婚約破棄をされたので、次の婚約をせずに薬師として生きます!

羽山由季夜

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一章 婚約破棄

状況説明

 領主館の食堂で、朝昼兼用の食事を摂ったリヴィアスは、胃の辺りをゆっくり撫でた。
 食堂にレイディアンス大公家の当主ミストラルと大公夫人のステラ、長男グレイシア、三男アイシクル、ミストラルの側近フューズ、執事長のゲイル、ステラの侍女イーリス、グレイシアの側近グアン、アイシクルの側近テラ、リヴィアスの側近アンブラが集まった。
 全員がそっと座るリヴィアスを案じる目で見つめていた。
 そんな状態の中、リヴィアスはアルギロスとの六年間の婚約で起きた出来事をぽつりぽつりと説明した。
 聞いていく内に、事情を知るリヴィアスの側近アンブラ以外の顔が不快に歪んだ。

「……まさか、婚約当初から不貞を働いていたとは……」

 額に手を当て、ミストラルは溜め息を吐く。

「父様、ごめんなさい。僕が黙っていたからこんなことに……」

「いや。リヴィはちゃんと何度もやめるように注意をしている。それでもやめなかった小僧が悪い」

 謝るリヴィアスの頭を撫でてミストラルは告げると、この場にいる全員が同意するように大きく頷いた。

「それでも、父様とウィキッドのおじ様の仲を僕が壊してしまいました。僕がもっと我慢していれば……」

「リヴィアス。それは違う。ウィキッド侯爵と私の仲は壊れていない。ウィキッド侯爵と小僧の仲は後々壊れるかもしれないが……。何も悪くない、むしろ、浮気をやめるように何度も注意をしていたリヴィアスが我慢することではない。それでもし、我慢したことでお前に何かあれば私とステラ、グレイシア、アイシクル、領主館で働く者達が立ち直れない」

 俯くリヴィアスの頭を更に撫で、ミストラルは諭すように告げる。
 ミストラル以外の全員が、リヴィアスに向かって大きく頷いた。

「そうよ、リヴィ。貴方に何かあったら、我が家はもちろん、私の実家が隣国から騎竜で乗り込んでくるわよ」

 銀色の長い髪を後ろに流し、息子を労るように慈愛に満ちた蜜柑色の目で見つめ、母ステラは膝の上で握り締めるリヴィアスの両手を解くように触れる。
 ステラはブラカーシュ王国の隣に位置するエリスロース竜王国の公爵家、プロミネンス公爵家の次女で、ブラカーシュ王国が他国を招いたパーティーで、当時の第二王子だったミストラルと出会い、恋に落ちて、恋愛結婚をした。
 三人の息子を授かり、結婚して二十二年経つ今でも仲睦まじい。
 エリスロース竜王国のプロミネンス公爵家はステラの姉が継ぎ、別の公爵家の次男と結婚し、息子と娘がいる。
 プロミネンス公爵家の息子と娘は、従兄弟同士でもあるリヴィアスとは六歳と四歳年上で騎竜に乗る竜騎士と魔法騎士をしている。
 子供の頃からリヴィアスを可愛がってくれて、一度、元婚約者のウィキッド侯爵令息にも会ったことがある。
 その時点で、二人は「あいつはやめた方がいい」と言っていたのをリヴィアスはふと思い出す。
 虫の知らせだったのかもしれない。

「流石に忙しいでしょうから、隣国から来るのは無理だと思いますよ」

 母に苦笑して、リヴィアスは小さく息を吐く。

「……リヴィ。辛い……?」

 俯くリヴィアスの顔を覗き込むように見つめ、ステラは優しく手を握る。

「……辛いと言いますか、その、ウィキッド侯爵令息に対して恋愛感情は元々なかったのですが、家族にならないといけない、と思っていたので、何度も裏切られると、流石に疲れてしまって……」

 小さく呟くリヴィアスを見て、グレイシアとアイシクルは目を瞬かせる。

「ん? リヴィ、アレに恋愛感情を持ってなかったのか?」

「はい。全く……。政略結婚としての婚約だと思っていたので、将来的には家族になるから支えないと、とは思っていましたけど……」

「うわぁー。あの馬鹿、報われないねぇー」

 アイシクルの言葉に、きょとんとするリヴィアスの側近のアンブラが小さく咳払いをした。

「……あの小僧の自業自得というのがよく分かった。リヴィはあの小僧に今、何か感じるか?」

 そう問い掛け、ミストラルがリヴィアスを静かに見つめる。

「傷心、と言いますか。侯爵令息のことを考えるのは、少しだけ、疲れます」

「もし、破棄を撤回したいと侯爵家から連絡があった場合、受け入れるか?」

「いいえ。陛下の面前で、ウィキッド侯爵令息は婚約破棄を宣言し、僕もそれに応じました。もし、そのような連絡があっても、僕自身がウィキッド侯爵令息に対して不信感しかありませんし、今更、信頼関係の再構築をすることは難しいです。僕はもう嫌です」

 小さくふるふると首を左右に振り、リヴィアスは父を見上げた。

「――分かった。もし、連絡があった場合は即拒否しよう。フューズ、ゲイルもそのように」

「はい、ミストラル様」

 ミストラルの側近フューズと執事長のゲイルが応じた。

「リヴィ。何か望むことはあるか?」

「あ、でしたら、父様。今後、僕に婚約の打診がもしあれば、全て拒否して頂けますか?」

 じっと父を見上げ、リヴィアスは尋ねた。

「全て? しばらくではなくか?」

「はい。政略として婚約し、結婚することは貴族として重要なのは分かってます。でも、僕は既に陛下から一代限りの公爵位も頂きました。次男ですし、大公家を継ぐ必要もありませんし、一代限りなら子供が継ぐ必要もありません。それなら、僕は結婚はせず、薬師として辺境領で国民が健康で安心して、生活出来るように薬を作っていきたいです。それに結婚しなければ、他領に嫁ぐ必要もないでしょう?」

 天色の目を輝かせて、リヴィアスは父を尚も見上げる。
 その目の輝きは、期待と希望に満ち溢れていて、照明の光が反射して澄んだ空色のように見えた。

「……成程。それなら、タイバス学園卒業後もリヴィと共に家に住めますね、父上。良い考えだ」

 ぼそりとグレイシアが呟く。
 リヴィアスはタイバス学園卒業後に、ウィキッド侯爵令息と結婚予定だった。
 それがまっさらに消滅し、婚約者がいないリヴィアスはそのまま自領にいることになった。
 弟を可愛がっているグレイシアの口元が笑みの形になる。

「……いや、グレイシア。それはどうなんだ? リヴィアスが生涯独り身になるんだぞ」

「大丈夫です。その時は俺がリヴィ兄上を養います!」

 ぐいっとリヴィアスの腕を引っ張り、アイシクルは父に宣言する。

「アイシクル。お前の婚約者のマリン嬢が困るだろう……」

「大丈夫です! マリンもリヴィ兄上に懐いているので! むしろ、やった! と思ってます」

「アイス、蓄えもあるから、流石に自分で生活出来るよ……?」

「いいえ! リヴィ兄上の場合は、薬作りに集中し過ぎて、寝食を忘れてしまうので駄目です! しっかり見張れる誰かがいないと駄目です」

 アイシクルがそう返すと、リヴィアスは事実なので、ぐうの音も出なくなった。

「決まりね。リヴィは今後も我が家に住んで、家族仲良く暮らしましょう」

 良い落とし所を見つけたとステラは、にっこりと笑った。







 状況説明をしたリヴィアスは、側近のアンブラと共に自室に戻った。

「リヴィ様。お身体は大丈夫ですか?」

 短い黒髪、金色の目をした長身のアンブラが心配そうにそっと主人の顔を覗き込む。

「うん、大丈夫。ありがとう、アンブラ。それとごめんね。ウィキッド侯爵令息の浮気のことを父様達に言わないでって、僕がずっとお願いしてしまって……」

「全くですよ。六年前の婚約当初の時点で、ミストラル様に報告するべきでしたね……。こんなにもリヴィ様が我慢する必要はなかったんです。俺が無理にでも言うべきでした。そうすれば、リヴィ様が傷付くことは……」

「……しばらくすれば、僕の心も落ち着くと思うよ。だから、明日からは早速、ポーション作りをしようと思うんだ。婚約破棄したことで、ウィキッド侯爵令息がちょっかいを出すかもしれないから、しばらく学園を休んでもいいと父様が仰ってたし。でも、好きでもない僕に、わざわざウィキッド侯爵令息がちょっかいを出したりしないと思うけどね」

 にこにこと目を輝かせて、上級ポーションにしようか、中級ポーションにしようか、下級ポーションにしようかと、机に置いていた在庫表をリヴィアスは確認しながら呟く。

「……アイシクル様も仰っていましたが、自業自得ですが、あの不貞馬鹿野郎は報われませんね……」

 明日のポーション作りを楽しみにしているリヴィアスの後ろ姿を見つめながら、アンブラは溜め息混じりに呟いた。
 貴族の中には、夫の浮気を妻は怒らず受け入れるべきといった考えを持つ者もいる。
 そのような考えを持つ者は、割合としては少数派だ。
 理由はブラカーシュ国王は政略結婚ではあったが、妻である王妃の関係は良好で、むしろ、国王がべた惚れしている。
 王弟のミストラルとその妻ステラは恋愛結婚で、仲睦まじい。
 そんな王家が治めている国なので、貴族達の大半が妻との関係は良好であるように心掛けている。
 一部は妻との関係が悪く、愛人を作ったり、こっそりと浮気をしている。
 ウィキッド侯爵は友人であるミストラルと同様、妻一筋。
 まさか自分の主人の元婚約者が少数派だったとは、アンブラも思わなかった。
 リヴィアスを守るため、主人の側でウィキッド侯爵令息の動向を見ていたアンブラはあることに気付いた。
 ウィキッド侯爵令息の浮気は、リヴィアスの気を引くためではないか、と。
 六年前から続く、ウィキッド侯爵令息の浮気は短くて一週間、長くて一ヶ月だ。それも、リヴィアスが注意をしたら浮気をやめていた。
 美しい女子生徒とは浮気をしていたが、美しい男子生徒とはしていなかった。
 アンブラの目から見ても、主人であるリヴィアスは美しく、彼以上の美しい男子生徒を見たことがない。
 美人に目がなく、浮気はするが、『月華の君』と呼ばれる美しいリヴィアスを手放す気はなかったのではないかとアンブラは考えていた。
 が、国内で流行った病が終息後、突然現れたプサリ男爵令嬢と半年間も浮気をし、更に公衆の面前で婚約破棄の宣言した。
 プサリ男爵令嬢は、アンブラの目から見ると、リヴィアスには劣るが、そこそこ美人だ。浮気遍歴を思い出しても、ウィキッド侯爵令息が好きそうな美人である。
 恐らく、浮気をしても、ただ注意をするだけのリヴィアスに痺れを切らし、あの卒業パーティーの場で婚約破棄と宣言し、自分に縋り付かせることを狙い、最終的には男爵令嬢を愛人と認めさせ、両方を得るためでは……とアンブラは考えてしまう。

(実際は分からないが、あちらのこれからの動向で何か見えてくるだろうし、もし、何かしようとしてもミストラル様やグレイシア様、アイシクル様がリヴィ様をお守りするだろうし、もちろん、俺も護衛のルーチェもリヴィ様をお守りする。子供の俺を重い病から助けて下さったリヴィ様を)

 在庫表を確認し、用紙に追加をするものを記入しているリヴィアスを見つめながら、アンブラは考える。
 六年前、ちょうどリヴィアスがウィキッド侯爵令息と婚約をするかしないかくらいの頃、レイディアンス辺境領の商家の次男として育った十二歳のアンブラは重い病を患った。
 アンブラの実家は、たまたまレイディアンス大公家に出入りしていた商家だった。
 アンブラの父がアンブラが重い病になったため、良い医師を紹介してもらえないかと、ミストラルに相談していたことを聞きつけたリヴィアスが薬神の加護を使って、その重い病を治す薬を作り、飲ませた。
 その薬でアンブラは快復し、恩を返したいと治してくれたリヴィアスの側近となった。
 護衛のルーチェも似たような理由で、リヴィアスに就いている。
 心優しいリヴィアスをこれ以上、傷付けさせたくない。そうアンブラはもう一度、心に誓った。

「リヴィ様」

「ん? アンブラ、なぁに?」

 用紙をにこにこと見つめていたリヴィアスは、アンブラを見て、首を傾げる。

「何があっても、絶対、俺があの不貞馬鹿野郎からお守りしますから。今は別件でいませんけど、もちろん、ルーチェも」

(別件というか、あの不貞馬鹿野郎の浮気遍歴をもう一度、調べに行ってるけど……)

 ルーチェの用事は、リヴィアスには伝えないようにと、ミストラルからの指示なので言えないが、恐らく今夜には帰ってくる。

「そこまでウィキッド侯爵令息は、婚約破棄した僕のことを気にしてないと思うよ? 今までもそうだったし」

(いやいやいや、浮気の度に滅茶苦茶、あの不貞馬鹿野郎はリヴィ様を意識してましたよ?! ちらちらリヴィ様を見ていて鬱陶しかったくらいに!)

 のんびりと言うリヴィアスに内心、アンブラは突っ込んだ。
 恋愛感情がないと言っていたから、リヴィアスの恋愛の方面は機微に疎いのだとアンブラは感じた。
 恋愛以外の方面の機微は聡いのに。
 恐らく、初恋もまだだ。

(これで、もし、リヴィ様が今後、誰かに恋に落ちたらどうなるんだろう……)

 出来れば、リヴィアスだけを愛し、生涯心も身体も守ってくれる人がいい。
 心優しいリヴィアスを傷付けない人がいい。

「それでも、用心に越したことはありません。どんな小さなことでも構いません。何か違和感を感じたら、俺やルーチェに伝えて下さい」

「うん。いつもありがとう、アンブラ」
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