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Q4.告白されたら?? A.No,no thanks.(レン)
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私、阿由葉 怜はいつも通り昼休みには避難するため、私の避難所である図書室に来ていた。
もちろん、私には仲のいい友人はいるが一番に弁当を食べ終えて教室を出ていた。
教室外で食べる生徒もいるためやはり図書室に向かうまでにも視線を感じる。
ほんとにやめてください。
私、図書室に行くだけなので。
逃げるように図書室に入ると、すでにミカも来ており2人で仕事を始めた。
今日はカウンターの奥にあるパソコンを使用し、貸出期限が切れている生徒をまとめる。
「ねぇ、ミカ」
「何?? レン」
パソコンは4台あり私の隣に座っていたミカに話しかけると返事をしてくれた。
彼はカチカチとキーボードを打ちながら耳を傾けているようだ。
「最近、部活中にサッカー部の子がちらほら美術室付近に寄ってくるんだけれど」
「ああ、それきっとレン目当てだね」
「どうにかしてくれないかしら」
「どうにかしてって言われてもねぇ……」
ミカは苦笑いをして、「それって」と言い話を続ける。
「この前レンが人の多いところで叫んだもんだから1年生の子たちがレンに興味もったからね……」
「つまり自分のせいだから自分でどうにかしてってこと??」
「そういうことになるね」
なによ、それ。
ミカはもう2年生で先輩じゃない。
「真面目に練習しろ」の一言言ったっていいじゃない。
「お前は相変わらずだな」
「穹先生」
南の窓際にあるデスクにいた図書委員会の先生、穹 志乃舞先生がショボショボの瞳で書類と向き合っていた。
先生はかなり疲れているのかしわしわ声で覇気がなかった。
羽川さん口調で言うなら「HP0じゃないですかぁー」という状態である。
「だから、先生にこの前言ったんですよ。『春は嫌なんですよ』って。何も知らない子が寄ってくるんですから」
「世間が聞いたら絶対恨まれる発言だぞぉ、お前」
「先生も可愛いから寄ってくるんじゃないですか?? 今年結構若い男の先生が来たじゃないですか」
「確かに来たけど……来たけどぉ」
「来たけど??」
「みんな、美人の若い女の先生に取られるぅ……」
ああ、先生……。
そういや、今年は若い男の先生も女の先生も入ったんでしたっけ……??
すでに仕事による疲れパンチを食らっていた先生はさらに恋愛に関する現実パンチを食らってK.O状態になっていた。
机に顔を伏せているため見えないが、先生がすすり泣く音が聞こえる。
「どうせ童顔の私には誰もいませんよぉーだ。もういいもん」
先生は疲れ度MAXなのか子ども言葉になっている。
先生……その話し方だと幼さが増しますよ。
「話を戻すけど、ミカにサッカー部の後輩たちに一言ガツンと言ってほしいのよ」
「僕が??」
「そうよ。ミカの言うことだったら聞くでしょう??」
そう。
ミカにはサッカー部でそれなりの力がある。
去年も同じように用もないのに美術室にちらほらやってきていた。
先輩から「お前注目浴びてんな」と言われて私を見に来ていることに気づいた。
最初は面倒になりそうだから放っておいたのだけど、そのうち美術部の子もサッカー部の子に加担するようになって美術室の窓を開け見えるようにし始めた。
さすがに鬱陶しく集中できなくなった私はミカに言ってどうにかしてと頼んだ。
ミカが同級生に注意すると怖いぐらい素直に言うことを聞き、美術室の中を覗きにくるものはいなくなった。
この通りミカはサッカー部内で見えない力を持っている。
彼は「きっと女子を敵に回したくないのだろうね」と意味深な主張しているけど、力があるのは間違いないの。
「だから、言ってほしいの」
「でも、今回は……」
「レンさん、それうちの部活の奴らもやってますよ」
「羽川さん」
声が聞こえたと思ったらカウンターのところからひょこっと羽川さんが現れた。
一体なぜそんなところから出てきたのか。
「羽川さんの部活って陸上部だったけ??」
「はい。陸上部の1年の男どもがレンさん目当てに美術室の前によくたむろしてんですよ。サッカー部の子と一緒になって」
「そうだったの」
そういやサッカー部の服とは違う服装の子もいたような。
「そう。……だから僕が言っても今回はどうにもなりそうじゃないんだよ」
「あ、それなら私が言いましょうか??」
「「え??」」
羽川さんが……??
「はい!! だって、元凶は吉野ですから!!」
「真紘!?」「吉野くん!?」
なぜ真紘が??
まさか……。
「アイツ、女遊び酷いじゃないですか」
「そうね」
確かに中学の頃から本当に酷いわ。
他校の子まで手を出して。
「アイツ、何を思ったのか知りませんけど、見に来たやつに女の子紹介してもらっているらしんですよ」
「え??」
「それでお礼の代わりにってことでレンさんを見せ物にしているみたいです。昨日部員が話していました」
「なんですって!!」
私は思わず立ち上がり、声を荒げてしまう。
ミカに「落ち着いて、レン」と言われたので、びっくりさせてしまった羽川さんに謝り席についた。
あの子、そんなことを。
「だから、吉野をガツンと叱ってやったら入部もしない美術部見学者は減ると思いますよ」
「先生、少しマイクを借りてもいいですか??」
「ふぇ?? いいぞぉ」
「先生、そんな簡単に貸し出していいですか??」
「ミカ、黙って。先生は疲れているんだから寝かせてあげて」
「いや、でも……」
ミカ、ごめんなさい。
でも、今すぐ呼び出さないと気が済まないの。
私は図書室専用マイクがある机の前に立つ。
全校生徒に聞かれるけど、それでもいい。
飛び出さないと。
マイクのスイッチをオンにし、口をマイクに近づけた。
『1年3組!! 吉野真紘っ!!』
あら、声が低いわ。
まぁいっか。
背後からは「レン!?」と驚いたミカの声が聞こえる。
『今すぐぅ、図書室に来いやあぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!』
マイクを使っているがつい叫んでしまったためか、学校中に私のゴリラ声が響く。
マイクのスイッチを切って後ろを振り向くと、彼が「ひっ」と怯えた声を出した。
「どうしたの?? ミカ」
「い、いや……。レンさんが意外な声をお持ちなんだなと思って」
「レンさんなんてやめて。ってきたわね」
私の直観により呼び出した人が近くにやってきていることを感じた。
そして、10秒後。
図書室の扉ががらりと音をいつも以上に立て、開く。
息を切らすことはなく真顔でやってきた。
真紘は私が話し出すのを待つかのようにカウンター前で立つ。
「真紘、あなた自分が何をやらかしたのか分かる??」
「身に覚えがございません、隊長」
「え?? 隊長??」
「ミカ、お黙り」
「あ、はい」
「真紘。本当に覚えがないのね」
「ないっす」
「そう……じゃあ、サッカー部の子たちに女の子を紹介してもらってその代わりに私を見せ者にしている人って誰か分かる??」
「宗太郎じゃないっすか??」
宗太郎ですって……??
「そんなわけあるかっーーーーー!!」
私はカウンターを両手で叩き、真紘に迫る。
「そうちゃんは純粋君でしょっ!? 女の子との関わり方が未だ分かんなくて私と話す時キョドってる子でしょう!? そんなことをするわけないじゃない!!」
「隊長、いつもより暴走気味っすね」
「ええ!! 誰かさんのせいで最近やたらと呼び出されることが多いもんでね!!」
熱くなってしまったので、深呼吸をして心を落ち着かせる。
静まれ……。
暴走したって真紘には意味ないのよ……。
私はコホンと1つ咳ばらいをし話を続ける。
大丈夫、私の言うことは絶対に聞くのだから。
「真紘、サッカー部の子に女の子を紹介してもらうのはやめなさい」
「はーい」
ほら、素直。
真紘が右手を挙手すると、困惑したミカが「え?? そんなので??」と声を漏らしていた。
真紘の隣にいた羽川さんは疑問を隠せないのか「THE・困惑」な顔をしている。
「え……真紘ってそんなにすぐに言うことを聞くの??」
「あーそうだけど??」
「な、なんで??」
「だって、レンちゃんうちの親父に国際電話してまでも俺の問題行動を報告するんだもーん」
「なっ」
「羽川さん、さ、仕事しましょ。ミカも、ね??」
「あ、はい」
そうして、真紘が私の言うことを素直に聞いたのでその日から美術室を覗きにくるものは激減した。
問題は全て消えた。
はず??
数日後。
「なぁ、レン」
「はい、なんですか?? 先生」
呼び出されたのでそちらに向かうと、全回復した穹先生はいつも通りカウンター奥の机で授業準備をしていた。
先生は訝し気な表情で私に尋ねる。
「なぁ、私最近生徒に怖がられるようなことをしたか……??」
「あ」
そう。
全校生徒は私があの日に叫んだ声の持ち主を穹先生と勘違いしてしまい、穹先生は「怒らせたらもっとも怖い先生」、また尾ひれがついて「鬼のラスボス」の謎の先生になってしまったのだった。
先生、ごめんなさい。
もちろん、私には仲のいい友人はいるが一番に弁当を食べ終えて教室を出ていた。
教室外で食べる生徒もいるためやはり図書室に向かうまでにも視線を感じる。
ほんとにやめてください。
私、図書室に行くだけなので。
逃げるように図書室に入ると、すでにミカも来ており2人で仕事を始めた。
今日はカウンターの奥にあるパソコンを使用し、貸出期限が切れている生徒をまとめる。
「ねぇ、ミカ」
「何?? レン」
パソコンは4台あり私の隣に座っていたミカに話しかけると返事をしてくれた。
彼はカチカチとキーボードを打ちながら耳を傾けているようだ。
「最近、部活中にサッカー部の子がちらほら美術室付近に寄ってくるんだけれど」
「ああ、それきっとレン目当てだね」
「どうにかしてくれないかしら」
「どうにかしてって言われてもねぇ……」
ミカは苦笑いをして、「それって」と言い話を続ける。
「この前レンが人の多いところで叫んだもんだから1年生の子たちがレンに興味もったからね……」
「つまり自分のせいだから自分でどうにかしてってこと??」
「そういうことになるね」
なによ、それ。
ミカはもう2年生で先輩じゃない。
「真面目に練習しろ」の一言言ったっていいじゃない。
「お前は相変わらずだな」
「穹先生」
南の窓際にあるデスクにいた図書委員会の先生、穹 志乃舞先生がショボショボの瞳で書類と向き合っていた。
先生はかなり疲れているのかしわしわ声で覇気がなかった。
羽川さん口調で言うなら「HP0じゃないですかぁー」という状態である。
「だから、先生にこの前言ったんですよ。『春は嫌なんですよ』って。何も知らない子が寄ってくるんですから」
「世間が聞いたら絶対恨まれる発言だぞぉ、お前」
「先生も可愛いから寄ってくるんじゃないですか?? 今年結構若い男の先生が来たじゃないですか」
「確かに来たけど……来たけどぉ」
「来たけど??」
「みんな、美人の若い女の先生に取られるぅ……」
ああ、先生……。
そういや、今年は若い男の先生も女の先生も入ったんでしたっけ……??
すでに仕事による疲れパンチを食らっていた先生はさらに恋愛に関する現実パンチを食らってK.O状態になっていた。
机に顔を伏せているため見えないが、先生がすすり泣く音が聞こえる。
「どうせ童顔の私には誰もいませんよぉーだ。もういいもん」
先生は疲れ度MAXなのか子ども言葉になっている。
先生……その話し方だと幼さが増しますよ。
「話を戻すけど、ミカにサッカー部の後輩たちに一言ガツンと言ってほしいのよ」
「僕が??」
「そうよ。ミカの言うことだったら聞くでしょう??」
そう。
ミカにはサッカー部でそれなりの力がある。
去年も同じように用もないのに美術室にちらほらやってきていた。
先輩から「お前注目浴びてんな」と言われて私を見に来ていることに気づいた。
最初は面倒になりそうだから放っておいたのだけど、そのうち美術部の子もサッカー部の子に加担するようになって美術室の窓を開け見えるようにし始めた。
さすがに鬱陶しく集中できなくなった私はミカに言ってどうにかしてと頼んだ。
ミカが同級生に注意すると怖いぐらい素直に言うことを聞き、美術室の中を覗きにくるものはいなくなった。
この通りミカはサッカー部内で見えない力を持っている。
彼は「きっと女子を敵に回したくないのだろうね」と意味深な主張しているけど、力があるのは間違いないの。
「だから、言ってほしいの」
「でも、今回は……」
「レンさん、それうちの部活の奴らもやってますよ」
「羽川さん」
声が聞こえたと思ったらカウンターのところからひょこっと羽川さんが現れた。
一体なぜそんなところから出てきたのか。
「羽川さんの部活って陸上部だったけ??」
「はい。陸上部の1年の男どもがレンさん目当てに美術室の前によくたむろしてんですよ。サッカー部の子と一緒になって」
「そうだったの」
そういやサッカー部の服とは違う服装の子もいたような。
「そう。……だから僕が言っても今回はどうにもなりそうじゃないんだよ」
「あ、それなら私が言いましょうか??」
「「え??」」
羽川さんが……??
「はい!! だって、元凶は吉野ですから!!」
「真紘!?」「吉野くん!?」
なぜ真紘が??
まさか……。
「アイツ、女遊び酷いじゃないですか」
「そうね」
確かに中学の頃から本当に酷いわ。
他校の子まで手を出して。
「アイツ、何を思ったのか知りませんけど、見に来たやつに女の子紹介してもらっているらしんですよ」
「え??」
「それでお礼の代わりにってことでレンさんを見せ物にしているみたいです。昨日部員が話していました」
「なんですって!!」
私は思わず立ち上がり、声を荒げてしまう。
ミカに「落ち着いて、レン」と言われたので、びっくりさせてしまった羽川さんに謝り席についた。
あの子、そんなことを。
「だから、吉野をガツンと叱ってやったら入部もしない美術部見学者は減ると思いますよ」
「先生、少しマイクを借りてもいいですか??」
「ふぇ?? いいぞぉ」
「先生、そんな簡単に貸し出していいですか??」
「ミカ、黙って。先生は疲れているんだから寝かせてあげて」
「いや、でも……」
ミカ、ごめんなさい。
でも、今すぐ呼び出さないと気が済まないの。
私は図書室専用マイクがある机の前に立つ。
全校生徒に聞かれるけど、それでもいい。
飛び出さないと。
マイクのスイッチをオンにし、口をマイクに近づけた。
『1年3組!! 吉野真紘っ!!』
あら、声が低いわ。
まぁいっか。
背後からは「レン!?」と驚いたミカの声が聞こえる。
『今すぐぅ、図書室に来いやあぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!』
マイクを使っているがつい叫んでしまったためか、学校中に私のゴリラ声が響く。
マイクのスイッチを切って後ろを振り向くと、彼が「ひっ」と怯えた声を出した。
「どうしたの?? ミカ」
「い、いや……。レンさんが意外な声をお持ちなんだなと思って」
「レンさんなんてやめて。ってきたわね」
私の直観により呼び出した人が近くにやってきていることを感じた。
そして、10秒後。
図書室の扉ががらりと音をいつも以上に立て、開く。
息を切らすことはなく真顔でやってきた。
真紘は私が話し出すのを待つかのようにカウンター前で立つ。
「真紘、あなた自分が何をやらかしたのか分かる??」
「身に覚えがございません、隊長」
「え?? 隊長??」
「ミカ、お黙り」
「あ、はい」
「真紘。本当に覚えがないのね」
「ないっす」
「そう……じゃあ、サッカー部の子たちに女の子を紹介してもらってその代わりに私を見せ者にしている人って誰か分かる??」
「宗太郎じゃないっすか??」
宗太郎ですって……??
「そんなわけあるかっーーーーー!!」
私はカウンターを両手で叩き、真紘に迫る。
「そうちゃんは純粋君でしょっ!? 女の子との関わり方が未だ分かんなくて私と話す時キョドってる子でしょう!? そんなことをするわけないじゃない!!」
「隊長、いつもより暴走気味っすね」
「ええ!! 誰かさんのせいで最近やたらと呼び出されることが多いもんでね!!」
熱くなってしまったので、深呼吸をして心を落ち着かせる。
静まれ……。
暴走したって真紘には意味ないのよ……。
私はコホンと1つ咳ばらいをし話を続ける。
大丈夫、私の言うことは絶対に聞くのだから。
「真紘、サッカー部の子に女の子を紹介してもらうのはやめなさい」
「はーい」
ほら、素直。
真紘が右手を挙手すると、困惑したミカが「え?? そんなので??」と声を漏らしていた。
真紘の隣にいた羽川さんは疑問を隠せないのか「THE・困惑」な顔をしている。
「え……真紘ってそんなにすぐに言うことを聞くの??」
「あーそうだけど??」
「な、なんで??」
「だって、レンちゃんうちの親父に国際電話してまでも俺の問題行動を報告するんだもーん」
「なっ」
「羽川さん、さ、仕事しましょ。ミカも、ね??」
「あ、はい」
そうして、真紘が私の言うことを素直に聞いたのでその日から美術室を覗きにくるものは激減した。
問題は全て消えた。
はず??
数日後。
「なぁ、レン」
「はい、なんですか?? 先生」
呼び出されたのでそちらに向かうと、全回復した穹先生はいつも通りカウンター奥の机で授業準備をしていた。
先生は訝し気な表情で私に尋ねる。
「なぁ、私最近生徒に怖がられるようなことをしたか……??」
「あ」
そう。
全校生徒は私があの日に叫んだ声の持ち主を穹先生と勘違いしてしまい、穹先生は「怒らせたらもっとも怖い先生」、また尾ひれがついて「鬼のラスボス」の謎の先生になってしまったのだった。
先生、ごめんなさい。
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