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第二章
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水守は眼鏡を外して無精髭を撫でながら言った。
「暫く剃らなくてもいいな」
ランニングか買い物に出ることはあっても基本部屋の外には出ない、部屋にいるのは彼だけである。それでだった。
彼はこの日はもう酒もゲームも止めて寝た、そうしてだった。
朝起きてランニングをして朝食を食べてからだった、何もすることがないことにやれやれといった気持ちでいながらとりあえずパソコンのスイッチを入れた。それでネットにつないだ。
するとだ、ヤフーの記事で妙な記事を見た。何でも最近カーネーションが噂になっているというのである。
赤いカーネーションが上から落ちて来る、そのカーネーションを拾うと何かが起こるというのだ。そうした都市伝説に関することだった。
都市伝説自体は何でもありだ、それこそ様々な話がある。それで彼もとりあえずそうした都市伝説もあるだろうと思った、だが。
ふとだ、パソコンの席から窓の方洗濯物を干すベランダを見るとだった。
何故か赤いカーネーションが落ちていた、その都市伝説通り。
これには妙に思わない筈がなかった、それでだった。
水守はとりあえずベランダに出てカーネーションを手に取った、それでこう思うのだった。
「本当に何かが起こったら面白いな」
とりあえず思ったのは上の階に美人のOLだの人妻だのがいて部屋に誘ってくれて、だった。だがそんな話もないと思ってだった。
とりあえずカーネーションを部屋の中に入れて飾った、その日は何もなかった。
だが次の日だった、またカーネーションが部屋にあった。そして。
三日目にまた来た、これは流石に不思議に思って。
宮城に電話をした、それでこのことを話すのだった。
「カーネーションがかよ」
「ああ、三日続けてな」
彼の部屋のベランダに落ちていたというのだ。
「赤いのがな」
「不思議な話だな」
「都市伝説であるだろ」
スマートフォンの向こうの友人に話す。
「赤いカーネーションのな」
「あの話か」
知っているという言葉だった。
「カーネーションを拾うとだよな」
「何かが起こるってな」
「上の階の美人の奥さんが誘ってるとかじゃないのか?」
宮城は笑って水守が最初に思ったことを言ってきた。
「そういうのじゃないのか?」
「漫画家をか?ぱっとしない」
水守は笑って宮城のその言葉に返した。
「そんなことがあるのかよ」
「ないよな、普通は」
「そんなのおとぎ話だよ」
大人のだ、それに過ぎないというのだ。
「現実はな」
「じゃあ何だろうな」
「都市伝説だからな」
だからだとだ、こう言った水守だった。
「幽霊とかそんなのじゃないのか?」
「じゃあ最後はか」
「俺が急にいなくなるとかな」
このことも笑って言う水守だった。
「そういうのか」
「何かに喰われるか連れ去られてな」
「ははは、そうなったら面白いな」
水守は笑って宮城に返す。
「本当にな」
「そうなったら俺が事件の証言者になってやるな」
「頼むな。まあカーネーションがな」
三日続けてだ、彼の部屋のベランダに来たというのだ。
「降りてるからな」
「それだけでも不思議だな」
「とりあえず今は様子を見ておくか」
「そうするしかないな」
「そういうことでな」
今はこう話しただけだった、そして。
次の日はだ、カーネーションではなかった。
ビー玉が置かれていた、透明な中に青い模様があるきらきらとしたものだ。そのビー玉を見てだった。彼は。
「暫く剃らなくてもいいな」
ランニングか買い物に出ることはあっても基本部屋の外には出ない、部屋にいるのは彼だけである。それでだった。
彼はこの日はもう酒もゲームも止めて寝た、そうしてだった。
朝起きてランニングをして朝食を食べてからだった、何もすることがないことにやれやれといった気持ちでいながらとりあえずパソコンのスイッチを入れた。それでネットにつないだ。
するとだ、ヤフーの記事で妙な記事を見た。何でも最近カーネーションが噂になっているというのである。
赤いカーネーションが上から落ちて来る、そのカーネーションを拾うと何かが起こるというのだ。そうした都市伝説に関することだった。
都市伝説自体は何でもありだ、それこそ様々な話がある。それで彼もとりあえずそうした都市伝説もあるだろうと思った、だが。
ふとだ、パソコンの席から窓の方洗濯物を干すベランダを見るとだった。
何故か赤いカーネーションが落ちていた、その都市伝説通り。
これには妙に思わない筈がなかった、それでだった。
水守はとりあえずベランダに出てカーネーションを手に取った、それでこう思うのだった。
「本当に何かが起こったら面白いな」
とりあえず思ったのは上の階に美人のOLだの人妻だのがいて部屋に誘ってくれて、だった。だがそんな話もないと思ってだった。
とりあえずカーネーションを部屋の中に入れて飾った、その日は何もなかった。
だが次の日だった、またカーネーションが部屋にあった。そして。
三日目にまた来た、これは流石に不思議に思って。
宮城に電話をした、それでこのことを話すのだった。
「カーネーションがかよ」
「ああ、三日続けてな」
彼の部屋のベランダに落ちていたというのだ。
「赤いのがな」
「不思議な話だな」
「都市伝説であるだろ」
スマートフォンの向こうの友人に話す。
「赤いカーネーションのな」
「あの話か」
知っているという言葉だった。
「カーネーションを拾うとだよな」
「何かが起こるってな」
「上の階の美人の奥さんが誘ってるとかじゃないのか?」
宮城は笑って水守が最初に思ったことを言ってきた。
「そういうのじゃないのか?」
「漫画家をか?ぱっとしない」
水守は笑って宮城のその言葉に返した。
「そんなことがあるのかよ」
「ないよな、普通は」
「そんなのおとぎ話だよ」
大人のだ、それに過ぎないというのだ。
「現実はな」
「じゃあ何だろうな」
「都市伝説だからな」
だからだとだ、こう言った水守だった。
「幽霊とかそんなのじゃないのか?」
「じゃあ最後はか」
「俺が急にいなくなるとかな」
このことも笑って言う水守だった。
「そういうのか」
「何かに喰われるか連れ去られてな」
「ははは、そうなったら面白いな」
水守は笑って宮城に返す。
「本当にな」
「そうなったら俺が事件の証言者になってやるな」
「頼むな。まあカーネーションがな」
三日続けてだ、彼の部屋のベランダに来たというのだ。
「降りてるからな」
「それだけでも不思議だな」
「とりあえず今は様子を見ておくか」
「そうするしかないな」
「そういうことでな」
今はこう話しただけだった、そして。
次の日はだ、カーネーションではなかった。
ビー玉が置かれていた、透明な中に青い模様があるきらきらとしたものだ。そのビー玉を見てだった。彼は。
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