常世の守り主  ―異説冥界神話談―

双子烏丸

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番外編 その4 それから……

ラキサとテオは……

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 あれから、約三年後……。


「もう随分、久しぶりね。……ここまで、戻って来るなんて」 

 広大な平原を歩きながら、ラキサは一緒に歩いていた、テオに話しかける。

「まあね。あれから他の大陸だとかも旅して、世界は殆ど巡った感じかな。
 それから一度、こっちに戻って来たわけだけど」

 ラキサとテオ、二人は遠い旅路から、海を渡ってここまで戻って来た。
 その訳は……。

「でも、こうして……お父様から連絡が来て、ここに戻って来てほしいって言うなんて、ね」

 彼女はバッグから、おもむろにある物を、取り出した。
 それは拳大の、水晶玉。……旅に出るとき、父親であるトリウスから渡された、遠距離通話の魔術が込められた、水晶玉だ。

「ラキサのお父さん、いい人そうだよね。僕のことも、気に入ってくれているみたいだし」

 テオはそう言って、ラキサに微笑みかける。
 二人が旅をしている間も、実はトリウスは水晶玉を介し、会っていたのだ。
 だからテオはトリウスとも、何度か会ってもいたし、顔見知りでもあった。

「うん。テオとお父様も仲良くて、私も嬉しいよ
 それに……」

 期待に胸を膨らませるかのように、ラキサはこう呟く。


「あれからもう、三年くらいね。……ルーフェさんと、エディアさん。あの二人とも、元気にしているかな?」
 

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