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第四話・私が思っていた彼とちがう

2人でブルマを楽しむ会(ほんのり性描写)

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 体育が終わった後。光城君は改めて私に声をかけて

「池田、大丈夫? ゴメンね、気付くのが遅れて」

 彼は気遣ってくれたが、私はそれよりも

「よく先生に注意できたね。相手は先生なのに、怖くなかったの?」

 松崎先生の行為については、他の皆も見ていたようなのに、光城君が声を上げるまでは誰も何も言えなかった。それだけ子どもにとって大人に意見すること、特に先生に立てつくことは怖い。

 だけど光城君は

「自分の彼女が目の前でセクハラされているのに、相手が誰とか気にしている余裕ないよ」

 心配そうな彼の顔を見たら、安堵や感謝が込み上げて、私は少し泣きそうになりながら

「……本当は嫌だったけど、自分じゃ怖くて言えなかったから、光城君が来てくれて良かった。助けてくれて、ありがとう」
「う、うん。どういたしまして」

 余談だけど、この1件がきっかけでブルマもとうとう廃止になった。松崎先生が大人しくなったのはいいけど、ブルマが廃止になっちゃうのは少し寂しい。

 学校の帰り道。何気なく光城君に、その話をすると

「俺は正直ホッとした。池田のあんな恰好を、他の男に見られるのは嫌だったから」

 やっぱり彼にとっては、ブルマはエッチな格好のようだ。でも私にとっては

「私は昭和レトロっぽくて、可愛くて好きだった」
「あっ、そういう意味だったんだ?」

 光城君はなんだかホッとした様子で

「そういう意味では、俺も池田のあの恰好が見られなくなるの残念かも。新しい体操着だって似合うだろうけど、ブルマ姿も可愛かったから」

 少し気恥ずかしそうに褒めてくれる光城君に私は

「じゃあ、今度からは2人で着る?」
「えっ、どういう意味? 2人で着るって」
「流石に1人で着るほど酔狂じゃないけど、光城君が見てくれるなら、家で着ても楽しいかなって」

 私の提案に、光城君はじわっと赤くなりながら

「~、でも、なんかそれって……」
「そんなには見たくない?」

 言うほど興味ないのかと、寂しくなりながら再び問うと「……み、見たくなく、ない」と遠慮がちな回答があった。


 それから私は日を改めて、お母さんがパートで居ない時に、光城君を自宅に呼んだ。流石に家族の憩いの場である1階でするのはリスキーなので、自分の部屋に彼を招く。

 学校帰りで学ラン姿の彼の前に、ブルマを穿いて現れると

「……自分から言い出したくせに、ちょっと恥ずかしい。変じゃない?」
「いや、そんなことない。すごく似合っていて可愛いよ。ただちょっと……」
「ちょっと?」
「俺に見せるためにわざわざ着てくれたのかと思うと、なんかちょっと……変な感じ……」

 私は光城君の隣に座り身を寄せると

「ドキドキしているの、可愛い」
「ゆ、誘惑しないで……」

 同級生なんだけど、キャバクラに来た初心な少年を誑かしているような気分になってしまい、私は彼の太ももに手を置きながら

「せっかくブルマを穿いたんだから、もっと楽しいことする?」
「も、もっと楽しいことって?」

 膝枕しようと提案すると

「えっ!? でも、その格好で膝枕したら……」
「布越しより多分、気持ちいいと思うよ。来て?」

 優しく手招くと、光城君は恥ずかしそうにしながらも、いつものように従順に応じて

「気持ちいい?」
「うん……」

 言葉だけでなく光城君の声は、とろっとして気持ち良さそうだ。でもまだ戸惑いもあるようで

「本当にいいの? こんな……太ももに直接、顔をくっつけて」

 光城君の言うとおり、後頭部ではなく頬を寄せる形だ。他の人だったら例えお父さんでも、剥き出しの太ももに男の人の肌が触れるなんて気持ち悪いけど

「光城君が気持ちいいと私も嬉しい」

 光城君はいつも優しくて護ってくれて、オマケに可愛い人なので、嫌悪感を抱くどころか

「でも流石に膝枕くらいじゃ大きくならないね」

 今日は勃起してくれないのが逆に残念で

「太ももで顔を挟んだら大きくなる?」

 私の質問に、光城君はガバッと起き上がると

「なんで!? なんでせっかく我慢しているのに勃起させようとするの!?」
「もっと光城君をドキドキさせたいから」

 私にもいちおう共感力というものがあるのか、光城君がドキドキしていると自分も高揚して楽しかった。

「でも嫌? ここで顔を挟まれるの」

 エロと下品のバランスは難しい。行き過ぎればただ不潔で不快なだけの行為になってしまう。光城君が嬉しくなければ意味が無いので、本人に確認すると、

「いや、だって……そんな変態みたいなこと……」

 口では拒んでいるが、股間の辺りが緩く隆起しているのを見て

「本当は満更でもない?」
「こ、ここで判断しないで……」
「本当はしたいなら来て? もっとエッチなことして?」

 甘い声で呼びかけながら、誘うように足を開いてみせると
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