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新人さんですか?2

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で、結局押しに負けて案内することになっちゃいました!


「ここが洗濯物を干したりする所で…」

「んで、さっきの続きなんだけど、マナちゃんは子爵家の娘で今は没落してるけど一応貴族なんだね!」

「あ…はい…」


なんかシャルさんさっきから仕事と全然関係ないことばっかり聞いてくる
私の家族構成とか、なんでここで働くようになったとか…
まるで尋問されてるような気分なんですが?!


「これは聞かなくても分かるけど…
一応ね、付き合ってる人とかいたりする?」

「なっ!?」


ななな何を聞いてくるんだこの人は…
しかも聞かなくても分かるってどういう意味ですかね?
そりゃ地味眼鏡だからいませんけども!!


「はは~ん、まっ、やっぱりいないよね♪」

「うっ…」


事実だけど私まだ何も言ってないのに…シャルさんってめちゃくちゃ失礼なやつ!!

むすっとしてシャルさんを見ていると…

 
「あはっ、怒っちゃった?」

「別に…」


本当のことだし、前世でも24年間彼氏なんていなかったですし!!


「ごめんごめ「マナに触るな」


私の頭を触ろうとしたシャルさんの手がバシッと振り払われる
叩いた人の方を見ると…


「え…アルディス様?
なんでこんな所…きゃっ!?」


ぐいっと無理矢理腕を引っ張られてアルディス様の胸の中に抱き締められる


「ななな何してるんですか!?」


えぇええ!?
なんで私アルディス様に抱き締められてるんですかね?


「お前は…さっき挨拶にきたシャルとかいう新人だな」

「そうで~す、てか、ご主人様とマナちゃんってどゆ関係ですか?」

「マナ…ちゃんだと…?」


ひぃいい、何に対してか分かんないけどアルディス様が確実にシャルさんに怒ってる

 
「よく見てろ…」 

「へ…んぅっ!?」


いきなり顎クイで上を向かされて、目を見開いたらキスされちゃってました


「やっ…んぅっ…」


嘘でしょ!?
シャルさんの前でなにしてくれちゃってるんですかね、この方は…

なんとか離そうと両腕で押すけどがっつり頭を片手で固定されてて逃げられない

しかも舌が入ってきちゃったんですが!?


「んぁっ…ふぅっ…」


クチュクチュと厭らしい音が口内に響き渡る


「わお♪」


やだやだやだ、シャルさんが見てるのに、こんなの駄目なのに…
気持ちよさで頭がぼうっとしてくる


「はぁっ…」


やっと唇が離された時には足がガクガクで、崩れ落ちそうになるのをアルディス様に抱え直されました


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