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幼馴染と相思相愛だった件
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大空瑞夏は、クラスメイトで幼馴染の中瀬春希を見ていた。
彼がなにで盛り上がっているのかは、彼女にはわからないが友人たちと楽しそうに話をしている。
その中には、女子も含まれていて、仲が良さそうだった。
春希は、いわゆる「陽キャラ」ではないし、コミュニケーション能力が高いわけではない。
自然と彼の周りには人が集まりやすい、ってだけだと瑞夏は思っている。
(本当は、ハル君を独り占めにしたいんだけどなぁ……)
瑞夏は、幼馴染の彼を、自分でも気が付かないうちに『異性』として好きになっていた。
好きな彼を独り占めにしたい、という欲望は、その感情に由来するものだとは、この時の彼女は気がついていなかった。
休み時間に楽しそうに談笑していた春希のことを思い出して、ため息をついていた瑞夏。
「どうしたの、瑞夏ちゃん?」
「……明理お姉ちゃん」
大空明理。瑞夏の姉で、イラストレーターの男性と付き合っている。
瑞夏が見ていたアニメに、同姓同名のキャラがいるからなのか、明るい橙色の髪色をしていて、ボブカットの髪型で、左側の髪をリボンで結わえている。
濃い茶色の瞳で垂れ目。アニメの美少女のように、可愛く整えられた顔つきをしている。
「あのさ、お姉ちゃん」
「なに?」
「私ね……。ハル君のことが好きなの。でも、それをハル君に伝えたら、『幼馴染』っていう関係が壊れそうな気がして……」
「それでため息をついていたのね」
「そう。明理お姉ちゃんだったら、どうするのかなって思って」
「そうね……」
明理は、友だちに教えてもらったという紅茶を入れながら、妹の悩みの答えを考えていた。
「――私だったら、行動あるのみかなって」
自分が出した答えを、妹に話す。
「……ということは……」
「お察しのとおり、かな。春希君を誰かに取られたくないのなら、瑞夏ちゃんから行動しないと、ね?」
明理の言葉を聞いた瑞夏は、嬉しそうに微笑んでいた。
△▼△▼△▼
中瀬春希は、幼馴染の大空瑞夏が自分を見ているな、と気がついていた。
休み時間に友人たちと談笑していると視線を感じることがある。
なんでこっちを見ているんだろう、と彼は思っていた。
(可愛い顔が嫉妬にまみれてる、って感じだな、ありゃ……)
濃い茶色の瞳に美しく整えられた顔つき。肩までで切りそろえられた髪型に薄い茶色の髪色をしている。
大きいのかもしれないけど、制服からではわからない胸部質量《おっぱい》。
(そういえば、明理姉さんは大きかったような覚えがあるから、瑞夏も大きいんだろうけど、制服がうまく隠してるよな、と……)
瑞夏の方をちらっと見て、彼は思った。
その日の放課後、春希がナンバーロックしている下駄箱を開くと、折りたたまれた一枚の紙切れが入っていた。
それを開くと「教室で待っている」と、丸っこくてかわいい筆体で書かれている。
瑞夏なんだろうな、と春希は思いながら、教室へ戻り、ドアを開けると、彼女はいつも座っている席に座っていた。
「瑞夏だったのか……」
「ごめんね、ハル君」
「いや、構わない。もしかしたら、と思ってな」
「あのね、ハル君……」
席から立ち上がり、春希の正面に立つ瑞夏。
「私、ハル君のことが好きなの」
「あぁ、そうだろうな。改めて言わなくても、わかってるよ」
やれやれといった表情で瑞夏を見る春希。
「そっちじゃないの!」
怒る瑞夏。
「じゃあ、なんだよ? ……最近、瑞夏、おかしいぞ。俺の方ばっかり見やがって」
「それは……!」
春希に勢いよく抱きつこうとして飛びかかるが、勢い余って倒れそうになる。
「おい、瑞夏、あぶなっ……!」
とっさに手提げかばんを下に引いたおかげで、春希は教室の床に頭を強かにぶつけることはなかった。
「……ったくよぉ。おかしいってばよ、瑞夏。どうしたっていうんだ……?」
今にも泣き出しそうな顔をしている瑞夏に気がついた春希。
「………瑞夏」
優しく彼女の頬に腕を伸ばす春希。
「わかった。瑞夏の言う『好き』は、幼馴染とかじゃなくての『好き』なんだろ?」
首を縦に振る瑞夏。
「だから、こんなことをしたってか」
「うん……」
「はぁ……。全く……。俺だって、瑞夏のことは、そういう『好き』だから心配することないっていうのに……」
瑞夏を起き上がらせ、自分も起き上がる春希。
「え……? ハル君、今、なんて?」
「だから、俺も瑞夏のことは『好き』だから心配することないって」
「そ、そうだったんだ……。あ、あはは……」
苦笑いを浮かべる瑞夏。
「ったく……。こんな手段に出なくたって、……っていうのは、遅すぎることにもなりかねんか」
自分が立ち上がるついでに、瑞夏も立ち上がらせる。
「瑞夏……。誰も見てないし、キス……でもするか?」
「うん……」
グランドから部活動をしている声が聞こえていたが、二人の耳には届かなかった。
△▼△▼△▼
想いを伝えあってから二週間後、春希は瑞夏の家に来ていた。
「珍しく、明理姉さんもおじさんおばさんもいないんだな」
「うん。だから、今日という日を選んだんだよ」
「どういうことだ……?」
疑問に思った春希。瑞夏は彼の手を握って、自分の部屋に招き入れた。
瑞夏の部屋に入れられた春希は、ますます疑問が増えていく。
「瑞夏、説明してくれないか」
「――こういうことだよ」
春希の前で、着ている服をすべて脱ぎ捨てたのだ。
大きく実った肉房。それでいて、しなやかさがありそうな腰回り。髪の毛と同じ色をした陰毛は整えられている。
「……瑞夏、マジなのか」
「マジだよ。……そうじゃなきゃ、ハル君の前で、裸にならないよ」
「そうか」
少し間をおいて、春希は言う。
「だとしたら、俺も脱ぐほうがいいよな」
「そうして」
同じように服を脱いで、瑞夏をベッドに寝かせる。
そして、春希は彼女に覆いかぶさるような体勢になった。
「ハル君……」
「気になるのか、俺のおち×こが……」
股間のモノに視線を感じた春希は、瑞夏に尋ねると、彼女は首を縦に振った。
「じゃあ、じっくり見てみるか?」
瑞夏を起き上がらせて、勃起したおのれ自身を見せる春希。
「おっきい……。男の子のおちん×んって、こんなにおっきくなっちゃうの?」
「まぁ……そう、だな……。人によって、太さとか大きさは違ってくるだろうが、俺はこんな感じだ」
「不思議……」
屹立する逸物をつつく瑞夏。
「これが瑞夏の中に入っていくんだぜ……?」
「こんなおっきくて太いのが、私の中に……。入るのかな……」
「確固たる保証は出来ないけど、入ると思う」
「触ってみてもいい……?」
もちろん、と言う春希。
恐る恐るといった様子で、春希の肉幹に手を伸ばして触れる瑞夏。
「え……。固い……。なにこれ……すごい……」
「男性器が勃起したところは見たことあるだろ、授業とかで」
「うん。でも、実物を見るのは初めてだから……」
「そうだったか……」
「で、えーっと……。射精……だっけ……。どうすれば、そうなるの……?」
こすってくれればいい、と春希は言うが、瑞夏はわからないようだった。
「今、触っている手で、俺のおち×こを上下に動かしてくれれば、それでいい」
「こうすればいいの……?」
たどたどしく瑞夏の右手が動く。
「あぁ、そうだ。そうしてくれれば、いい……」
「こんなのがいいんだ……」
「いつも、こうやってオナニーしてるからな」
「そう、なんだ……。それでさ、これ……口に咥えてもいいかな……」
「構わないけど、どうしたんだ、瑞夏」
潤んだ瞳で春希を見ている。
「私……ハル君を気持ちよくさせたいって思って……」
「それで、か……。別に無理することはないんだぞ。ゆっくりやっていけばいいんだよ、ゆっくり、な」
彼の言葉にコクリとする瑞夏。
「それじゃあ、教えて。ハル君が気持ちよくなること、全部」
「わかった。……無理に口に咥えなくても、今まで手で触ってきた所を舐めてくれればそれでいいからな」
肯定の意を示してから、彼女はうつ伏せのような体勢をした後、春希の言うとおりにする。
「あぁ……いい……。そうやってしてくれれば、それでいい……」
「いいんだ、こんなので……。れろ……」
一心不乱に春希の肉根っこを舐め続ける。
「瑞夏……。もう……出る……」
「出るって……射精しちゃうの……?」
「あ、あぁ……」
わかった、と言って、彼の肉棒を口に咥える瑞夏。
その後、手を動かして、射精を促し始めた。そして――。
「――んぶっ!?」
びゅっ! びゅるっ、びゅるっ、びゅるっ……。
瑞夏の口の中に、白濁液が流し込まれていく。牡の咆哮に驚きはしたものの、素直に受け入れることはできた。
「ぷ、………はぁ」
「すまない、瑞夏……」
「いいよ、気にしないで」
彼女は、ドロッとした濁り液をなんとか飲み干しながら言う。
「おちん×ん、気持ちよかったから、射精しちゃったんでしょ?」
「あ、あぁ……。そうだ……」
「なら、いいよ。……ハル君が気持ちよくなってくれるなら、私はなにされてもいいよ」
再び仰向けとなる瑞夏。
「瑞夏……」
「……私ね、今、自分でどうにもできないぐらいに、『ハル君が好き』って気持ちが溢れてるの。すごく。だから……」
「いいんだな……?」
「いいよ。ハル君……私のこと……愛して……」
瑞夏の上に倒れ込むように、身体を重ねる春希。
目が合った二人はどちらからともなく、唇を重ねる。
その後、彼女の膣内に、ペニスを挿し込んでいった。
「………っ! く、……ううっ……!」
苦痛をこらえるような表情になる瑞夏。
「あぁ……。くぅ……!!」
チカチカ、と点滅を繰り返すような光景が春希の目の前に広がる。
「はぁ……はぁ……はぁ……。入った……んだね……」
「あ、あぁ……そうだ……。話には聞いてたけど、女の子のおま×こ、気持ちいいな……」
「そう感じる……?」
「そう感じるよ。……一緒になりたかったんだろ、瑞夏」
「うん。ハル君のこと、ずっと好きだったから……。嬉しいの……」
春希の腰に両腕を回す瑞夏。濃い茶色の瞳をうるませながら、愛する彼を見つめる。
「ハル君……」
「なんだ、瑞夏?」
「――大好き」
「俺もだ」
お互いに耳元で愛の言葉をささやき、どちらからともなく、唇を重ねる。
「はぁ……」
「どうしたの、ハル君? 私の身体、好き?」
「好きだ。柔らかく俺を包み込んでくれるようでな……。すごく、幸せだよ」
「私もだよ、ハル君。……動いてほしいな」
起き上がった春希は、瑞夏の股を開かせてから腰を振る。
「んっ、あっ、あっ……」
最初はゆっくりとしたペースで動いていく春希。
「あぁ……。これが、セックスしてる、ってことなんだね……」
「そう、なるな……」
ズルッ、ズルッと、肉壁を扱いていく。
「あぁ……いい……」
「どんな気分だ?」
「気持ちいい……。だから、続けて……」
わかった、と腰を振り続ける。
「いい……。気持ち、いい……。あぁ……。いいの……。おちん×ん、気持ちいい……」
パンッ、パンッ、パンッ。
腰が打ち付けられる度に、肉同士のぶつかる音が聞こえる。
「ハル君……ハル君……ハル君……」
「もっと……してほしい、とか……?」
「そうだよ……。もっと……お願い……」
春希は、瑞夏の肉洞をひたすら突き進んでいった。その時である。
「んんっ……♡ あ、あぁっ……♡」
瑞夏の反応が変わったのだ。
「どうした、瑞夏?」
「は、ハル君のおちん×んが、気持ちよくて、子宮が、降りてきちゃったみたいで、コツンって入り口に、おちん×ん、当たって……♡」
「――なるほどな」
春希は、彼女の子宮口を攻め始めた。
「あぁんっ♡ あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あぁっ♡♡♡ だめっ♡ そんなっ♡ したらっ♡ 腰が、勝手にっ♡ 動いちゃうっ……♡」
無意識のうちに、身をよじるような動きをしてしまう瑞夏。春希の肉棒を求め、ひとりでに腰が動いていく。
「ううっ、瑞夏……!」
「あぁっ、ハル君っ♡ ハル君っ♡ ハル君っ♡」
つながっている部分から、ズチュッズチュッ、と卑猥な音が鳴り始めた。
「いいっ♡ ハル君、ハル君、ハル君……♡♡♡」
「瑞夏、瑞夏、瑞夏っ……!」
春希の腰の動きに合わせて、瑞夏の膣肉もうごめく。
(まずいってこれ……。こんなことをされたら、俺は瑞夏から離れられなくなる……!)
「ハル君……イクっ……。私、もう、い、イク……。イクぅっ……!」
「お、俺もだ、瑞夏……」
「あ、あぁぁぁ……っ……!!」
「――ッ!!」
ほぼ同じタイミングで絶頂に達する二人。
「あぁぁ……うぅぅぅ……」
「あぁ……。ハル君の精液……。いっぱい……来てる……」
△▼△▼△▼
性愛行動が終わって落ち着いた頃、二人は起き上がってそのまま、口づけしていた。
「はぁ……。ハル君……♡」
「瑞夏……」
春希にしなだれかかる瑞夏。
「私、ハル君のこと、もっと好きになっちゃった……♡」
「そうか……。まぁ、俺も、だけどな」
「うん♡」
「それで、一つ聞きたいんだけど」
「中出ししてよかったのか、でしょ? 大丈夫だよ」
ベッドから出てた瑞夏は、春希に一枚の処方箋を見せた。
そこには、薬品名が書かれているようだが、春希にはなんのことだかさっぱりだった。
「低用量ピル処方してもらったから、ハル君が私の膣内でいっぱい射精しても、妊娠する確率はかなり低いの。だから大丈夫だったの」
「なるほどな……」
「だから毎日、いっぱい愛してね、ハル君……♡」
△▼△▼△▼
春希と結ばれてから、瑞夏は毎日のように春希と性愛行動《せっくす》に勤しんでいた。
「ねえ、瑞夏ちゃん」
「なに、明理お姉ちゃん」
「春希君とイチャイチャするのはいいけど、メチャクチャ声聞こえてるからね?」
「うっ……」
週末の昼、瑞夏は、姉に春希とイチャイチャしていることを咎められた。
「……とはいえ、私も人のことは言えないんだけどね」
「お姉ちゃんの場合は、別、か……な?」
「そうだね。参考にするから、なんて言われて、脱がされるんだけど……。大概、どっちかがムラムラしてセックスしちゃうから……」
「それで、激しくなっちゃうと……」
「そ、そう……」
恥ずかしそうにうつむく明理。
「まぁ、ともかくっ! 瑞夏ちゃんは避妊もちゃんとしているみたいだからいいけど、声がね、って話がしたかっただけ! 以上!」
早々に話を切り上げる姉。それにニヤニヤする妹。
ピンポーン。
「はい」
『瑞夏さんはいますか』
「ハル君? 私だよ。入って」
噂をすればなんとやらかな、と明理は思った。
「いらっしゃい」
「悪い。今日も来てしまった」
「いいよ。手洗いうがいしたら、私の部屋まで来て」
わかった、と家にあがる春希。
水の流れる音が聞こえた後、彼は階段を上がって、瑞夏の部屋に向かったようだ。
(やれやれ。今日も、か……)
彼がなにで盛り上がっているのかは、彼女にはわからないが友人たちと楽しそうに話をしている。
その中には、女子も含まれていて、仲が良さそうだった。
春希は、いわゆる「陽キャラ」ではないし、コミュニケーション能力が高いわけではない。
自然と彼の周りには人が集まりやすい、ってだけだと瑞夏は思っている。
(本当は、ハル君を独り占めにしたいんだけどなぁ……)
瑞夏は、幼馴染の彼を、自分でも気が付かないうちに『異性』として好きになっていた。
好きな彼を独り占めにしたい、という欲望は、その感情に由来するものだとは、この時の彼女は気がついていなかった。
休み時間に楽しそうに談笑していた春希のことを思い出して、ため息をついていた瑞夏。
「どうしたの、瑞夏ちゃん?」
「……明理お姉ちゃん」
大空明理。瑞夏の姉で、イラストレーターの男性と付き合っている。
瑞夏が見ていたアニメに、同姓同名のキャラがいるからなのか、明るい橙色の髪色をしていて、ボブカットの髪型で、左側の髪をリボンで結わえている。
濃い茶色の瞳で垂れ目。アニメの美少女のように、可愛く整えられた顔つきをしている。
「あのさ、お姉ちゃん」
「なに?」
「私ね……。ハル君のことが好きなの。でも、それをハル君に伝えたら、『幼馴染』っていう関係が壊れそうな気がして……」
「それでため息をついていたのね」
「そう。明理お姉ちゃんだったら、どうするのかなって思って」
「そうね……」
明理は、友だちに教えてもらったという紅茶を入れながら、妹の悩みの答えを考えていた。
「――私だったら、行動あるのみかなって」
自分が出した答えを、妹に話す。
「……ということは……」
「お察しのとおり、かな。春希君を誰かに取られたくないのなら、瑞夏ちゃんから行動しないと、ね?」
明理の言葉を聞いた瑞夏は、嬉しそうに微笑んでいた。
△▼△▼△▼
中瀬春希は、幼馴染の大空瑞夏が自分を見ているな、と気がついていた。
休み時間に友人たちと談笑していると視線を感じることがある。
なんでこっちを見ているんだろう、と彼は思っていた。
(可愛い顔が嫉妬にまみれてる、って感じだな、ありゃ……)
濃い茶色の瞳に美しく整えられた顔つき。肩までで切りそろえられた髪型に薄い茶色の髪色をしている。
大きいのかもしれないけど、制服からではわからない胸部質量《おっぱい》。
(そういえば、明理姉さんは大きかったような覚えがあるから、瑞夏も大きいんだろうけど、制服がうまく隠してるよな、と……)
瑞夏の方をちらっと見て、彼は思った。
その日の放課後、春希がナンバーロックしている下駄箱を開くと、折りたたまれた一枚の紙切れが入っていた。
それを開くと「教室で待っている」と、丸っこくてかわいい筆体で書かれている。
瑞夏なんだろうな、と春希は思いながら、教室へ戻り、ドアを開けると、彼女はいつも座っている席に座っていた。
「瑞夏だったのか……」
「ごめんね、ハル君」
「いや、構わない。もしかしたら、と思ってな」
「あのね、ハル君……」
席から立ち上がり、春希の正面に立つ瑞夏。
「私、ハル君のことが好きなの」
「あぁ、そうだろうな。改めて言わなくても、わかってるよ」
やれやれといった表情で瑞夏を見る春希。
「そっちじゃないの!」
怒る瑞夏。
「じゃあ、なんだよ? ……最近、瑞夏、おかしいぞ。俺の方ばっかり見やがって」
「それは……!」
春希に勢いよく抱きつこうとして飛びかかるが、勢い余って倒れそうになる。
「おい、瑞夏、あぶなっ……!」
とっさに手提げかばんを下に引いたおかげで、春希は教室の床に頭を強かにぶつけることはなかった。
「……ったくよぉ。おかしいってばよ、瑞夏。どうしたっていうんだ……?」
今にも泣き出しそうな顔をしている瑞夏に気がついた春希。
「………瑞夏」
優しく彼女の頬に腕を伸ばす春希。
「わかった。瑞夏の言う『好き』は、幼馴染とかじゃなくての『好き』なんだろ?」
首を縦に振る瑞夏。
「だから、こんなことをしたってか」
「うん……」
「はぁ……。全く……。俺だって、瑞夏のことは、そういう『好き』だから心配することないっていうのに……」
瑞夏を起き上がらせ、自分も起き上がる春希。
「え……? ハル君、今、なんて?」
「だから、俺も瑞夏のことは『好き』だから心配することないって」
「そ、そうだったんだ……。あ、あはは……」
苦笑いを浮かべる瑞夏。
「ったく……。こんな手段に出なくたって、……っていうのは、遅すぎることにもなりかねんか」
自分が立ち上がるついでに、瑞夏も立ち上がらせる。
「瑞夏……。誰も見てないし、キス……でもするか?」
「うん……」
グランドから部活動をしている声が聞こえていたが、二人の耳には届かなかった。
△▼△▼△▼
想いを伝えあってから二週間後、春希は瑞夏の家に来ていた。
「珍しく、明理姉さんもおじさんおばさんもいないんだな」
「うん。だから、今日という日を選んだんだよ」
「どういうことだ……?」
疑問に思った春希。瑞夏は彼の手を握って、自分の部屋に招き入れた。
瑞夏の部屋に入れられた春希は、ますます疑問が増えていく。
「瑞夏、説明してくれないか」
「――こういうことだよ」
春希の前で、着ている服をすべて脱ぎ捨てたのだ。
大きく実った肉房。それでいて、しなやかさがありそうな腰回り。髪の毛と同じ色をした陰毛は整えられている。
「……瑞夏、マジなのか」
「マジだよ。……そうじゃなきゃ、ハル君の前で、裸にならないよ」
「そうか」
少し間をおいて、春希は言う。
「だとしたら、俺も脱ぐほうがいいよな」
「そうして」
同じように服を脱いで、瑞夏をベッドに寝かせる。
そして、春希は彼女に覆いかぶさるような体勢になった。
「ハル君……」
「気になるのか、俺のおち×こが……」
股間のモノに視線を感じた春希は、瑞夏に尋ねると、彼女は首を縦に振った。
「じゃあ、じっくり見てみるか?」
瑞夏を起き上がらせて、勃起したおのれ自身を見せる春希。
「おっきい……。男の子のおちん×んって、こんなにおっきくなっちゃうの?」
「まぁ……そう、だな……。人によって、太さとか大きさは違ってくるだろうが、俺はこんな感じだ」
「不思議……」
屹立する逸物をつつく瑞夏。
「これが瑞夏の中に入っていくんだぜ……?」
「こんなおっきくて太いのが、私の中に……。入るのかな……」
「確固たる保証は出来ないけど、入ると思う」
「触ってみてもいい……?」
もちろん、と言う春希。
恐る恐るといった様子で、春希の肉幹に手を伸ばして触れる瑞夏。
「え……。固い……。なにこれ……すごい……」
「男性器が勃起したところは見たことあるだろ、授業とかで」
「うん。でも、実物を見るのは初めてだから……」
「そうだったか……」
「で、えーっと……。射精……だっけ……。どうすれば、そうなるの……?」
こすってくれればいい、と春希は言うが、瑞夏はわからないようだった。
「今、触っている手で、俺のおち×こを上下に動かしてくれれば、それでいい」
「こうすればいいの……?」
たどたどしく瑞夏の右手が動く。
「あぁ、そうだ。そうしてくれれば、いい……」
「こんなのがいいんだ……」
「いつも、こうやってオナニーしてるからな」
「そう、なんだ……。それでさ、これ……口に咥えてもいいかな……」
「構わないけど、どうしたんだ、瑞夏」
潤んだ瞳で春希を見ている。
「私……ハル君を気持ちよくさせたいって思って……」
「それで、か……。別に無理することはないんだぞ。ゆっくりやっていけばいいんだよ、ゆっくり、な」
彼の言葉にコクリとする瑞夏。
「それじゃあ、教えて。ハル君が気持ちよくなること、全部」
「わかった。……無理に口に咥えなくても、今まで手で触ってきた所を舐めてくれればそれでいいからな」
肯定の意を示してから、彼女はうつ伏せのような体勢をした後、春希の言うとおりにする。
「あぁ……いい……。そうやってしてくれれば、それでいい……」
「いいんだ、こんなので……。れろ……」
一心不乱に春希の肉根っこを舐め続ける。
「瑞夏……。もう……出る……」
「出るって……射精しちゃうの……?」
「あ、あぁ……」
わかった、と言って、彼の肉棒を口に咥える瑞夏。
その後、手を動かして、射精を促し始めた。そして――。
「――んぶっ!?」
びゅっ! びゅるっ、びゅるっ、びゅるっ……。
瑞夏の口の中に、白濁液が流し込まれていく。牡の咆哮に驚きはしたものの、素直に受け入れることはできた。
「ぷ、………はぁ」
「すまない、瑞夏……」
「いいよ、気にしないで」
彼女は、ドロッとした濁り液をなんとか飲み干しながら言う。
「おちん×ん、気持ちよかったから、射精しちゃったんでしょ?」
「あ、あぁ……。そうだ……」
「なら、いいよ。……ハル君が気持ちよくなってくれるなら、私はなにされてもいいよ」
再び仰向けとなる瑞夏。
「瑞夏……」
「……私ね、今、自分でどうにもできないぐらいに、『ハル君が好き』って気持ちが溢れてるの。すごく。だから……」
「いいんだな……?」
「いいよ。ハル君……私のこと……愛して……」
瑞夏の上に倒れ込むように、身体を重ねる春希。
目が合った二人はどちらからともなく、唇を重ねる。
その後、彼女の膣内に、ペニスを挿し込んでいった。
「………っ! く、……ううっ……!」
苦痛をこらえるような表情になる瑞夏。
「あぁ……。くぅ……!!」
チカチカ、と点滅を繰り返すような光景が春希の目の前に広がる。
「はぁ……はぁ……はぁ……。入った……んだね……」
「あ、あぁ……そうだ……。話には聞いてたけど、女の子のおま×こ、気持ちいいな……」
「そう感じる……?」
「そう感じるよ。……一緒になりたかったんだろ、瑞夏」
「うん。ハル君のこと、ずっと好きだったから……。嬉しいの……」
春希の腰に両腕を回す瑞夏。濃い茶色の瞳をうるませながら、愛する彼を見つめる。
「ハル君……」
「なんだ、瑞夏?」
「――大好き」
「俺もだ」
お互いに耳元で愛の言葉をささやき、どちらからともなく、唇を重ねる。
「はぁ……」
「どうしたの、ハル君? 私の身体、好き?」
「好きだ。柔らかく俺を包み込んでくれるようでな……。すごく、幸せだよ」
「私もだよ、ハル君。……動いてほしいな」
起き上がった春希は、瑞夏の股を開かせてから腰を振る。
「んっ、あっ、あっ……」
最初はゆっくりとしたペースで動いていく春希。
「あぁ……。これが、セックスしてる、ってことなんだね……」
「そう、なるな……」
ズルッ、ズルッと、肉壁を扱いていく。
「あぁ……いい……」
「どんな気分だ?」
「気持ちいい……。だから、続けて……」
わかった、と腰を振り続ける。
「いい……。気持ち、いい……。あぁ……。いいの……。おちん×ん、気持ちいい……」
パンッ、パンッ、パンッ。
腰が打ち付けられる度に、肉同士のぶつかる音が聞こえる。
「ハル君……ハル君……ハル君……」
「もっと……してほしい、とか……?」
「そうだよ……。もっと……お願い……」
春希は、瑞夏の肉洞をひたすら突き進んでいった。その時である。
「んんっ……♡ あ、あぁっ……♡」
瑞夏の反応が変わったのだ。
「どうした、瑞夏?」
「は、ハル君のおちん×んが、気持ちよくて、子宮が、降りてきちゃったみたいで、コツンって入り口に、おちん×ん、当たって……♡」
「――なるほどな」
春希は、彼女の子宮口を攻め始めた。
「あぁんっ♡ あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あぁっ♡♡♡ だめっ♡ そんなっ♡ したらっ♡ 腰が、勝手にっ♡ 動いちゃうっ……♡」
無意識のうちに、身をよじるような動きをしてしまう瑞夏。春希の肉棒を求め、ひとりでに腰が動いていく。
「ううっ、瑞夏……!」
「あぁっ、ハル君っ♡ ハル君っ♡ ハル君っ♡」
つながっている部分から、ズチュッズチュッ、と卑猥な音が鳴り始めた。
「いいっ♡ ハル君、ハル君、ハル君……♡♡♡」
「瑞夏、瑞夏、瑞夏っ……!」
春希の腰の動きに合わせて、瑞夏の膣肉もうごめく。
(まずいってこれ……。こんなことをされたら、俺は瑞夏から離れられなくなる……!)
「ハル君……イクっ……。私、もう、い、イク……。イクぅっ……!」
「お、俺もだ、瑞夏……」
「あ、あぁぁぁ……っ……!!」
「――ッ!!」
ほぼ同じタイミングで絶頂に達する二人。
「あぁぁ……うぅぅぅ……」
「あぁ……。ハル君の精液……。いっぱい……来てる……」
△▼△▼△▼
性愛行動が終わって落ち着いた頃、二人は起き上がってそのまま、口づけしていた。
「はぁ……。ハル君……♡」
「瑞夏……」
春希にしなだれかかる瑞夏。
「私、ハル君のこと、もっと好きになっちゃった……♡」
「そうか……。まぁ、俺も、だけどな」
「うん♡」
「それで、一つ聞きたいんだけど」
「中出ししてよかったのか、でしょ? 大丈夫だよ」
ベッドから出てた瑞夏は、春希に一枚の処方箋を見せた。
そこには、薬品名が書かれているようだが、春希にはなんのことだかさっぱりだった。
「低用量ピル処方してもらったから、ハル君が私の膣内でいっぱい射精しても、妊娠する確率はかなり低いの。だから大丈夫だったの」
「なるほどな……」
「だから毎日、いっぱい愛してね、ハル君……♡」
△▼△▼△▼
春希と結ばれてから、瑞夏は毎日のように春希と性愛行動《せっくす》に勤しんでいた。
「ねえ、瑞夏ちゃん」
「なに、明理お姉ちゃん」
「春希君とイチャイチャするのはいいけど、メチャクチャ声聞こえてるからね?」
「うっ……」
週末の昼、瑞夏は、姉に春希とイチャイチャしていることを咎められた。
「……とはいえ、私も人のことは言えないんだけどね」
「お姉ちゃんの場合は、別、か……な?」
「そうだね。参考にするから、なんて言われて、脱がされるんだけど……。大概、どっちかがムラムラしてセックスしちゃうから……」
「それで、激しくなっちゃうと……」
「そ、そう……」
恥ずかしそうにうつむく明理。
「まぁ、ともかくっ! 瑞夏ちゃんは避妊もちゃんとしているみたいだからいいけど、声がね、って話がしたかっただけ! 以上!」
早々に話を切り上げる姉。それにニヤニヤする妹。
ピンポーン。
「はい」
『瑞夏さんはいますか』
「ハル君? 私だよ。入って」
噂をすればなんとやらかな、と明理は思った。
「いらっしゃい」
「悪い。今日も来てしまった」
「いいよ。手洗いうがいしたら、私の部屋まで来て」
わかった、と家にあがる春希。
水の流れる音が聞こえた後、彼は階段を上がって、瑞夏の部屋に向かったようだ。
(やれやれ。今日も、か……)
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