そうだ、勇者を喚ぼう ～亡国の王女の決断～

第三章

二人の間に生まれたもの

　────ヌルリ

　正男の太く反り返ったチ☆ポは、なんの抵抗もなくジャンヌの膣内なかに挿入された。

　一体どれだけの時間舐められ続けたのか、ジャンヌの膣内なかは煮え滾るように熱く、絡み付く肉壁はドロドロに溶けて泥濘ぬかるんでいた。

　正男はその溶けきった膣肉の感触を味わいながら、最奥に向かってゆっくりと腰を押し進めていく。

　そして、数秒と掛からずにチ☆ポの先端が子宮の入り口に触れた、その瞬間────

「ん゛ん゛っ！♡　ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛っ！♡」

　ジャンヌの腰がビクビクと激しく痙攣し、猿ぐつわに抑え込まれた絶叫と共に、正男の下腹部にびしゃびしゃと熱いしぶきが降りかかった。

　ジャンヌが絶頂し、潮を吹いたのだ。

　蕩けきった膣肉が絶頂と同時にキツく引き締まり、波打つように蠢く。

　まるで射精を促すかのように、膣の入り口から奥に向かって順々に締め付けることを繰り返しながら、不規則に痙攣する肉襞が予想外の刺激をもって正男のチ☆ポに絡み付く。

　昨日エロースに操られて犯した時とは全く違う感触に正男は驚くが、だからといって即座に射精してしまうほど『竿役おじさん』は弱くはない。

　キツい締め付けを無視して強引に腰を引き、チ☆ポが抜ける直前でまた奥まで荒々しく挿入する。

「んぶっ！？♡　ん゛ん゛っ！♡　ん゛ん゛ん゛っ！♡」

　激しい絶頂に身を委ねていたジャンヌにとっては、たまったものではない。

　即座に二度目の絶頂に追いやられ、猿ぐつわの端から涎を垂れ流しながら、全身を硬直させて背筋を仰け反らせる。

　しかし、まだこれは序の口だ。

　ジャンヌは絶頂直前で寸止めされる、という行為を繰り返されていたため完全に出来上がっている・・・・・・・・が、正男はまだ挿入したばかりである。

　ロリーナのちっちゃなお口に射精してはきたものの、たった一度の射精で『竿役おじさん』のチ☆ポが満足するはずもない。

　むしろ一度射精したことが呼び水となって性欲は昂ぶり、ベッドに拘束されているジャンヌを見たことで、すでに我慢は限界を迎えていたのだ。

　故に……


　────ズズ……ズンッ！


「ん゛ん゛っ！？♡」


　ズンッ、ズンッ、ズンッ、ズンッ…………！


「ん゛っ！♡　ん゛っ！♡　ん゛っ！♡　ん゛ん゛っ！♡　ん゛ん゛ん゛っ！！♡♡」

　
　容赦の無い全力のピストンが、絶頂から戻ってくることの出来ないジャンヌを蹂躙し始めた。

　正男が来る前の、イキたいのにイケない状況は、確かに辛かった。
　プライドを捨てて「イギたいッ！」と泣き叫びたくなるほどの切なさだった。

　だが、延々とイキ続ける今、ジャンヌに待ち受けるのは終わりの無い快楽の地獄であった。

「～～～～～～っ！！！♡♡♡　～～～～～～っ！！！♡♡♡」　

　もはや声も出ない。

　自分が呼吸をしているのかどうかも分からない。

　何度イったのかも、今イってるのかも分からない。

　気持ちいいという感覚はすでに通り越し、ジャンヌの精神はもはや一つ高い次元に到達してしまいそうなほど、ぶっ飛んでいた。

　……だからだろうか。

　思考もままならぬような精神状態のなか、ジャンヌは確かに感じたのだ。

　光り輝く大きな何かが、自分の傍にいることを。

　そして、その光が正男のチ☆ポに収束しつつあることを。

　……ジャンヌは直感的に、終わりが近いことを感じた。

　それが嬉しいことなのか、それとも悲しいことなのかも分からないまま、ジャンヌの膣内なかで精液が爆発した。

　子宮内を埋め尽くしていく精液と共に、正男のチ☆ポに宿っていた光もまた、自分の中に流れ込んでくることを、ジャンヌは閉じていく意識の中で感じ取っていた。




















　────やってしまった。

　正男はベッドに大の字に縛り付けられ、体をビクビクと痙攣させながら失禁するジャンヌを見下ろしながら、激しい後悔に苛まれていた。

　前回はまだ、エロースに操られていたから、という言い訳が出来る。

　だが、今回は違う。

　ジャンヌをベッドに縛り付けたのはエロースだが、それを犯したのは間違いなく正男なのだ。

　湧き上がる衝動に負け、欲望の命ずるままに陵辱してしまったのだ。

　確かにジャンヌの心は、犯されることを望んでいたのかも知れない。

　しかし、それを言い訳にすることは出来なかった。

　セックスをするのであれば、拘束を解き、目隠しと猿ぐつわを外してからでもよかったのだ。

　だがそうしなかったのは、正男がそうしたかった・・・・・・・からに他ならない。

『抵抗することの出来ない目の前の女を、無理矢理犯したい』
　
　ジャンヌを犯す直前、正男は間違いなくそう思ったのだ。



　────強姦の衝動ダークサイドが強くなってきている。



　それは、正男に与えられた『エロ同人の竿役おじさん』という能力の、負の側面。
　　
　女を犯し、女を堕とし、女を肉便器とすることに喜びを感じる、『竿役おじさん』という概念の本質。

　正男が新たな能力を獲得する度にその衝動は強くなり、正男の心までもを『竿役おじさん』に作り変えようとしてきた。

　これまで正男はその衝動に必死に耐えてきたのだが、今回、とうとう耐えきれずにジャンヌを襲ってしまったのだ。

　正男は自分のふがいなさに唇を噛みしめた。

　なにが勇者だ、なにが紳士だと、壁に頭を打ち付けて激しく自分を責め立てた。

　だが、ひとしきり自分を責めた後、正男は大きく深呼吸をすると、両手で頬を叩いて気合いを入れ直した。

　後悔だけしていても意味は無い。

　大事なのは、これからどうするかなのだ。

　とりあえずはジャンヌの拘束を解いて、体を綺麗にしてやらねば……

　と、視線をベッドの上のジャンヌに向けたとき、










　正男は、信じられないものを見て、声も出せずに硬直した。















　正男の視線のその先には、















　









　ジャンヌのマ☆コから這い出てきた、精液まみれのエロース(ミニマムサイズ)の姿があったのだ。