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十二章 噂の真実
小さな嫉妬
「ヴィア、俺も学園へ共に行き、エスコートして、見送りたいんだが、いいか?」
朝食が終わり、学園へ行く準備をしているリヴィアスに、笑顔でラディウスが尋ねた。
「え? アシェル様、エリスロースに帰られるのでは……?」
「その予定なんだが、どうもヴィアを狙う輩が多いとアイシクルから聞いてな……。その牽制をしたい」
「牽制? 今のところ、特には何も起きてませんよ?」
リヴィアスはきょとんとした表情をして、首を傾げる。
「今回、起きただろう? ヴィアが狙われるのを防ぎたい」
「今回のことはプリズム嬢が、アシェル様のことがお好きで、僕がアシェル様を取ったと怒った、だけで……」
言いながら、リヴィアスは眉を寄せて、途中で黙って俯き、そのまま床にしゃがむ。
「ヴィア? どうしたんだ? 眉を寄せて」
途中で黙るリヴィアスが心配になり、ラディウスは俯く顔を覗き込む。
「……いえ……少し、嫉妬してしまって……」
「嫉妬?! ヴィア、あの長女に何か言われたのか?」
「その……ご自分がアシェル様に選ばれるはずだったとか、泥棒猫とか、少々……。エリスロース竜王国の公爵家のご長女ですから、少年のアシェル様や僕くらいの年頃のアシェル様をご存知なんだろうな、と思ったら、少し、嫉妬を……」
俯いたまま、リヴィアスは小さく呟く。
銀色の長い髪の間から、赤く染まった耳が見え隠れしている。
愛おしく感じたラディウスは、しゃがんだまま小さく丸まってしまったリヴィアスの頭を、同じくしゃがんで撫でる。銀色の絹のような、滑らかな肌触りで、ずっと撫でたい気持ちになる。
「ヴィア。再従兄妹同士ではあるが、別に、サイクロン公爵家とは幼い頃からの交流はない。どちらかというと、リヒトやレインの方が交流が多いから、あいつらに嫉妬なら分かるが、嫉妬の対象がサイクロン公爵家の長女なのか」
「……レイン兄様やリヒト様は、アシェル様に恋愛感情を持っていません。でも、プリズム嬢はお持ちです。だから、少し、羨ましく思っただけです……」
少し口を膨らませているように見えるリヴィアスに、ラディウスはにこやかな笑みを浮かべる。
「……まさか、ヴィアが嫉妬してくれるとは思わなかった。だが、ヴィア。ヴィアの言葉をそっくり返すが、俺はあの元婚約者に嫉妬していたぞ」
「え?」
「あいつ、ヴィアの子供の時から今までを知っているだろ? 六年間、婚約者だったのだから」
「は、はい……そうですね。婚約当初は興味を持っていなさそうな顔に見えましたが、先日のパーティーで僕を愛していたと言ってましたから」
何とも思っていない表情で、リヴィアスは頷く。
「出来るなら、俺は小さな時のヴィアから成長していく姿を婚約者として見たかった。だから、俺はあの元婚約者に嫉妬していた。お互い様だ」
俯いていた顔を上げ、リヴィアスはラディウスの顔をぽかんと見つめ、それから笑みに変わる。
「そうですね。お互い様ですね……」
「だが、ヴィアが嫉妬してくれたのは嬉しかった。婚約者冥利に尽きるな」
小さく笑い、ラディウスは銀色の絹のような長い髪に口付けを落とす。
「ヴィア。今度、子供の時の話を聞かせて欲しい」
「もちろんです。アシェル様も教えて下さいね?」
「ああ。ところで、先程から聞き捨てならなかったのだが、あの長女、ヴィアのことを泥棒猫と言ったのか?」
「あ……はい。アシェル様と婚約したことが許せなかったようで、取られたと……」
ぽろりと漏らした言葉をラディウスが覚えていたことに、リヴィアスは少し驚いた。
「……分かった。あの長女は、エリスロースに戻って来たら、しっかり不敬罪で裁いてやるからな?」
満面の笑みで告げるラディウスに、リヴィアスはぎょっとする。
「あの、公正に判断して下さい。僕のことで竜王家の名前に傷は付けられません」
「ヴィアは良い子だな」
「誂わないで下さい」
「悪かったよ、ヴィア。ともかく、今日は俺と一緒に学園に行こう」
リヴィアスの手を取り、立ち上がり、ラディウスは笑う。
「学園でどのような牽制を……?」
「馬車から降りて、そこで威圧とは違うが、圧力を掛けようかと……」
「圧力……?」
「威圧とは違い、ヴィアを狙っている者限定に放つことを考えている。ついでに、仲睦まじいところと、割り込み出来ないところを見せつけようかと」
不敵に笑い、ラディウスはリヴィアスの左手を取り、手の甲に口付けをする。
「アシェル様?!」
「だから、学園へ共に行き、エスコートして、見送りたいんだが、いいか?」
顔を真っ赤にしているリヴィアスに、ラディウスは懇願する。
「は、はい……」
「俺は学園で勉強する訳ではないが、登校が楽しみだ」
嬉しそうに笑うラディウスに、リヴィアスは苦笑してしまった。
嬉しそうに笑ったり、自分のことで見知らぬ生徒達に牽制しようとするラディウスに、リヴィアスは心が温かくなる。
元婚約者とは違う、この婚約関係が、とても嬉しく、楽しい。
これからも、こんな気持ちが続いたら良いなと、リヴィアスは思った。
そして、タイバス学園にリヴィアスとラディウス、アイシクルは着いた。
馬車からアイシクルがまず降りて、続いて先にラディウスが降りる。
それを目の当たりにした、近くの生徒達が驚いて固まる。
金色の髪、真紅色の目をした、普段着ではなく正装のラディウスに、たまたま居合わせた生徒達は、呆然と見つめる。
生徒達とは違う、成熟した肉体、精悍な顔立ち、大人の色香を漂わせるラディウスに、頬を染める者達が増える。
そんな彼が、馬車から覗く綺麗な白く細い手を優しく持ち、中から降りてくる女神のような美しさの少年をエスコートする。
銀色の長い髪を緩く三編みにして結い、太陽の光で輝く天色の目がラディウスに向く。
ラディウスと対の華奢な身体、女神のような美しい顔立ち、優美な物腰のリヴィアスに、自然と生徒達の視線が向く。
それを牽制するかのように、鋭く真紅色の目を細めて、ラディウスは周囲を見渡す。威圧ではなく、ラディウスを中心に弧を描くようにゆっくりと魔力を流す。
じわりと圧力を感じた生徒達は、それぞれ目を逸らしていく。
上手くいったと感じ、ラディウスは不敵に笑う。
「ヴィア。何かあれば、昨日のようにすぐ行く。イヤーカフを常に身に着けていて欲しい」
「はい。アシェル様の魔力を感じて、寂しい気持ちが少し治まるので、常に着けてます」
ふわりとリヴィアスが微笑むと、ラディウスは目を瞬かせ、抱き締めた。
「ヴィアは、俺を何処まで惚れさせる気だ?」
「ほ、惚れ……?! そ、そんなつもりは……」
顔を真っ赤にして、リヴィアスは抱き締めてくるラディウスの胸に顔を隠す。
「あー……今から、俺、エリスロースに帰るんだろ……? 帰りたくない……」
ぎゅうぎゅうとリヴィアスを抱き締め、ラディウスはぼやく。
「アシェル様。また、手紙を書きますから」
「ありがとう。俺も書くから。アイシクル、ヴィアを宜しく頼む」
抱き締めるリヴィアスの頭に口付けを落とし、ラディウスは笑う。
リヴィアスを頷くアイシクルに託し、ラディウスはポケットから魔石を取り出した。
タイバス学園でしっかり牽制したラディウスは、転移魔法を付与した魔石で、泣く泣くエリスロース竜王国に帰還した。
※いつも読んで下さり、ありがとうございます!
いつの間にか、お気に入り登録が4000人を超えてました!
本当にありがとうございます!
こんなにたくさんのお気に入り登録と読んで下さったことが初めてでとても嬉しいです!
そして、先程、確認したのですが、BL大賞の順位がついに2位に下がってしまいました。
投票して下さった皆様、本当にありがとうございます!
投票していない方がもしいらっしゃれば、是非……!
今まで1位だったのが、奇跡のようなものなのですが、あと半月、ほぼ毎日更新はそのままに、諦めずに頑張ります!
何より、読んで下さる皆様が、楽しんで読んで頂けるように、これからも頑張ります!
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「牽制? 今のところ、特には何も起きてませんよ?」
リヴィアスはきょとんとした表情をして、首を傾げる。
「今回、起きただろう? ヴィアが狙われるのを防ぎたい」
「今回のことはプリズム嬢が、アシェル様のことがお好きで、僕がアシェル様を取ったと怒った、だけで……」
言いながら、リヴィアスは眉を寄せて、途中で黙って俯き、そのまま床にしゃがむ。
「ヴィア? どうしたんだ? 眉を寄せて」
途中で黙るリヴィアスが心配になり、ラディウスは俯く顔を覗き込む。
「……いえ……少し、嫉妬してしまって……」
「嫉妬?! ヴィア、あの長女に何か言われたのか?」
「その……ご自分がアシェル様に選ばれるはずだったとか、泥棒猫とか、少々……。エリスロース竜王国の公爵家のご長女ですから、少年のアシェル様や僕くらいの年頃のアシェル様をご存知なんだろうな、と思ったら、少し、嫉妬を……」
俯いたまま、リヴィアスは小さく呟く。
銀色の長い髪の間から、赤く染まった耳が見え隠れしている。
愛おしく感じたラディウスは、しゃがんだまま小さく丸まってしまったリヴィアスの頭を、同じくしゃがんで撫でる。銀色の絹のような、滑らかな肌触りで、ずっと撫でたい気持ちになる。
「ヴィア。再従兄妹同士ではあるが、別に、サイクロン公爵家とは幼い頃からの交流はない。どちらかというと、リヒトやレインの方が交流が多いから、あいつらに嫉妬なら分かるが、嫉妬の対象がサイクロン公爵家の長女なのか」
「……レイン兄様やリヒト様は、アシェル様に恋愛感情を持っていません。でも、プリズム嬢はお持ちです。だから、少し、羨ましく思っただけです……」
少し口を膨らませているように見えるリヴィアスに、ラディウスはにこやかな笑みを浮かべる。
「……まさか、ヴィアが嫉妬してくれるとは思わなかった。だが、ヴィア。ヴィアの言葉をそっくり返すが、俺はあの元婚約者に嫉妬していたぞ」
「え?」
「あいつ、ヴィアの子供の時から今までを知っているだろ? 六年間、婚約者だったのだから」
「は、はい……そうですね。婚約当初は興味を持っていなさそうな顔に見えましたが、先日のパーティーで僕を愛していたと言ってましたから」
何とも思っていない表情で、リヴィアスは頷く。
「出来るなら、俺は小さな時のヴィアから成長していく姿を婚約者として見たかった。だから、俺はあの元婚約者に嫉妬していた。お互い様だ」
俯いていた顔を上げ、リヴィアスはラディウスの顔をぽかんと見つめ、それから笑みに変わる。
「そうですね。お互い様ですね……」
「だが、ヴィアが嫉妬してくれたのは嬉しかった。婚約者冥利に尽きるな」
小さく笑い、ラディウスは銀色の絹のような長い髪に口付けを落とす。
「ヴィア。今度、子供の時の話を聞かせて欲しい」
「もちろんです。アシェル様も教えて下さいね?」
「ああ。ところで、先程から聞き捨てならなかったのだが、あの長女、ヴィアのことを泥棒猫と言ったのか?」
「あ……はい。アシェル様と婚約したことが許せなかったようで、取られたと……」
ぽろりと漏らした言葉をラディウスが覚えていたことに、リヴィアスは少し驚いた。
「……分かった。あの長女は、エリスロースに戻って来たら、しっかり不敬罪で裁いてやるからな?」
満面の笑みで告げるラディウスに、リヴィアスはぎょっとする。
「あの、公正に判断して下さい。僕のことで竜王家の名前に傷は付けられません」
「ヴィアは良い子だな」
「誂わないで下さい」
「悪かったよ、ヴィア。ともかく、今日は俺と一緒に学園に行こう」
リヴィアスの手を取り、立ち上がり、ラディウスは笑う。
「学園でどのような牽制を……?」
「馬車から降りて、そこで威圧とは違うが、圧力を掛けようかと……」
「圧力……?」
「威圧とは違い、ヴィアを狙っている者限定に放つことを考えている。ついでに、仲睦まじいところと、割り込み出来ないところを見せつけようかと」
不敵に笑い、ラディウスはリヴィアスの左手を取り、手の甲に口付けをする。
「アシェル様?!」
「だから、学園へ共に行き、エスコートして、見送りたいんだが、いいか?」
顔を真っ赤にしているリヴィアスに、ラディウスは懇願する。
「は、はい……」
「俺は学園で勉強する訳ではないが、登校が楽しみだ」
嬉しそうに笑うラディウスに、リヴィアスは苦笑してしまった。
嬉しそうに笑ったり、自分のことで見知らぬ生徒達に牽制しようとするラディウスに、リヴィアスは心が温かくなる。
元婚約者とは違う、この婚約関係が、とても嬉しく、楽しい。
これからも、こんな気持ちが続いたら良いなと、リヴィアスは思った。
そして、タイバス学園にリヴィアスとラディウス、アイシクルは着いた。
馬車からアイシクルがまず降りて、続いて先にラディウスが降りる。
それを目の当たりにした、近くの生徒達が驚いて固まる。
金色の髪、真紅色の目をした、普段着ではなく正装のラディウスに、たまたま居合わせた生徒達は、呆然と見つめる。
生徒達とは違う、成熟した肉体、精悍な顔立ち、大人の色香を漂わせるラディウスに、頬を染める者達が増える。
そんな彼が、馬車から覗く綺麗な白く細い手を優しく持ち、中から降りてくる女神のような美しさの少年をエスコートする。
銀色の長い髪を緩く三編みにして結い、太陽の光で輝く天色の目がラディウスに向く。
ラディウスと対の華奢な身体、女神のような美しい顔立ち、優美な物腰のリヴィアスに、自然と生徒達の視線が向く。
それを牽制するかのように、鋭く真紅色の目を細めて、ラディウスは周囲を見渡す。威圧ではなく、ラディウスを中心に弧を描くようにゆっくりと魔力を流す。
じわりと圧力を感じた生徒達は、それぞれ目を逸らしていく。
上手くいったと感じ、ラディウスは不敵に笑う。
「ヴィア。何かあれば、昨日のようにすぐ行く。イヤーカフを常に身に着けていて欲しい」
「はい。アシェル様の魔力を感じて、寂しい気持ちが少し治まるので、常に着けてます」
ふわりとリヴィアスが微笑むと、ラディウスは目を瞬かせ、抱き締めた。
「ヴィアは、俺を何処まで惚れさせる気だ?」
「ほ、惚れ……?! そ、そんなつもりは……」
顔を真っ赤にして、リヴィアスは抱き締めてくるラディウスの胸に顔を隠す。
「あー……今から、俺、エリスロースに帰るんだろ……? 帰りたくない……」
ぎゅうぎゅうとリヴィアスを抱き締め、ラディウスはぼやく。
「アシェル様。また、手紙を書きますから」
「ありがとう。俺も書くから。アイシクル、ヴィアを宜しく頼む」
抱き締めるリヴィアスの頭に口付けを落とし、ラディウスは笑う。
リヴィアスを頷くアイシクルに託し、ラディウスはポケットから魔石を取り出した。
タイバス学園でしっかり牽制したラディウスは、転移魔法を付与した魔石で、泣く泣くエリスロース竜王国に帰還した。
※いつも読んで下さり、ありがとうございます!
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