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イシャールsaid3

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マナちゃんに案内されながら、殿下から頼まれた身辺調査の為に色々質問をし始めた


「ここが洗濯物を干したりする所で…」

「んで、さっきの続きなんだけど、マナちゃんは子爵家の娘で今は没落してるけど一応貴族なんだね!」

「あ…はい…」


ふ~ん、なるほどね、一応貴族なら殿下と恋仲になれなくもないか…
て言っても爵位が低いし、身分差があるから0.05ミリぐらいの可能性だけどね


あ、まぁないと思うけどこれも聞いとくか…


「これは聞かなくても分かるけど…
一応ね、付き合ってる人とかいたりする?」

「なっ!?」

「はは~ん、まっ、やっぱりいないよね♪」

「うっ…」


マナちゃんって見た目はおいといて、反応がかなり分かりやすいな
没落したとはいえ今も貴族のはずだよな…
相手に心の内を悟らせないのは貴族の鉄則みたいなものなのに、それが全然できてないというか、なんか喋ってると調子狂うな~
 

「あはっ、怒っちゃった?」

「別に…」


ぷくっと頬を膨らませているマナちゃんがまるで小動物かのように見えて、思わず撫でようとすると…


「ごめんごめ「マナに触るな」


俺の手がバシッと振り払われた


「え…アルディス様?
なんでこんな所…きゃっ!?」


いったいなぁ…
手をさすりながら目線を声のする方に向けると、先程挨拶したご主人様にマナちゃんが抱き締められていた


「ななな何してるんですか!?」


え…なんでマナちゃんをご主人様が抱き締めてんだ?


「お前は…さっき挨拶にきたシャルとかいう新人だな」

「そうで~す、てか、ご主人様とマナちゃんってどゆ関係ですか?」

「マナ…ちゃんだと…?」


あれ?気のせい?
俺ご主人様にめちゃくちゃ睨まれてるし、敵意向けられてない?

 
「よく見てろ…」 

「へ…んぅっ!?」


は………嘘だろ?
いきなりちゅーって、待て待て、マナちゃんとご主人様って出来てんの!?


「やっ…んぅっ…」


いやいや、じゃあさっきのマナちゃんの図星をつかれて怒ったような反応は何だったんだ?


「んぁっ…ふぅっ…」

「わお♪」


あーあ、ベロちゅーまでされてめっちゃ気持ち良さそうな声出してんじゃん…
マナちゃん今どんな顔してんだろ?


「はぁっ…」


やっと終わったと思ったらマナちゃんが足をガクつかせながら倒れそうになるのをご主人様に支えられていた

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