ハンドパワー

咲 颯凛

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1章アニマルランド

4.行方不明

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次の日。
ヨシの家に自衛官が向かう。
母親が焦った表情で向かってきた。

「ヨシがいないの!昨日寝る前12時くらいまではいたのに!」

自衛官は、ヨシが嫌がっていたのを知っていた。

「お母さんこれは決まりなのです。
法律なんです。
早くお子さんを連れてきてください。」

お母さんが嫌がる息子を匿っていると思ったとのだ。

「私も嫌がっていたあの子を夜遅くまで説得しました!
あの子は私たち家族のために頑張るって言ってくれたの!」
お母さんは泣きながらそう訴えた。

自衛官は、じゃ家の中探させてもらいますとズカズカあちこち一つ一つの扉を開けて探し回った。
最後にヨシの部屋を開けた。
自衛隊の寮に行くために用意していたスーツケースはそのまま残されていた。
荒らされた形跡もない。
逃げたに違いないと自衛官は思い、緊急手配をかけた。
カバ島全域自衛官達は探しに探した。
船に乗らないと他の町には行けない、船が出航した形跡もない。

自衛官は、一日かけてあらゆるところを探したが……ヨシは見つからなかった…

(きっと違う町に行ったはず…
でもどうやって…
船は出航した形跡はないし港では24時間何者かが来ないか警戒している。
泳いで行くのにも距離がありすぎる。
となると……空か?)

でも、飛行機もヘリコプターも空を飛ぶ乗り物はここにはない…

次の日も、次の日も3日間カバ島を探した。
形跡すら見つからなかった…

アニマルランド全域に緊急手配を出した。
シャチ都自衛隊総本部から驚きの回答が返ってきた。

シャチ都からハナツ力1名とダス力1名
ウマ町からツク力1名
サイ群ダス力2名
キリン街ツク力1名
行方不明。

行方不明全ての人がヨシと同じように跡形もなく何も持っていかず、消えていった。
もちろんどの町も自衛隊総出で探した。

どこに行ったのだろうか………

その行方不明のニュースはアニマルランド内に広がり自衛隊に波紋が広がっていた。

うちの子は大丈夫なのか!?
また誰か誘拐されるんじゃねーのか!?
本気で探したのか!

あらゆる罵声が自衛隊に飛んだ。

「うるせーよお前等!
ぶっ殺すぞ!?
俺のパワー見せてやろか!?」

カバ島自衛隊隊長の息子ジューニだ!

あいつ偉そうにいつも歩いてるけど本当に強いのか!?
ただの息子なだけだろ!
力見たことないし!

「おい!偉そうに歩いてないでさっさと探せよ!」と島民は怒りながらジューニにつめよる。

「は?この下僕が俺に逆らうんじゃねーよ!」

村人とジューニは今にも喧嘩を始めそうな距離まで近づいた…

「ちょっと待ってください!
我々は必死に探しました。
ジューニ坊ちゃんはその報告に事務所に向かっているのです。」

その間に割って入ったのがカバ島自衛隊特殊部隊のモックンだ。

モックンだ!
モックン!!
モックン申し訳ないちょっと熱くなってしまった。
モックンがそうゆうならごめんなさい!ジューニ様!

ジューニはニヤっと笑ってわかればよかっと行って去って行った。

モックンはカバ島で一番人気がある自衛官だ。
ダス力でいろんな木を出すことができる。
りんごでも桜でも松の木でも。

モックンはなぜこんなにジューニを守るのか…
隊長の息子だから?いや
隊長にこびを売るため?いや
ジューニの力が半端ない力だからだ………

………


「ボス!なかなかアニマルランドは荒れてますぜ
去年はハナツ力0だったからな!
今年は2人!豊作だ!それになかなかいい力も手に入れたぜ!」

「ザザーあまり騒ぐんじゃないぞ!
スパイがバレるぞ!ザザー
次の行動ザザー移れ!
それが終わればお前も帰ってこい!
か……ザザー……へ」

「ボス?ボス?
あそこ電波もっと良くしないとな…」
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