【完結】大金を手に入れたので奴隷を買った!

セイヂ・カグラ

文字の大きさ
25 / 30

22話:濡れてしまう※

しおりを挟む
「こんなに汚して悪い子だな、ゼン?」

 ディー先生が部屋を出てすぐ。ローレンスは汚れた床を綺麗にして、スラックスや下着を全て脱がせると、そのまま抱き上げベッドへと俺を運んだ。そっと優しく降ろされ、ローレンスの綺麗な瞳と目が合う。自分の頬は、まだ涙で濡れている。それを長く白い美しい指がそっと拭ってくれる。

「知らぬ間に他の男に色目を使っていたとはな」
「そ、そんなことっ」
「あの男に痴態を見られて喜んでいたではないか。もらしてしまうほど、興奮したのだろう?」

 目を細めながらそう言われても、俺は言い返すことができず、ただ口がモゴモゴと動くだけ。
 何言っているんだ、ローレンス。全部、お前のせいじゃないか。
 お前の変な魔法のせいで、身体がおかしな反応をしてしまったんだ。
 こんなの、俺の意思じゃない。
 だって俺は、お前が好きで好きでたまらないんだぞ。

「たしかに俺がお前に躾をした。だが、ゼン、お前があそこで耐えれば良いだけではないか? だいたいお前が他の男に目移りなどするから悪い。ゼンは、俺の奴隷モノだろう。」

 先程まで優しくも思えた顎を掴む指先が冷たい。
 なんとも横暴な物言いだけれど、お前が悪いのだと言われ、まるで叱られた子どものように不安や恐れを感じた。
 変な動悸がして、謝らなくちゃいけないような気がして、でも謝りたくなくて…。
 俺は悪くないと胸の中で叫ぶ。ベッドの上に座り込み、どうにか許して貰えないかと頭を巡らせた。
 俺はおかしくなってしまったみたい。

「ゼン?」
「ご、ごめんなさい」

 転がるように出た謝罪の言葉。
 けれど、ローレンスは呆れたように「はぁ~」と大きな溜息を吐いた。
 銀髪から覗く宝石のような瞳に冷たく見据えられ吐かれた溜息に俺の肩が跳ねる。

 どうしよう、呆れられた?

 もう必要ないと捨てられてしまうのではないか。
 俺は、逸らしていた視線を、そろそろとローレンスに向けた。

「はっ、ん……ふっ、ぁふ」

 唇に唇が合わさって、ぬるりと舌が入り込む。それから、ちゅっ、ちゅと音を立てて、舌を吸われる。ぼんやりとそれを受け入れながら、俺の胸から不安の変わりに情慾が現れた。ウジのように汚く湧き出る異常な独占欲を『恋』だのという美しいものに例えて、彼を引き止めるのに必死な自分こそウジそのものだ。ローレンスの接吻で簡単に安堵して、彼は自分から離れられないのだというおごりで内心ほくそ笑んでいる。俺という人間は、美しい彼には、到底釣合わない。

 ローレンスの言いなりになるのが好きだ。
 お前のためならなんでもできる。
 何をされようと何を要求されようと構わない。
 どんなことでも、俺なら応えてあげられる。
 ねぇ、だからローレンス。俺を手放さないで…。
 
「柔らかくなったな。そろそろ挿入れてしまおうか。」
「んっ、くぅんっ…」
「欲しいか? ならば、強請ってみろ。」

 ローレンスによって解され柔らかくなった後孔。うつ伏せに倒れ込んだ身体を何とか持ち上げ、膝を付き腰を高く持ち上げる。猫が伸びをするように背を反らせて、両手で尻を割り開き、ヒクヒクとする孔を拡げた。できるだけ淫猥に眼前の男を誘うんだ。不安がまた溢れ出して、じんわりと涙を浮かべた俺をローレンスがジッと見つめる。

 今日の俺は、ひどく泣き虫。
 どうしてこんなに不安で悲しいのか。
 欲しい…。
 ローレンス、お前が欲しい。
 だから、お願い。
 
「ふふっ、上出来。」

 たった一言、そう褒めてローレンスはズルズルと俺の中に入り込んだ。

「ぁっ、あぁ、ぁぅっ、ぁっ」

 ぐちゅんっ、ぐちゅんっ…!
 ちゅぽぉっ…ちゅぽっ…ぢゅっぽっ…!

 背を向けたまま腕を引っ張られ、泡立つくらい直腸を掻き混ぜられる。
 前立腺も結腸も全部丸ごとゴリュゴリュと擦られ俺は絶頂に悶絶した。

「あぁぁ゛ぁ゛っん゛んんぁ゛あっ」

 悲鳴にも似た喘ぎが部屋を満たす。
 陰茎からはぴゅっと白濁が溢れて、だらだらと涎を垂らす。
 
 パンッ、パチュッン、ぐちゅんっ…!

 肌と肌が激しく打つかり、陰茎で後孔の最奥を何度も何度もぶつけられて、俺はただ声を漏らし、揺れる身体と視界にぼんやりとしながら強烈な快楽を感じていた。
  
 ああ、接吻がしたい。
 口が寂しい、口だけじゃない。もっとぎゅっとして。全部が寂しいんだ。
 抱きしめて、抱き締め合って、接吻をして、そうやってセックスしたいよ。ローレンス。

「いくぅ……!ぁあっ、いってぅ…んがぁっ、いぐぅうっ」
「はっ、ふっ…イケ、好きなだけ絶頂するが良い。」
「ぁっ、あ?…ぁっう、なんか、へんらっ、」

 視界がチカチカする。星が見える。
 気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい。
 もうイケないのに、もう出ないのに、ずっとイってる。
 やだ、やだやだやだ、これ以上イケないのに、なんかまた、お腹ぎゅってして…。
 また、おしっこしたくなってる? 

「あぁ゛おじっごッ…!! またおぢっごでじゃう゛ぅう…!! やぁ゛やだぁ゛ぁぁ」
「ぁあ? ははっ、出してしまえ。」
「いやぁだぁあっ、ぁあ、んぁっ! とまっでぇ、ろーれんすっ!」
「やーだね。」
「ぁあ゛、あっ、ッ~~~~~~~~」

 ぷしゅっ~~~……!!

 足先をピンッとはり、身体が痙攣する。
 直腸がぎゅうううとローレンスの陰茎を締め付け、何度も何度もイクのが、気持ちいいのが止まらない…。
 勢い良く吹き出した水でシーツがびっちょりと濡れた。

「な、に、こぇ、、、」

 頭がぼんやりして、はっきりしない。
 体の力が抜けて、俺はガックリと力無く濡れたシーツの上に倒れ込んだ。

「はぁ…、はぁっ、はぁっ…んっ」

 心臓がまだドクドクしてる。息もなかなか整わない。
 俺の胸は大げさに上下に動いた。

「ほぅ、潮吹きをするとは。すっかりメスの身体になってしまったな、ゼン。」
「………?、??」
 









▼お久しぶりです!!

 めちゃめちゃ更新遅くなってすみません!
 忙しい時期に入ってしまって、なかなか書けずにいます。
 そろそろ完結予定なのですが、その前にエッチを挟みたくて書いちゃいました。

 次回からお話が進みます。よろしくお願いします!
しおりを挟む
感想 34

あなたにおすすめの小説

ヤンデレ執着系イケメンのターゲットな訳ですが

街の頑張り屋さん
BL
執着系イケメンのターゲットな僕がなんとか逃げようとするも逃げられない そんなお話です

幼馴染みのハイスペックαから離れようとしたら、Ωに転化するほどの愛を示されたβの話。

叶崎みお
BL
平凡なβに生まれた千秋には、顔も頭も運動神経もいいハイスペックなαの幼馴染みがいる。 幼馴染みというだけでその隣にいるのがいたたまれなくなり、距離をとろうとするのだが、完璧なαとして周りから期待を集める幼馴染みαは「失敗できないから練習に付き合って」と千秋を頼ってきた。 大事な幼馴染みの願いならと了承すれば、「まずキスの練習がしたい」と言い出して──。 幼馴染みαの執着により、βから転化し後天性Ωになる話です。両片想いのハピエンです。 他サイト様にも投稿しております。

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。抱かれたら身代わりがばれてしまうので初夜は断固拒否します!

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
隣国の国王キリアン(アルファ)に嫁がされたオメガの王子リュカ。 しかし実は、結婚から逃げ出した双子の弟セラの身代わりなのです… 本当の花嫁じゃないとばれたら大変! だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだんキリアンに惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます

ふくやまぴーす
BL
旧題:平凡な俺が双子美形御曹司に溺愛されてます〜利害一致の契約結婚じゃなかったの?〜 名前も見た目もザ・平凡な19歳佐藤翔はある日突然初対面の美形双子御曹司に「自分たちを助けると思って結婚して欲しい」と頼まれる。 愛のない形だけの結婚だと高を括ってOKしたら思ってたのと違う展開に… 「二人は別に俺のこと好きじゃないですよねっ?なんでいきなりこんなこと……!」 美形双子御曹司×健気、お人好し、ちょっぴり貧乏な愛され主人公のラブコメBLです。 🐶2024.2.15 アンダルシュノベルズ様より書籍発売🐶 応援していただいたみなさまのおかげです。 本当にありがとうございました!

竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜

レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」 魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。 彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。

悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放

大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。 嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。 だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。 嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。 混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。 琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う―― 「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」 知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。 耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。

【完結】スパダリを目指していたらスパダリに食われた話

紫蘇
BL
給湯室で女の子が話していた。 理想の彼氏はスパダリよ! スパダリ、というやつになったらモテるらしいと分かった俺、安田陽向(ヒナタ)は、スパダリになるべく会社でも有名なスパダリ…長船政景(マサカゲ)課長に弟子入りするのであった。 受:安田陽向 天性の人たらしで、誰からも好かれる人間。 社会人になってからは友人と遊ぶことも減り、独り身の寂しさを噛み締めている。 社内システム開発課という変人どもの集まりの中で唯一まともに一般人と会話できる貴重な存在。 ただ、孤独を脱したいからスパダリになろうという思考はやはり変人のそれである。 攻:長船政景 35歳、大人の雰囲気を漂わせる男前。 いわゆるスパダリ、中身は拗らせ変態。 妹の美咲がモデルをしており、交友関係にキラキラしたものが垣間見える。 サブキャラ 長船美咲:27歳、長船政景の年の離れた妹。 抜群のスタイルを生かし、ランウェイで長らく活躍しているモデル。 兄の恋を応援するつもりがまさかこんなことになるとは。 高田寿也:28歳、美咲の彼氏。 そろそろ美咲と結婚したいなと思っているが、義理の兄がコレになるのかと思うと悩ましい。 義理の兄の恋愛事情に巻き込まれ、事件にだけはならないでくれと祈る日々が始まる…。

処理中です...