と光秀)を探し見た
権六は隅の方で胡座をかいて座って酒を飲んでいた、なんと右手には、乳飲み子を抱えその子をあやしながら左盃で赤くなっている。
酌をしているのは、未だ五つかそこらの幼子が親たちを真似て楽しそうに、権六が盃を開けたら、そこに注ごうと待っていた。
さらに四~五人の幼子達が権六の身体に登ったり、髭をひっぱったりしていた。
「お、そなたが酌とな、こりゃかたじけない、う~ん甘露じゃ、こらこら髭をひっぱるでない、くすぐったいでわないか、登るのは良いが落ちるでないぞ、おーおーよしよし、泣くな泣くな、ありゃ、おむつが濡れておるではないか、この子の製作担当者はたれじゃ」
権六は、酔いが回った赤ら顔を満面の笑顔にして、子守りに夢中になっていた。
「けっ、なぁにが、よしよしじゃ、権六の奴、隠居爺になりおって
まあしかし、鬼の権六がこれ程子煩悩とは、人は見掛けによらぬもの
よのう
さて、光秀はどうしたかの 」
いた、しかも踊りの真ん中に、鼻の穴と口の回りを黒く塗られ、上は裸だった。
踊りには相方がいた、木下藤吉郎の妻女「ねね」がこれまた上半身裸で、ざるを持ちながら光秀と二人息を合わせて、滑稽に踊っていた。
宴もたけなわを迎えた時、信長は強かに酔っていた。
権六と光秀がお市のもとへやってきて囁いた。
「お市様この権六と光秀、明日の朝早うから戦の調停がありますゆえ、先に戻りたく存じます」
「わ~たよ~、ヒック、うちらがのぶにぃ、下までもってっから、ヒック、泥舟に乗ったつもりで安心しなっての」
気だるい朝だった、どうにもこうにも頭が痛い
「誰ぞ水をくれい」
小姓の差し出した水をぐびぐびと一息に飲み干すと、蒲団から出て廊下に向かう
「と殿どちらへ行かれるのですか」
「知れたことよ、厠じゃ」
「そ、その格好でゆかれるので」
「ええぃ、だからなんじゃ、ごちゃごちゃ言うておるとお前を天守会の生け贄にしてしまうぞ」
話しの後半は解らなかったが、不機嫌なのは理解出来た小姓は引き下がってついてきた。
廊下ですれ違う者達皆が、信長の顔を見るなり、平伏し恐れているかのように肩を震わせた。
部屋に戻ると権六がいた、平伏し頭を上げた途端
「ややや、と殿いいかがなさいました」
「いきなり何の事か権六」
「誰か、誰か殿に鏡を」
小姓が持ってきた鏡を覗き込むと、信長の額に『のっぶ』『おこりんぼ』上下二段に分け丸い癖のある平仮名が書いてあった。
どうりで、 誰もが平伏して肩を震わせる筈だ、権六も例外ではなかった。
下手人は解っている、信長だけではなく、しかも、城の殆ど皆が其奴の共犯者といえる。
「ええぃ、わしが生け贄か」
早々に権六を追い払い、また蒲団に潜りこんだ。
額の『のっぶ おこりんぼ』は書いたままだった。
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