怠け者たちと魔王様と悪魔たち

ある世界に伝わる昔話 怠け者たちと魔王様と悪魔たち

魔法の眼鏡

世界の人々は突然現れた魔王様と悪魔たちに驚き泣き叫びました。

世界の兵隊たちは武器を持ち寄り魔王様や悪魔たちを相手に戦争を始めました。

でも魔王様は痛くも痒くもありませんでした。

魔王様は怠け者たちを食べれば食べるほど強くなるからです。
怠け者たちはこの世界ではたくさん居たので魔王様は強くなるのに困りませんでした。

あっと言う間に強くなった魔王様には、もうどの国の兵隊たちも魔王様たちには敵いませんでした。


怠け者ではない人々が集まり魔王様を倒す方法を探しだしました。
人々は魔王様や悪魔たちを弱らせて元居たの世界に追い返すことに決めました。
魔王様を弱らせるには力の源である食事をさせないことでした。

魔王様の食事は人間である怠け者たちでした。

怠け者たちは楽しみが無かったために生きるのに飽きていました。
そんな怠け者たちに悪魔たちを倒しついには魔王様を倒すゲームとして遊んで貰うことを思い付きました。

人々は怠け者たちに遊んで貰えるように本当の戦いをゲーム仕立てにする魔法のメガネを作りました。

魔法のメガネと怠け者たちでも簡単に使える魔法の武器と道具を使うと、本当の戦いがまるでゲームを遊んでいるように感じました。

早速たくさん居る怠け者たちに新しいゲームだと売り出すと凄い勢いで怠け者たちは買っていきました。

ゲームとはいえ新しい楽しいことに飢えていた怠け者たちは眼を輝かせてゲームを楽しみました。
怠け者たちがやる気になったのです。