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アイオール皇国〜ニエの村
第47話 追跡
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街中が寝静まった深夜——藍の刻。
前の世界の時計に直せば深夜二時から三時といったところだろうか。
そんな暗闇が全てを支配する時間に、街の外壁にある門が重い音を立てて開いていく。
街へ入る時に通った門とは違い、城の裏側、目立たない場所に作られた小さな門だ。
開いた門の向こう側は、深い森を切り裂くように伸びた山道になっていた。
どうやら山道はドラゴンが住むという山の頂まで続いているらしい。
そのためか裏門は人が入り込まないように、と普段は固く閉ざされていて、特別な時——生贄を出す時にのみ開かれるらしい。
そんな裏門が今、小さく開いた。
その隙間を縫うように、小ぶりではあるが豪奢な馬車がゆったりとした速度で潜り抜ける。
情報どおりであれば、おそらくあの馬車にリリアが乗っているのだろう。
随行する荷馬車や騎士達が全て通ったのを確認すると、門はまた音を立てながら閉まっていった。
完全に扉が閉まったのを確認した俺は、焦れる気持ちを抑えながら、その場でじいっと時が過ぎるのを待つ。
まだだ、まだだ……まだ早い。
早く後を追いたい気持ちをなんとか押し殺し、充分な時間が経った頃、ようやく隣のジャックに声をかけた。
「そろそろいいか」
「ええ、見送りの兵士たちもいなくなりましたね」
「よし、なら行こう。すぐ行こう」
「はい。ではしっかりと掴まっていて下さい!」
ジャックと、その腕に掴まった俺は空を飛んだ。
本当はこのような目立つことはあまりしたくなかったが、門を通るわけにもいかないから仕方がない。
まぁこの世界の夜は早いので、街の人たちに見られる心配はかなり少ないはずだ。
念の為に、と用意した黒い布を被り闇に紛れた俺たちは、堅牢な外壁を一息で飛び越した。
壁の外側に着地すると、馬車を展開してフィズを呼び出す。
「予定通りだ。前にいるリリアたちに気づかれないように着いていくぞ」
フィズに声を掛けると、すぐに御者台へと乗り込む。
正直なところ、そのまま単身で向かった方が目立たなくて良い。
しかし、その提案は即座に却下された。
仲間を迎えに行くんだからみんなで行かないと、というフィズらに半ば押し切られ、結局は馬車をひいてみんなで行く事になってしまったのだ。
リリアを見送った兵士に見咎められないように、と充分すぎるほど時間をあけたので、既にリリアが乗る馬車の姿は見えない。
そもそもこの山道の左右は深い森になっているので非常に視界が悪かった。
おそらく生贄が通るための道として山肌の森を切り開いて作ったのだろう。
こんな山の中にあってなお綺麗に整地されていることからもそれが伺える。
生贄は眠ったままでこの道を運ばれていくらしいが、歴代の生贄たちはどんな夢を見ながらこの道を通って行ったのだろうか。
そして……リリアは今頃どんな夢を見ているのだろうか。
そんなことを考えながら、先を行くリリアの馬車を速歩で追っていく。
道は時折曲りくねってはいたが基本的には一本道だ。
であれば、ただひたすらに先を急ぐ。
しばらくすると、俺の視界にオレンジ色の揺らめくものが映った。
「フィズ……」
愛しいお馬さんの名前を呼ぶと、分かっているとばかりに軽く頷き、速歩を常歩まで落としてくれた。
そう、あのオレンジ色は馬車に随行している騎士が持つ松明の光だ。
つまり先を行っていたリリアに、ようやく追いついたということだ。
ここから先は向こうの一団に見つからないよう慎重に進む必要があるだろう。
幸いこちらは”目がいい”ので真っ暗な夜道にあっても光を使っていない。
であれば、大きな音を立てなければ見つかる危険性は薄いはずだ。
リリアの馬車に追いついてから追跡を続けて一時間ほどだろうか、目の前の一団はようやくその進行を止めた。
馬車の左右を守っていた炎を持つ騎士たちが馬車の前に走り出ていくことで、向こう側の状況が詳らかになる。
どうやらこれまで進んできた道はここで行き止まりのようだ。
つまり、頂上についたのだろう。
馬車の前方はちょっとした広場になっているようで、兵士たちは広場に配置された燭台に火を灯し始めた。
生贄を捧げるという行為はやはり儀式という側面が強いのか、山の頂上にある広場には燭台だけでなく、様々な装飾品が飾られていた。
さながら小さな神殿のようにも見える。
広場を観察をしていると、俺の耳元でいつの間にか人間姿になっていたフィズが囁く。
「ご主人様、もう行っちゃえば?」
「いや、予定通りリリアが馬車から運ばれるまで待とう。今行ったら間違いなく騎士全員と戦闘になるからな」
「分かったわ。でもドラゴンが来てからだとちょっと面倒臭そう」
「ちょっとどころじゃないと思うが……まぁ聞いたところによるとこれから奉納の儀だかっていうのがあるらしいからまだまだ大丈夫のはずだぞ」
俺とフィズがそんな話をしている間に、広場では動きがあった。
一人だけ金の鎧を身に付けている騎士が何やら指示を出して、大きな何かを荷馬車から取り出させた。
「あれは何だろう?」
「えっと……あれは多分ドラゴンの鱗ね」
「あれが鱗……まさかあのデカさでか!?」
「しっ! ご主人様ってば声が大きいわよ」
「あ、ああ。すまん」
あまりの驚きについ大きな声を出してしまったらしい。
生贄とドラゴンの宝を交換する、という今日の流れはあらかじめ聞いていたが、宝というのが鱗だったとは。
それも騎士二人がかりじゃないと運べないような大きさの鱗となると、もう驚くしかないだろう。
鱗の大きさから察するにドラゴンの大きさはジャンボジェットくらいか、下手するともっとあるかもしれない。
最悪の場合はドラゴンと戦ってリリアを奪う可能性も考えてはいたけど、いくらなんでも無理……だろうな。
やはりタイミングをみてさっさと掻っ攫うしかない。
広場の中心にある祭壇の前では、金色の騎士が祝詞をあげている。
要約するとドラゴンへの感謝をつらつらと述べて、最後にこれからも頼むよっていう感じの内容だな。
それが終わると、鱗が広場の中心に作られた祭壇へと運ばれていく。
祭壇には過度ともいえるほどに装飾されたベッドも置かれていて、リリアはもうじきあそこに寝かされるはずだ。
騎士たちはこの奉納の儀が終わってリリアが運ばれると、見届人の数名以外の騎士たちは街に帰るらしいので、その後が勝負の時だ。
数人の騎士くらいなら殺さずに無力化出来るだろうからそう難しくはないだろう。
やがて儀式が終わり、やおら騎士の引き上げ準備が始まった。
「そろそろ馬車をしまって隠れよう」
隣で一緒に儀式を見ていたフィズにそう伝えて馬車をしまおうとすると、突然周りの森がざわめきだした。
「なんだ!?」
「えっと、風……かしら?」
フィズがそういうのと同時、不意に突風が吹いてきた。
吹くというより、叩きつけられるといったほうが正しいかもしれない。
空から地面へ向けてダウンバーストのような風が起こっている。
そんな強烈な風の中でそれは姿を現した。
「ご、ご主人様……う、上……っ!」
「上……? うえぇぇぇっ!?」
フィズが指差す方向に目を向けた俺の目にうつったのは信じられないほどの巨体。そして赤黒い鱗。
そいつは真っ暗な空の中にあっても存在感を薄れさせることすらない。
そう——ドラゴンがそこにいた。
前の世界の時計に直せば深夜二時から三時といったところだろうか。
そんな暗闇が全てを支配する時間に、街の外壁にある門が重い音を立てて開いていく。
街へ入る時に通った門とは違い、城の裏側、目立たない場所に作られた小さな門だ。
開いた門の向こう側は、深い森を切り裂くように伸びた山道になっていた。
どうやら山道はドラゴンが住むという山の頂まで続いているらしい。
そのためか裏門は人が入り込まないように、と普段は固く閉ざされていて、特別な時——生贄を出す時にのみ開かれるらしい。
そんな裏門が今、小さく開いた。
その隙間を縫うように、小ぶりではあるが豪奢な馬車がゆったりとした速度で潜り抜ける。
情報どおりであれば、おそらくあの馬車にリリアが乗っているのだろう。
随行する荷馬車や騎士達が全て通ったのを確認すると、門はまた音を立てながら閉まっていった。
完全に扉が閉まったのを確認した俺は、焦れる気持ちを抑えながら、その場でじいっと時が過ぎるのを待つ。
まだだ、まだだ……まだ早い。
早く後を追いたい気持ちをなんとか押し殺し、充分な時間が経った頃、ようやく隣のジャックに声をかけた。
「そろそろいいか」
「ええ、見送りの兵士たちもいなくなりましたね」
「よし、なら行こう。すぐ行こう」
「はい。ではしっかりと掴まっていて下さい!」
ジャックと、その腕に掴まった俺は空を飛んだ。
本当はこのような目立つことはあまりしたくなかったが、門を通るわけにもいかないから仕方がない。
まぁこの世界の夜は早いので、街の人たちに見られる心配はかなり少ないはずだ。
念の為に、と用意した黒い布を被り闇に紛れた俺たちは、堅牢な外壁を一息で飛び越した。
壁の外側に着地すると、馬車を展開してフィズを呼び出す。
「予定通りだ。前にいるリリアたちに気づかれないように着いていくぞ」
フィズに声を掛けると、すぐに御者台へと乗り込む。
正直なところ、そのまま単身で向かった方が目立たなくて良い。
しかし、その提案は即座に却下された。
仲間を迎えに行くんだからみんなで行かないと、というフィズらに半ば押し切られ、結局は馬車をひいてみんなで行く事になってしまったのだ。
リリアを見送った兵士に見咎められないように、と充分すぎるほど時間をあけたので、既にリリアが乗る馬車の姿は見えない。
そもそもこの山道の左右は深い森になっているので非常に視界が悪かった。
おそらく生贄が通るための道として山肌の森を切り開いて作ったのだろう。
こんな山の中にあってなお綺麗に整地されていることからもそれが伺える。
生贄は眠ったままでこの道を運ばれていくらしいが、歴代の生贄たちはどんな夢を見ながらこの道を通って行ったのだろうか。
そして……リリアは今頃どんな夢を見ているのだろうか。
そんなことを考えながら、先を行くリリアの馬車を速歩で追っていく。
道は時折曲りくねってはいたが基本的には一本道だ。
であれば、ただひたすらに先を急ぐ。
しばらくすると、俺の視界にオレンジ色の揺らめくものが映った。
「フィズ……」
愛しいお馬さんの名前を呼ぶと、分かっているとばかりに軽く頷き、速歩を常歩まで落としてくれた。
そう、あのオレンジ色は馬車に随行している騎士が持つ松明の光だ。
つまり先を行っていたリリアに、ようやく追いついたということだ。
ここから先は向こうの一団に見つからないよう慎重に進む必要があるだろう。
幸いこちらは”目がいい”ので真っ暗な夜道にあっても光を使っていない。
であれば、大きな音を立てなければ見つかる危険性は薄いはずだ。
リリアの馬車に追いついてから追跡を続けて一時間ほどだろうか、目の前の一団はようやくその進行を止めた。
馬車の左右を守っていた炎を持つ騎士たちが馬車の前に走り出ていくことで、向こう側の状況が詳らかになる。
どうやらこれまで進んできた道はここで行き止まりのようだ。
つまり、頂上についたのだろう。
馬車の前方はちょっとした広場になっているようで、兵士たちは広場に配置された燭台に火を灯し始めた。
生贄を捧げるという行為はやはり儀式という側面が強いのか、山の頂上にある広場には燭台だけでなく、様々な装飾品が飾られていた。
さながら小さな神殿のようにも見える。
広場を観察をしていると、俺の耳元でいつの間にか人間姿になっていたフィズが囁く。
「ご主人様、もう行っちゃえば?」
「いや、予定通りリリアが馬車から運ばれるまで待とう。今行ったら間違いなく騎士全員と戦闘になるからな」
「分かったわ。でもドラゴンが来てからだとちょっと面倒臭そう」
「ちょっとどころじゃないと思うが……まぁ聞いたところによるとこれから奉納の儀だかっていうのがあるらしいからまだまだ大丈夫のはずだぞ」
俺とフィズがそんな話をしている間に、広場では動きがあった。
一人だけ金の鎧を身に付けている騎士が何やら指示を出して、大きな何かを荷馬車から取り出させた。
「あれは何だろう?」
「えっと……あれは多分ドラゴンの鱗ね」
「あれが鱗……まさかあのデカさでか!?」
「しっ! ご主人様ってば声が大きいわよ」
「あ、ああ。すまん」
あまりの驚きについ大きな声を出してしまったらしい。
生贄とドラゴンの宝を交換する、という今日の流れはあらかじめ聞いていたが、宝というのが鱗だったとは。
それも騎士二人がかりじゃないと運べないような大きさの鱗となると、もう驚くしかないだろう。
鱗の大きさから察するにドラゴンの大きさはジャンボジェットくらいか、下手するともっとあるかもしれない。
最悪の場合はドラゴンと戦ってリリアを奪う可能性も考えてはいたけど、いくらなんでも無理……だろうな。
やはりタイミングをみてさっさと掻っ攫うしかない。
広場の中心にある祭壇の前では、金色の騎士が祝詞をあげている。
要約するとドラゴンへの感謝をつらつらと述べて、最後にこれからも頼むよっていう感じの内容だな。
それが終わると、鱗が広場の中心に作られた祭壇へと運ばれていく。
祭壇には過度ともいえるほどに装飾されたベッドも置かれていて、リリアはもうじきあそこに寝かされるはずだ。
騎士たちはこの奉納の儀が終わってリリアが運ばれると、見届人の数名以外の騎士たちは街に帰るらしいので、その後が勝負の時だ。
数人の騎士くらいなら殺さずに無力化出来るだろうからそう難しくはないだろう。
やがて儀式が終わり、やおら騎士の引き上げ準備が始まった。
「そろそろ馬車をしまって隠れよう」
隣で一緒に儀式を見ていたフィズにそう伝えて馬車をしまおうとすると、突然周りの森がざわめきだした。
「なんだ!?」
「えっと、風……かしら?」
フィズがそういうのと同時、不意に突風が吹いてきた。
吹くというより、叩きつけられるといったほうが正しいかもしれない。
空から地面へ向けてダウンバーストのような風が起こっている。
そんな強烈な風の中でそれは姿を現した。
「ご、ご主人様……う、上……っ!」
「上……? うえぇぇぇっ!?」
フィズが指差す方向に目を向けた俺の目にうつったのは信じられないほどの巨体。そして赤黒い鱗。
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