【完結】塩対応の隠れイケメン魔導士が残念聖女(笑)を溺愛するまで

にあ

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R18※聖女は大人になりました

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「はあ、いい。けど、今度は俺がフェルマのこと気持ち良くするな」
シオンは私の足を両手で開いて、その間に頭を埋めると、私のそこをぺろりと舐めてきた。

「ひゃっ!?だ、だめ、そんなとこ汚いよっ」
「ぜんぜん。綺麗だよ」

焦って私が体をよじっても、シオンはぜんぜん離してくれないで、ぴちゃぺちゃと音を立てながら執拗にそこを攻めてくる。

「あっああんっ」
恥ずかしかったのに、びくっびく、と体が跳ねるくらい、気持ち良くて。
気が付くと、シオンの頭を両手と両足で抱えるようにして、快感を追ってしまっていた。

「や、やああ、気持ちいい、気持ちいいよっ」
「ふふ、フェルマ可愛いな」

シオンの舌が、すごく気持ちいい敏感な所をちゅくちゅくと吸ったり、もうどこをどうされてるのか分からないくらい指でかき回してて、そこからはひっきりなしにぐちゃぐちゃと音がしていた。

「はあっあんっ、いいよお、気持ちいいっ」
気持ちよすぎて、ぎゅっと閉じた目の端に哀しくもないのに涙が滲む。
それをシオンが舐めとって、私の唇を貪るようなキスをして来た。
すぐに舌も入ってきて、くちゅ、ぬちゅってかき回されて、頭がしびれるみたいに気持ちいい。

「うっん、あふっ」
合間に何とか息をしながら、シオンを見ると、シオンも熱に浮かされたみたいな熱い目で私を見ていた。
「入れるぞ……力抜いてて」

シオンの熱いものが私のそこに押し当てられて、ぐぐって入って来た。
んっ……ちょっとは痛いけど……

「はあ……全部入った」
シオンは息をついて、私の目を見て微笑んだ。

「好きだよ」
「私も……」

その瞳を見てると、胸がきゅんっとする。
ああ……好きーーー。

シオンがちょっとづつ腰を動かし始めた。そのたびにぬちゅ、くちゅ、って音が響く。
「ん、んんっ」
最初は違和感が強かったけど、なんか、ちょっとづつ気持ちよくなって来た……
それをシオンも分かったのか、だんだん腰の動きが激しくなってくる。

「はっ、はあっ」
シオンはあまり声を出さないけど、たまに堪えきれずに出てしまう声はすごく色っぽくて、それを聞くとなんだかたまらない。

「んっ、ああんっシオンの声、すごくいいっ。もっと聞きたいっ」
「ーーーくっ、可愛いこと言ってーーー」

シオンは腰の動きを止めずに、私の上に被さってくると、私の耳に唇を寄せて言った。

「ーーーフェルマのここ、俺のこと締め付けて、すげぇ、イイよ」
そして耳をぺろりと舐めてくる。
ああんっ、なんかぞくぞくするっ。すごくいいっ。

「あんっ!イイよ、シオンの声聞くとたまんないよぉ、きゅんきゅんするよぉ」
「ーーーああ、もう、たまんねえッ」

シオンの動きがもっと激しくなった。繋がってるとこが、ぐちゅっぐちゅっぱちゅって激しく音を立ててるし、シオンが私の中を突いて来るたびに、じわじわとしたものがせりあがってき始めた。

「ああん、はああ、んっ、ううっ!」
なにこれ。ものすごく気持ちいいっ。

「はああっあんっ!なんか、くる、あっあああっ!」
その気持ちよさが急にぐわって上がってきて、私は叫んでた。

「くっ、フェルマッ俺もーーーイくっ」
シオンが一層腰を激しく打ち付けてきて、ビクビクと震えた。

「はあっはあはあはあ……」
二人の荒い息が重なって、私と目が合ったシオンがちゅ、と優しいキスをしてくれた。

「シオン、なんかすごく気持ち良かった……」
「俺も。めちゃくちゃ良かった」

ふふ、と笑いあう。シオンは私を抱きしめたまま、私の顔や唇や、胸や、いろんなとこにキスしてて、私はまださっきの気持ち良さがうっすら残ってて、とろけてるみたいになってた。
しばらくそのままでいたんだけど、気付けば、シオンが私の中に入ったままで、ゆるゆると腰を動かしていた。

「……もう一回したいんだけど」
言って、くくっと笑う。
「えっ」

びっくりしたけど、でも、私もなんかまだこうしていたいかも……
いいよ、って答えたら、そのあと何度も何度もすることになって……私はシオンの部屋で朝を迎えたのだった。
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