【完結】大金を手に入れたので奴隷を買った!

セイヂ・カグラ

文字の大きさ
23 / 30

20話:先生が見てる…!! ※

しおりを挟む

「ーーーーーーーッ?!?!?!」

 
 指が鳴らされた直後、身体の奥に電流のような刺激が走った。
 それは、痛みではなかった。
 俺は、カクリと膝から崩れ落ち、腹を抑えた。
 
「んくぅ…………っ、はっ、はぁっ……」

 
 下着の中に生温いものがじんわりと広がる。
 直腸がぎゅぅうううっと勝手に反射のように収縮を繰り返す。

「……?……っ、?ぁっ、ああ」

 戸惑いの中、頭は熱くぼんやりとしている。
 与えられたのは、強制的な絶頂。あまりに強い突然の絶頂。
 射精を伴わないそれはビリビリと脳天を焦がし、長い快楽に身体がびくんっびくんっと水から出た魚のように震えた。
 前立腺を強く押し込まれたような、最奥に陰茎をねじ込まれたような…。
 何度も何度も中を穿ち、突かれて達するような快感が一気に押し寄せた。
 身体に突然与えられた感覚が怖い。
 それに、それだけじゃない。俺の身体は、もっとおかしくなったみたいだ。

 なんだ、これ、こんなの…、知らないっ。
 
「ゼンさんっ…」
「…ぁっ、ぁ…あ、や、やだ…やだぁ…」

 ジョロロロ……
 とまらない、どうしよう、とまらないっ…
 あ、お、おしっこ、おもらし……

 スラックスから言い訳のできないシミが広がる。あっという間に床までびちゃびちゃになった。
 股間を手で抑え込むけれど、それが意味をなすことはなく、指の間をじゅわぁっと流れてとまらない。
 恥ずかしくて、情けなくて、どうしようもない。
 隠しようもない現状に瞼が熱くなり、鼻の奥がツーーンと痛くなる。
 顔中、耳まで燃えそうなくらい熱い。
 ディー先生の視線の先が明らかに自分の股間を見ていることに気が付いて、俺は耐えきれず、瞬きするのと同時にボロボロと涙を溢れさせた。

「ぅ、ぅえっ……、ぅぇ、見る、なぁっ……ぁ」

 大の大人が人前で、お漏らしをしたうえに泣くなんて恥ずかしくて死んでしまいたい。

「あーあ。人前で漏らすなんて恥ずかしいではないか、ゼン。ほら、ディー先生に見られてしまっているぞ。服もこんなに汚してしまって…、早く着替えないといけないなぁ。大変だ、床まで濡れてしまっている」
「ふっ…ぅぐ…‥ぅう、ぅえっ、…」

 嗚咽を漏らしながら泣く俺を見て、追い打ちをかけるように責めるようなこと言い、ローレンスは楽しげな笑みを浮かべる。
 俺は床に座り込んだまま自分で自分の身体を抱き締め、余韻のような甘イキに耐えた。
 
 なんで、こんな酷いことをするんだ。

 理由のわからない、あんまりな仕打ちに涙が止まらない。
 声を上げて泣くなんて、ガキの頃以来。
 恥ずかしい、泣くのをやめたい、それでも止められない。
 怒りとか不安とか恐怖とか何故だという疑問とか、色々な感情がごっちゃになって、ただ悲しくて、やっぱり苛立って…。
 
「ぜ、ぜんさん…、僕のハンカチで良ければ、拭いて差し上げますから…」

 掌で額を覆い、女のようにいつまでもメソメソと泣く俺にディー先生が真っ白で綺麗なハンカチを差し出す。俺はそれに答えることもできず、顔を背けた。けれど、「ゼンさん、大丈夫ですよ。ほら、ねっ」と言う、おずおずとした優しい声色に手の中からぐちゃぐちゃの顔を上げるとディー先生は、思ったより側に居た。

「はぁっ…はぁ…、そ、その湯浴みをしたほうが良いですよねっ。汚れたままじゃあ、気持ち悪いでしょう、僕が綺麗にして差し上げますっ。だ、抱っこで湯浴み場まで連れていきますよっ」
「ひぃ……! せ、せんせ…」

 何故か息を荒げながら、長い両腕を伸ばしてくるディー先生に俺は後退りした。
 腕が伸びてくる、だがその手は俺まで届かなかった。
 ピタリと時が止まったかのように、動かなくなるディー先生。

「ああ、確かに自分のモノには触れられたくないな。」
「はっ…?えっ、あっ、な、なにしてっ、ん~~~~!」

 ローレンスが俺に噛み付くようなキスをする。
 顎を掴まれて、降ってきたのは口の中をぐちゃぐちゃにするキス。
 元々、腰の抜けていた身体がもっと力を失って、ローレンスに身を預けてしまう。
 と、掛けられていた魔法が解けたディー先生の身体が動いた。
 眼前に美しいローレンスのかんばせを受け止めながら、うっすらと瞼を開けると、ディー先生と目が合った。

「んやぁ、やらっ……やぇ…ろ、せんせいが、みてる、ぅんっ…!! ふっ、…ぁふ…はっ、ちゅっ、ぁっあぅ」
「ん? 嗚呼、見せつけてやろうではないか。」
「ぁ……ぅん、ふっ…ぅ、っ~~~~~!!」
「そ、そんなっ、うそだ……。まさか、本当にっ」

 キスだけで果ててしまった…。
 今度はディー先生が後退りして、ヨロヨロと走りだす。
 そのまま逃げるように、ディー先生は帰っていってしまった。

「ぁ…、ま、っ、」
「見せ過ぎたか…、失敗だった。案外、不愉快極まりないものだな。仕方が無い、面倒だが消しておくか……。」




しおりを挟む
感想 34

あなたにおすすめの小説

ヤンデレ執着系イケメンのターゲットな訳ですが

街の頑張り屋さん
BL
執着系イケメンのターゲットな僕がなんとか逃げようとするも逃げられない そんなお話です

幼馴染みのハイスペックαから離れようとしたら、Ωに転化するほどの愛を示されたβの話。

叶崎みお
BL
平凡なβに生まれた千秋には、顔も頭も運動神経もいいハイスペックなαの幼馴染みがいる。 幼馴染みというだけでその隣にいるのがいたたまれなくなり、距離をとろうとするのだが、完璧なαとして周りから期待を集める幼馴染みαは「失敗できないから練習に付き合って」と千秋を頼ってきた。 大事な幼馴染みの願いならと了承すれば、「まずキスの練習がしたい」と言い出して──。 幼馴染みαの執着により、βから転化し後天性Ωになる話です。両片想いのハピエンです。 他サイト様にも投稿しております。

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。抱かれたら身代わりがばれてしまうので初夜は断固拒否します!

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
隣国の国王キリアン(アルファ)に嫁がされたオメガの王子リュカ。 しかし実は、結婚から逃げ出した双子の弟セラの身代わりなのです… 本当の花嫁じゃないとばれたら大変! だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだんキリアンに惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜

レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」 魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。 彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。

Bランク冒険者の転落

しそみょうが
BL
幼馴染の才能に嫉妬したBランク冒険者の主人公が、出奔した先で騙されて名有りモブ冒険者に隷属させられて性的に可哀想な日々を過ごしていたところに、激重友情で探しに来た粘着幼馴染がモブ✕主人公のあれこれを見て脳が破壊されてメリバ風になるお話です。 ◯前半は名有りモブ✕主人公で後半は幼馴染✕主人公  ◯お下品ワードがちょいちょい出てきて主人公はずっと性的に可哀想な感じです(・_・;) ◯今のところほとんどのページにちょっとずつ性描写があります

【完結】スパダリを目指していたらスパダリに食われた話

紫蘇
BL
給湯室で女の子が話していた。 理想の彼氏はスパダリよ! スパダリ、というやつになったらモテるらしいと分かった俺、安田陽向(ヒナタ)は、スパダリになるべく会社でも有名なスパダリ…長船政景(マサカゲ)課長に弟子入りするのであった。 受:安田陽向 天性の人たらしで、誰からも好かれる人間。 社会人になってからは友人と遊ぶことも減り、独り身の寂しさを噛み締めている。 社内システム開発課という変人どもの集まりの中で唯一まともに一般人と会話できる貴重な存在。 ただ、孤独を脱したいからスパダリになろうという思考はやはり変人のそれである。 攻:長船政景 35歳、大人の雰囲気を漂わせる男前。 いわゆるスパダリ、中身は拗らせ変態。 妹の美咲がモデルをしており、交友関係にキラキラしたものが垣間見える。 サブキャラ 長船美咲:27歳、長船政景の年の離れた妹。 抜群のスタイルを生かし、ランウェイで長らく活躍しているモデル。 兄の恋を応援するつもりがまさかこんなことになるとは。 高田寿也:28歳、美咲の彼氏。 そろそろ美咲と結婚したいなと思っているが、義理の兄がコレになるのかと思うと悩ましい。 義理の兄の恋愛事情に巻き込まれ、事件にだけはならないでくれと祈る日々が始まる…。

若さまは敵の常勝将軍を妻にしたい

雲丹はち
BL
年下の宿敵に戦場で一目惚れされ、気づいたらお持ち帰りされてた将軍が、一週間の時間をかけて、たっぷり溺愛される話。

処理中です...