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マジにガチ
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おい、雄大。俺、ずっと、隠してようと思ってたんだぞ。
でもお前がそんななら、もう、いいよね?
出したのにスッキリしないみたいな顔で汗で濡れた髪を掻き上げる雄大に、俺は口を開いた。
「・・・あのさ、さっき言ったの、苦し紛れなんかじゃないよ。俺、マジでお前のこと好きだよ」
「はぁ!?まだ言ってんのかよ?」
「いいから聞いてよ。さっき俺がわざとらしいこと言ったのも悪かったけど、響のこと好きだって勘違いされんのヤだし・・・もう、言う」
一つ、息をついて言葉にする。
「俺、お前のこと割と、マジで、好きなの。ホントは言わないでおこうって思ってたの。だってさ、お前俺のこと、オナホとしか思ってないだろうなって思ってたからさ。けど、少なくとも他の奴が好きだってことが気に入らなくて、おしおきセックスするくらいには俺のこと好きなんでしょ?だから、言っとくよ。この前のプレイは、お前のこと好きって気付かれたくないから、響をカモフラに使わせて貰っただけ。マジで、好きだよ雄大」
「は・・・?」
雄大は、すっげぇ変な顔で俺をじっと見てる。
・・・うっわ、やっちゃった。
あ~~~、どーしよ、盛大に滑ったかな?やっぱ、うぜぇんだよ、とか、きめぇって言われて、冷たーい目で見下ろされて、ケツにバイブ突っ込まれてこのまま部屋の外に捨てられるかなぁ?
そうなったら響か由貴哉に助けて~って、頼むしかないよね。でも二人に言ったら、やっぱりそうなったじゃん!ってすんげぇ呆れられるだろうなぁ。
頭の中で超早口でそんなことを考えていたら、固まってた雄大がいきなり大声で笑い出した。
「ふ、ふはっ、ははっ!」
「・・・え、なに?」
ちょ、やめてよね?狂気の笑いからのゲスな仕打ちパターンは。
ちょっとビビってたら、雄大はしばらく一人で笑ったあと、さっきまでのドス黒さが嘘みたいに明るい、初めて見るようないい笑顔を見せた。
う、くっそ。クズでクソ野郎のくせに、なんてイケメンなんだよぉ。
「へぇ、そうか。お前、俺の事好きだったんだな?」
「う、うん」
「ふっ、俺も好きだぜお前の事」
「えっ、雄大!?」
びっくりして首を起こしたら、雄大はニヤッと意地悪い顔で笑った。
「可愛いペットとしてな」
「え、ええー??・・・んだよ、もぉ~!!」
くっそ、ラブラブ展開ちょっと期待してたのにぃ!すっげぇ肩透かし喰らった・・・力抜けて、床に転がっちゃったじゃん。ていうか、
「雄大ぃー、股関節も、手も足も痛い・・・もうこれ、外してよぉ・・・」
限界。あちこちミシミシ言ってる。
「はは、分かった分かった」
機嫌良く全部の拘束を解いてくれた雄大は、俺を引き起こすと、ぶーたれてる俺の唇にちゅっとキスして笑う。
「痛かった?」
え、ええ、急に優しい・・・
なんかドキドキして「う、ううん」って答えると、雄大は俺を引っ張って立たせた。
「洗ってやるよ。バスルーム行こうぜ。ペットはいつもきれいにしてやらねーとな」
「はぁ~?」
あくまでペットって言い張る雄大に、ちょっとムッとしたけど段々おかしくなって来る。
ふふっ、いくら俺だってそんなの、言葉通りに受け取るわけないじゃん。お前の態度見てたら、本当は俺のことどう思ってるのかなんて、さすがに分かるってば。
「ペットねぇ。ま、いいよペットで。ったく雄大ちゃんはさぁ、素直じゃないんだからさぁ。素直なのはここだけですかぁ?」
ふざけて、雄大の大人しくなったちんこをきゅっと握ってやったら、手の中で段々弾力が増して来やがった。
「マジでここだけはすっげぇ素直じゃん」
「るせーよ、湊。責任取って貰うからな」
「いいけどぉ、もう苦しいことしないでよね?マジ、さっきの苦し過ぎてお前が鬼に見えたぜ」
「その割にガン勃ちしてたじゃん。やっぱお前、Mの素質あんじゃねーの?あーさっきのお前のぐっちゃぐちゃな顔思い出したら、すげぇ固くなって来たわ」
「や、やめろよな?マジで、マジで、俺Mの素質なんかないから!」
割とガチめに怯えたら、雄大はクスッと笑った。
「はいはい」
頭ぽんぽんされて、風呂に連れてかれて、さっきの所業が嘘みたいに優しく洗って貰えた。
そのあとの風呂での一戦はさっきのに比べたらソフトだけど、いつもよりはやっぱりちょっと激しいやつで。
だけど、
「湊、お前は俺の、可愛いペットだよっ!」
「あっ、あっ、い、イくぅ!」
耳元で囁かれながらいいとこ突きまくられたら、ま、いいか。なんて思っちゃった。俺って、Mの気、ないよね?これから開発されてって、最終的に鞭でぶたれなきゃイケなくなる、とかないよね?やだぁ。
*****
まだ続きまーす
でもお前がそんななら、もう、いいよね?
出したのにスッキリしないみたいな顔で汗で濡れた髪を掻き上げる雄大に、俺は口を開いた。
「・・・あのさ、さっき言ったの、苦し紛れなんかじゃないよ。俺、マジでお前のこと好きだよ」
「はぁ!?まだ言ってんのかよ?」
「いいから聞いてよ。さっき俺がわざとらしいこと言ったのも悪かったけど、響のこと好きだって勘違いされんのヤだし・・・もう、言う」
一つ、息をついて言葉にする。
「俺、お前のこと割と、マジで、好きなの。ホントは言わないでおこうって思ってたの。だってさ、お前俺のこと、オナホとしか思ってないだろうなって思ってたからさ。けど、少なくとも他の奴が好きだってことが気に入らなくて、おしおきセックスするくらいには俺のこと好きなんでしょ?だから、言っとくよ。この前のプレイは、お前のこと好きって気付かれたくないから、響をカモフラに使わせて貰っただけ。マジで、好きだよ雄大」
「は・・・?」
雄大は、すっげぇ変な顔で俺をじっと見てる。
・・・うっわ、やっちゃった。
あ~~~、どーしよ、盛大に滑ったかな?やっぱ、うぜぇんだよ、とか、きめぇって言われて、冷たーい目で見下ろされて、ケツにバイブ突っ込まれてこのまま部屋の外に捨てられるかなぁ?
そうなったら響か由貴哉に助けて~って、頼むしかないよね。でも二人に言ったら、やっぱりそうなったじゃん!ってすんげぇ呆れられるだろうなぁ。
頭の中で超早口でそんなことを考えていたら、固まってた雄大がいきなり大声で笑い出した。
「ふ、ふはっ、ははっ!」
「・・・え、なに?」
ちょ、やめてよね?狂気の笑いからのゲスな仕打ちパターンは。
ちょっとビビってたら、雄大はしばらく一人で笑ったあと、さっきまでのドス黒さが嘘みたいに明るい、初めて見るようないい笑顔を見せた。
う、くっそ。クズでクソ野郎のくせに、なんてイケメンなんだよぉ。
「へぇ、そうか。お前、俺の事好きだったんだな?」
「う、うん」
「ふっ、俺も好きだぜお前の事」
「えっ、雄大!?」
びっくりして首を起こしたら、雄大はニヤッと意地悪い顔で笑った。
「可愛いペットとしてな」
「え、ええー??・・・んだよ、もぉ~!!」
くっそ、ラブラブ展開ちょっと期待してたのにぃ!すっげぇ肩透かし喰らった・・・力抜けて、床に転がっちゃったじゃん。ていうか、
「雄大ぃー、股関節も、手も足も痛い・・・もうこれ、外してよぉ・・・」
限界。あちこちミシミシ言ってる。
「はは、分かった分かった」
機嫌良く全部の拘束を解いてくれた雄大は、俺を引き起こすと、ぶーたれてる俺の唇にちゅっとキスして笑う。
「痛かった?」
え、ええ、急に優しい・・・
なんかドキドキして「う、ううん」って答えると、雄大は俺を引っ張って立たせた。
「洗ってやるよ。バスルーム行こうぜ。ペットはいつもきれいにしてやらねーとな」
「はぁ~?」
あくまでペットって言い張る雄大に、ちょっとムッとしたけど段々おかしくなって来る。
ふふっ、いくら俺だってそんなの、言葉通りに受け取るわけないじゃん。お前の態度見てたら、本当は俺のことどう思ってるのかなんて、さすがに分かるってば。
「ペットねぇ。ま、いいよペットで。ったく雄大ちゃんはさぁ、素直じゃないんだからさぁ。素直なのはここだけですかぁ?」
ふざけて、雄大の大人しくなったちんこをきゅっと握ってやったら、手の中で段々弾力が増して来やがった。
「マジでここだけはすっげぇ素直じゃん」
「るせーよ、湊。責任取って貰うからな」
「いいけどぉ、もう苦しいことしないでよね?マジ、さっきの苦し過ぎてお前が鬼に見えたぜ」
「その割にガン勃ちしてたじゃん。やっぱお前、Mの素質あんじゃねーの?あーさっきのお前のぐっちゃぐちゃな顔思い出したら、すげぇ固くなって来たわ」
「や、やめろよな?マジで、マジで、俺Mの素質なんかないから!」
割とガチめに怯えたら、雄大はクスッと笑った。
「はいはい」
頭ぽんぽんされて、風呂に連れてかれて、さっきの所業が嘘みたいに優しく洗って貰えた。
そのあとの風呂での一戦はさっきのに比べたらソフトだけど、いつもよりはやっぱりちょっと激しいやつで。
だけど、
「湊、お前は俺の、可愛いペットだよっ!」
「あっ、あっ、い、イくぅ!」
耳元で囁かれながらいいとこ突きまくられたら、ま、いいか。なんて思っちゃった。俺って、Mの気、ないよね?これから開発されてって、最終的に鞭でぶたれなきゃイケなくなる、とかないよね?やだぁ。
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