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衝動
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俊輔の手が止まり画面にはダウン状態のキャラクターが映し出されている。
葵の舌が俊輔を探し当て優しく絡んでくる……。
俊輔は何が起こっているのか解らないまま動けなくなっていた。
前みたいに二人でゲームをしていた。本当にたった今まで……。
───葵…………なんで………………
だんだん鼓動が早くなっていくのが分かって葵の舌が熱く感じる。
その時、葵のポケットの中のスマホが鳴り出し、葵が我に返った様に慌てて離れた。
目の前の俊輔の顔が動揺しているのを見て自分が何をしてしまったのかそこでやっと気付いた。
「———ごめんっ……俺、何して………」
葵の言葉に俊輔が目を逸らせ、お互いが何も言えない中スマホだけが鳴り続けている。
「………電話……出た方がいいんじゃない………」
俊輔が目を逸らせたまま言うと、葵の顔が切なそうに歪み俯いてからスマホを取り出した。
———藤井さん…………
葵はソファーから立ち上がり電話に出ると
「……はい……」
俊輔に背中を向けた。
『葵?ごめん…寝てた?』
「あ……いえ……」
俊輔とのキスを思い出して言葉が出てこない……。
『………なんか…あった…?』
「———え………」
『元気ないから……』
藤井の優しい声に余計言葉が詰まる……。
「………そんな事ないです。………ちょっと……ウトウトしてたから……」
『……………そう……』
「藤井さんこそどうしたんですか…?」
『いや……ただ……葵の声が聴きたくなってね……』
「———…………」
葵はスマホを持っていない方の手を握りしめた。
———たった今………俺は……この人を裏切った………。昨日のことを思い出して……衝動的に俊にキスした……。
『……葵…?』
電話の向こうの声が切なくて、苦しくなった……。
「…俺も……藤井さん…電話くれて良かったです。明日必ず行きます……」
藤井は電話を切るとソファーに身体を預けた。葵の声と嘘をついた事から何かがあった事は容易に分かった。
———何があった……?
今更、葵だけを残して帰ってきたことを後悔した。
俊輔は明らかに葵を兄弟としてだけじゃなく愛情を抱いている。
———結局……葵が俺の元を離れるのも……時間の問題か………。
そう思うと辛くてどうしよもなくなる。
———大人なんて…損ばっかだな……。
「昨日…我慢しないでぶん殴っときゃ良かった……」
そう言って一人で苦笑いすると、飲んでいた酒を一気に呷った。
葵の舌が俊輔を探し当て優しく絡んでくる……。
俊輔は何が起こっているのか解らないまま動けなくなっていた。
前みたいに二人でゲームをしていた。本当にたった今まで……。
───葵…………なんで………………
だんだん鼓動が早くなっていくのが分かって葵の舌が熱く感じる。
その時、葵のポケットの中のスマホが鳴り出し、葵が我に返った様に慌てて離れた。
目の前の俊輔の顔が動揺しているのを見て自分が何をしてしまったのかそこでやっと気付いた。
「———ごめんっ……俺、何して………」
葵の言葉に俊輔が目を逸らせ、お互いが何も言えない中スマホだけが鳴り続けている。
「………電話……出た方がいいんじゃない………」
俊輔が目を逸らせたまま言うと、葵の顔が切なそうに歪み俯いてからスマホを取り出した。
———藤井さん…………
葵はソファーから立ち上がり電話に出ると
「……はい……」
俊輔に背中を向けた。
『葵?ごめん…寝てた?』
「あ……いえ……」
俊輔とのキスを思い出して言葉が出てこない……。
『………なんか…あった…?』
「———え………」
『元気ないから……』
藤井の優しい声に余計言葉が詰まる……。
「………そんな事ないです。………ちょっと……ウトウトしてたから……」
『……………そう……』
「藤井さんこそどうしたんですか…?」
『いや……ただ……葵の声が聴きたくなってね……』
「———…………」
葵はスマホを持っていない方の手を握りしめた。
———たった今………俺は……この人を裏切った………。昨日のことを思い出して……衝動的に俊にキスした……。
『……葵…?』
電話の向こうの声が切なくて、苦しくなった……。
「…俺も……藤井さん…電話くれて良かったです。明日必ず行きます……」
藤井は電話を切るとソファーに身体を預けた。葵の声と嘘をついた事から何かがあった事は容易に分かった。
———何があった……?
今更、葵だけを残して帰ってきたことを後悔した。
俊輔は明らかに葵を兄弟としてだけじゃなく愛情を抱いている。
———結局……葵が俺の元を離れるのも……時間の問題か………。
そう思うと辛くてどうしよもなくなる。
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「昨日…我慢しないでぶん殴っときゃ良かった……」
そう言って一人で苦笑いすると、飲んでいた酒を一気に呷った。
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