タビスルムスメ

深町珠

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D51

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その頃・・・東山急行、大岡山営業所。
組合委員長、木滑が
自分のバス、4863号から降りてきて。

事務所に。「さっきさー、4051にタマちゃん乗ってなかった?」

野田は笑って「無線聞いたのか」

木滑は頷く。小柄、ひょうきん。笑顔。
船越英一郎に似ている(^^)。
「まずくない?社員じゃないのに」


と、心配している木滑に、野田はコンピュータ端末の
従業員一覧を見せた。

509037 深町 ・・・・・

と、乗務履歴が載っている。


木滑は「あ、そーいうこと」


野田は「そう。抹消してないわけ」


バス・ドライバーは自由契約扱いの人員があり
それらは歩合である。


仕事したときだけ=>賃金。


フリー扱いなので、いつでも乗れる。


木滑はにっこり「そっかー、そうなんだ。誰の考え?」


野田は「知らない」と、笑った。









KKR由布院の友里絵。408の扉を開けて・・・。

部屋は、まだ暗く・・・「由香、まだ寝てるのか・・・まあ6時だし」と・・。

由香は「起きてるよー」と。ベッドで、寝転んで音楽を聴いていたらしい。

イヤーホンをミミから外して。

友里絵は「ねね、金鱗湖いかない?」


由香は「いいねぇ。すぐ近くでしょ」と、起きて。
やっぱり、浴衣の前がはだけて。

ちょっと日焼けした、水着のあとのあるおっぱいが、てろん。

友里絵は「太った?」


由香は、前を直して「うん。遊んでるとねー」

友里絵は「それも明日までかー。」


由香「いい思い出になったね。この旅」

カーテンを開けると、川原の堤防をお散歩しているわんこが、とことこ。


川には、鴨ちゃんが、つながって。
ぷーかぷか。


友里絵は「あ、かわいー。」(^^)。
浴衣を脱いで、スラックスを履いて。シャツを着た。



由香は「行くの?」


友里絵「イク時は一緒」

由香「朝から(^^)」


友里絵「ハハハ。行こう?金鱗湖。すぐそこだって。パティ起きてるかな」


由香「寝てたら悪いね」


友里絵「どっきりカメラになっちゃうね」

由香「なんだっけ、野呂ちゃん」

友里絵「宮尾すすむだっけ」


由香「それは、スターどっきり〇秘報告だろ」


友里絵「そっか(^^)。」




友里絵は、そーっと405のドアにミミをつけて。


由香は「なんか怪しいなぁ、ヘンタイだろ」

友里絵「いっひっひ、おじょーさん・・・、パンツ何色?」と、ヘンな顔。

ガン☆。


パティがドアを開けて。


友里絵はドアの陰に転がった。


パティは「おはよー」と。由香の顔を見て 「ナニ?あれ?友里絵ー、大丈夫?」


友里絵はコケたまま「だーいじょーぶだぁ~~」(^^;




3人で、KKRの裏から出て
白滝川の畔を歩く。

パティは「みんな、寝てたみたいね」


由香は「うん。ともちゃんと、さかまゆちゃんは勤務の合間だし。
昨日の朝も早かったんでしょ?夕方終わりじゃ」

4時とか5時とか、そんなところだろうと・・・由香は思った。

由布見通りにつながり、橋を渡ると、斜めに入る路地があって。
角に、ゆふいんロール、と言うケーキのお店があって。


友里絵は「お店も三角なんだ」土地が三角だから(^^)。


由香は「ロールも三角にしたら面白いね」

パティは「フフ。名物になりそ」

まだ、朝早いので・・・路地も人通りは少ない。

観光地なんだけど、この辺りは住宅地でもあって。


普通の、落ち着いた住宅が並んでいるところに
お店があったり。
面白い路地。


パティは「日曜とか賑わうよー、とっても」

友里絵は「原宿みたい?」

パティ「原宿、知らなーい」

由香は「友里絵、知ってる?」


友里絵は「友里恵、知らなーい」と、パティの口調を真似て。

由香は「キモっ」


友里恵「ハハハ、確かに」


とことこ歩いていると、ひろーい公園に出た。


蒸気機関車が保存してある。

D51の、割と新しいもののよう。

友里恵は「あ、機関車だー」と、

ととと・・・と駆けて行って。

「おっきーねー。これ」と、にこにこ。

由香は「近くで見ると大きいね、ホント」

パティは「走ってたのかな、久大線」と・・・。プレートを見たり。



友里恵は「ここの線路、走ってたら絵になるね」と。

由香も「確かに・・・」


由布岳に向かって、左カーブで登って行く機関車。

農道と立体で交差して。
黒い煙を吐きながら・・・・・。しゅ、しゅ・・・・。


土のままの公園。
砂が、さっ、と表面を覆っていて。

ところどころ、自然に草が生えていて。

ひろーい。


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