【完結】他に好きな人ができたから婚約破棄すると言われました。〜お嬢様は天才魔法使いの"好き"に気づけない〜

五月ふう

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18  未来のミィナ

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「そういえば、、、」

ソファーの上にぐでーと
寝転んでいた私、ミィナは体を起こした。

私はタイムリープして
姿が変わったミィナである。

なんと、ミィナ(過去)を説得しようか
ぼんやりと考えているが
あまり良い案は浮かんでいない。

「いたっ。」

私は長く伸びた自分の髪に
引っかかって突っ伏した。

アイザイア(過去)があまりにもいつも通りに接するので
ついつい自分の見た目が変わっていることを
忘れてしまう。

「何やってんだよ、、、。
 大丈夫か?」

アイザイア(過去)はあきれ顔で笑った。

「大丈夫!
 ね、ライトを放ってきちゃったね。」

さっきアイザイアがライトを突き飛ばした後
そのままトランスポートで家に帰ってきてしまったんだ。

「ああ、
 なんか問題だったか?
 
 未来のミィナも、未来の俺も
 全く事情を説明してくれないから
 何が起こってるのか
 俺には全然わからないんだが・・・。」


「実は10日後の私はね、
 ライトに婚約破棄されて

 パドレン学園も奪われちゃうの。」

「お、おおお。
 ミィナはライトとこれから
 婚約するのか・・・。」

「ライトに騙されてたの!!
 あの男がこれ以上
 女の子を騙す前に

 ライトを捕まえに行かなきゃ!」


◇◇◇


「アイザイアー!!!」

先ほどアイザイアがライトを吹き飛ばした場所に行くと、
私と一緒に過去に飛んできたアイザイアがいた。

ひげもじゃもじゃの
大男の方のアイザイア。

「ミミ!」

その隣にいるのは、
10日前の私、ミィナ。

「ミィナ!」

ミィナ(過去)は
アイザイア(過去)を見て
頬を赤らめた。

なぜ、、、?
もしかしてミィナ(過去)も
アイザイアの本当の気持ちを知ったの・・・?

私は恥ずかしすぎて
頭を押さえた。

二人のアイザイアも
そっぽを向いている。

ここに、ミィナ二人、アイザイア二人が
集結した。

私は首をぶんぶんと振る。

「と、とにかく今は
 ライトを捕まえることだよ!

 他のことは後で考えよ!」

私は二人のアイザイアとミィナ(過去)に言った。

「そ、そうしよ!!
 そうしよ!!」
 
ミィナ(過去)が
力強く同意してくれた。

「ライトなら・・・」

「そのことなんだけど。」

二人のアイザイアが同時に話し出す。

「あ、先どうぞ。」

「俺は後から話すよ。」

同じアイザイアだからか
行動が一緒過ぎて面倒だ。

「多分、言いたいことは一緒だぜ?」

とアイザイア(過去)が言う。

「だな。」

大男のアイザイアが
向こうを指さした。

「ライト、あそこにいるぜ?」

「ほんとだ!」

よし、ライトをとっちめてやるんだ。

「待って!」

ミィナ(過去)が歩きだした私を止めた。

「私が行く。」

ミィナ(過去)は
強いまなざしで、私にそう言った。

「大丈夫?」

ミィナ(過去)は裏切られたという過去を
ちゃんと受け止めて
ライトと決別することができるのだろうか。

ミィナ(過去)はにっこりと笑って
頷いた。

「大丈夫よ。心配しないで。」

  
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